こんにちは! NEKTON coworkingの代表、三浦悠介です。
思い返せば2015年に、ここCAMPFIREで「湘南・藤沢駅前にクリエイティブなコワーキングスペースをつくろう!」というプロジェクトを立ち上げて、はや5年が経ちました!
そのプロジェクトは、2015年02月20日に開始し、188人の支援により1,970,000円の資金を集め、おかげさまで藤沢駅前に「NEKTON FUJISAWA(ネクトンフジサワ)」というコワーキングスペースをオープンすることができました!
当時の湘南界隈では「コワーキングスペースってなに?」というような感じで、三浦悠介本人も実店舗を立ち上げるにあたって大きな投資であることもあり、これでよいのか…? と不安な毎日。そのとき立ち上げたクラウドファンディングで、支援者が日々集まるにつれ、「間違ってなかったんだ」「期待されている。待望されている!」と、感動を覚え、モチベーションが日々燃え上がっていったことを今でも忘れていません。
その感謝を形にしたくて、2015年6月のオープンのときにはコワーキングスペースの入り口に『このコワーキングスペースはクラウドファンディングで立ち上げたプロジェクトです』ということを伝える看板を設置。いまでも掲示を続けています(来店時はぜひ見てね)。
前置きが長くなってしまいました! 今回のプロジェクトの紹介をさせていただきたいのですが、その前に「はじめまして」の方も多いと思いますので、ちょっとだけ自己紹介をさせていただきます。(お前さんのことは知ってるよ!という方はこの下の■▲■ラインまで飛ばしてください!)
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株式会社フジマニパブリッシングの代表取締役、三浦悠介です。
19歳だった2002年に当時まだ珍しかった「フリーペーパー」を神奈川県藤沢市で立ち上げることを着想し、翌年4月に創刊。以降、フリーペーパー事業と、それに関連する広告企画・デザイン・イベント運営事業を主軸に、現在まで事業を続けております。
そんな自分がコワーキングスペースの開設を思い立ったのは、当時入居していた藤沢市のインキュベーション施設(ベンチャー企業の育成枠のようなもの)の上限年数が迫ったことからでした。
藤沢市の外郭団体であり、創業支援等を担う組織「湘南産業振興財団」の下、湘南藤沢インキュベーションセンターの入居者として超駅近&手厚い支援&格安の賃料!…と大変お世話になっていたのですが、六畳間の広さに男3〜4人でひしめいて仕事をしていたもので、頭が煮詰まるとしょっちゅう藤沢駅前のあっちのカフェやこっちのカフェに出張ってアイディア出しをしていたものでした。
そんなインキュベーションセンターも、入居していられる年数はインキュベーション施設=孵化器の本分として『上限3年』ということで、翌春に3年目を迎えることになる2014年の秋、あるアイディアを当時慶應大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)のインキュベーションマネージャーをしていた世良信一郎さんにぶつけました。
「いろんなカフェで仕事をしてますが、電源の使える席は5~6席しかなくて、それは朝一の時間にいかないと確保できない『取り合い』状態です。インキュベーションセンターを出ればどこかオフィスを借りなければいけないし、いっそみんなが気軽に使える仕事場みたいなカフェを作ろうかなと思うのですが、どう思いますか?」と。世良信一郎さんは都内の四谷でコワーキングスペースの運営をしており、市内で創業支援の場所を作りたいという思いが一致したことから、世良さんと三浦、そして建築家の木津潤平さんを巻き込んで、最初の挑戦をスタートさせた…! そんな背景でした。
その後、全段の通り2015年にNEKTON FUJISAWAがオープン。さらに縁あって2017年に「NEKTON KITAGUCHI」。そして2018年に「NEKTON OFUNA」。直近では2019年に「NEKTON SHONAN」と2020年に「NEKTON OFUNA2」が立ち上がり、ここ5年で藤沢駅前・大船駅前に5店舗のコワーキングスペースを立ち上げることになりました!
