▼はじめにご挨拶

こんにちは!
食堂+フリースクール付きのシングルマザーシェアハウスを実現したい、
株式会社Peace Festaの越野と、安田と申します。

弊社は大阪で、LGBTを始めとした性の多様性を大切にする方向けのシェアハウスや、
発達障がいの方でも入居が出来るシェアハウスなど、
世代や価値観やスキルをシェアをすることで、1人では出来ない新たな価値を
社会に発信したいという想いで、普段活動をしております。

今回は、新しくこの春より、
食堂とフリースクールを併設した、
シングルマザー(シンママ)による、シンママのための、
シンママがより輝けるシェアハウス
を、
現役シンママ達と共に、大阪市平野区にOPENしたく、
クラウドファンディングに初挑戦いたします。

よろしくお願いいたします。

(大家さん、不動産屋さん、設計士さん…「ぐるぐるながやつくり隊」の愉快な仲間たち♪)

▼このプロジェクトで実現したいこと

子どもの急な発熱で、仕事前の朝の病児保育の送り迎えが大変!!」
「子どもが今日は学校を休むって行ってるけど、仕事に行かなきゃいけないし、
お昼ごはんどうしよう…
「本当は私もやりたい仕事があるけど、子育てと生活のことを考えると、
どうしても時間の融通が利く仕事しか選べない。
シンママだから、贅沢は言ってられない。
「いつも私と2人きりだけど、本当は色んな人や価値観に触れて欲しい。

そういったシンママさんのために、

2階建ての長屋10棟を使い、
地域に開かれた食堂や
寺子屋(フリースクール)を併設し、
・子育ても協力し合えて、

・お昼ごはんや夕飯も用意できる食堂もある。

・学校を休みたいお子さんのために、預けられる場所がある。

・時間に追われずに、本当にやりたい夢があれば、お仕事の紹介も出来る。

・食堂に来る地域の方々が、いつしか仲のいい家族同然の関係になってくれるかも。

広い長屋を活用するからこそ、たくさんのことが出来る家。
「シンママだから出来ない…」ではなく
「シンママだからこそ、出来る」環境を創りたいと思っております。

(1階は同じ間取りが3部屋(3世帯分)、2階は違うタイプのお部屋が2部屋(2世帯分))

(2階の真ん中に、共有のダイニングが1つあります)

▼プロジェクトをやろうと思った理由

「子連れなんですが、すぐに入居は出来ませんでしょうか?」

弊社は元々シェアハウス事業を大阪で行っておりましたが、
2016年のある日、ホームページを通じて、
このようにシングルマザーの方からお問合せをいただいたことがありました。

しかし、当時運営していたシェアハウスは、
いわゆる20代の若者が共同で住むシェアハウス。

小さなお子さん連れで、ドア1つ隔てての共同生活は難しいだろう、と
泣く泣くお断りをしたことがありました。

しかし、テレビでもDVや虐待のニュースが頻繁に聞かれる昨今。
シングルマザーの平均年収は約240万円ほど。

確かに、緊急性がある場合でも、
引っ越しのためにまとまったお金を用意することは難しい。

こういったお困りごともあるのか、と想い、

その後、お友達に声かけを協力してもらい、
シングルマザーの方の座談会を行いました。

この時に出会ったのが、後に本プロジェクトのスタッフとなる、
安田(フリースクール"あのね"担当)と栗栖(食堂"コトコト"担当)です。

「うちも実は離婚してん!
今は、親が近くに住んでるからめっちゃ助かってるけど、
私みたいなシンママさんって、めっちゃ恵まれてる
と思う。
シンママの私だからこそ、子どもも親も安心して集える場が作りたいねん!」

この時の安田の一言がきっかけで、物件探しから始まりました。

『ママと子ども、何世帯で住む?』
『お風呂とトイレは何個あればスムーズだ?』

朝、起きてご飯を食べて、仕事や保育園・学校に行く。
帰ってきてからご飯作って食べて、お風呂に入って掃除や洗濯して寝る。

シンママさんが意識せずにしている日常生活を、ひも解いていくと
時間を気にしながら多くの作業を並行して進めているに改めて驚きました。

複数のママと子どもの生活をスムーズに送れるための住まいとは??を常に頭に置いて
物件をネットで探す毎日を送る中で、大阪市内の空き家問題に行き当たりました。

今や大阪市の空き家は17.2%(全国平均は13.5%)
放置しておくことで防犯上の問題も発生する。
空き家の有効活用にも貢献しつつ、シングルマザーの方がキラキラ生きる場を創っていきたい。

