◆◇はじめに!◇◆

初めまして、『ティックの大冒険』絵本プロジェクト実行委員会です。月刊『まんがライフ』(竹書房刊)のシーズンゲストとして掲載されていた、きりえや 高木 亮の幻の名作、『ティックの大冒険』を絵本として書籍化するべく今回発足致しました。私は絵本プロジェクト実行委員会の一人で、高木さんの担当編集の坂本と申します。どうぞよろしくお願い致します。

* きりえや高木亮『ティックの大冒険』クラウドファンディング立ち上げ記念、スペシャル動画!

(2005年時に作者本人が制作したプロモーション動画。BGM・効果音:中西ゆういちろう(EXA))


◆◇今回、皆さんと一緒に実現したいこと!◇◆

皆さん、初めまして。僕の名前はティック。謎のなで肩の宇宙人です。

僕のことをご存じでない方もいらっしゃると思いますので、最初に自己紹介をさせて頂きますね。僕は切り絵アーティストの高木 亮によって生み出された謎の宇宙人キャラクターです。2007年から2011年までの4年間、月刊「まんがライフ」(竹書房)にてシーズンゲストとして連載されていました。

もともとは一枚絵の連作シリーズでしたが、4コマ漫画雑誌の掲載にあたって4コマ風に大胆にアレンジして好評を博した作品でした。ちなみに『ティックの大冒険』はこのような作品です。切り絵でいっさいセリフはございません。雰囲気に合わせた形で着色もしています。

実はこの作品、いまだ書籍化されていません。原稿はもう絵本としては2冊分たまっています。

今回、この幻の作品を世に出すべく、クラウドファンディングを立ち上げて絵本にしようと考えております。一切セリフがなく、「かわいくて、おかしくて、すこしだけ寂しい―」、そんなノスタルジックな世界観を絵本や書籍などの形にして欲しい! という声はいまだに高木先生の元へ届きます。

絵本という形になって、皆さんに僕の冒険を見てほしい。この絵本が皆さんの元に届きますように。

是非ご支援のほど宜しくお願い致します。

 (*カバーラフイメージ案)

『きっとあなたのそばにもティックはいます―。』

◆◇プロジェクトをやろうと思った理由◇◆

<高木亮コメント「ティックの大冒険」について>

ティックは、きりえを始めてまだ間もない頃に生まれたキャラクター。学生時代たまり場だった自治会室で、仲間とくだらない話をしながら手近な紙に描いたものが原型です。名前は、大好きな友達のあだ名をそのまま借りました。絵を見たとたん、(彼女のパーソナリティとは関係なく)その名前しか考えられなくなったからです。

子供の頃人形劇に夢中だった僕は、動かない表情の中から感情を想像することが好きでした。だからか、世界中で人気のキャラクター達の過剰なほど分かりやすい表情は、押し付けがましく感じてすこし苦手でした。ティックの無表情さはそんなところから生まれたような気がします。

池袋展示会で行った切り絵体験会での一コマ

 ティックはいつもどこかに紛れ込もうとします。けれども根が異星人なためか完全に集団の一員になることはできず、常にまた新たな場所を求めて旅立ちます。悲壮感などまるでなく、あくまで飄々とマイペースに。

「どこにも馴染める気がしないのに誰かと交わらずにはいられない。」そんな部分は紛れもなく僕の一部だと言えるティックですが、ひょっとしたらだれの胸にも彼(?)はいるのかも知れません。

「かわいくて、おかしくて、すこしだけ寂しい――」。自分の作風の紹介でよく使うフレーズに一番合っていると思えるのが、この「ティックの大冒険」で、僕にとってはとても大切なシリーズです。みなさんのお力添えで彼(?)の旅をさらに続けさせてもらえるならば、こんな嬉しいことはありません。

体験会での高木先生の完成品


◆◇これまでの活動◇◆

(photo 岩本竜典)

きりえや 高木 亮  Ryo Takagi

お話も作るきりえ画家。1971年香川県生まれ。神奈川県川崎市在住。
大学在学中独学にてきりえ制作を開始。のち「きりえや」を名乗る。
ポストカードやカレンダー等グッズ制作、個展や各種メディアを通じ て作品を発表。
叙情的風景からひねりの利いたパロディ作品まで、 多岐に渡る作品中に通底するのは、「かわいくて、おかしくて、少しだ け寂しい」世界。
2005年より Kamibashi と提携、北米でカード、カレンダー、ポスターの扱いを開始。2018現在、Japanese American National Museum、Portland Japanese Garden、National Gallery of Art のMuseumShopほか各地で販売中。

