6億人以上もの人が現在も野外排泄をしている母国のインドにトイレを設置し、
性犯罪や感染病の防止と最低限の生活の基盤作りを目指したプロジェクトです。
◆自己紹介
初めまして。本プロジェクトを発案しましたパティダーと申します。2010年から日本に住むインド人です。
日本に初めて来た際に、日本人にはいろいろな選択肢があり、とても幸せな国だと感じました。また、生まれた国によってこんなに人生が変わるものなのかと不公平だとも思いました。
私の生まれ育ったインドには、街には物乞いをするストリートチルドレンや、道で寝ている老人、ボロボロの服を着ている家族、裸足で歩く人たち、きれいとは言えない水を飲む人・・・日本では見ることがないような人たちで溢れていて、悲しい事にその光景が当たり前です。当たり前だからこそ日本に来るまで何も気が付きませんでした。
しかし、日本に来た事によって何か自分に出来る事がないかと考えるようになったのです。
そして私は、2013年にNGO『手をつなごう』を立ち上げ、衣食住に困っている人たちや、ストリートチルドレンの為に独自に活動しています。
http://tewotsunagou.wordpress.com/
(子どもたちの笑顔に癒されます)
多くの海外ボランティアの方々がインドを訪れ支援して頂いている中、やはり小さな村や交通が不便な地域には全く支援が来ていないのが現実です。インドは日本よりも広く、不便なのです。しかし私はインド人なので、交通の便が良い所・滞在しやすい所ではなく、“本当に支援が必要な所”を優先に支援する事ができます。
(実際にインドで現状を確認し他のスタッフと常にお互に連絡を取って行動します)
また現地で言葉が通じるので、現地スタッフとも意思疎通が簡単に取れ、スムーズな支援が可能です。
インド人だから出来る事を考えながら、インドの現実を多くの日本の人たちに発信し、一人でも多くの人が笑顔になれるようにプロジェクトを成功させたいと思っています。
◆ プロジェクト始動の背景
2014年に入り、ストリートチルドレンに日本からメッセージカードと靴を届けるプロジェクトを行ってきました。
(バレンタインに合わせてインドの子供たちに送りました)
なぜ靴かというと、インドは4~5月の暑季は年間を通して最も暑くなります。中央インドでは45℃を超え、北西部ラージャスターン地方の砂漠では50℃近くまで上がります。
裸足で生活する子どもが多く、夏には火傷をしたり、落ちているガラス瓶で足を怪我したりする子どもたちがたくさんいます。怪我による感染症も多いため酷暑が来る前に届けたいと思い活動してきました。
目標の100足には及びませんでしたが、4月に私自身がインドへ行き、現地スタッフと共に靴とメッセージカードを渡すことが出来ました。
その時に日本には当たり前にある【トイレがインドにはなかなかない】という事に気がついたのです。
(トイレで用を足したことが人生一度もない男の子)
以前から野外排泄は問題になっていましたが、いまだ約6億4000万人が日常的に野外で排せつをしています。
世界保健機関(WHO)は11月、インドにはトイレがない家庭が多いと指摘しており、コレラや腸チフスのまん延につながっていると警告しています。
(奥に見える住宅地にはものすごい数のハエがいます)
また最近では、野外排泄により性犯罪も増えています。つい先日も野外排泄中に2人の女性がレイプされ殺害された事件がありました。
インド政府は2020年までに整備を目標としていますが、かなり動きが遅いです。
政府が動くのを待っているのではなく、自分たちで自分たちの安全と衛生を確保する必要があると考え、本プロジェクトを立ち上げました。
(朝の通勤時間になると街ではみんな野外排泄)
◆プロジェクトで実現させたいこと
・性犯罪、感染病を防ぎたい
・最低限の生活の基盤を作りたい
というのはもちろんですが、何よりもインド人には笑顔になって生きる喜びを感じて欲しいし、日本人にはとても恵まれた環境の中で生活をしている事を改めて感じて欲しいと思います。何よりもこんなに遠く離れていても、助け合って皆生きているという事を本プロジェクトを通じて理解して頂けたらと思います。
◆資金の使い道
トイレを設置するのに、1つ約19,000円の費用がかかります。
(実際に設置する予定のトイレのイメージです)
まずは、インド中心部のボパールに25個設置したいと考えています。(475,000円)
まずは現地に詳しいオート(三輪車タクシー)の運転手にどこが野外排泄する人が多いか調査を依頼し、設置場所を考えます。設置場所が決まったら、現地スタッフが直接業者と掛け合い、トイレ設置完成まできちんと立ち会います。
(地域に密着する為、現地のタクシー運転手にトイレ設置必要箇所を聞き取り調査中)
その際の交通費・調査費や設置後のメンテナンス費を含め目標金額55万円と設定させて頂きました。
最終的には、インド各地に1,000個設置を目指しています!!
(トイレ設置を依頼予定の民間会社)
(学校や施設にも設置します)
◆リターン
インドの言葉や基本情報などを手書きで書いたインドレターを送らせて頂きます。
あまり目にしないヒンディー語も書きました!また、インド現地の村で販売している物をお届けします。
(インドで販売されているお香)
◆読んでくれた皆様へ
(現地スタッフです)
ページを見て頂いてありがとうございました。
日本では知られていない現実がインドにはまだまだたくさんあります。
物乞いで人より多くお金が貰えるように手足を自ら切断し、五体不満足な姿を晒す人も少なくありません。
インドはどんどん成長していると私自身も日本にいていろんな方から言われますが、貧富の差がどんどん広がるばかりで、以前より貧困層の生活が苦しくなり、貧しい人たちの救済処置がないのが事実です。
そんな人たちを私は見捨てることは出来ません!
皆同じ人間です。生きている価値がない人なんて一人もいないです。
多くの人たちが安心・安全に生活出来るように、子供たちが純粋な気持ちで笑いながら将来の夢を語れるように、是非力を貸してください!!プロジェクトを成功させて下さい!お願いします。
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