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藤沢・湘南はプロジェクトリーダーである三浦悠介の地元であり、19歳からビジネスを行っている主戦場です。この土地をもっともっと楽しい場所にしたい。その思いで立ち上げたプロジェクト「NEKTON」がきっかけで、4つの飲食店『Raindrops(川崎)』、『料理屋あがる(大船)』、『CakeSale Pastel(茅ヶ崎市)』、『53's Noodle(湘南台)』が開業し、そのほかにも個人で始まった事業が法人になったり、映像作家のコラボで事業が拡大したり、弊所で登記していた事業主が手狭になり卒業したり、利用者同士が結婚したり! …などなど、多くの出会いと別れが生まれました。
そんなこんなでいろいろありましたが、おしなべて、「ネクトンを始めて本当によかった!」と思っています。
そんなNEKTON coworkingは今や5店舗。そして、これらを横断的に活用できる会員の仕組みを提供するノマドワーカー&コワーカー向けサービスとしてNEKTONは拡大してきました。
そのなかで様々なノウハウが蓄積され、今では以下のような会員サービスも提供をし始めました。
当初の「仕事のできる作業場カフェ」というコンセプトだけではなく、真にノマドワーカー&コワーカーに必要なサービスとはなにか? インフラとはなにか? そんなことを追求し始め、結果、新たな場を設けるべきだという思いに駆られていました。
そんなときに起きたのが、このコロナ禍です。
都心・首都圏から郊外・地方への大転換の潮流が巻き起こるなかで、この藤沢の地に、三浦にとって新たな挑戦であり、ネクトンコワーキングを愛する方に対して必要な最後の「ピース(ひとかけら)」を埋めるべきと考え、今回のプロジェクトの立ち上げを決意しました。
プロジェクト名は「NEKTON TSUJIDO SHARE OFFICE & LOUNGE」です。
今回のプロジェクトの舞台はすでに決まっています。
JR辻堂駅北口側(テラスモール側)に降りて、コンコースを右手(東京方面)に向かって徒歩3分の場所にあるビル「クロスポイント湘南」の5Fになります!
広さは103.8平方メートル。眼下に東海道線を見下ろし、目の前に大きなビルもなく海と江ノ島が望める、眺めが抜群なところがGoodです
ビルオーナー様とは最初の段階から綿密な打ち合わせを重ね、24時間全時間帯のビルへの入退出(施設管理者が許可した会員のみ)と、法人登記(上限数あり)の許可も得ています。NEKTON KITAGUCHIを便利に使っていただいてる方には、同じような使い方のできる場所がもう一箇所できるということになります。
レイアウトは以下のように、中央を横に切り返して共用部(ラウンジスペース)と個室スペース(オフィススペース)を切り分けました。
自由に出入りし、ユーザー同士で交流し、協業し、大いに楽しめる場所にすること! それを目指して、より良いレイアウトにオープンまで調整を続けていきます。
このプロジェクトで実現したいことは、3つ。
①NEKTON coworking初の個室型シェアオフィスの開設
②交流の生まれるバーカウンターの設置
③オンライン配信対応の防音会議室の併設
そして、この3つの機能を「辻堂駅徒歩3分」の場所に設置するということが重要でした。ひとつずつ説明をしてまいります。
①NEKTON coworking初の個室型シェアオフィスの開設
いま現在、NEKTON coworkingはオープンスペース型の共用空間として「NEKTON FUJISAWA」を営業しています。キッチン併設のカフェスタイルスペースとして「シェアするリビングルーム」をコンセプトに、会話や交流の生まれるコワーキングリビング=コリビングを2015年から続けていますが、ここから取りこぼすのが静音空間を求めるエンジニア・ビジネスパーソン層のみなさんのニーズ。
カフェスタイルはあたたかみがあり、人との距離が縮まる一方、どうしても会話や発声というところを制限するのが難しい側面があります。
平たくいうと「うるさいときがある」ということです。
そこで2017年にオープンしたシェア型のハイブリッドオフィスが「NEKTON KITAGUCHI」です。こちらはNEKTON FUJISAWAとは真逆のコンセプトを掲げ、「共用空間での5分以上の会話は禁止」と明示。また、屋上喫煙所の設置も特徴の一つです。「時間の質をあげる集中空間」をコンセプトに、より静かに集中できる空間として造作しました。
コロナ禍以前からロングカウンターにパーテーションを設け、ガラス張りの会議室と個室型のミニ会議室を使いまわせる便利な場所にしました。ロングカウンターは専用ブースとして占有できるプランも作り、より「個」を際立たせたスペースです。
しかし、この2店舗でもまかなえないのが「完全個室」への要望でした。
セキュリティの側面や、より集中できるプライベートスペースを求める声。加えて、法人登記や資料の保管場所としてのスペースの確保。自宅とは違うサードスペースとして、「誰も立ち入れない自分だけの場所を確保したい」ということは、今回のコロナ禍の影響を差し引いても、必要なハードなのだということをこの5年間で実感しました。
②交流の生まれるバーカウンターの設置
「集中」は単に静かで閉鎖された安心できる場があれば良いわけではありません(もしそうならば、自宅や漫画喫茶やカラオケボックスでも足ります)。
そうじゃなく、「仕事をする空間」として整えられ、やる気が満ちた、いわゆる「潔斎」された場所でないとダメだと考えています。
それとともに、コワーキングスペースならではのアソビ。そしてアソビから生まれる新たな着想や気づきや出会いもまた、魅力の一つです。
その機能を満たすためには、誰もが一息つけて、自然とあいさつや会話の生まれる装置が必要…そこで思い至ったのは、誰もが店主側にも客側にも立てる「バーカウンター」でした。
目指すは、お茶やちょっとしたお菓子や、お酒を囲める、オトナの止まり木。
ドネーション制のビールサーバーを置くのもいいですね! きっとNEKTON TSUJIDOの顔として、いろいろな表情を見せてくれるはずです。
③オンライン配信対応の防音会議室の併設
「個」のスペースではありますが、来客、複数名でのミーティング、ビデオチャットなど、会議のできるスペースは必須です。さらに、ウィズコロナのニーズから、YouTube等のオンライン配信に最適化した機材・設備を整えます。
辻堂駅前はNEKTON coworking創業者の三浦の生まれた地元の町の中心地であり(三浦悠介は辻堂元町4丁目生まれ。辻堂小学校、湘洋中学校の出身です!)、そして、湘南エリア最後のコワーキングスペースのエアスポット(空白地帯)です!
