この写真展は、静岡県立大学の学生4名が企画しました。いま、廃校の危機にある北海道の北星学園余市高等学校の魅力を伝えるべく、2月25日(月)から3月3日(日)にかけて、静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」にて、写真展を開催します。

プロジェクト本文

▼日本の宝「北星余市」

北星余市は、北海道の余市町にある私立の高校です。ここには、他の高校とは異なる空気が流れています。生徒はカラフルな頭髪で歳もバラバラ、先生のことはあだ名か呼び捨て、休み時間になると職員室は生徒で溢れるという、ちょっと他の高校では見られない景色が見られます。引きこもり、タトゥー、子持ちなど、、様々な問題を抱え、色んな背景を持った生徒が全国から集まり、一緒に生活をしています。

▼はじめに

はじめまして。静岡県立大学国際関係学部4年の鴻野祐(こうのゆう)と申します。

この企画は、私のほか、同大同学部3年の内記衣真里(ないきいまり)さん、4年の鈴木美海(すずきみなみ)さん、同大経営情報学部1年の田邊佳穂(たなべかほ)さんの学生四人を中心に、北星学園余市高等学校(以下、北星余市)と、そこに繋がる様々な方のご協力を得て、企画立案し、実施に向けて準備を進めています。

私たち大学生が感じた北星余市に流れる空気を、その魅力を、お伝えできる写真展にしたいと思っています。

▼北星余市とは?

北海道の余市町にある私立の高校です。

①北星余市は、1987年、少子化などの影響を受け、廃校の危機に瀕します。その最中、北星余市が出した答えは、「高校中退者も受け入れよう!」という、日本ではじめての取り組みでした。それ以来、この場所では、どんな背景があっても「他のみんなと同じように高校に行きたい」という生徒を受け入れ続けています。

②北星余市は、人は集団の中でこそ成長する、更に、社会の中で生きていく力は集団の中で育つ、という人間観と教育観があり、学校行事などを通じた「クラス集団づくり」を行っています。競歩遠足や弁論大会といった、独自の学校行事も豊富で、生徒会執行部の活動も盛んです。

③北星余市は、「生徒の教育力」も大切にされています。日本全国から生徒が集まることもあり、遠方の生徒は寮・下宿で共同生活を行います。自分が入学した時の寂しさや幼さを覚えており、成長の軌跡を知っている上級生は、下級生の気持ちや問題性がよく分かります。また、同じ話でも、教員から聞くのと生徒から聞くのとでは、大きな違いのあることを、経験された方も多いのではないでしょうか。

1988年4月、全国からの中退者受け入れの転・編入制度を実施し、廃校の危機を脱した北星余市ですが、2019年の今もまた、全国的な少子化や通信制高校といった新たな学びの形の普及によって、かつてと同じ廃校の危機にさらされ続けています。

北星余市の様子は、ホームページやブログ、Youtubeなどでもご覧いただけます。
・ホームページ : http://www.hokusei-y-h.ed.jp/
・ブログ「北星余市は、いま!」 : http://www.hokusei-y-h.ed.jp/blog/
・Youtube「動画で見る北星余市」 : https://www.youtube.com/user/hokuseyoichi
・メッセージサイト「STAR RECORD」 : http://www.hokusei-y-h.ed.jp/star_record/

▼なぜ、静岡の学生が、北海道の高校の写真展をやるのか?

それは、他人事ではないと、強く感じたからです。

上に書いた文面では伝えきれないような、あの場を過ごさなければ分からないような、「人との真っ当な関わりとは何か」「本物の教育とは何か」を考えさせる空間が、北星余市にはあります。

ここに訪れた人は、誰もが思うでしょう。「こんな場所が、私の身近なところにもあったらいいな」「こんなところで高校生活を過ごしてみたいな」と。

北海道の片田舎にある北星余市は、私たちにとって無関係の場所でしょうか。

同じ時代を生きる若者として、日本からこの場所がなくなってほしくない。なくなろうとしているいま、何か行動しなければならない。

そんな私たちの想いから、私たちの問題意識を持って、「わたしたちの北星余市展」は開催されます。

▼この写真展で実現したいこと

高校生世代の方やその親御さん、周囲の大人だけに限らず、あらゆる人に北星余市の魅力を伝えること。

▼資金の使い道

・展示会に向けた会議費等
・広報宣伝費
・展示作品の制作
・展示会場使用料
・トークセッション運営費(会場費・講師謝礼等)

