プロジェクト本文

テーマは、ルネサンス音楽の中心を担う「ポリフォニー」と「ディミニューション」・・・スイス在住リュート奏者の坂本龍右が、6年振り自身2枚目となるルネサンスリュートソロのCDを制作します。

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1.ご挨拶とリュートの紹介
2.どんなCDができるのか?
なぜ今・テーマと収録予定曲・演奏者プロフィール(詳しい自己紹介)
3.お金の使い道
録音の日程と、もう一人の主役
4.ご支援に対してのリターンについて
5.最後に

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はじめまして、坂本龍右です。私は2008年からスイス・バーゼルを拠点に活動しているリュート奏者です。
リュートとは、日本の琵琶と起源を同じくする撥弦楽器で、ヨーロッパで広く用いられ、時代や場所によってさまざまな種類が存在しました。一度クラシックの時代に音楽の歴史から姿を消しましたが、ストラヴィンスキー・ブリテン・レスピーギなどが活躍した近代の古楽復興の流れの中で復活を果たしました。
特に私がメインで弾いているルネサンスリュートは15世紀末から17世紀初頭に一斉を風靡した楽器で、その人気の広がりは多くのヨーロッパ絵画や残された楽譜資料の多さから伺い知ることができます。

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今回は、私がルネサンス音楽とルネサンスリュートへの愛を確信した結果立ち上げたプロジェクトです。

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なぜ今、というのは、今回大変重要なポイントです。
もし今でなくともよいプロジェクトであったら、皆様にこのようなメッセージを送ることもなかったでしょう。

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きっかけは2011年にイギリスの最大手クラシック情報誌『Gramophone』に1枚目のCD「‘Travels with my lute」が、発売後5年の歳月を経て推薦盤として紹介されたことです。そしてそれと前後して、ヨーロッパ各国でソロリサイタルの場を提供していただくようになり、昨年2013年には世界で唯一のソロリュートのためのイタリアのコンクールで1位と聴衆賞を頂くという名誉にあずかりました。

少しずつ自分の「名前」の下に演奏活動を展開するようになってきた今、9年前の録音で自分の評価をされるのではなく、自分の現在の演奏を知ってもらいたいと思うようになったのです。
確かに、1枚目のCDも今聞いても納得するクオリティも高い作品だと思いますが、独学から専門教育、日本から欧州へと活動の場を変え、リュートを手にしたときから触れていたレパートリーが、明確なコンセプトに基づいて1つにまとまっていくのを感じた、現時点での演奏を残したいのです。

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「ポリフォニー」は複数の声部が同時に響くことでハーモニーを生み出していくもので、ルネサンス時代の教会音楽に好んで用いられました。一方「ディミニューション」は、主に器楽の奏者たちが元にある戦慄の上に細かい装飾を施していくというもので、多くの場合、即興演奏と結びついていました。ルネサンス音楽でこの二つが重要な位置を占めることは周知の事実ですが、私が思うに、ルネサンス時代のリュートのための音楽は、この両者の融合をきわめて高いレベルで成し遂げているのです。
しかし、この融合をテーマに取り上げたリュート奏者のCDは日本はおろか世界でもまだ見たことがありません。よって完成したCDは、コンセプトなしで聴いても楽しめるいわゆる「いい曲」揃いですが、知っていたらより深い味わいのあるCDになります。そして、リュート界・古楽界には一石を投じるものになることを確信しています。

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■収録予定曲■
R.モートン/J.ティンクトリス ‘Le Souvenir`(1490年頃)
S.フェスタ/A.リッピ O passi sparsi (1540年頃)
G..B.ゴステナ Fantasia (1580年頃)
J.ダウランド In Nomine (1600年頃)

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坂本龍右
奈良に生まれる。幼少時より古楽器に親しみ、3歳でサズ(ロングネック・リュート)を手にして以来、リュート及びヴィオラ・ダ・ガンバを次々と習得する。1994年、全日本古楽コンクールにおいて最年少で本選に進み、注目を浴びる。カテリーナ古楽合奏団、バッハコレギウムジャパンを始めとする日本の著名な古楽団体と共演を重ねる。その後、東京大学文学部思想哲学科(美学芸術学専攻)を卒業。2008年、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、リュートをはじめとする撥弦楽器をホプキンソン・スミス氏に師事、2011年に優秀賞付きで修士課程を修了。同校に新設されたルネサンス音楽科に進み、アン・スミス氏にルネサンス音楽理論を、クロフォード・ヤング氏にプレクトラム・リュートを師事し、2013年に修了。

