はじめに

  近年、オートキャンプや車中泊が静かなブームになっています。1990年代に一大ブームとなったオートキャンプも一時下火になっていましたが、日本オートキャンプ協会の推計によれば、2017年のオートキャンプ参加人口は840万人と5年連続で増加しています。

 また、ワンボックスカーやSUVなど、車内が広い車で出かけて、キャンプ場や道の駅などでそのまま宿泊する「車中泊」ファンも増加しています。なんといっても自由気ままでお金のかからないレジャーとして人気が出ています。

 そうした中、注目されているのが軽トラックを使ったキャンピングカーです。軽トラックの荷台にキャンピングシェルを載せ、大人二人がゆったり横になれる、必要があればシェルを荷台から降ろし、軽トラックとして利用できるという利便性が評価されました。軽トラキャンピングカーがマスコミに取り上げられ一躍注目を集めました。

 また、軽トラキャンピングカーをDIYする人たちも雑誌やテレビなどで紹介され、個性的でこだわりの軽トラキャンピングカーが注目されています。自分だけの趣味の部屋、中高年夫婦の温泉や霊場巡りのベース基地、万が一の災害時の避難用シェルターなど、その利用方法は様々です。

 Kトラハウスは、こうした軽トラキャンピングカーを自分の手でつくってしまおう、という思いで、昨年1月に立ち上げました。素人にもできるのか?という疑問はあると思いますが、それはおいおい説明するとして、つくるって本当に楽しいです。また完成した時の喜びもサイコーです。

 このプロジェクトは、Kトラハウスをより魅力的に、そしてお安くお届けするために、令和バージョンを開発するものです。皆様のご支援をよろしくお願いいたします!


Kトラハウスとは

 Kトラハウスは、軽トラックの荷台に載せるキャンピングシェルの仲間です。軽トラックの貨物扱いですので、運転中に内部に人が乗ることはできませんが、キャンピングカー登録の8ナンバーは必要ありません。軽トラックの最大積載量は350kgで、長さ、幅、高さにも制限がありその範囲で使う必要があります。他方、軽自動車ですので、取り回しがしやすく、維持費が安い、車検も軽トラックの4ナンバーのままでOKなどの利点があります。

Kトラハウスの一番の特徴は、ユーザーがKトラハウスの組立キットを購入して、自分で組み立てることです。

・自分で作ることにより、購入費用を安く抑えることができます。

・組立キットになっていますから、構造や組立手順をよく理解すれば、必ず完成させることができます。

・キットには内装は含まれていませんが、ホームセンターで材料を購入し、自分好みのKトラハウスに仕上げることができます。


本当に自分でつくれるの

 とはいっても、本当に自分でつくることができるのか、が気になりますよね。確かに、市販の組立家具を購入して自分で組み立てるというレベルではありません。ホームセンターで材料を買ってきて、自分でテーブルや棚を作った経験があれば大丈夫でしょう。基本的な作り方は説明書に記載されていますので、それを読みながらじっくり勉強するということでもいいかもしれません。

 もう一つ大事なことは、工具や作る場所を確保できるかです。日ごろからDIYに慣れている人でしたら、工具もある程度お持ちでしょうし、ホームセンターのレンタル工具を利用する手もあります。一方で、脚立や足場、クランプなどは自分で用意する必要があります。

 また、組立場所の問題もあります。材料を置く場所、組み立てる場所、軽トラックを置く場所などが必要になります。こうしたスペースの確保が難しい場合や、組立てる自信がない人は、組立済みのKトラハウスを購入し、内装をDIYで楽しむこともできます。

 説明書とにらめっこしながら、巨大なプラモデルを作りあげる感覚です。つくる楽しさは存分に味わえますし、完成した時の満足感、達成感はひとしおです。


Kトラハウスの使い方

 軽トラックをお持ちの方でしたら、Kトラハウスをつくって載せるだけです。軽トラックだけを使いたいときには、サポート脚をシェルに取り付け、軽トラックと分離することができます。

 Kトラハウスの内部スペースは、長さ2m、幅1.3m、高さ1.7mです。大人二人が横になれるスペースを確保できます。

 キャンプや車中泊だけでなく、自宅の庭にKトラハウスを設置し、自分だけの書斎兼秘密基地として使う方法もあります。ウィンドウクーラーをつけて電源を引けば、夏でも快適に過ごせます。

 小さな個人オフィスとしての使うことも可能です。テーブルやイスをうまく配置すれば、3、4人での打合せもできます。移動事務所や現場事務所として使えます。

 万が一の災害時には、避難シェルターにもなり、プライバシーを守れる空間が確保できます。

 「自宅には軽トラックはないし、Kトラハウスのために軽トラックを購入するのも大変だ」というご意見も多く聞きます。そうした方にお勧めなのが、普段はKトラハウスを自宅の駐車場や庭に設置しておいて、移動が必要な時だけ軽トラックをレンタルすることです。オートキャンプや車中泊も年間で10日間程度であれば、レンタルの方が断然お得です。移動して利用する機会が増えた時点で軽トラックの購入を検討すればいいでしょう。


