目次

1.はじめにご挨拶
2.今回募集するプロジェクトについて
3.クラウドファンディングで集めた資金の用途
4.リターンについて
5.運営者プロフィール
6.最後に
7.その他、お知らせしたいこと

 

CAMPFIREをご覧のみなさん、こんにちは。攻城団のこうのと申します。
今回募集するプロジェクトの内容をお伝えする前に、まずはじめに、攻城団の説明と、攻城団が目指す世界についてご紹介させてください。

攻城団とは

攻城団は「自分が訪問したお城を記録するサービス」です。
そして、いつ・どこのお城を訪問したかを記録・管理するとともに、次に訪問するお城を探すためのデータベースやスタンプラリー機能、そして歴史を楽しみ新しいお城を知るきっかけとなる読み物コンテンツをご用意しています。
そのほか熊本地震で被害が出た熊本城の復興を支援するために、数カ月おきに現地レポートを掲載したり、チャリティTシャツを販売してその利益全額を寄付したりといった活動もおこなっています。

2014年4月のオープン以降、ページビューなどの数字は順調に増加していて、現在のページビューは月間で約46万(2016年10月時点)、「団員」と呼んでいる利用者数は2000人強です。
なかでも利用者の滞在時間は6分を超えており、今年から募集をはじめたお城の写真の投稿数はまもなく2万枚に到達する勢いで、まだまだ「伸びしろ」のあるサービスだと思っています。

https://kojodan.jp/

ぼくらが実現したい世界

攻城団が実現したいことはふたつあります。
ひとつは、お城めぐりをライフワーク(生涯にわたって継続できる趣味)にすることです。これからの時代、余暇の過ごし方は社会問題になると思っていて、そこで「(あまりお金がかからない)終わらない趣味」を持つことがすべての日本人の課題になると考えています。
「お城めぐり」はその訪問対象が全国に多数あることに加え、誰もが小学校で歴史を学んでいるという身近さ、そして未知のことが多く知的好奇心を満たしてくれる奥深さなど、ライフワークには理想的な趣味です。さらに山城を歩けば健康増進にも効果的です。
とはいえ、ほとんどの趣味の世界と同じように「お城めぐり」は孤独な趣味でした。攻城団はそれをインターネットやSNSのチカラを借りて、仲間を募り、情報を交換して、ともに楽しみあえるようにしたいのです。

もうひとつは日本人の国内旅行を増やすことで、全国の地方を元気にすることです。
観光による地方活性化については訪日外国人を狙うインバウンド観光や、アニメなどの舞台になることでファンを呼びこむコンテンツツーリズムなど、さまざまな取り組みがなされています。ただしそれはブームに終わる危険性が高いこと、なにより地方同士がライバル関係になってしまうことはもったいないです。
弱い地方が戦うのではなく、むしろ連携して互いに観光客を紹介しあうような、相互リンクのような関係を築いていくべきだと考え、攻城団では複数のお城をまとめたスタンプラリーを用意することで、城下町同士がいっしょに盛り上げていくことを実現します。
(この「まとめ」のテーマは「織田信長のお城」や「国宝のお城」などお城好きに喜ばれるものを用意しています)

ぼくらは日本人全員を豊かにできるとも、日本のすべての地方都市を救えるとも思っていません。
だけど一部であっても「攻城団があったことで未来がより良いほうに変わった」と実感していただける人や地方を増やしたいのです。

 

全国には知名度は低くても魅力的なお城がたくさんあります。
いまでこそ多くの方が知るようになり年間40万人以上が訪問している「天空の城」こと竹田城も、ほんの10年前まではほぼ無人でした(2006年の年間訪問者数は2万人)。

ぼくらは「知らない」だけなのです。
魅力的な景色、魅力的なストーリー(歴史)、何十年何百年も前からそこにあるものを掘り起こして、わかりやすく伝えることができれば、お城(城址も含めて)は観光資源としてもっと活用できるし、もっと効果を出せます。
それは新しくハコモノをつくるよりもはるかに小さなコストではじめられるはずです。

なによりそんな魅力的なお城があるなら、知りたいし訪問したいと思いませんか。
これまではぼくの個人サイトとして細々と運営してきたのですが、今回は攻城団が法人化したこともあり、お城のデータベースを一気に充実させるための資金としてクラウドファンディングを活用させていただこうと思いました。

プロジェクトの詳細

攻城団には、全国のお城の歴史や見どころ、レンタサイクルや駐車場情報、さらには郷土料理や周辺のホテルや温泉情報などなど、「訪問するために必要な情報」だけでなく「訪問前後に予習復習として読める情報」を掲載しています。

これはぼくたち自身が『お城めぐりを趣味にする人』なので、どんな情報がまとまっていたら便利かがわかるからです(これは攻城団の強みのひとつです)。
しかしながら現在ぼくを含めて2名のスタッフで運営していることもあり、まだまだ十分とはいいがたい件数しか登録できていません。

これを書いている時点でお城の数は1171城、「城メモ」と呼んでいる付随情報の記事数は1579件です。
(最新の数字はプレスセンターに記載しています https://kojodan.jp/note/press-center.html