辻堂は昨年「本当に住みやすい街大賞2021」で第三位に選ばれた街でもあり、湘南で最も成長著しいエリアといっても過言ではありません。今後もマンション群が伸長し、辻堂駅を最寄りとした住宅地が整備され、辻堂地区に今後も多くの方が集い、暮らしていくことは疑いようもありません。
三浦の知人の某GAFA所属のエンジニアも辻堂に住み、イノベーションを起こすようなアクションを日々テレワークで起こしています。そんな方達の気分転換の場所や、日常の作業場として活用していただければとも考えています。
辻堂という、自らの生まれた地に貢献が出来れば、これ以上の幸せはありません。
そしてもうひとつ。
NEKTON FUJISAWAで導入している利用者紹介の仕組みを整備し、再導入します。
500 Startupsの理念に習い、
Hacker(ハッカー:プログラムを作る、IT・IoTを駆使する、問題を解決する)
Hustler(ハスラー:仕掛ける、企画する、損得勘定をする)
Hipster(ヒップスター:美しく整える、デザインする、表現する)
の3属性を主軸に、利用者それぞれの持ち場を示したベン図のマンダラで自己紹介ボードを構成します。
自分が不在でも、同じ場に出入りしている、コミュニティの構成員として『見える化』することで、声かけや最初のアクションをしやすい「仕掛け」を創り出したいと考えています!
以上のような狙い、機能、仕掛けを盛り込んだ新たな場を作るための予算として、本クラウドファンディングで100万円の調達を目指しています!
今回のプロジェクトで集めた資金は、主に下記の用途に使わせていただきます。
・新型コロナ対策の為の洗面場の増設
・共用スペース&個室スペースの備品のアップグレード費
・オンライン配信用の機材購入費
・その他設備工事費用
NEKTON TSUJIDOをより良い場をするための資金として、1円の無駄もないように活用をさせていただくつもりです。
長々と今回のプロジェクトの構想をお話しさせていただきました。このプロジェクトを成功させるためには、みなさまのご支援が不可欠です。
そのご支援に応えるために、以下の通りのカジュアルな「応援」から、ガッツリヘビーユースする方向けのスペシャルなリターンまで豊富にご用意させていただきました!
一人で何度でも支援していただいて結構です。また、個室の利用を検討している方はどのプランでも構いませんので支援をしておいていただければ、情報解禁の一週間前に優先的にご案内を致します!
その中でも1番の目玉は「永久会員証」!
