▼分野の違う私達、個々の力を大切にしたいという思いはひとつ!

日本初!コミュニティ・オーガナイジングのワークショップから誕生した団体が、NPO法人格を取得することができました!社会を発展させるために地域や組織で奮闘している全国の皆さん、はじめまして。NPO法人coco changeです! 

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 私たちは、普段はNGO職員・女性活躍支援・地域コーディネーター・個人事業主として活動している普通の市民です。もともと全く接点のない私たち…ですが、
●ワークショップで学んだコミュニティ・オーガナイジングという課題解決の手法をもっと多くの人に届けたい
●社会を変えられる力が一人一人にあることを伝えたい
という思いで、実際に一人一人が立ち上がり自走出来るようにサポートしていきたいと立ち上がりました。2016年に任意団体として団体を設立し、この度NPO法人格を取得することができました!

そこで設立記念として、本プロジェクトを立ち上げました。

▼一人一人の力や思いの結集によって、地域の課題を解決できる社会を実現したい!

今この瞬間、孤独な介護に悩んでいる人がいます。自分の性の在り方を打ち明けられずに悩んでいる人がいます。障害を持つ子どもとの関わり方が分からなくて苦しんでいる人がいます。自然災害で住む場所を失い、今も仮設住宅での不便な暮らしを強いられている人たちがいます。今この文章を見ているあなたの周りにも、自分ではどうしようもできない問題に直面し苦しんでいる人はいるのではないでしょうか。もしかしたらあなた自身が、問題に直面している当事者かも知れません。このように複雑化・多様化する社会問題を解決するのは、一部のカリスマ性を持ったリーダーや指導者ではありません。「問題を解決したい」と願う1人1人の市民の力だと、私たちは考えています。ですが多くの人が「私には社会問題を解決するような力は無い。」と思ってしまっているのでは無いでしょうか。

私たちは問題を解決したいと思う普通の1人1人の力や思いの結集がパワーとなり、地域の課題を解決できる社会の実現を目指して立ち上がりました!コミュニティ・オーガナイジングの手法を用いて、1人1人が立ち上がり自走出来るようにサポートすることで、全ての人が取り残されることのない町を作りたい!そのために私たちは、コミュニティ・オーガナイジングという社会課題解決の手法を多くの人に広めて、地域の中で実践してもらうための取り組みを実施します。

▼コミュニティ・オーガナイジング(通称、CO)とは?

COとは、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方の一つです。まるで絵本の「スイミー」のように、ひとりでは解決できなかった大きな社会課題に対し、ひとりひとりの力を結集し、パワーを集めることで解決していきます。20世紀初頭、アメリカで生まれ社会的弱者(女性、労働者、移民、有色人種など)の声を社会に届ける取り組みから生まれ、その後ヨーロッパ・南米・中東・アジアに広がりました。

私たちcoco changeが学んだ「コミュニティ・オーガナイジング」を体系的にまとめたのが、ハーバード大学ケネディスクール(公共政策大学院)の上級講師であるマーシャル・ガンツ博士です。彼を一躍有名にしたのが、2008年の米国大統領選挙でバラク・オバマの選挙参謀として初の黒人大統領を誕生させたことです。今まで力がなく弱い立場とされていた移民や有色人種、若者らの力を引き出し、多くの市民が立ち上がっていくきっかけをサポートをしていきました。
日本では、2013年12月に有志でガンツ博士を日本に呼んでCOを学ぶワークショップが初めて開催され、その後2014年1月に「コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(COJ)」が設立されました(2014年7月にNPO法人格取得)。COJは日本全国にCOのメソッドを届け、それによって力を持った市民が自分たちの直面する課題解決に向けて立ち上がるための伴走支援を、精力的におこなっている団体です。

▼ワークショップへの参加によって生まれた変化

私たちはこれまで福岡県久留米市内で、5回ワークショップを実施してきました。ワークショップでの参加を自分の活動へと活用して、そして設立メンバーの1人としても立ち上がった國武に、ワークショップに参加してからの変化について語ってもらいました!