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同年ラクィラ(イタリア)で行われた国際古楽コンクールにて、リュートソロ部門第1位(2位なし)、ならびに聴衆賞を得る。在学中よりウィーン古楽祭(オーストリア)、ヨーク古楽祭(イギリス)、ユトレヒト古楽祭(オランダ)などをはじめ、評価が高い。

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リュート奏者として、自身が中心となって結成した「イル・ベッルモーレ」(2014年 初来日)をはじめ、イングリッシュ・コンソートの編成による「クィーンズ・レヴェルズ」、リュート・カルテット「ディライト・イン・ディスオーダー」 などのメンバーとして活躍するほか、ソリストとしてもこれまでに、フランス・ドイツ・イギリスの各リュート協会から招聘されている。

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Beinwil(バインヴィル)というスイス田舎にある静かなで理想的な音響の教会で、準備に1日・録音に4日の予定で行われます。
録音のもう一人の主役と言っていい録音技師は、ドイツ・ベルリンのJ.ニーダーシュタットさんにお願いすることになりました。彼はスイス・バーゼルから約850km離れた(車または電車で8時間ほど)ベルリンに住む国家資格トーンマイスターを持った録音技師で、自身のCDレーベル‘Carpe Diem Records’の主宰者でもあります。

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http://www.carpediem-records.de/
彼は、すでに数々のリュート奏者のCDを手がけているのですが、そのうちのひとつであるP.クロトン氏のCDを聞いたときに、これまでにないライブ感・透明感に大変感銘を受けました。
ですので、特別な思いを持ったこのCDの製作を思い立ったとき、真っ先に彼の名前が浮かんだのです。
そして僭越ながらこちらからコンタクトを取った結果、快く引き受けていただくことになりました。
録音の4日間は、彼と教会でたった二人の真剣なセッションが展開されます。経験と実績を備えた先輩の胸を借りる気持ちです。

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教会借り賃300フラン(約36,000円)/1日、録音代600ユーロ(約78,000円)/1日、編集代2400ユーロ(約312,000円)および交通費、宿泊費---これが理想を追求した結果です。皆様からご支援いただいたお金は全体の約半分で設定しています。
この、31歳の駆け出し奏者には少し背伸びをした決断の背中を押していただけたらと思います。

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録音中の映像を使った動画、もしくは録音中の写真を使ったポストカードでお礼メッセージをお送りします。

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以上ご支援していただいた方は、完成したCDにご支援者(Sponsors)として御名前を記載します。

さらに、
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録音に使用した直筆楽譜データ(インタブレーション譜)進呈(1曲)

CD未収録の音源データ進呈(最大3曲)

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サイン入りCD(Travels with my lute)

出来上がったCDのブックレットよりも詳細な解説

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ソロ演奏会(東京・大阪)に特等席でご招待(2015年2月)

日本国内ルネサンスリュートソロリサイタル
(自宅でもどこでも。東京または大阪からの交通費別。2015年2月~7月でご相談させていただきます)

このようなリターンを用意しております。

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長い文章をお読みいただきありがとうございました。
少しでも心に留まったようであれば、TwitterやFacebookで多くの人に拡散していただけたらと思います。
音楽が好きな方も、古楽が好きな方も、ルネサンス文化が好きな方も、リュートが好きな方も・・・・少しでも私の意志に賛同してくれる方、また完成したCDを耳にしたい、と思う方がいらっしゃいますことを一人の演奏家として祈っております。
また、すぐにお目に・お耳にかかれますよう。

坂本龍右 2014年9月スイス・バーゼルより。

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坂本龍右 演奏動画

フランスリュート協会公演(リコーダーとリュートのデュオ)



「Queen's Revels」(イングリッシュコンソート)公演

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