Kトラハウス令和バージョン

 Kトラハウスの基本設計は一級建築士が行っていますが、住宅建築に用いられる木造枠組壁構法、いわゆる2x4(ツーバイフォー)工法という構造方式をベースとしました。しかし実際に作ってみると想定外のことが次々に発生して、試作と解体を繰り返すことに。試行錯誤を繰り返し、確実に作りあげることのできる構造、手順をやっとの思いで完成させました。そのため、重量、コストがやや犠牲になってことは否めません。販売が伸びない理由もここにあると考えています。

 そこで、そうした点を改良したKトラハウス令和バージョンを開発することとしました。

開発目標は

・軽量化

・コストダウン

・デザイン変更

です。

 完成予想図はこちらです。


 販売予定価格は、基本キット価格(税別)30万円台前半を目指します。

 ご支援いただいた資金の使い道は次の通りです。

・設計費10万円

・材料・工具の購入25万円

・製作費6万円

・HPのリニューアル6万円

・パンフレットのデザイン3万円

 計50万円


リターンのご紹介

 ご支援いただいた方へのリターンです。

 PDFファイルをメール添付で送らせていただきます。


・お礼状

 感謝の気持ちを込めて


・Kトラハウス令和バージョンのパンフレット特別仕様

 一般配布用パンフレットに、製作途中の写真を編集し追加した特別バージョンになります。

(A4サイズ約30ページ)


・Kトラハウス令和バージョンの設計図

 Kトラハウス令和バージョンの構造が分かる設計図面です。

 自作される方には参考になると思います。

(A3サイズ約15ページ)


・Kトラハウス令和バージョンの製作ガイド

 Kトラハウス基本キットに付属している作り方の説明書です。

(A3サイズ約30ページ)


・Kトラハウス令和バージョン1日利用券

 Kトラハウスを一日使用できる利用券です。軽トラック付き。

 利用日時は別途調整させていただきます。

(2019年限定)

 

・Kトラハウス令和バージョン3泊4日利用券

 Kトラハウスを3泊4日使用できる利用券です。軽トラック付き。

 利用日時は別途調整させていただきます。

(2019年限定)


・購入時組立代行オプション券

 Kトラハウスの基本キットをご購入いただいたときに、当社で組立代行します。



メディア掲載

毎日新聞

CAMP HACK

軽キャンパーファン30号 


私たちの夢

 人間の最高の欲求は「自己実現」と言われています。自分のアイデアをもとに、自分の手でものを作り、それを使って自分らしく生きる。そして人生を楽しみ尽くす。Kトラハウスは、そんな貴方の自己実現を応援します。

 100人いれば、100通りのKトラハウスができます。そうした一人一人の思いが詰まったKトラハウスが日本全国を走り回ることが私たちの夢です。


Q&A

Q 地方への発送は可能ですか。

A 基本キット、完成品につきましては、現時点では当社大東工場(大阪府)での受渡しとなります。近県の場合は実費で配送もいたします。

Q 車検時はどうすればいいですか。

A 軽トラックの荷台からKトラハウス(シェル)を取り外して、軽トラックとして受検してください。

Q 運転中にシェル内に人が乗ることはできますか。

A Kトラハウスは貨物(荷物)扱いです。走行中のKトラハウスに人を乗せることは法律で禁じられています。絶対にお止めください。

Q メンテナンスは必要ですか。

A メンテナンスの主な内容は、外装材の取付状況(防水)の確認、床ユニットの防腐・防蟻処理の確認、各部ねじ類のゆるみの点検と増し締めなどです。

Q 組立に必要な日数はどれぐらいですか。

A DIY経験者であれば、二人で最短4日程度を想定しています。間違いなく組み立てる、作ることを楽しむのであれば、時間に余裕をもって作ることをお勧めします。

Q 一人で組み立てることはできますか。

A 基本的に二人以上で組み立てることを想定しています。一人で組立てを行う場合、シェルの先端張り出し部の下面パネルの取付け、重量物の組立てなど、一人では難しい作業があります。その場合は、仮設サポート材の使用や荷役機械の使用など工夫が必要となります。

Q 組立スペースはどれぐらいの広さが必要ですか。

A Kトラハウスの組立てには、①搭載する軽トラックの駐車スペース、②部材の仮置きスペースなど、合計で軽トラック3台分程度のスペースが必要です。

Q シェルと軽トラックの脱着は一人でできますか。また、どれぐらい時間がかかりますか。

A 付属の自立脚ユニットを使用していただくと、Kトラハウス(シェル)の脱着は一人でも行えます。脱着は15分程度で可能です。

Q 横風の影響はどうですか。

A Kトラハスを載せた軽トラックへの横風の影響は、一般的な軽トラック運搬車と同程度と考えています。強風時の走行は速度を落とす、停車するなど注意してください。


  • 2019/07/10 10:11

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2019/06/16 10:22

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2019/06/13 14:03

    Kトラハウス利用券ですが、シェル本体(照明、換気扇、ポータブル電源、簡易ベッド・テーブル)のみが対象となります。利用される方は、ご自身がお持ちの軽トラックをご準備ください。軽トラックをお持ちでない方は、当社の軽トラックを無償でお貸しします。Kトラハウス令和バージョンは、7月から利用できるよう準...

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