3/22追記
【トイレ改修のため、250万まで目指します!】
3月18、19日にテスト修業を行いました。その参加者の方々から施設やプログラム内容の不備について貴重な意見をいただきました。その中で「トイレは洋式がいい」という意見がありました。現在、テラコヤのトイレは和式になっています。皆さんの力をもう少し貸してください!
詳細はこちら

【染めに使う本物の伊勢型紙をリターンに追加しました】
祖父が現役時代に彫ったものです。押入れに入れておくぐらいなら、誰かに見てもらいたいという思いから追加しました。未使用の型紙は一般の方の目に触れるようなものではないので、とても貴重かと思います。

私が小さい頃、地元である三重県鈴鹿市白子には職人が作業する風景が普通にありました。

この風景を取り戻したい。
そのためにこのプロジェクトを立ち上げます。

はじめまして!
ハイブリッド職人の木村淳史(きむらあつし)です。

現在、私は白子で伊勢型紙という伝統工芸の職人をしています。
また、伊勢型紙の仕事以外にもHP制作や映像制作などの仕事もしています。
ウェブの仕事もする職人ということで、『ハイブリッド職人』です!

伊勢型紙って?

伊勢型紙とは主に着物、浴衣、手ぬぐいなどを染めるために使う道具です。
染めに関わる職人しか使わない道具なので、一般の人は伊勢型紙で染められたものを見ていても伊勢型紙を見たことはほとんどないかと思います。

かつては着物以外にも洋服やアロハシャツ、ネクタイ、ベットカバーなど、伊勢型紙で染めたものは身の回りにたくさんありました。
しかし、スクリーンやプリントが主流になってくると伊勢型紙の需要は激減。
1980年代には300人いた職人が現在では20人ほどになっており、平均年齢も70代前半と高齢化が進んでいます。
このまま何もしなければ、あと5年でなくなると言われている伝統工芸です。

白子が着物ファッションの発信地

白子の伊勢型紙は、型紙のシェアの99%を占めています。(一部、京都、東京、浜松などでも型紙は作られています。)
着物で言えば、江戸小紋、京都や加賀の型友禅、更紗、そのほか大量生産される染めの着物は全て伊勢型紙を使って染められていました。
白子の職人が日本の着物や浴衣の流行を左右していたんです。


では、もし伊勢型紙がなくなるとどうなるのか。
1200年以上続いてきた、着物や浴衣のデザインのもとを失うことを意味します。
また昔ながらの染めの着物や浴衣、手ぬぐいがなくなってしまいます。
(染めとプリントの違いについてはこちら

▼このプロジェクトで実現したいこと

テラコヤ伊勢型紙『伊勢型紙の修業ができるゲストハウス』を実現させます。
職人になりたいひとが修業する空間、伊勢型紙を体感したいひとのための空間です。

職人の平均年齢は70代前半。
もう弟子を取る体力も気力もありません。
また「仕事がない技術を教えるなんて無責任なことはできない」という職人ならではの想いもあります。
このことから、毎年若い人が弟子にしてほしいと白子までわざわざ来るのですが、門前払いになっています。

テラコヤ伊勢型紙は、このような職人になりたいひとのための受け皿になり、職人として食べていける未来を一緒に考えます。

また今まで、切り絵教室のような伊勢型紙を体験できる場はありましたが、本物の伊勢型紙を体感できる場はありませんでした。
テラコヤ伊勢型紙では自分で型紙を彫って、オリジナルの夏着物、浴衣、手ぬぐいが作れる空間を提供します。

弟子入りコースとオリジナル制作コース

テラコヤ伊勢型紙では主に3つのコースを予定しています。
指導は主に私が行い、1週間に1〜2回程度はベテランの職人さんに来ていただきます。
全てのコース、宿泊込みです。