<著書>

•「スナバン 1〜4」(2010〜/ビーナイス)
•「きりえ画文集・ユメとバルーン」 (2012/ビーナイス)
•「はじめてでも簡単 たのしい切り絵レッスン」(2012/家の光協会)
• きりえクリスマスブック「ビリーザトナカイ 〜ソリを引く男 」(2013/ビーナイス)
• きりえクリスマスブック「ビリーザトナカイ2 〜師走の男」(2013/ビーナイス)
• きりえ画文集「ユメとバルーンいつもの坂道」(2014/ビーナイス)
• きりえクリスマスブック「ビリーザトナカイ3 〜ビリーの休日 」(2014/ビーナイス)
• ユメとバルーン きりえ原画版 (アートカードブックシリーズ)(2015/ビーナイス)
•「ねこ切り絵: 切って飾って癒される、暮らしを彩る猫、ねこ、ネコ」(2016/誠文堂新光社)
• きりえ画文集「ユメとバルーン 風吹く街で」 (2016/ビーナイス )
•「12か月のねこ切り絵: 切って飾って癒される、行事を彩る猫、ねこ、ネコ」(2018/誠文堂新光社)

<主な仕事>
• 藍坊主「ヒロシゲブルー」「ウズラ」CDジャケット用きりえ(2004/TOY’S FACTORY)
• TK TAKEOKIKUCHI Tシャツデザイン(2005/2006)
•「ティックの大冒険」きりえ4コマ(2007〜2011/「月刊まんがライフ」竹書房)
• 満寿屋ノート「MONOKAKI」飾り罫デザイン・きりえ(2010/満寿屋)
•「うさぎ」挿絵(平成23年度版・27年度版教科書「小学3年・音楽」2011/教育出版)
•「きりえパロディ・新世界文学名作選」きりえ・文(2011〜13/「新潮45」連載)
•「新潮45・扉絵」きりえ(2012~16/「新潮45」連載)
•「日々これきりえ」きりえ・文(2013/「しんぶん赤旗朝刊」連載・全12回)
•「切り絵パロディ・贋作名画大全」きりえ・文(2013〜16/「新潮45」連載)
•「新・二都物語(作芦辺拓)」きりえ・挿絵(2015〜2016/「しんぶん赤旗」連載)ほか


◆◇資金の使い道◇◆

ご支援いただいたお金は以下の項目に大切に使わせていただきます。 

・単行本の出版費用(編集、デザイン、印刷代、製版代、紙代、流通コストなど)

・各リターンアイテムの制作費、発送料、手数料など

・『ティックの大冒険』書籍制作委員会運営費 etc.


◆◇リターンについて◇◆

リターン予定(3,000円、4,000円、8,000円、10,000円、15,000円、30,000円、100,000円)

・絵本+きりえや高木亮サンキューメール

・絵本+きりえや高木亮サンキューメール+ポストカード5枚セット

・サイン入り絵本+ポストカード5枚+限定トートバッグ+奥付に支援者のお名前掲載のセット

・サイン入り絵本+ポストカード5枚+限定Tシャツ1枚+奥付に支援者のお名前掲載のセット

・サイン入り絵本+きりえや高木亮切り絵体験会(切った作品は額装してお持ち帰り頂けます)+高木先生の生切り絵+奥付に支援者のお名前掲載

・サイン入り絵本+超レア「ティックの大冒険」生線画スケッチ+生切り絵(簡易額装)+奥付に支援者の名前掲載+ポストカード5枚セット

・サイン入り絵本+美麗額装入り「ティックの大冒険」生切り絵+奥付に支援者のお名前掲載+ポストカード5枚+限定Tシャツ1枚+限定トートバッグのフルセット  など


◆◇実施スケジュール◇◆

5~7月 クラウドファンディング実施

7月~8月 デザイン打ち合わせ、編集作業

9月 印刷所打ち合わせ、デザイン決定

10月 印刷所入稿

11月 校了作業

12月 発売予定

2020年1月 リターン発送開始


◆◇最後に◇◆

一切セリフがなく、「かわいくて、おかしくて、すこしだけ寂しい―」、そんなノスタルジー感あふれるこの作品を、絵本や書籍などの形にして欲しい!という要望の声に応えたい! 絵本という形になって、皆さんにティックの冒険を見てほしい! ぜひ是非ご支援のほど宜しくお願い致します。


※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。

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