はじめまして。熊本チキンの重松善人です。

熊本チキンは、熊本県の山鹿市で昭和57年より消費者の人たちに本当に美味しい鶏を届けるため鶏肉の生産・処理・加工・販売等の業務を行なっています。

私は熊本チキンで生産部長として、健やかでたくましい鶏が育つように、鶏の飼育をしています。

 

みなさん、赤鶏って食べたことありますか?

現在、スーパーなどで販売されている主な品種は羽の白い「若どり(ブロイラー)」と呼ばれる鶏ですが、赤鶏は羽の赤い鶏です。

私達が育てている「肥後のうまか赤鶏」は飼育に時間が掛かるのですが、しっかりと肉質のコクのある味わいが特徴の「昔ながら」のおいしい鶏肉です。

普段、多くの消費者の方々が食べ慣れているのは若どり(ブロイラー)だと思います。

初めて、赤鶏を食べられた方はその食感や味わいに驚かれることでしょう。

引き締まった身から生み出されるしっかりとした弾力のある歯ごたえ、濃厚でコクのある味わい!

一口食べた瞬間その旨味が口の中に広がります。

昔ながらの本物の鶏肉の味を感じていただけると思います。

私達が育てている「肥後のうまか赤鶏」は、2014年 第10回「地鶏・銘柄鶏食味コンテスト」にて最優秀賞(日本一)や2015年 第11回「地鶏・銘柄鶏食味コンテストグランドチャンピオン大会」にて食肉産業展実行委員会特別賞を受賞させていただいております。

しかし、この味に至るまでは大変な道のりでした。

 

熊本県産の銘柄鶏の「赤鶏」をもう一度!

私たちはもともと、30年ほど前に「肥後の赤鶏」という名前で熊本県内の協力農場に委託し、赤鶏の育てていましたが、12年ほど前に熊本県内での生産が出来なくなり、九州の各地の協力農場に委託し、「九州のうまか赤鶏」という名前の赤鶏を育てることになりました。

しかし、「熊本チキン」という社名からもわかるように私達は地元熊本に根ざした企業ですので、熊本県産の赤鶏を復興させたいという思いをずっと持っていました。

さらに、消費者のお客様や取引先様からも熊本県産の鶏肉を食べたいという声をいただくようになり、7年ほど前に飼育拠点をすべて熊本に戻し、自社で誇れる銘柄鶏の赤鶏を育てるという決断し、今の「肥後のうまか赤鶏」の飼育にゼロから取り組みました。

飼育方法の試行錯誤の日々

赤鶏と若どり(ブロイラー)では飼育方法が全く異なります。

赤鶏は臆病で繊細な鶏ですので、病気になりやすく、傷がつきやすいなど、育てるため手間がかかります。

また、飼育時間に関しても、赤鶏の場合、ブロイラーと比べると育つまでに時間が掛かります。

決断して熊本県産の赤鶏の飼育に取り組んだものの、本当にゼロからのスタートでした。

そこから、飼育の手順や環境、餌など1つ1つ手探りで改善を重ねていき、やっと今の消費者の方々に誇れる味にたどりつきました。

 

健康で元気でたくましい、昔ながらの赤鶏を育てる上で、できる限り、自然に近い状態で、健やかに育てることを大切にしています。

健康に育っていない鶏でないと、弾力のある肉質・しっかりとしたコクのある美味しいお肉にはなりません。

そのために重要なポイントは、「こまめな飼育」「水」「寝床」「餌」の4つです。

これらを丁寧に一切妥協しないで、赤鶏が持つポテンシャルを引き出せる様に大切に大切に育てています。 

 

当たり前の事かもしませんが、鶏を良くみて、「こまめな飼育」をする事は非常に大切な1つ目のポイントです。

鶏は、しゃべることができないので、鶏を良く観て、気持ちを察する事が大事です。

寒がっているのか、暑がっているのか、水が欲しいのか、餌がほしいのか、などを丁寧に判断しながら、必要に応じて飼育方法を調整しています。

特に赤鶏は繊細な鶏です。ストレスを感じてしまうと肉質が落ちたり、最悪の場合は病気になったり、傷ついてしまったりします。

自分の気持ちを言葉にする事が出来ない赤ちゃんのように、我が子のように、丁寧に丁寧に真心を込めて育てることが大事です。

 

ポイントの2つ目は、赤鶏たちが毎日飲む「水」です。

熊本県山鹿市は水がきれいな土地で、赤鶏の飲み水もこの地で取れる地下水を活用しています。

飲み水に塩素などがはいると鶏は水を飲みづらくなったり、場合によってワクチンが効かなくなったりもします

私達も普段から飲んでいる、きれいでおいしいお水を赤鶏達も毎日飲んで、体の内側からきれいに健康に育っています。

 

