このプロジェクトは、静岡市にある静岡シネギャラリーという映画館で、想田和弘監督の「選挙2」上映会と、監督ご本人と、ライムスターの宇多丸さん、都知事選に出馬された家入一真さんをお呼びしてトークショーを行うものです。
▼はじめに
主催団体である選挙2上映会実行委員会は、「静岡で『選挙2』を上映したい!」という想いで集まった有志による任意団体です。委員長である静岡県立大学国際関係学部教授の津富宏、同大学国際関係学部OBの清水健太郎、同大学国際関係学部3年生の加生太郎、同大学経営情報学部1年生の土肥潤也の4人が中心となって活動しています。
▼これまでの活動の紹介とプロジェクトをやろうと思った背景
秘密保護法案の成立、現政権による立憲主義を無視した発言の数々など、私たちは日本の民主主義に対して強い危機感を感じています。県民の半数以上が浜岡原発の再稼働に反対しているにもかかわらず、浜岡原発の再稼働を推し進められている静岡県で、『選挙2』を通して、日本における民主主義とは何かを来場者とともに考える場を作りたいと思っています。
▼プロジェクトで何を実現したいか?
今の日本の状況を見ていて強く感じることは、民主主義や人権といった近代国家に必須の概念を、既存の政治的な言説とは異なる文脈で語り直さなければいけないということです。たとえば、反戦や脱原発といったことをどれだけ論理的に語っても、現状の政治的な文脈で語る限り、それだけで拒否反応を示す、もしくは耳に入らない人たちがとても多いように感じています。そういった状況を変えていくためには、映画や音楽、SNSといった大衆文化の入れ物の中に、民主主義や人権の大切さが伝わるコンテンツを仕込み、一人でも多くの人にそれらに触れてもらうことが、長い目で見れば有効な手段だと私たちは信じています。
そこで、このトークショーでは、「『選挙2』の映画の魅力・反響」「日本の選挙制度の可笑しさ」「最近の日本の空気」などを、出演者の皆様に世間の空気を読まずに放送コードなしで思う存分に話して頂きたいと思っています。
このテーマを、政治的な文脈ではなく、来場者とともに面白可笑しく考えるために、ヒップホップアーティストとして長年第一線で活躍されており、タマフルで毎週映画評論をされている宇多丸さん、タマフルで宇多丸さんと何度も対談されている映画監督の想田和弘さん、先日の都知事選にデジタル・コミュニティとして人と出会いながら出馬された家入一真さんの3名に出演して頂きます。
【出演者プロフィール】
・想田和弘氏映画作家。1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒。スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。93年からニューヨーク在住。NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手がけた後、台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。その第1弾『選挙』(07年)は世界200カ国近くでTV放映され、米国でピーボディ賞を受賞。ベルリン国際映画祭へ正式招待されたほか、ベオグラード国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した。その後も、『精神』、『Peace』、『演劇1』『演劇2』など数々の「観察映画」を制作し、受賞多数。2013年には『選挙』の続編となる『選挙2』を公開する。著書に『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)など。8月に初の論考集『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)を刊行予定。
・ライムスター宇多丸氏
日本を代表するヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。グループはアルバム近4作品連続トップ10ヒットを記録中、武道館公演の成功など、結成25周年をこえてなお快進撃を続けている。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(毎週土曜22:00~24:30)などラジオパーソナリティとしてもブレイク。番組の映画評論コーナーが人気で、映画愛にあふれた知識と、綿密な下調べを元にしたパワフルなトークで、映画業界内にもファンが多い。
・家入一真
1978年。福岡生まれ。連続起業家。中学校時代のいじめがきっかけでコミュニケーションが苦手になり、高校を中退後、本格的なひきこもりになる。独学でプログラミング技術を習得。大検を受け美大をめざすも挫折。就職後も対人関係に悩み転職を繰り返し、「誰も会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年、自宅で「ロリポップ!レンタルサーバ」をリリース。2003年、ペパボこと株式会社paperboy&co.を創業。東京進出後、2008年にはJASDAQ市場へ最年少(29歳)で上場。「ロリポップ!」は100万ユーザを抱えるサービスに。2014年東京都知事選挙へ出馬し、インターネッ党を旗揚げ。主要候補に次ぎ5位の88,936票を得る。著書に「こんな僕でも社長になれた(イーストプレス刊)」「お金が教えてくれること(大和書房刊)」「もっと自由に働きたい(ディスカバー21刊)」
▼具体的になぜ資金が必要なのか?その資金がどう使われるのか?
このプロジェクトにたくさんの方に来て頂くために、上映会&トークショーの参加料を必要最低限の価格(一般前売り2500円、学生前売り2000円)に設定しています。そのため、このプロジェクトでかかる必要経費を参加料だけではすべてまかなえきれないので、資金提供を募っています。支援して頂いた資金を、出演者の方々への出演料、会場代、フィルムレンタル代に補てんさせていただきます。
▼支援のお願いとイメージ付きでリターンの説明
・500円
実行委員会からお礼のメールをお送りいたします。
・1,200円
実行委員会からのお礼メールと『選挙2』パンフレットをお送りいたします。
・5,000円
実行委員会からのお礼メール、『選挙2』パンフレット、トークショー当日のレポート(ショートバージョン)をお送りいたします。
・9,000円
実行委員会からのお礼メール、『選挙2』パンフレット、トークショー当日のレポート(ロングバージョン)、『選挙』DVDをお送りいたします
▼最後にプロジェクトにかける思いやページを見てくれたひとへのお礼のコメント
最後までお読みいただき、ありがとうございます。『選挙2』を題材にして、多くの方と一緒に日本の社会について、楽しく考える場を提供したいと考えています。この企画趣旨に賛同し、資金提供して頂けたら幸いです。何卒、よろしくお願い申し上げます。
コメント
もっと見る