「自分が好き」と自信をもって言えますか?

このページをご覧頂きありがとうございます。首都大学東京3年の山田美咲と申します。私はメディアプロデューサーズスクールI-MAGE13期受講生で、「他人の目ばかりを気にして違う自分を演じてしまいがちな女子大学生に、自分を好きになるきっかけを作りたい」という想いで、4人の受講生と共に「meるプロジェクト」を立ち上げました。

具体的には、自分を好きになるきっかけとして、「meる」という自己承認を可視化するための手帳を作り、首都圏の女子大学生に対して配布します。また、首都大学東京の学生相談室にも置いていただくことが決まっています。

 

 

しかし、その「meる」の印刷代、及びプロジェクトのためのwebページ製作費、その他宣伝費用等合わせて7万円が必要です。この費用を皆さまからご支援頂けないでしょうか。

 

プロジェクトの背景

私は現在大学3年生です。大学に入ってからそれなりに充実した日々を送っていますが、一方で一気に広がった人間関係に悩むことも少なくありません。

様々な人とうまくやっていこうと思う一方、違うキャラクターを演じることに少し疲れを感じたり、SNS上での友達の「リア充」投稿を見て焦りを感じたり。逆に自分の投稿に誰からも「いいね」が無いと、周りから無視されているように感じて落ち込んでしまうこともあります。

そんなに気にすることではないと頭では分かっていますが、そのような経験があるのは私だけではないと思います。

 

(メンバーたちと話し合いを重ねました。)

 

実際に同じような経験を持つメンバーと話し合いを重ねた結果、私たちは以下の仮説を得ました。 

「SNSの登場により、他者からの承認が『いいね』や友達の数という形で可視化されてしまった結果常に他人の目を気にして、他者からの承認無しには自己を認めてあげることができなくなっている。そのため他者から認められる像を作り上げようとして、本当の自分を見失っているのではないか。」

 

 

実際に調査を行ってみると、「SNSに投稿する際に、他人の反応を気にして投稿するのをためらったり、内容を変えたりしたことがありますか?」という質問に対して、9割近くの人が「ある」と回答しています。

 

 (n=171。10, 20代の日本人を中心にアンケートを行いました。)

これがSNS上での投稿だけであればまだいいのですが、日常生活においても私たちは相手に合わせて違う自分を演じてしまっています。電通総研が実施した「若者まるわかり調査2015」によると、平均で女子大学生は5.8、男子大学生は4.2ものキャラ(人格)を使い分けています。

(http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2015038-0420.pdf)

 

もちろん、他者への配慮というものは必要です。しかし、必要以上に他人の目を気にして自分をそれに合わせようとしていては、自分が何者かも、自分が何をしたいのかも分からなくなってしまうのではないでしょうか。ありのままの自分に気づくことも、認めてあげることもできなくなってしまうのではないでしょうか。

この問題を解決すべく、私たちは「meるプロジェクト」という企画を考えました。

(他人の期待に流されていませんか?)

 

「meる」とは?

「meる」には、「me(私)」+「みる(見る)」=「meる(私を見つめる)」という意味を込めています。「他者からの承認」が過度に「可視化」された今だからこそ、「自己承認」も「可視化」してあげることが必要なのではないか。自分自身と向き合い、自分のことを好きになるきっかけを作りたい。そんな思いから「meる」というサブ手帳を作成しました。

メインターゲットは、女子大学生です。これは、女性の方が男性よりも他人がどう思っているかをより気にする傾向があること、特にその中でも、人間関係が一気に広がる大学生は自己承認に悩むことが多いためです。(私たち自身の経験もそれを裏付けています。)

女子大学生の7割以上がスケジュール帳を使用しているため、それに「meる」を挟んで持ち運んで欲しいと思っています。

 
自分と向き合い、本当の自分を好きになるきっかけを作りたい!

手帳「meる」の主な内容は、

・「今日できたこと」

・「うれしかったこと」

・「ふりかえり」

の3つです。

 

まず「今日できたこと」には、どんなに些細なことでもいいので、自分がその日にできたことを書きます。毎日それを続けることで、むやみに誰かの承認を求めるのではなく、自分でも気付いてなかった良いところを知り、自分で自分を認められるようになります。

 

次に「うれしかったこと」には、その日のちょっと嬉しかった出来事を書き留めます。私たちは他人の良いところばかりを見て自分と比較してしまいがちですが、こうすることで自分の日常にも嬉しいことが溢れているのだということを感じてもらえたらと思っています。

 

最後に「ふりかえり」では、1週間書き溜めた「今日できたこと」からひとつをピックアップし、それができた理由を分析してもらいます。これによって、自分が何かをできた時の「思考・行動の筋」が分かるようになります。この「ふりかえり」を行うことで、「できた!」という行動を実際に継続できた自分に自信を持ってもらえるようになります。

(この仕組みは大学の心理カウンセラーの方からアドバイスを頂き、認知行動療法の考え方をベースに考案しました。)

活動内容

11/20、五反田にて開催されました"Student Freepaper Forum 2016"に出展・配布させていただきました。特に女子大学生の方々から、デザインやコンセプトについてご好評頂きました。

 

さらに、首都大学東京の学生相談室に、「meる」を置いていただくことになりました!心理カウンセラーの村松健司教授に実際に手に取っていただき、私たちのコンセプトをお伝えしたところ、ご快諾いただきました。より多くの大学生に手に取っていただけるよう、これからも頑張ります!

 

加えて今後は、webサイトを作成し、心理カウンセラーの方や現役大学生への承認欲求に関するインタビューなどを掲載することで、私たちの問題意識と解決策を発信していきたいと考えております。また、「meる」のアプリ開発についても現在協力して頂ける方を探しております。

資金の使い道

 いただいたご支援は、「meる」の印刷代、及びwebサイトの作成費用に当てさせていただきます。

リターンについて

ご支援の額に応じて、サンクスメール・webサイトでのお名前の掲載、完成版「meる」の送付などのリターンを用意致しております。

「meる」を使った人の1日が、もっと素敵な1日になったらうれしいです。

たくさんの情報で溢れる現代社会の中で、本当の自分が埋もれてしまってはいませんか?SNSとうまく付き合うことも大事なことですが、私たちは自分とも向き合ってもらいたい。そして、同じ悩みを抱えている私たちだからこそ、他の学生が自分を認めてあげられるきっかけを作れる、そう信じています。

皆様の温かいご支援をいただけましたら幸いです。

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