3つ目のポイントは、赤鶏たちが毎日すやすや眠る「寝床」です。

一般的には多く用いられる寝床は、木のチップに消毒をし、鶏舎に敷き詰めたものです。

そこを私たちは私達で「もどし堆肥」を作り、寝床に用います。これは全国でも珍しい方法です。

この「もどし堆肥」は作ることが難しい上に、方法を間違えると逆に病気にかかりやすくなります。

しかし、健康で元気でたくましい鶏を育てるには、できる限り自然に健やかに育てることが重要だと考えに沿って、改善を繰り返し、今の「もどし堆肥」の寝床にたどり着きました。

 

4つ目のポイントは、体を作るベースとなる「餌」です。

成長段階に分けて4種類の餌を分けています。

さらに厳選したハーブを餌に混ぜることにより、できる限り自然治癒能力を高めるようにしています。

また、休薬期間にもこだわっていて、国の基準である出荷前から7−14日以上の約3-4倍の40日間の長期休薬期間を設けて、抗生物質などの残留の心配のないようにしています。

消費者の皆様に安心・安全に鶏肉を食べていただくためにも妥協せず、体を作る要素となる餌にもこだわりを持ち赤鶏を育てています。

 

そして、鶏肉を消費者の方に新鮮で美味しいまま届けるために配送方法にもこだわっています。

人の手を介したり、空気に触れることによって、鶏肉はドリップと呼ばれる旨味が減ってしまいます。

そこで、私たちは生産・加工工場で産直エコパックと呼ばれる真空パックに入れることにより、出来る限り鮮度を保ち、ドリップが損なわれないような形で出荷しています。

「産直エコパック」を使うことで、スーパーなどの小売店でも詰め替え作業が必要なくそのまま販売ができ、消費者も旨味が損なわれていないため、消費者の方々に鮮度が高いおいしい「赤鶏」を提供することができます。

鶏肉もやはり鮮度が大事。

普段あまり食べられる機会が少ない赤鶏を消費者の皆様にぜひ美味しく味わっていただくためのイベントを都内で開催させていただく予定です。

当日は新鮮な鶏肉を熊本からご用意させていただき、「肥後のうまか赤鶏」を味わい尽くしていただくとともに、鶏肉好きの方々が満足するようなイベントにさせていただきます。

また、皆様からのどんな食べ方が良いか、どういった商品開発をすれば便利で嬉しいかなど、様々な意見をお伺いしながら、今後の「肥後のうまか赤鶏」を作っていただければと考えております。

・赤鷄の足型つきお礼状

 

人気の部位「もも肉」と「むね肉」を味わっていただく、お試しセットです。

 

ーモモ・ムネ・筋無膜無ササミ・手羽中・元開・モモ角切・もも小間切れ・むね小間切れのセット

肥後のうまか赤鶏の味わい尽くしてもらうために様々な部位を鮮度の高いまま味わっていただくフルコースセットです。

 

イベントの開催日は3月末(休日)に東京での主催を予定しております。

当日は新鮮な「肥後のうまか赤鶏」を味わい尽くしてもらうとともに、私ども生産者や関係者より皆様を精一杯おもてなしさせていただきます。

(人数や参加者により場所が変更になる場合がございます。)

 

ー赤鷄の美味しさを知り尽くした生産者が時期に合ったオススメの部位と、料理家が提案する赤鶏を美味しく味わうためのレシピのセットを年間4回お送りします。 

 

ー「肥後のうまか赤鷄」の生産者が新鮮な赤鷄をあなたの指定する場所にお届けし、その場で鶏肉を振舞うあなただけの鶏肉パーティーを開催します。

(人数目安は3−5人前です。場所や時間については要相談とさせていただきます。)

 

熊本チキンについて

■ホームページ

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  • 2017/03/28 11:51

    こんにちは、熊本チキンです。   大変お待たせ致しました。リターン商品の発送の準備が整いましので本日より順次発送いたしますので、お知らせいたします。 今回、クラウドファンディングを通してパトロンの皆様に支援を頂き大変感謝しております。お礼状の作成は一枚一枚手書きで作成し、物づくりの楽しさ...

  • 2017/03/20 19:20

    こんにちは。 熊本チキンと申します。 この度は、「熊本県産の赤鶏が復活!ブランド銘柄鶏「肥後のうまか赤鶏」を全国の人に広めたい!」のご支援をしていただき、誠にありがとうございます。 今回、初めてのクラウドファンディングに挑戦して、不慣れな点もありましたが、このプロジェクトがサクセスできて...

  • 2017/03/06 13:58

    こんにちは、重松です。 いつもお世話になっております。 この度は、皆様のおかげで目標金額を達成することができました。 心より感謝申し上げます。現在、皆様のご期待に応えられるようリターン商品の準備を進めておりますので、今しばらくお待ち頂くようお願いいまします。 このたびは誠にありがとうご...

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