私は、河口慧海の足跡ルートをもとに、過去ドルポを4度横断した。ドルポに行けは行くほどに魅了された。しかし、厳冬期を見たことがない。この生活を肌で感じたい!氷点下20~30度の極寒の地で暮らす人々、降雪により下界への道が閉ざされた世界で人の暮らしに受け継がれる知恵と叡知を体験する。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶   (文字に色があるところは、リンク付き)

初めまして!稲葉香と申します。美容師のかたわら、1997年から年に一度旅に出るライフスタイルを続けています。

ベトナムから始まり東南アジア、アラスカ、インド、チベット、ネパールを放浪し、旅の延長で山と出会いました。18歳でリウマチを発病し、手首や足首の関節が固まり、激しく痛みがあるので、山に登るなど想像もできませんでしたが、ヒマラヤ・トレッキングにより自然地癒力(注1)に目覚め、山に登れるまでに復活できました。その流れを動画でまとめていますので、よかったら見てください。

注1:自然治癒力の「地」は、ヒマラヤの大地の意味で「地」にしてます。

                                                                         ©️ Kaori Inaba

リウマチという病は完治することはありません。痛みの再発を繰り返しながら、河口慧海師の足跡ルートに惚れ込み、歩み続け、2007年西北ネパール登山隊(大阪山の会(故)大西保隊長)との出会いもあって、西ネパールへの遠征を繰り返しています。ヒマラヤの高地を歩くたびに復活するので、これを私はヒマラヤ療法と呼んでいます^^!

ナラカンカール・Rピーク(6039m)より

河口慧海とは・・・。

1900年、仏教の仏典を求めて初めてネパールからチベットへとヒマラヤを越えて密入国をした僧侶です。皆さんはご存知でしょうか?
私は、この慧海さんに勝手に運命を感じて今があります。
何故かというと…。
慧海さんも私と同じ「リウマチ」の持病を持っていました。
そんな身体で1900年に?!しかもチベットが鎖国してる時に、今のような軽量な装備もなく、
詳細な情報も地図もない、ましてやリウマチに効く薬もない時代。
激痛の時、毎朝固まる身体、どこに痛みが出てもおかしくない生活の中、長期で海外へ出るなんて…。
私には想像を絶する世界です。
しかもヒマラヤ?!
私は衝撃を受け、同時に勇気をもらいました。
実は、ここでは書ききれないほどの「慧海師の足跡を辿る旅の記録」がありまして、書くと長いので、
興味ある方は、一部ですがこちらの動画をご覧ください。。


                                                                         ©️Kaori Inaba

現在、大阪唯一の村、千早赤阪村千早赤阪村の暮らし)を拠点に都会(心斎橋)と山生活(金剛山)とのバランスを保ちながらヒマラヤに通っています。
美容室、Dolpo-hair

大阪・心斎橋の雑居ビルの一室で一人で営んでいます。(MARUYUNE.B 808号室)



ヒマラヤ遠征に行くときは、お店を閉めて行っており、数ヶ月の遠征になる時は家賃や運転資金繰等、経営はとても難しいが現状ですが、遠征に行きたいがために、個人経営でなんとか回してる状況です。常連様の多大なるご理解をいただいた上で休んでおりまして有難い限りです。


このプロジェクトで実現したいこと

ネパールの中西部にあたるドルポ地方は、赤い部分で囲まれてる場所がドルポヒマラヤの高峰ダウラギリ連峰(8167m.etc)の西北に位置している。

ダウラギリ II峰 (7751m)

実は、慧海ルートの大部分をしめているのがこのドルポ地方となります。
赤いラインが、慧海ルートです。
赤、オレンジ、緑が、2016年の私の横断ルートです。

新日本ヒマラヤ会議で作成して頂いた地図と、大西保氏の地図を元に、川崎泰照氏が作成

平均高度が4,000m前後の乾燥した高原地帯
東西南北どこから入ろうとも5,000mの峠を越えないとドルポには入れません。

首都カトマンズから国内線と陸路を重ねて、そこから険しい道のりを歩いて約10日後
やっとの思いで中心部のシェー ゴンパにたどり着きます。

シェー ゴンパ

5,000m以上の峠が10本以上あり、4,000m以上の峠は数え切れないほどあります。

平均高度が4000m前後の乾燥した高原地帯

そこには、800年前からお寺ができて人が住み、伝統文化が受け継がれ、人々の暮らしが息づいています。
厳しい環境の中で人々は暮らし続けているのです。

冬村と夏村とがあり、季節によって移動する村です。しかし、今は極寒の暮らしを避け、カトマンズやポカラまで降りて生活をしている人が増えています。そんな中でも越冬している人達もいます。シェイ・ゴンパの僧侶も越冬する一人ですが、世代交代をする話を聞きました。それを聞いて、いてもたってもいられなくなり、以前からずっと思っていた計画を実行しようと決めたのです。