NEKTON TSUJIDOはもちろん、NEKTON FUJISAWAもKITAGUCHIもSHONANもNEKTONが存在する限り使い放題の夢のパスポートです!(限定数)
最後に、マジメな話です。
新型コロナウイルスに蹂躙され、我々の日常は一変してしまいました。
いままさに、世界全体は誰も経験したことのない災禍の只中にいます。どの国も、自分のところで手一杯。政府も、自治体も、いわば機能不全です。そんなときに必要なのは、自分の周りを自分の力でよくすることなのだと思います。「半径100メートルの経済を回そう」が、三浦のこの一年間のスローガンです。
思えば、「ネクトン」という名前にはそんな思いが込められています。
大きな流れやうねりに満ちた海という世界の中で、ただただゆらゆら漂い、たゆたう生き物のことを「プランクトン」と呼びます。その定義はwikipediaによると『プランクトンとは、水中や水面といった漂泳区を漂って生活する漂泳生物のうち、水流に逆えるに足る遊泳能力を持たない生物の総称である。』とされ、対して『水底にも水面にも接さず水中に住む漂泳生物のうち、水流に逆らって遊泳できるのが「ネクトン」』とされています。
人生という海の中を遊泳し、時代や社会の変化や会社の方針といった潮目に流されて生きるのではなく、仕事の中身や時間や場所といったワークスタイル、ひいては自分の人生の指針やライフスタイルを自分で決め、自らの人生を泳ぎ、切り開く人々のことを、我々はノマドやコワーカーという言葉ではあらわせない「NEKTON」という存在なのだと考えました。
そして、そんな生き方を愛す人々が集い、交わりあう場所ということでこの街で生まれたコワーキング・ネットワークをこの呼称にしました。
映画のように世界を救うのは、英雄でも救世主でもない。絶望の果てに光を見つけるのは、いまをよくするために行動を続ける「ひとびと」に他なりません。
3.11を越えて、様々なことがアップデートされたように、この厳しい今の先に、明るい未来があるのだと信じて。このプロジェクトに全力で取り組みます。
オープン予定日は、3月15日!(予定)
みなさまのお力添えを、どうぞよろしくお願い致します!
〈All-in方式の場合〉
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る先行オープン日と、7部屋の個室の詳細情報をお知らせいたします。
2021/05/06 21:47こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
支援者の皆様へ、オープン日延期のお知らせと臨時対応につきまして
2021/04/30 10:01こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
オープン予定日延期のお知らせ。5月15日になります。遅くなり大変申し訳ありません。
2021/04/30 09:44長らくご連絡ができておらず、大変申し訳ありません!オープン予定日のお知らせです。一般の方へのオープン予定日は5月15日になります。つい先ほど、4月30日の9時頃、施工業者より連絡があり「終わらない。後期が延びる」という連絡が入ったという経緯です。詳細は本日の17時に現地で説明を聞き、正味のところの今後のスケジュールを確認する予定です(とはいえ+4~5日くらいだとは思う)。先週の4/27が当初に施工業者と打ち合わせした現地最終確認の予定日で、予定通り現地を確認したものの7割ほどの完成具合…「これって、月内(あと正味4日)で本当に終わるんですか?」と心配で確認したら「その予定です!」という返事。その時点で、「ちょっと怪しいかもしれません…」というご連絡をみなさんにお送りしておくべきでした。でも、「終わると言うなら終わるのだろう〜」と飲み込んでしまいました。図面を引き、機器を選定し、あとは施工業者さんにお任せするしかないのが実際ということで、4月に入ってからの施工は丸切りお任せをしておりまして、要所要所の電話確認と、休工日の土日に現地を見にいくなどはしていたのですが、これまでのFUJISAWA、KITAGUCHIを施工してくれた工務店さん(大船の地元の工務店&同級生)は結局なんとか間に合わせてくれていたので、今回もそんな感じでなんとかなるだろうと思っていたら…という感じでした。このあとテーブルや椅子の組み立て等の準備や、工事終了後に別の大工さんに入っていただくはずだったことなどを含め、もろもろスケジュールの組み立て直しにバタバタしております。とにかく、大変遅くなり申し訳ありません。今回クラウドファンディングをしていただいた方、既存の会員のみなさまへは、5月15日より先に開放できるように準備をいたします。また、5月1日より利用を予定していただいていたクラウドファンディングの支援者の方向けには、藤沢店を使っていただけるようにするなど、なんらかの施策も考えます。NEKTON TSUJIDOUを応援してくださっている全ての方に、お詫びと、重ね重ねの感謝を申しあげます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
会員です。北口店をよく利用しますが、オンラインMTGに使えるスペースが2つ、それぞれ原則1日2時間まで、ということで会員同士スペースの取り合いになってしまい、希望の時間にスペースが利用できないことも多いのが、利用者としての悩みです。一方、本店では、会話はできるものの、オンラインMTGとなると声も筒抜けですし、画面も丸見えですし、セキュリティが充分ではありません。辻堂では、オンラインMTG用のブース等設置される予定はありますでしょうか? 現状の図面には無さそうですが、個人的には正直、ラウンジスペースを縮小するか、個室を1つ潰すかしてでも、共用のオンラインMTG用ブース(1つあたりは1畳弱あれば充分)が4つ程度はあって欲しいです。