その想いの中で今回シングルマザーシェアハウスがオープンする
平野区喜連の ≪ ぐるぐる そだつ ながや ≫に出会ったのです。

(2017年秋当時のぐるぐるそだつながやのチラシ。僕らのながやとの出会いはここから始まりました)

探してたのはこれやんっ!!!
チラシを見た瞬間の興奮は今でも覚えています。

▼空き家が、シンママさんと地域の方との"新しくも懐かしい"交流のハブになる

『空き家を取り壊すのではなく、その良さを活かし、地域のつながりを創り直したい』

大家さんも、ご自身が持たれている長屋の有効活用の道を模索していらっしゃったところでした。
実際に長屋の見学に伺い、
私たちのシングルマザーシェアハウスへの想いをお伝えするだけではなく
大家さんの、地域や長屋に対する想いも聞かせていただきました。

古くからある家と、
そういった空き家を取り壊し、新しく建てられた家が
大阪市平野区喜連には混在しています。

「空き家を壊して、新築の戸建てに建て替え、
そして新しい入居者の方が住む。

それ自体も素晴らしいことだが、

一方で、一戸一戸の繋がりが薄くなり、
地域にもともとあった、家庭同士が繋がりにくくなっている。

その繋がりが、ながやという場所で創り直せるのではないか?
こどもからお年寄りまで。
昔から住んでいる方も、新しく喜連に引っ越して来られた方たちも。
平野区喜連住んでいる地域の方が集える場所にしたい。
そんな思いで≪ ぐるぐる そだつ ながや ≫を創っていきたいと考えている。」

オーナーの想いを聞き、大変共感しました。
地域の子どもはみんなの子ども。
そう感じてもらえる場所で、シンママハウスをやりたい
ね、と物件探しをしていた僕らは、
やっぱりこの場所で間違いない!!と確信しました。

(2018年5月に行われた、「着工前に絵の具だらけで思いっきり遊んじゃおう!」という、
地域の方との交流イベント。延べ130人以上の地域の方が参加され、
子どもと同じぐらい、大人が楽しみました)

▼母子世帯だからこそ、シングルマザーだけじゃないシェアハウスを。

「今度の大晦日は、みんなでテレビでも見ながら楽しく過ごしたい」

シンママハウスをやることを決めた安田の一言でした。
誕生日の時も、クリスマスの時も、大晦日も、
娘ちゃんと2人で過ごすことが多かった
生活。

親である自分だけでなく、
多種多様な人に触れて欲しい。という想いがシンママさんである安田の親としての願いでした。

だからこそ、ぐるぐるそだつながやは、
シングルマザーシェアハウスだけでなく、
一般的なファミリー層も住むことが出来る、ファミリータイプの物件も併設し、

食堂も地域の方に開かれたお店としてオープンいたします。

「今日のご飯、うちでみんなで食べようや!」

そう言って、学校でお友達を誘って家族を超えてお付き合いが始まる…

そういった"地域の絆が生まれる"仕組みを、ぐるぐるそだつながやでは組み立てていきます。

▼そして、「シンママだから出来ない」を超えて、自己実現に向かって欲しい。

自身の妊娠の経験から食育に目覚めたシンママによる食堂"コトコト"

この"コトコト"で働くスタッフも、
シングルマザーの栗栖です。

彼女は、お子さんの妊娠をきっかけに、
「お腹の中の子どものために、自分が取り入れる食事を見直したい」と想い、
野菜ソムリエの資格を取得します。

しかし、
そしてシングルマザーとして、子育て・家事・仕事をこなす毎日。
食の仕事に携わりたいと思いながらも、
どうしても時間の融通が利く事務職を選択せざるを得ませんでした。

しかし、彼女はぐるぐるそだつながやを通じて、今回初めて自分の夢を叶えます。

彼女を中心にお店のコンセプトを決め、
ご近所さんに食に対しての意識をヒアリングし、

「子どもでも野菜を美味しく食べられる食堂」として、
ぐるぐる食堂に彼女のお店"コトコト"をオープンすることになりました!