ツァカンゴンパの僧侶

この辺境の地の急速な変貌は想像以上です。
昔から受け継がれてきた暮らしは日々は、確実に失われようとしています。
ツァカン・ゴンパの僧侶が代わる前に、共に越冬して話を聞きたいと強く思いました。
今ならまだ間に合う。私は、消えゆく世界を見届けたいのです。

現地で調査したいことは・・・

・食料、燃料の調達はどうしているのか?
・日々、何を思い・何をしているか?
・キャラバン生活は今も現存するのか?
・越冬人口・地域での行動範囲
・毎日の天気、気温、雪の状況
・お祭りがあれば参加したい
・毎日の行動記録
・生活に密着(男女別・世代別)
・語学・撮影(写真・動画)
・リウマチ日記(本人・稲葉香)

これらを出来るだけ記録したいと思っています!

ホームステイ先

プロジェクトをやろうと思った理由

私は、過去にドルポを4度横断し、中でも2016年はチベット国境まで河口慧海の足跡を忠実にたどりました。そして、できるだけドルポ内部の村々を周り、冬の状況を聞いて歩いたのです。
現地の環境の厳しさを体感し、その土地に住む人々の素朴な心に触れ、大地のエネルギーを感じ、魅了されました。
これまでは、トレッキングシーズンである夏から秋にかけて行くことが多く、ドルポは素晴らしい景色を見せてくれました。夏は高山植物の宝庫であり、秋は燃えるように山が染まります。

9月末 唯一残っていた高山植物・ブルーポピー

樹木のないドルポが真っ赤になり驚いたことがあります。ちょうど収穫の時期と重なり、黄金に光る大麦と真っ赤に染まった草とのコントラスト。そこに光が差しこみ、その美しさに思わず足が止まりました。

光が差した瞬間

冬は、この地は一体どうなっているのか?気になってしかたがありませんでした。
極寒であるのは想像できますが、外部への道は完全に閉ざされてしまい、人々はどのように暮らしているのだろうか?
ドルポの冬期への興味は尽きません。美しいだろうなとずっと夢見ていたのです。

そして、昨年、ドルポよりさらに西のフムラへ単独でキャラバンを組み、2週間の無人地帯のトレッキングを含め一ヶ月で250kmを踏破しました。

ネパール側からのカイラスの遠望・無名峰より(5466m)

故・大西保氏の2000年と2010年の記録をもとに私はフムラ遠征の計画を立てたのですが、辺境地の変貌は想像以上でした。これが今回の越冬計画をするきっかけとなりました。

大西保氏(2014年秋に他界)も最後の最後までずっとつぶやいていた。

ドルポで越冬するぞ

カイラスとは・・・仏教(特にチベット仏教)、ボン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教で聖地とされる。

これまでの活動

主な海外登山歴として・・・。

・2002年 よりネパールヒマラヤトレッキング、チベット/カイラス巡礼の数々。
・2005年 アイランドピーク登頂(6,189m)
・2007年 ドルポ、河口慧海の足跡の再調査に参加
 カンテガ未踏峰・第2次隊で登頂(6,060m)(大阪山の会・大西保隊長)
・2009年 ムグ 〜 ドルポ横断 (大阪山の会・大西保隊長)
・2012年 ドルポで行われる12年に一度のシェイ・フェスティバルに参加
 ドルポ横断、無名峰登頂(6,042m、6,025m、6,089m)(Himalko keti登山隊)
・2014年 アッパームスタン 河口慧海の足跡を辿って、慧海像と出会う
・2016年 河口慧海の足跡を辿り、ムスタン&ドルポ横断500km~の山旅
 イェメルンカン登頂(6,028m)(Himalko keti登山隊)

2018年 ネパール最西北 フムラの無人地帯を含む250kmの山旅、ナラカンカール・R(6,039m)登頂。

1900年 河口慧海が仏教の仏典を求めてヒマラヤを超えてチベットに密入国した峠(クン・ラ 5411m)