【1日体感コース】
伊勢型紙を1日がっつり体感できるコースです。
いきなりオリジナル制作コースや弟子入りコースを申し込むのは不安…という方にオススメです。

【オリジナル制作コース】


2日間でオリジナルの夏着物や浴衣、手ぬぐい、生地を制作できるコースです。
事前にデザインのルールをご説明し、ご自身でデザインしていただきます。
希望の方はこちらでデザインを用意することも可能です。
1〜2ヶ月後に生地(2反分、手ぬぐい約30枚)を郵送させていただきます。
また希望者には、制作していただいたデザインの反物をテラコヤ伊勢型紙やオンラインサイトなどで販売し、売り上げの一部を還元させていただきます。
オリジナルの生地を作成したいハンドメイド作家さんにもオススメです。

【弟子入りコース】
長期滞在していただき、伊勢型紙の全てを教えます。
浴衣、手ぬぐいの型紙の彫り方、小刀の研ぎ方、のりの作り方など職人が持つ伊勢型紙のノウハウ全てを伝授します。


伊勢型紙漬けになる5日間コースや土日に通ってもらう週末6日間コース、1ヶ月住み込みコースも予定してます。
滞在中には伊勢型紙の新しい商品やサービスを一緒に考えていただきます。
また希望者にはコース修了後、副業として型紙の仕事をお願いすることも考えています。
一緒に伊勢型紙の未来を創りましょう! 

▼白子に職人がいる風景を取り戻すために

私は伊勢型紙そのものも好きですが、それ以上に伊勢型紙を彫っている職人が好きなんです。
路地に入ると、窓際で職人が作業をしている。
私が小学生だった20年前は、そんな風景が白子にはたくさんありました。

しかし、職人の数も少なくなり、現在ではほとんど見ることができません。

昔の「職人がみえる白子」を取り戻したい。
そんな気持ちから、テラコヤ伊勢型紙を立ち上げます。

▼今までの活動について

伊勢型紙に興味を持ったのは2年前。
新卒で入った会社を退職し、地元で何かできないかと考えていたときでした。

興味を持った当初は、伊勢型紙を使った商品やサービスを作りたいとしか考えていませんでした。
しかし、元職人の祖父や現役の職人の話を聞いているうちに、「これは職人の想いを知るために職人にならないと!」という気持ちが湧いてきました。

商品やサービスを作っても仕事をお願いするのは職人。
その職人に対して無理な納期でお願いしたり、大変な仕事をお願いしてしまっては、職人さんに対して失礼ですし、職人のためになりません。

下手したら仕事を受けてもらえなくなるかもしれない。
そうなる前に、自分に職人の苦労や想いを植え付けないと。

今、教えていただいている親方は、小さい頃によく遊びに行っていたこともあり、想いを伝えると私に対する指導を引き受けてくれました。

その想いから職人を始め、もう1年半になります。
この1年半の間に、KIMONO DESIGN mediaという伊勢型紙のwebメディアを運営したり、「#職人がみえるてぬぐい」というコンセプトで手ぬぐいも販売しました。
しかし、それでは先があまり見えず悶々としていました。


仕事は取ってくればある。
しかし、現役の職人さんは減っていく一方。
このままでは商品やサービスを考える前に、仕事をお願いする職人がいなくなる。

そんな状況のなかで思いついたのが修業型ゲストハウス、テラコヤ伊勢型紙です。

昨年10月にテラコヤ伊勢型紙の構想を練り、11月には開業できる物件が決定しました。

こんなに早く見つけることができたのは、白子に帰ってきてからすぐに地域のひととの関わりを作っていたためでした。
メンバーに入っていた白子の古民家リノベーション団体、Blanc-Coがその物件を借りていたため、そのまま譲っていただけることになりました。


またその物件の大家さんとは青年団の繋がりもあり、快諾していただけました。

現在はBlanc-Coのメンバーに手伝ってもらいながら、内装を整えています。


そして一番こだわりたかったのは、本物の職人の道具を使うこと。
デザインカッターや机ではなく、職人が使っていた道具を使って、伊勢型紙を体感してほしい。
そのために白子で1200件ほどポスティングし、使っていない伊勢型紙の道具を譲ってほしいと伝えました。


その結果、充分な道具が集めることができました!

修行ができる空間はほとんど整いました!

