【自己紹介】

 初めまして!私たちは関西大学 商学部 長谷川ゼミ3年次生です!
   長谷川ゼミでは、国際協力と被災地支援をエンパワーメントと技術移転の視点から「聞き書き」を通じて学んでいます。私たちは、2016年の夏に国際協力・被災地支援の現場である、岩手県陸前高田市・マレーシア・カンボジア・ウガンダ・ブラジルへ行き、「聞き書き」を行いました。

   そして、私たちは話し手の方と共同で作りあげた、二つとない「聞き書き」作品によって、人との繋がりと温かさを改めて実感しました。また、自分を信じて、一歩踏み出そうと思えるほど価値観が変わりました!

「聞き書き」の良さ、素晴らしさをもっと多くの人に伝えたい!そして、「聞き書き」をもっと社会に普及したく、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。

【聞き書きとは?】
「聞き書き」とは、話し手の言葉を一字一句書き起こしたのち、語り口や口調を活かしてまとめあげた作品です。その文章からは語り手の人柄や人生、考え方が伝わり、読む人に新しい考え方や価値観、勇気を与えてくれます。

【私たちが実現したいこと】
「聞き書き作品」のweb出版です。
私たちは、「この方にお話しを伺いたい」という強い気持ちをもって、実際に現地に行き聞き書きを行いました。そうしてお聞きした一人ひとりの人生は私たちが想像していた以上に、心に響くものでした。
この作品を普及することで、多くの人に勇気や踏み出すきっかけを与えたいと思っています。そのため、web出版による普及を実現させたいです。

【資金の使い道】
○出版までの一式の費用
・作品の校正、校閲
・原稿処理
・PDF版組版、WEB公開用htmlマークアップ

○冊子の印刷費用

大切に使わせていただきます!


【聞き書き作品紹介】
◯岩手県陸前高田市

「沼田屋を守り続けること、それが私の生きる意味」

話し手:菅原克子さん(民宿沼田屋 大女将) 聞き手:田渕千郷


2011年3月11日14時46分、東日本に起きた天変地異。それは多くの人から大切なものを容赦なく奪っていきました。
東日本大震災から5年。私が訪れた岩手県陸前高田市は今も尚、かさ上げ工事が行われ、また、行方不明者の捜索も続けられていました。
しかし、陸前高田で生きる人々のたくましさ、笑顔、そして、未来への希望は確かにそこにはありました。
私がお話を伺った菅原克子さんが大女将をされていた民宿沼田屋は、震災の津波により流され、休業を余儀なくされました。しかし、2014年7月31日、様々な苦難を乗り越え、民宿は再建されました。
この作品には生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、たくましく生きてこられた菅原克子さんの姿が綴られています。その姿は読む人一人ひとりを励まし、そして、自分の人生を見つめなおすきっかけとなることでしょう。

◯カンボジア

「自分の人生、自分でつくっていけばいいんだ」

話し手:橋本博司さん(NPO法人HERO代表理事) 聞き手:百々栞


みなさんはカンボジアと聞いて何をイメージしますか?おそらく、貧しいというイメージが先に立つ方がほとんどでしょう。カンボジアは確かに貧しいです。しかし、私が見たカンボジアは貧しさを感じさせない、本当に笑顔で溢れている国でした。

私は学校建設・貧困対策・医療事業を軸としてカンボジアで活動されているNPO法人HEROの代表、橋本博司さんにお話をうかがいました。橋本さんは、現在、カンボジアに13校を建設されています。しかし、ここまでは決して楽な道のりではありませんでした。多くの失敗、生死を彷徨われたこともありました。それでも今もなお、カンボジアで活動する、橋本さんの真っ直ぐな生き方や人柄。この作品には橋本さんの人生が詰まっています!
そして多くの人の人生を後押しできる作品となっています!

◯マレーシア

「目の奥に「命の輝き」を見ちゃったんだよね」

話し手:安部光彦さん(NPO法人Caring For the Future代表理事) 聞き手:山本美紗


世界の厳しい立場におかれた「子どもたちの支援」と、未来の社会を担う「青少年の育成」に取り組む団体であるCaring For The Future(CFF)の代表、安部光彦さんに聞き書きをしました。
ストリートチルドレンを見かけたらあなたはどうしますか?手を貸す、貸さない、どちらが正解なのか考えても分からないですよね。きっと答えなんてないと思います。
安部さんはあるストリートチルドレンの子どもとの出会いを「運命の出会い」とおっしゃいました。
この作品は安部さんの過去の経験や、様々な出会いによって今の活動に導かれたことが物語られています。そして安部さんの人柄や信念がつまった作品になっています。

今の生活に飽き飽きしている人たちの心が動くきっかけになってほしい。子どもたちの支援の難しさや、途上国の現状に関心を持つ人が増えてほしいと思っています!