お城の数をむやみやたらに増やそうとは思っていませんが、おもしろい歴史を持っていて紹介したいお城はまだまだあります。
なにより団員の方々が訪問したお城は(自分の訪問履歴を管理するツールという攻城団の基本コンセプトを踏まえれば)すみやかに登録しなければならないのですが、リクエストが多すぎて登録が追いついていないのが現状です。
(「うれしい悲鳴」というのはじっさい自分の身に起こると申し訳なさすぎてうれしいどころじゃありませんね)

また、すでに登録しているお城の付随情報(城メモ)については圧倒的に不足しているので、できるだけ早急に拡充させたいです。

たとえば現地案内板の写真は団員のみなさんから多数アップしていただいているにもかかわらず、文字起こしがまにあわず登録できていません。ほかにも時間さえあれば、誰かに手伝ってもらえさえすれば増やせる情報がたくさんあります。

団員のみなさんのおかげでWikipediaにも載っていないお城の情報や現地の写真が集まっています。
これをしっかりと活かすためにもいまは人手がまったく足りていません。

 

以下の目的に資金を活用させてください。

・お城データの量と質を向上するための人件費および取材費
・コンテンツを拡充するための原稿料
・サイト機能強化の開発費

ご支援いただいた資金は大切に使わせていただきます。

前述のとおり、今回はお城のデータ整備に資金の大半を使わせていただきます。
すでに手元にある情報を整理してサイトに登録するだけでなく、必要に応じて現地を取材して写真を撮りにいくことも想定しています。
サイトの情報を充実させることが、お城めぐりを便利にし、楽しむための機会をより多く提供することにつながります。

そしてデータベースを充実させただけでは魅力を伝えるのに十分ではありませんから、わかりやすく、そして楽しく伝えていくためにマンガやコラムなどのコンテンツを用意するための原稿料にあてたり、新機能開発の資金にあてることも考えています。
(おそらく今回は新機能開発までは着手できないだろうと思っています)

 

今回はモノをつくるプロジェクトを支援いただく「購入型」ではないので、出資額に見合った返礼品をお贈りすることはできませんが、プロジェクトの主旨や意義にご賛同いただき、出資してくださったみなさんにはささやかながら次のようなリターンをご用意しています。
(現時点においてステッカーとタオルについてはほぼ決定ですが、最終的に別の品物になる可能性があることをあらかじめご了承ください)

【個人様向け】
(1) 3,000円
・攻城団サイトの個人サポーターページへのお名前記載
・お礼の手紙(郵送)
・攻城団サポーター通信(郵送)
※サポーター通信は支援者だけにお届けするニュースレターです

(2) 6,000円
上記に加え、
・攻城団オリジナルステッカー(郵送)

(3) 10,000円
上記に加え、
・今治タオルによる攻城団オリジナルのウォッシュタオル(郵送)
※一般的なハンドタオルサイズ(35 x 38 cm)で、今治タオルのなかでも評価の高いIKEUCHI ORGANIC製のタオルです(オーガニックコットン100%で、赤ちゃんがなめても安全な国際認証を取得しています)

(4) 100,000円
上記に加え、
・攻城団サポーター名刺 100枚(郵送)
※名刺についてはデータをやり取りしながら作成しますので、後日別送となります

(5) 1,000,000円
上記に加え、
・団長こうのが直接お礼に伺います

 

【法人様向け】
なお、法人向けには別途スポンサー制度を設けておりますので、こちらをご覧ください。
https://kojodan.jp/sponsors

 


攻城団を運営する攻城団合同会社には現在2名のスタッフが在籍しております。

 河野 武
「攻城団」の発案者であり、コンテンツの企画・編集、システム開発、ユーザーとのコミュニケーション全般のほか、全体のマネジメントを担当。

 瀧田 幸介
現地情報収集やモデルコース作成のために自治体や観光協会とやり取りを担当するほか、広告やスポンサー獲得を目的に企業との交渉全般を担当。

 

攻城団はこの一年間、通常のサービス運営と平行して「個人がつくったサービスをどうやって永続させるか」をテーマに検討を重ねてきました。
その結果として、今回法人化を果たしたのですが、会社にしただけで永続化できるわけではありません。あくまでも最初の条件にすぎず、ここから経済的に自立し、それが多少のことではびくともしない強さを身につけていかなければなりません。

広告・物販・課金、とネットビジネスは基本的にはこの3つで成立しているといわれています。
もちろん攻城団もこうした基本をおろそかにするつもりはありませんが、同時に新しい方法論も考えて実践していきたいと思っています。
そのひとつが賛同者を集め、直接支援していただくことです。企業スポンサー、個人サポーターとぼくらは呼んでいますが、今回のクラウドファンディングはその一環として取り組ませていただきました。

あなたの応援が、ぼくらの未来につながります。
あなたの応援が、攻城団の団員のみんなや、全国の城下町を活性化したいと考えてがんばっている方々の希望につながります。

どうかお力添えを心からお願いいたします。

攻城団代表 河野武(団長こうの)