 

▼支援のお願い

ここで、皆様にお願いがあります、テラコヤ伊勢型紙の開業資金は300万円。
そのうち、170万円を支援していただけないでしょうか。

実は、まだ一部、改装できていない部分があります。
それはシャワーなどの水回りと電気配線、屋根です。
銭湯が近くにあったことから、お風呂がついていませんでした。
また70年以上たっている古民家なので、電気の配線がとても細く、漏電の心配があります。
屋根も20年以上空き家になっていたこともあり、瓦がずれていたり、雨漏りがあります。

この3点に関しては業者に頼まないといけないため、ここに資金を使わせていただきます。 
どうか皆さんの力を貸してください!

(実はこの工事も青年団のメンバーに頼みます。地元の方には本当に感謝しています。)

 

▼全国の伝統工芸を救うモデルにテラコヤ伊勢型紙がなる!

伊勢型紙にはもう時間がありません。
もしかしたら、これが伊勢型紙を残せるラストチャンスになるかもしれません。

しかし、ここから後継者が育てば…
ここから伊勢型紙の新しい活用方法を生み出せれば…
まだ伊勢型紙を残せる術が見つかるかもしれません。

後継者育成と商品開発は全国のどの伝統工芸も悩んでいる問題です。
その問題を解決するシステムにテラコヤ伊勢型紙はなれると思っています。
そのためにテラコヤ伊勢型紙のノウハウを蓄積し、同じ境遇の伝統工芸の産地に提供して、全国にテラコヤを設置しようと考えています。

伊勢型紙を残すため、そして全国の伝統工芸を残すために…

応援、よろしくお願い致します!

 

▼お礼の品について

 

-----3,000円のご支援をいただいた場合-----
【白子の地図手ぬぐい】
普段は手ぬぐいとして、白子に来たときはまち歩き用の地図として使えます。白子のひとしか知らない場所や面白いお店などがデザインしてあります。(現在製作中) 

-----6,000円のご支援をいただいた場合①-----
【白子の地図手ぬぐい】
【白子物産セット】
白子の銘菓である田中観月堂の大原實、白子の海産物問屋まるかつの海産物、株式会社来夢のフィジカルビットコイン「悟コイン」をセットでお渡しします。 

-----6,000円のご支援をいただいた場合②-----
【白子の地図手ぬぐい】
【#職人がみえるてぬぐい(夏)】
今年の夏に制作予定の#職人がみえるてぬぐいをお渡しします。
地図てぬぐいは5月、#職人がみえるてぬぐい(夏)は7月に発送します。
(写真は去年のもので、お届けする手ぬぐいのデザインとは異なります)
去年販売した#職人がみえるてぬぐいはこちらから。

 

-----9,000円のご支援をいただいた場合-----
【白子の地図手ぬぐい】
【#職人がみえるてぬぐい(夏)】
【#職人がみえるてぬぐい(正月)】
地図てぬぐいは5月、#職人がみえるてぬぐい(夏)は7月、#職人がみえるてぬぐい(正月)は2018年1月に発送します。
去年販売した#職人がみえるてぬぐいはこちらから。

 

-----12,000円のご支援をいただいた場合-----
【白子の地図手ぬぐい】
【1日体感コース チケット】有効期限2018年5月。

 

 -----15,000円のご支援をいただいた場合-----
【色紙大の伊勢型紙】(限定10名)
祖父が現役時代に彫った型紙です。着物用ではなく、観賞用の型紙になります。
額に入れてお渡しします。
幅26cm×長さ28cm

-----32,000円のご支援をいただいた場合①-----
【麻の葉柄の伊勢型紙(着物の染め型紙)】(限定2名)
祖父が現役時代に彫った型紙です。未使用の型紙は一般の方が目にすることはまずないのでとても貴重なものです。
古い型紙のため端が少し破れていたりしますが、柄には影響していません。
幅45cm×長さ55cm
(額は付属していません)

 

