▼はじめにご挨拶

私は、武蔵敏和と申します。東日本大震災の津波で大被害を受けた岩手県陸前高田に住んでおり、震災前は建設業を営んでおりました。すべてが消失した震災より5年以上がすぎましたが、復興は遅々としてですが、進んでおり、その中で、震災後はやむを得ず、生業のため、ラーメン武蔵をたちあげまして、なんとか生活をしております。将来を考えて、元来は、嵩上げ地の大型商業地区に居酒屋「膳」をたちあげて、陸前高田に花を咲かせたいというのが夢でしたが、土地利用等の制約もあり現在の状況に至っております。当該の居酒屋「膳」は、以下の写真に見える部分の一部に建設予定です。

 

陸前高田市の中心街高田地区が居酒屋「膳」の建設予定地

居酒屋「膳」は中央部作業クレーンのあたりが建設予定地

プロジェクトをするまでに思っていたこと

私は20数年間、建設業のサラリーマンとして住宅や道路、橋などをつくって糧を得てきました。そして、東日本大震災後にがれきの撤去を見るにつけ、そういう建物で大事な人たちを守れなかった、私がつくっていた住宅では津波から守れなかったというのが、非常に残念でした。

そして、大きな避難所になった母校である陸前高田市立第一中学校 の体育館に炊き出しが来ました。1000人規模の避難所ですが、みんなそこでかけうどんをいただいたのです。みんな「この素うどんは一生忘れない」と思いながら食べたのです。その、命をつなぐうどんを目の当たりにした時に、「食が人の心をつなぐ」と感銘しました

元来考えておりました構想では、今後の地元やボランティアや特にサッカーを中心としてスポーツ交流等で来られた人の交流と憩いの場を提供するとともに、働く場所を提供して、人々の生活基盤をしっかりとしたものにしたいと思っております。居酒屋の食材は、地元の漁師から直接買い付けるような六次産業化を行って、地元にチェーン店を展開して、産業を活性化しようというものです。ところが、最初もくろんでいた居酒屋オープンも震災後の土地利用の制約もあって、やむを得ず現状のラーメン屋のみを営んでおりました次第です。

このプロジェクトで実現したいこと

復興丸5年を過ぎた今年にいたって、やっと居酒屋建設の機会か訪れました。そこで、居酒屋「膳」オープンのためなんとか奮起して、応募を致しました。今後の地元やボランティアやサッカーを中心としてスポーツ交流等で来られたひとの交流と憩いの場を提供したいという思いを現実にしたいのです。以下が、居酒屋「膳」の見取り図が、図面の中央部分が厨房です。厨房では以下の写真のような新鮮な魚のわらでの炙り焼き等(写真は、名古屋の居酒屋「膳」平針店の例)をやりたいと思います。

 
 
 

炙り焼き等(写真は、名古屋の居酒屋「膳」平針店 の例)

▼プロジェクトをやろうと思った理由

店舗をオープンさせるためには、現在までも震災復興のため以降あちらこちらからの借金をしておりますが、さらに約1000万円程度 の借入金が必要なためものすごい重圧となってきておりました。頭金を支払う必要があり、物凄い重圧となっておりました。しかしながら、その折、ある方から、クラウドファンディングのお話をおききして、自分の場合もクラウドファンディングを使えることを知って、少しでも借入金を少なくして、震災からの復興をあかるいものにしたいと思い、本プロジェクトを立ち上げました。

▼これまでの活動

現在経営しているラーメン屋の店先で、居酒屋膳の設計打ち合わせをしている風景です。2月から初めて最近まで以下の写真のように建築設計に関して建築会社とずっと設計等の打ち合わせを重ねております。 設計も具体的になっており、今年11月あたりからの工事の開始し、来年のオープンを楽しみにしています。

居酒屋「膳」設計図面の詳細な打ち合わせのシーン
▼資金の使い道

ちなみに、本プロジェクトに必要な経費200万円は、本年11月に店舗の厨房部分の一部を支払うために使用させていただきます。皆様のご支援を頂戴できれば幸いです。

▼リターンについて

居酒屋「膳」でする内容を中心に、お得なリターンを設定しておりますので、お好きなリターンにご応募願えればと思います。

▼最後に

東日本大震災後の陸前高田市の復興も道半ばですが、今後の地元やボランティアやサッカーを中心としてスポーツ交流等で来られたひとの交流と憩いの場を提供したいという思いを現実にしたいので、是非ともご支援・応援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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