遠征を終えるごとに、写真展や講演会を重ねてきました。
特に、2016年の遠征は評価を頂き、新日本ヒマラヤ会議日本山岳文化学会雲南懇話会
横断山脈研究会(映像のみ)、地平線会議、勤労者山岳連盟などで、
講演会をさせていただきました。(順不同)

webの掲載では、Asian Alpine News Issue(No12 & No47)や、
地平線会議(2017/12/22 & 第45回) 、
ヤマケイオンライン・コラム継続中 (大昔にヒマラヤを越えた僧侶・河口慧海の足跡を辿る)

本の掲載では、黄檗山萬福寺文華殿・黄檗文化研究所(黄檗文華 第134号)、
チベット文化研究会会報(2018年1月号の表紙写真・コラム)
雑誌 Fine 5月号「さあ冒険へ出かけよう」、などがあります。

資金の使い道

予算は、次の通りになっています。

(注)内訳については細かく計算していますが、ここでは何が含まれているのか項目のみ記載させて
   いただきます。

上記の予算は、目安であって現場での交渉次第で変動すると思います。
これよりもオーバーするかもしれないです。

実施スケジュール

2019年 6月15日 「未知踏進」販売・講演会(大阪)
7月 「Mustang&Dolpo.Exp2016」~河口慧海の足跡を辿って〜 販売・講演会(大阪)
    食糧をチベット国境近くの市場で購入運搬依頼
8月 購入した食糧を、サルダン村、シェーに運搬依頼
9月   現地との調整&確認、日本から荷物をカトマンズへ送る
10月 カトマンズでガイドに乾燥野菜を依頼
11月 出発!大阪 〜 カトマンズ
12月 1日 ドルポ・サルダンに到着予定。
12月 〜 2020年3月 ドルポ越冬
 3月 or 4月   帰国!カトマンズ 〜 大阪 

2016年 河口慧海の足跡を辿って ムスタン&ドルポ横断500km~ の最終日

最後に

旅の資金は、自分で稼げ!という思いから、支援者の方々にかなりリターンを考えました。

ご支援下さった皆様とは、出来るだけお会いしたくて、全ての皆様にチャイ券があります。
こちらは、大阪唯一の村・千早赤阪村にあるDolpo.BCの週末限定の山図書カフェでのチャイとなります。
遠方の方もいらしゃるかと思いますが、旅行、遠足がてら遊びに来て頂けたら嬉しいです。

私の住まいとなる場所でもありますがDolpo.BCは、大阪の最高峰・金剛山の登山口から徒歩8分にあり、
標高約450mほどで、冬は雪が積もり、大阪のネパール・ヒマラヤと勝手に思っています^^


遠征出発を今年の冬と決めたとき、「未知踏進」の冊子の作成し販売を実施しました。
これは、私の旅の記録となり、簡潔にまとめたものとなります。

さらに、「Mustang&Dolpo.Exp2016」~河口慧海の足跡を辿って~も作成中です。
これらを遠征出発前まで販売して、全てを遠征資金とする考えをしていました。
足らなかったら借金してでも行くつもりでした。


そんな中、友人などの助言もあって、クラウドファンディングはどうなのだろう?と思ったわけです。
やり方次第で納得するかもしれないと思い、考えました。
単純に支援してほしい…なんて、そんな甘い考えで遠征はできないと思うし、自分が納得いきません。

そこで、私ができる最大限の物々交換を考えました。
リターンの品々は、実費で制作しています。

応援者全ての方に、メールでご挨拶&現地から発信します。
(ドルポからは通信手段がないのでできません)

あとは、私の技術料となっています。
カットしてご希望に応じてパーマ、カラーもします。

講演会もします!!

これなら私も納得できる物々交換だと思ったのです。

そして、今回の試みは、今まで出会ったことのない方と出会える機会があり、私の活動を多くの方に知ってもらえるチャンスだと思いました。いろんな可能性を秘めていると感じたのです。

自営して20年。自分が動かないと何も始まらないのは、イタイ!!ほど分かっています。
昭和人間で納得のいかない事はやらない主義ですが、納得できたのでチャレンジしたいと思いました。
資金が集まらなくても行きますよ!!今行きたいなら、今しかない!
年齢を重ねた今だから、深く深く思うよね、ただいま46歳です^^

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

ツォ・カルポカン(6556m)

応援よろしくお願いいたします!

稲葉 香

  • 活動報告

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    フライアー出来ました!

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     Dolpo越冬、フライアー出来ました。まだまだ宣伝がんばります!

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