はじめに・ご挨拶

初めまして、
NPO法人幼児算数教育研究所理事長の植村憲治です。

長年、教員養成系大学で小学校教員を目指す学生を主対象とする数学、数学・算数教育を担当してきました。

算数教育は幼児期から始まると考えて、保育所で幼児対象の実験活動を始めて9年になりました。

得られた成果を世の人に理解していく活動を発展させていきたいと考えてこのプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトで実現したいこと

私たちのNPOの活動は、大きく分けて研究活動と、成果を世に広める活動の2つになります。研究活動は、保育所での幼児対象の実験活動、学会での発表や研究者との交流、論文投稿になります。成果を世に広める活動は、勉強会や講演になります。

このプロジェクトを通して、研究活動の支援と幼児の論理的思考能力を育む実験活動の成果を世に広める活動を発展させていきたいと考えています。


プロジェクトをやろうと思った理由

日本は国民の学習到達度が高い国として知られています。しかし、AI技術が進歩するこれからの時代に対処していくには、数学において多用される論理的思考能力の国民の水準を高めていく必要があると考えます。私たちは、家庭で親と子が楽しみながら遊びの中で幼児が自分で考え、論理的思考能力を高めていく手法を開発してきました。

これを世の中に広めることにより、20年後の国民の論理的思考能力の水準が高まると信じています。

         

これまでの活動

2010年3月 初めての幼児実験を保育所で行いました。この時の結果は、査読付き学会誌で報告しました。
      保育所実験は現在まで,5歳児・4歳児・3歳児の各級で継続して毎年、9回程度実施しています。
2013年8月  NPO法人幼児算数教育研究所登記
2014年3月  山梨県都留市内男女共同参画推進センターぴゅあ富士で講演会開催

2014年11月  八王子市学園都市センターで講演会開催
2016年8月   八王子市クリエイトホールで講演会開催
2016年11月 山梨日日新聞に連載記事掲載(21回 題名「5までの数で遊ぼう」)
~2017年9月

2017年6月  八王子市クリエイトホールで勉強会開催(6回:八王子市教育委員会後援)
~11月 

2018年3月  横浜市かながわ県民センター で講演

2019年3月  八王子市で勉強会開催(八王子市及び八王子市教育委員会後援)

教育委員会や市の後援事業にしていただきました.

学会発表 日本乳幼児学会(5回、2011年~2015年)、日本数学教育学会(14回、2010年~2018年)、数学教育学会(3回、2017年~2019年)


資金の使い道

負債の返済      10万円
交通費        3万円
実験時のアルバイト代 6万円
出張旅費       8万円
学会参加費      1万円
勉強会開催費用(5回)  5万円  

リターンについて

保育所での実践活動を見学された記者さんが関心を持ってくださって、連載記事にしてくださいました。山梨日日新聞で平成28年11月から29年9月まで、21回にわたって連載された「5までの数で遊ぼう」という記事になりました。

3歳から5歳までの幼児と大人での遊びを紹介するものになっています。リターンとしてこの記事のコピーを差し上げますが、このことについては、新聞社の許諾を得ております。

また、勉強会や講演会の開催権を差し上げます。

実施スケジュール

ご支援いただいた資金は,NPOの日常的な活動に利用させていただきます。


保育所で実験活動 年間27回
学会出張 秋2回
勉強会の開催 年度内に25回(20回はリターン分)

幼稚園、保育園での活動紹介のための訪問と実践 5回


最後に

幼児のあどけない姿を見るとき、だれもが、健やかに育って本人の能力を発揮できる大人になってほしいと考えます。その基本として、国語と算数ができるようになってほしいと願います。私たちが考案してきた活動は幼児算数教育に含まれるものですが、小学校教育の先取学習ではありません。小学校での算数授業が容易に理解できる能力を育むものです。大人が幼児との日常生活の中で実践できるものです。お風呂の中で、"10まで数えてちょうだい"と伝える代わりに簡単にできる遊びもあります。



現在は私一人の夢にすぎませんが、貧困の悪循環を断ち切る活動への参加を思い描いています。

担任と幼児の実験活動中、必死に思考して解決策を見つける幼児の姿は美しいものです。そして、幼児のこの美しい姿は私たちが開発した簡単な大人と子供の遊びを通してどなたでも目にできるものです。

通常でしたら、家庭での親子の交わりのひと時に実践できる活動です。しかし、親子で触れ合う時間すら削って、毎日を生き抜くのに精いっぱいの貧困家庭での幼児は、このような体験を味わうことなく大人になっていきます。幼児教育が無償化されます。保育士を含む貧困家庭の幼児と何らかの接触のある大人たちが、私たちが開発した活動を理解して、その幼児と一緒に実践できるようになることを考えています。

貧困家庭支援のプロジェクトを私が立ち上げる日が来るかどうかはわかりません。しかしそれを1つの目的にして進んでいくために今回のプロジェクトを進めていきます。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/06/28 19:01

    ご支援くださった皆様ありがとうございます.深く感謝しております.大切に使わせていただきます. 本日保育所に行ってきました. 園は大忙しの1日でした.私が3歳児の算数プログラムを実施していたのですが,大学の知り合いの先生たちが学生を10人ばかり連れてきていて5歳児にお絵描きの指導をしていました....

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