-----32,000円のご支援をいただいた場合②-----
【変わり七宝柄の伊勢型紙(着物の染め型紙)】(限定5名)
祖父が現役時代に彫った型紙です。未使用の型紙は一般の方が目にすることはまずないのでとても貴重なものです。
古い型紙のため端が少し破れていたりしますが、柄には影響していません。
幅45cm×長さ55cm
(額は付属していません)

 

-----34,000円のご支援をいただいた場合-----

【白子の地図手ぬぐい】
【オリジナル制作コース チケット】(通常価格36,000円)有効期限2018年5月。 

 

-----37,000円のご支援をいただいた場合-----
【白子の地図手ぬぐい】
【弟子入りコース(5日間) チケット】(通常価格40,000円)
コースの設置予定は7月以降になります。有効期限2018年7月。

-----42,000円のご支援をいただいた場合-----
【寄せ小紋の伊勢型紙(着物の染め型紙)】(限定3名)
祖父が現役時代に彫った型紙です。未使用の型紙は一般の方が目にすることはまずないのでとても貴重なものです。
古い型紙のため端が少し破れていたりしますが、柄には影響していません。
幅55cm×長さ77cm
(額は付属していません)

 

-----45,000円のご支援をいただいた場合-----
【白子の地図手ぬぐい】
【弟子入りコース(土日6日間) チケット】(通常価格48,000円)
コースの設置予定は7月以降になります。有効期限2018年7月。 

 

-----100,000円のご支援をいただいた場合-----
【オリジナル手ぬぐいを制作】
オリジナルの手ぬぐいを100枚制作させていただきます。
支援者の意向に合わせて、デザインはこちらで作成しますが、デザインをご自身で行うことも可能です。
お時間があれば、型紙の工房も見学していただけます。(交通費自己負担)
制作した型紙は、約5000枚染めることができるため、在庫がなくなった場合や色違いを制作したい場合は再度注文も承ります。
会社の宣伝用に、イベントでの配布用にぜひ!
制作に2ヶ月いただきます。
染め終えた型紙もプレゼントさせていただきます。
(100枚以上必要な方は、支援していただける前にご連絡ください)


-----120,000円のご支援をいただいた場合-----
【オリジナル浴衣を制作】
生地は三重県津市で生産されている伊勢木綿の綿麻、染めは浜松です。
生地は津、型紙は白子という三重ならではの素材を使用します。
夏着物としても浴衣としても使用できます。
支援者の意向に合わせてデザインはこちらで作成しますが、デザインをご自身で行うことも可能です。
生地は3反お渡しします。
2反は浴衣で、もう1反は手ぬぐいでというご要望にも答えられます。
仕立て(縫製)代は含みません。
仕立てが必要な方は別途相談してください。
お時間があれば、型紙の工房も見学していただけます。(交通費自己負担)
制作した型紙は、約400反染めることができるため、色違いを制作したい場合は再度注文も承ります。
制作に2ヶ月いただきます。
染め終えた型紙もプレゼントさせていただきます。
(3反以上必要な方は、支援していただける前にご連絡ください。)

 

  • 2017/10/05 17:46

    こんにちは。テラコヤ伊勢型紙の木村淳史です。 最近、ありがたいことにメディア掲載も多くなってきました! 三重県の季刊雑誌、NAGIでインタビューをしていただいたり… 三重県のNHKでお話させていただいたり… 実はforbesにちょっと載っていたり… 10月もちらほ...

  • 2017/09/04 14:49

    テラコヤ伊勢型紙の木村淳史です!さてテラコヤ伊勢型紙、あれからどうなったのか…     弟子入りコースの設置も完了し、オープンしてからたくさんの方々に体感していただいております。東京大阪はもちろん、北海道からなんていう人もいたり、アメリカからの一時帰国で!という方もい...

  • 2017/06/21 11:31

    こんにちは。テラコヤ伊勢型紙のきむらあつしです。 お待たせしました!!テラコヤ伊勢型紙のHPがやっと完成しました。http://terakoya-kataya.com/一部設定がうまくいっていない部分(スマホ版のロゴの非表示など)がありますが、現在調整中です。そのほかに不備などがあればぜひ教...

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