 

以下は今回のプロジェクトとは直接関係ありませんが、ぼくらのことをより深く知っていただくために書かせていただいています。
もしお時間が許すのであればあわせてお読みいただけるとうれしいです。

攻城団のビジネスモデル

攻城団はサイトでの収益にほとんど期待していません。
広告(AdSense)は掲載していますが、団員がログインすれば消えるようになっています。記事広告やタイアップ企画についても団員が楽しめるものだけ取り組んでいます。
これは「無料で使う交換条件として、見たくもない広告が表示されるのを我慢する」という状況では利用者も広告主も、そしてサイト運営者も誰も幸せにならないからです。

将来的にはグッズ販売なども検討していますが、当面は自治体や観光協会、そして地元の商工会議所や金融機関などから地域活性化をご支援する対価としてお金をいただき、それを運営資金にあてていくつもりです。
現在すでに石川県七尾市において、七尾商工会議所、のと共栄信用金庫と共同で「七尾城を中心とした観光開発事業」に取り組んでいます。

なお会費制(有料制)にするつもりもありません。
攻城団はその仕組みとして、より多くの方が登録して現地情報を持ち寄ってこそ価値を発揮できますので、参加のハードルは可能なかぎり低くしておきたいです。
自分が投稿した情報が誰かの役に立ち、自分もべつの誰かの情報を参考にさせていただく、そんなゆるやかなギブアンドテイクこそ攻城団が目指す世界です。

もうひとつは今回のように寄付またはそれに近い形で直接支援をいただくことで運営費の一部をまかないたいと考えています。
団員だけでなく、お城に興味はないけど攻城団の主旨や意義に賛同できるという方々から応援いただくことで、サービスを永続させていきたいと思っています。

攻城団が取り組んだことや、その考え方・方法論などは秘匿せずにできるだけ開示していきます。
人々の趣味を支援し、その結果として地域や産業に貢献する――そんなサイトの運営を自立させるためのノウハウを共有することで、攻城団では救えない人や地方をカバーするサービスが世の中にたくさん生まれることを期待しています。

これまでの活動

攻城団は2014年4月にサービスを正式に公開しました。
当初は自分と友だち数人が使うためにつくったのですが、世の中にこうしたサービスがなかったこと、そしてなにより多くの人と情報共有したほうが楽しくなるからと考えて一般公開したところ、毎月のように新しい団員が参加してくださり、全国各地のお城の訪問記録が残されています。

団員の登録数や訪問記録数だけでなく、アクセス数も毎月のように増えています。こうした情報は毎月ブログで詳細な数字とあわせて公開しています。

また今年にかぎっただけでも、次のような活動をおこなってきました。

・2016年1月:訪問済みのお城の写真投稿機能をリリース
・2016年3月:姫路城でフォトコンテストを開催
・2016年8月:熊本城の復興支援を目的にくまモンをデザインしたオリジナルTシャツを発売(10月に収益全額を寄付)
・2016年9月:七尾商工会議所、のと共栄信用金庫と共同で「七尾城周辺の観光活性化事業」を開始

これからやりたいこと

この先やりたいことはほんとうにたくさんあります。
まずは攻城団で収集したお城の書籍や雑誌が千冊以上ありますので、これらを誰でも自由に閲覧できるライブラリーをつくりたいです。それをお城の観光案内所――ぼくらは「道の駅」になぞらえて「城の駅」と呼んでいます――に発展させて、さらにそれを全国各地につくりたいです。

ツアーも開催したいです。
姫路城や大阪城のように電車で気軽にいけるお城ならいいのですが、地方の山間部にあるお城となるとクルマがない方にはまず訪問することが不可能です。
こうした交通の便が悪い場所にあるお城にはバスツアーを組んでみんなで出かけるのがいちばんです。車内で歴史講座を開催するのも楽しいと思います。

出版事業にも取り組みたいです。
すでに絶版となっていますが、日本全国の城・砦・館を網羅したお城の百科事典で、本気で城めぐりをされている方にとってはバイブルとなっている『日本城郭大系』全20巻の改訂版を出したいですし、全国の郷土歴史家や学芸員の方々の知識を未来に残す活動にも着手したいです。

まだまだ書き足りませんが、攻城団はただのサイトやネットサービスではなく、もっと大きなプロジェクトであるということはご理解いただけたのではないでしょうか。

今回のようなクラウドファンディングは今後も定期的に実施していこうと思っています。
なので今回はむずかしくても、次回はご支援いただければ幸いです。また、ぼくらがいちばん望んでいるのは継続的なご支援なので、そのとき無理なく出せる金額をご支援いただけますよう、重ねてお願いいたします。

攻城団の未来をぼくらといっしょにつくってください。

 

  • 2016/12/31 12:10

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2016/12/07 15:21

    IKEUCHI ORGANICさんからウォッシュタオルのサンプルが届きました! サイズを比較するために iPhone 6 Plus と並べてみました。 こんな感じでロゴが入っています。 自分でいうのもなんですが、これはいいです。ぼくも愛用すると思います! お風呂に持っていくよう...

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