ご挨拶

たくさんのクラウドファンディングのプロジェクトの中から、こちらにご興味を持って頂き、ありがとうございます。

初めまして。私たちは「但馬の小京都 出石」が大好きで、地元出石を盛り上げよう!と日々奮闘している満45才の(男女)が集まる「豊岡市商工会青年部出石支部」の坂井と申します。

この度、50周年を迎えるにあたり周年事業として、100年前に出石にあった「出石鉄道」を段ボールで再現しようと考えました。

今回クラウドファンディングでみなさんにぜひご支援頂きたいのは、私達が段ボールで製作する「出石鉄道の保管場所」についてです。

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舞台は「皿そば、城跡、永楽館、桂小五郎が潜伏した町」としても知られている但馬の小京都 出石。

昔の町並みと自然に囲まれた風情ある出石ですが、皆さんはこの出石に鉄道が走っていたという事はご存知でしょうか。

▼出石鉄道とは

100年前、この出石という町は山陰本線、舞鶴線、宮津線に囲まれた中にあり、どの先からも切り離され場所に位置していました。「但馬地方の鉄道網から取り残された状態を打開すべく出石に鉄道開通を」と、当時の住民有志78名が1919年に出石軽便鉄道株式会社を設立しました。設立当初は資金が集まらず、「我らが鉄道」の為にと請われて1株、2株を出資して株主となる住民が約2,000名に達するという、当時でも珍しい形でのスタートとなったのが出石鉄道です。

▼プロジェクトの背景

2017年1月、私達が所属する「豊岡市商工会青年部出石支部」が2019年に創立50周年を迎えるにあたり、記念事業として何を主軸とするかを模索していく中で、出石鉄道が同年に設立100周年という事に着目し、出石鉄道をどの様に絡めていくかを検討していた所、ダンボール工芸作家の「島英雄氏」へと辿り着きました。
島英雄氏は、無類の鉄道愛好家であり、ダンボール工芸作家として実寸大のSL車両の製作を手掛けておられる第一人者です。

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▼2017年1月 事例研究
▼2018年1月 出石鉄道の歴史について学ぶ
▼2018年2月 出石鉄道の資料を探す
当該車両についての資料がほぼ残っておらず、入手できたのは、既に亡くなられている安保氏が手書きで残されていた大雑把なスケール図のみでした。


▼2018年6月
ダンボール工芸作家「島英雄」氏を直接訪ねてお話しを伺い、またダンボールで機関車を作成するノウハウも伝授していただいた。
※普段はこの内容での講習は断っておられたが、我々の熱意に賛同していただけました


▼2018年8月 採寸による設計図製作
資料がほぼ残っていなかったが、加悦鉄道が出石鉄道の兄弟車である事を知り、経緯を保存会の方へ話し、協力をいただき実際に詳細な部品等のサイズを実測させていただきました。


▼2018年8月〜11月 設計図の完成と4分の1スケールでの製作
※設計図は建築設計事務所を営む部員が作成


▼そして現在(2019年4月/残り5ヶ月)

私達は、出石鉄道の製作を通じ、これからの出石を担う若い世代にこの出石を支えてきた諸先輩方が築き上げてきた歴史ある町「出石」の物語を伝えること。
また、地元の地域振興の歴史を学び、脈々と受け継がれてきた想いを伝えることにより、出石の未来を担う子どもたちの故郷への愛情と誇りを育む事。
「出石未来鉄道」はたくさんの方たちの想いと協力で、少しづつ完成に近づいています。
是非、製作にも参加していただき、繋がってけたらなと思っています。

※製作参加希望の方はメールにてお問合せ下さい。(場所:商工会出石支部2F)

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▼今回のプロジェクトの説明

 当時の資料をもとに復元した「出石鉄道車輌6号車の実寸大長さ7.8m×高さ3.5m×幅1.8mを段ボールで復元し、製作し商工会館前に設置します。


設置場所・・・商工会館前

設置期間・・・平成31年9月1日(日)~30日(月)
完成披露・・・平成31年9月1日(日)設置期間イベントを開催する


▼資金の使い道について

計画では伊藤美術館を無料で借り、展示する予定だったが急遽使えなくなり、設置場所を設営する事になりました。

段ボールで製作するため、雨風をしのげる設置場所が必要になりましたので設置費用の一部として使わせていただきます。

▼周年事業 川原実行委員長より皆様へ出石に鉄道が通っていた歴史を子供達に伝え、誇りを胸に刻み、その時代を生きた方々、伝え聞いた方々には懐かしんで頂きたい。そして先人が築き上げてきた、『歴史ある町出石』を50周年を迎える我々商工会青年部出石支部と町民が改めて手を取り合い、継承していく第一歩の事業と考えます。
皆様宜しくお願いします。

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