▼リターンについて

・当日会場にて、ご支援いただいた皆様のお名前をボードに掲載いたします。

会場

静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡二丁目3番1号

写真展 6階 展示ギャラリー2 / トークイベント 10階 1001-1会議室
アクセス : http://www.granship.or.jp/parking/

▼実施スケジュール

2019年 2月25日(月) ~ 3月3日(日)

【写真展】
2月25日(月) 13:00 ~ 20:00(初日)
2月26日(火)~3月1日(金) 10:00 ~ 20:00
3月2日(土)~3月3日(日)  10:00 ~ 18:00

【トークイベント】
2月28日(木) 18:30 〜 20:00(こちらは展示ギャラリー2にて開催いたします。)
3月3日(日) 14:00 ~ 17:00

▼トークイベントについて

2月28日(木)は、津富宏先生(静岡県立大学教授)をお招きしてのミニトークイベントを実施いたします。
3月3日(日)は、青砥恭先生(NPO法人さいたまユースサポートネット代表理事)、小野善郎先生(和歌山県精神保健福祉センター所長)、さらには北星余市の卒業生やPTA、田中亨先生、静岡県県立大の企画学生も交えて、トークイベントを実施いたします。

どちらの場も、当日は、実際に写真展を見ていただく時間も取り、みなさまにもご参加いただきつつ、一人一人の中に北星余市に対する想いが芽生えればと考えております。

※チラシ(裏面)

▼最後に

みなさんには、「また行きたいな」「帰りたいな」と思う場所はありますか?「会いたいな」「話したいな」と思う人たちはいますか?

きっと、それぞれが、様々な出会いや出来事の中で、想いを共有できる仲間をつくってきたのだと思います。僕は、北星余市には、そんな瞬間がたくさんあるのではないかと思うのです。
もちろん、そこで高校生活を送ったわけではないので、本当はどうなのかは分かりません。でも、初めて訪れた時、先生や生徒さん、寮母さんとお話して、僕は心から感動しました。こんなところで過ごす日々は、人生の宝物になるだろうなと思いました。

自分の嫌なところは見ないで、社会の嫌なところも見ないで、他者と本気でぶつかることは避けて、なんとなくの人間関係を築いて、、そうして生きていくことは、この生きづらい世の中から身を守るための一つなのかもしれません。
事実、僕はいつもそうして、自分の人生をうまく生きているつもりになることが多々あります。

でも、本当はきっと違います。自分すらもごまかしてしまう人生は、僕はとても悲しいと思うのです。

北星余市では、きっと、ごまかすことはできないし、ごまかさなくていいんだって思わせてくれる仲間がたくさんできるのだと思います。そんな場は、僕にとっては静岡県立大学で、そこで出会った仲間から、たくさんのことを教えてもらいました。

みなさんには、そんな場所や、そんな仲間はいますか?
北星余市は、たくさんの方にとって、特にこれからを生きる若者にとって、大切な場所です。そして、これからも、多くの人の大切な場所であり続けることでしょう。

どうか、この場所が日本に残り続けますように、ご支援をいただければ幸いです。

(静岡県立大学国際関係学部4年 鴻野祐)

※この企画は、All-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2019/01/22 00:26

    4日間の北星余市訪問が終わったのでここで振り返ってみたいと思います。今回の訪問は、「北星余市」というつながりでたくさんの人と出会い、お話が出来、今後の活動も改めて考える機会になりました。温かい言葉をかけてくれた方々、北星余市をよく知るからこそ現実的な助言をくれた方々、活動を励まし期待をかけてく...

  • 2019/01/19 02:15

    北星余市3日目の今日は、ほぼ1日中学校にいました。生徒と会えるのは今回の訪問では最後になります。それぞれ生徒とバドミントンをして遊んだり、職員室や教室、寮下宿で話をして、北星余市の空気をいっぱい吸い込みました。今回の視察で得たものは、北星余市の存続を願う人をはじめ、そこにいる人、これから行くか...

  • 2019/01/18 00:12

    北海道視察2日目の今日は、余市町役場、北星余市高校協力会、余市教会の3ヶ所へ。今回は訪問先の方に北星余市の元先生や生徒さんがいたのでその時代のお話を聞くことも出来ました。静岡という地域にも関心を持っていただけたと感じる場面もあり、余市町と静岡が北星余市を通して繋がったような不思議で嬉しい時間で...

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