■半ば強引に参加をさせられたワークショップ
「私が初めてコミュニティ・オーガナイジングのワークショップに参加したのは2016年の9月でした。私は、フリーランスとして活動しながら女性のコミュニティ組織の副代表もしていたので、ワークショップに2日間も費やすのはスケジュール的にかなり厳しいと思っていました。でものちにcoco changeを共に立ち上げることになるむっちゃんに半ば強引に誘われて、参加をしました。笑」

ワークショップ中の様子

■徐々に感じることができた「価値観で繋がる」ことの強さ
「初めて参加をしたワークショップでは、内容についていくので精一杯でした。理解が追いつかない所も多々あり、正直あまり良い思い出は残っていません。それでもその1年後、久留米での3回目のワークショップでメインのコーチを務めた時に「価値観で繋がることの強さ」を実感することができました。同時に久留米でコミュニティ・オーガナイジングが広がっていくパワーも感じることができました。

ワークショップでコーチを務める國武

関わっているプロジェクトでは、コミュニティ・オーガナイジングで学んだチーム構築を実践しています。各コアメンバーが明確な役割を持つことによって、負担を分担することができました。負担が軽減された分、活動の幅や可能性も広げることができたと感じています。」

■誰もが声をあげられる社会の実現を目指して
「ここ数年、メディアなどを通じて多くの社会問題が可視化されてきています。それでも私は、社会の中にはまだまだ自分が抱えている問題や辛い思いを、誰にも打ち明けることができずに苦しんでいる人が沢山いると思います。私はそういった人たちの声を拾い上げて、その人たちが声を上げられる社会を作っていきたいと思いますし、その実現のためにコミュニティ・オーガナイジングを今後も実践して、多くの人に広めていきたいです。」

▼これまでの活動

2016年に前身の任意団体を立ち上げて以降、ワークショップや勉強会などを開催してきました!

2016年9月:任意団体Community Organizing Kurume設立
     コミュニティ・オーガナイジングのワークショップ開催
イベントへの講師派遣実施
2018年5月:発起会を開催し、NPO法人格設立準備を開始
2018年8月:設立役員6名と正会員11名で、設立総会を開催

coco changeのホームページはこちら

 設立総会の様子。遠方の正会員さんは、WEBカメラで参加!2018年11月:特定非営利活動法人として認証
・ワークショップ計5回開催、参加者合計(144人)
・講師派遣:5件の派遣実績(ファンドレイジング九州2017、久留米市社会福祉協議会ワークショップ、ファシリテーション協会九州支部ワークショップ、市民活動センターあすみん・ランタナでの講座)
・勉強会開催:計7回開催

▼頂いたご支援の使い道

地域の課題解決を担う多くの人々の一助になりたいという趣旨から、団体基盤を安定させ活動をより効果的に行うために特定非営利活動法人格を取得しました。しかしこれまでのワークショップを無報酬で実施してきたため、現在活動資金に余裕がある状態ではございません。今回頂いたご支援は、7月14日(日)に久留米で開催予定の市民活動実践者が全国から集い、その事例を聞きながら参加者同士・報告者を踏まえた意見交換やディスカッションをするイベント(「スノーフレーク祭」)や、冬頃に開催予定のワークショップの運営費をはじめとした、団体の活動費用に大切に活用をさせて頂きます。

①スノーフレーク祭りの開催費用:約20万円
 *全国の市民活動実践者(岩手・関西・山梨・東京など)旅費・宿泊費
 *会場費
 *資料印刷、備品代 など
②その他団体運営にかかる費用:約15万円
 *主催ワークショップの準備費
 *伴走支援費 など


設立メンバーで今後の活動について議論をしている様子

▼リターンについて

ご支援を頂いた皆様へは、メンバーから心を込めたお礼メールをお送りいたします。また2019年に実施予定のイベント(勉強会・スノーフレーク祭・コミュニティ・オーガナイジングが学べるワークショップ)に関しましては、先行してご案内を送付致します。

▼今後の活動の予定

・2019年5月31日 クラウドファンディング の締め切り
・2019年7月 総会、スノーフレーク祭2019 in久留米の開催
・2019年冬 第6回コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ(予定)

▼私たち自身も一歩を踏み出し変化の一因となります。

私たちは、新たな組織として団体としての思い「わたしたちは、COという課題解決の手法を軸におき、社会を変えられる力が一人一人にあると伝えて、実際にその人が立ち上がり自走出来るようにサポートします。」を実践していきます。と同時に、「coco change」の名称由来(①一人一人が変化になれる・②ここから始める・③個々にも力がある)の通りに、私たち自身が、一歩を踏み出し変化となりたい、立ち上がりたいと思っている人の希望になれるように行動していきたいと思っています。ぜひ支援をお願いいたします!

特定非営利活動法人coco change 設立発起人
廣岡睦/國武ゆかり/山本奈緒子/井上広之ら

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