(本当の野菜の美味しさを味わってもらうために、食材も育成にこだわった農家さんと直接繋がって仕入れております)

(店名は"コトコト"という名前です。ロゴもママさんが作ってくれました^^)

シンママだから、出来ない、のではない。
シンママだから、とりあえず安い所に住むしか出来ない…のではない。

シンママだから「こそ」できること、表現できることがある。

母を経験したからこそ、選びたい調味料を使う。
野菜ソムリエだからこそ、食べて欲しい食材を選ぶ。
仕事から育児までワンオペレーションで忙しい生活をしていたからこそ、
日々忙しいご近所ママさんの代わりに、時間をかけて凝った調理を提供できる。

自分の娘が不登校だった経験から気付いた、
忙しいママが安心して子どもを預けられるフリースクール"あのね"

もう1つ、食堂の2階部分の寺子屋では、
同じくシングルマザーの安田によって、
フリースクール"あのね"もOPENいたします。

シングルマザーとして日々働く彼女。
ある日、娘ちゃんが「学校に行きたくない」と言い出してしまいました。

どうやら、学校で嫌がらせにあってしまった様子。

その状況を聞き、娘ちゃんの意見を尊重して、学校を休ませる決断をしました。

でも本当は、特に問題がなければ学校に行って欲しい…

「ん?でも、そもそも何で学校に行って欲しいと思うんだ?」

と、安田は考えるきっかけをそこで得ます。

「あ、私がシングルで仕事に行かざるを得ない状況だから、
お昼ごはんの時や、災害が起こった時に、そばに大人が居ない状況を娘に与えたくないからだ。」

学校に行けば、給食が出る。
急に体調が悪くなったりしても、安心して預けられる大人がいる。
2018年の大阪地震の時、出勤前だったからよかったけれど、出勤後だったら…考えるとゾッとする。

でも一方で、働き方やお金の稼ぎ方も多様になり、
学校教育や学歴だけでは、今後のキャリアは保証されない時代。
(※安田は平成30年度まで、人材派遣会社でお仕事を紹介する側として長年勤めていた経験があります)

私が本当に子どもに届けたかったのは、
美味しいごはんと、トラブルが起きた時にも安心させられる大人の存在がいる中で、
子どもの「好き」「得意」を存分に伸ばしてあげられる環境だったんだ。

という背景から、
働くママのために、「昼食もついて、子どもの興味や世界観を広げられるフリースクール」を、
食堂の2階の寺子屋スペースでOPENすることも決定いたしました^^

このように、ぐるぐるそだつながやでは、
一時的なシェルターとしての住まいはもちろんですが、
その先の「ママさんが本当にしたかった夢」をみんなで応援していきます!

それは、子育てを一緒に助け合えるであり、長屋の設備があり、
何より、地域の方との繋がりがあるからです。

▼だからこそ出来る、ぐるぐるそだつながやの特長

▼資金の使い道

今回いただいた資金は、
・食堂"コトコト"の必要機材購入費
・フリースクール“あのね”の必要機材購入費
・シングルマザーシェアハウスの家具家電の購入費
・食堂"コトコト"およびフリースクール"あのね"に働いてもらう方の人件費

に充てさせていただきます。


▼最後に

(2018年5月のイベント終了後の、スタッフとそのご家族との打ち上げ。
ながや内の路地で、家族を超えてこういうことも出来たら嬉しいです^^)

ママが輝くから、子どもも笑う。だから一緒に助け合い、一緒に高め合う。

ただ、シンママさんや「社会的弱者」と呼ばれる人を、目立たないところに押し込む場ではなく、
彼女たちが地域の方と協力し合い、夢の実現をする主役・人生の主役になれる場所。

そんなシンママシェアハウスを目指します。
ご支援、よろしくお願いいたします。

※本プロジェクトは“ぐるぐるそだつながや”を舞台に、株式会社Peace Festaが企画・運営を行っています。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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