◯ウガンダ

「ウガンダで家庭を持てて、やりがいのある仕事をできることが幸せ」

話し手:吉田真理子さん(中古車販売の日系企業社員、2児の母) 聞き手:田中紗千乃


アフリカのウガンダで家庭を持ち、2人のお子さんを育てながらお仕事もこなす吉田真理子さん。
吉田さんは2010年に青年海外協力隊の隊員としてウガンダに赴任し、その活動を通して出会ったジョゼフさんと結婚されました。
そして隊員の活動の中で支援の実態を見つめ、ウガンダの人々が成長し自立できる方法を模索し、ジョゼフさんと共に農業による自立支援を始めました。
また2人のお子さんをウガンダで出産され、今は子育てに励みながらお仕事にも尽力されています。
この作品では、吉田さんの幼少期から今の生活、未来までを綴っています。
隊員時代に感じたこと、結婚のこと、ドタバタ出産、パワフルな吉田さんの人柄、人生が詰まっています。

ウガンダで2児の母としてたくましく暮らす吉田さんの人生から勇気と元気をたくさんもらえる作品であり、ウガンダを少し身近に感じていただけると思います。
頑張らなければいけないとき、目の前に大きな課題があるとき、読んでいただければ必ず背中を押してくれる作品になっています!


○ブラジル

「今ここで生きさせてもらっていることに感謝」

話し手:白木國義さん(ブラジル日系移民1世) 聞き手:蘇鉄本奎


僕はブラジル日系移民一世の白木國義さんにお話を伺いました。

白木さんは17歳(1935年)のときに、出稼ぎをするために移民船ハワイ丸に乗ってブラジルに渡りました。そこでの生活では様々な苦労が待ち受けていました。しかし、白木さんは家族と共に、誠実にたくましく生き抜いてこられました。
この作品で白木さんの素晴らしい人柄に触れることができ、自分の生き方を見つめ直すことができるでしょう。

また、この作品を読んで、1人でも多くの方に、ブラジル社会でたくましく生き抜いたブラジル日系移民について知ってもらい、関心を持ってほしいと思っています。

【最後に】
お忙しい中、最後まで目を通してくださり、ありがとうございました。
5カ国5人の方との出会いは、私たちの人生を大きく変えるものでした。
私たちは5人の生き方や考え方に励まされ、これまでは選ぶことのなかった様な人生を選択することができるようになりました。
だからこそ、私たちはみなさんに、聞き書き作品を通して、この5人の方々と出会ってもらいたいのです。
その出会いは、皆さんの背中をそっと押してくれるものになることでしょう。
私たちの熱い想いへの応援、どうぞよろしくお願い致します!

 

  • 2016/12/19 00:02

    ご支援・ご協力いただいた皆様 皆様の温かいご支援とご協力のもと、無事にプロジェクトの目標金額を達成することができたことをご報告させていただきます。 ご協力いただいた25名の皆様、本当にありがとうございます。ゼミ生一同心より感謝申し上げます。 また、少しでも気になってこのプロジェクトを見て...

  • 2016/12/18 22:39

    長谷川ゼミ3年次生の蘇鉄本奎(そてつもとけい)と申します。 現在、24名のパトロンの方々から195000円のご支援をいただき、目標まで、あと5000円となりました!ご支援いただいた皆様、重ね重ねお礼申し上げます。 皆様のご支援とご期待にお応えできるよう、一生懸命努力いたしますので、何とぞ一...

  • 2016/12/16 23:31

    皆様のご協力のおかげで現在19万2000円のご支援いただきました。23名のパトロン皆様、本当にありがとうございます。 ご支援いただくたびに、ゼミ生一同心が熱くなっております。皆様の温かいメッセージも読ませていただいております。 絶対にプロジェクトを成功させるという思いで始めましたが、正直こ...

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