◇◇◇ ご挨拶 ◇◇◇

なんだか難しいと思われている現代美術の作品を、個展に行かなくても家庭や学校で気軽に普通に楽しめて、子どもたちが触れることで、よーし私も! 僕も!となるような可能性を広げていきたい!

はじめまして、現代美術家の小林勇輝です。
この度、9月1日(予定)に初めての作品集『いのちなみうち(仮)を、Hagazussa Books(ハガツサ・ブックス)の第一刊として、出版することになりました。

作品集を通して日本の古くて新しい芸術文化を、大人も子どもも、国境も越えてみんなで共有したいと考えています。


(写真提供:伊勢志摩経済新聞)


今回の作品集では、私のオリジナル作品として、詩・書・画の三位一体で描いてきた日本の四季や生き物たちを1冊の本にまとめたいと考えています。

そもそも、詩・書・画の三位一体で描くとはどういうことなのか。

例えば、表題作となる予定の、伊勢現代美術館のライブペインティングで書いた「いのちなみうち」という作品は、美術館が海沿いにあることと、すべてのいのちは海からやってきているということで、その生命力の強さを波の形に起こすことで表現しました。


作品「いのちなみうち」

そして、この波の絵には以下のような詩を書き込んでいます。


「いのちなみうち」

もとはひとつの いのちのみなもと 

ひともみな そのいとなみをつなぐいと 

うたかたの 今を息する

生命(せいめい)はみな 

時へ弾ける波飛沫(なみしぶき) 

脈打ち 巡り 渦巻き 調和す  

ひびきあう いのちなみうち 

みなもかがやく


この三位一体の作品が持つ大きなテーマのひとつが、「調和」です。


「詩」と「書」と「画」がせめぎ合い、譲り合い、そして助け合って調和へと向かう。そして見てくださった人たちの心にその種が撒かれ、そこから調和の輪が広がっていってほしいという思いを込めて書いています。

作品集『いのちなみうち(仮)』では、そんな三位一体の作品たちを通して、芸術の可能性、言葉の可能性、書の可能性、そして、生命の可能性を探求しながら、垣根を超えて時代を表現していきます。



◇◇◇ 私が実現したいこと ◇◇◇

本プロジェクトの目的は作品集の出版です。

これまで国内だけでなく、NYやベルリンといった海外での個展の開催や、由緒ある書道展での受賞実績などのキャリアを積み上げてきました。

しかし、いわゆる「美術書」に分類される現代美術の作品集は、出版自体が容易ではありません。

美術書は、使用する紙やインク、印刷技術が特別なため、一般の書籍よりも手が届きにくくなってしまうのが実情です。そうなれば、どうしても手にとっていただける方が限定されてしまうでしょう。

私は、現代美術に触れるきっかけとして、子どもたちや若い世代の方々、海外の日本文化に興味を持ってくださっている方々など、実際に個展には足を運べない方にも、作品を楽しんでもらいたいと考えています。感動してくださった方が、その気持ちを誰かと共有したいと思った時、気軽にプレゼントできるような美術書にしたい、それが願いです。

そしてそのためには、できる限り手に取りやすい価格でお届けする必要があると思います。

とはいえ作家として、作品集という作品作りを妥協をすることもできません。


下呂・温泉寺で開催された個展の様子


そこで、収録する作品と作品集(書籍)の制作費の一部、そして作品集を手にとっていただくための出版記念展の費用の一部について、皆さまにご支援をお願いしたいと思います。

今回の作品集のプロジェクトを成功させ、日本の現代美術が一般の方にもより評価されることで、同じように頑張っている作家さんたちがもっと作品集を出しやすくなるような、新たな道を切り開きたいと思っています。

本プロジェクトはAll-in方式で実施しますので、目標金額に満たない場合であっても、計画を実行し、リターンをお届けします。

ぜひ、ご支援お願いします!


◇◇◇ 作りたい作品集の仕様について ◇◇◇

題名:いのちなみうち(仮)
著者:小林勇輝(こばやし ゆうき)
発行:ハガツサ ブックス(Hagazussa Books)
仕様:上製(ハードカバー)、A5変形(148×210cm)、48ページ(予定)、糸かがり
収録作品数:三位一体作品、書道作品を含む35点(予定)※各作品英語の対訳付き
定価:2,000円(税抜き)(予定)※今回集まった金額次第では、販売価格を上げる可能性があります。


作品集のレイアウトイメージです(作品は「くじらじかん」)。すべての作品に日本語の起こしと英訳が入ります。


今年の10月には、奈良の東大寺(設置会場は決まり次第発表)にて、個展の開催が決まりました。応援してくれているボランティア団体「エフ・フィールド」さんの支援によって、実現したものです。


2018年に伊勢現代美術館で行った企画展「小林勇輝展 言葉の結晶」の様子

国境を超えて、世界中から人々が訪れる東大寺で、調和や安寧を祈るメッセージを発信したいと考えています。

そこで作品を見た人に作品集を手に取ってもらい、それを持ち帰ってほしい。そこからまた、新たな調和の和が広がり続けていくことを願っています。


◇◇◇ これまでの活動 ◇◇◇

1980年、佐賀県に生まれました。6歳から書に親しみ、25歳の時に書いた詩が偶然「翼」の形になったことから、詩と書とカタチが三位一体となった作品「言葉の結晶」を創造しました。

2016年「伊勢志摩サミット」の配偶者プログラムで平和祈念作品「千のいのり」が使用され、各国ファーストレディーの好評を得ました。

以下、冒頭の写真をお借りした伊勢志摩経済新聞さまに取り上げていただいた記事です。


 

また、2016年以降、ニューヨークで個展を3回開催し、2018年には伊勢現代美術館で企画展「小林勇輝展 言葉の結晶」とライブペイントを行わせていただきました。

また、2017年と2018年、日本最大の書道展「毎日書道展」で、部門別最高賞「毎日賞」を2年連続受賞しました。


NYのチェルシーで開催された現代美術のアートフェア「SCOPE NewYork」での個展の様子。SCOPEには新進気鋭の現代美術として認められないと出品できないため、以降の活動に大きく影響を与えました

現在、作品の多くはヨーロッパを巡回しており、ポーランドのポズナンとスチェチンで行われた日本・ポーランド国交100周年記念事業展を経て、ドイツ・ベルリンなどを周って帰国する予定です。



◇◇◇ 資金の使い道 ◇◇◇

皆様にご支援いただいた資金は、作品集(書籍)の制作費の一部、また、収録作品や出版記念展に向けた作品の制作費の一部として活用させていただきます。

皆様のご支援により達成金額が大きく上まった場合は、個展を充実させるための費用に充てたいと思います。

息子が生まれ、親になった時の気持ちを表した作品がこの「脈脈」です。
作品集はたくさんの子どもたちに見てもらいたいと思っています



◇◇◇ リターンについて ◇◇◇

3千円から50万円までの10のコースをご用意させていただいております。
各コースの詳細は「プロジェクトを支援する」でご確認ください。

【3000円コース】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)

【5000円コース】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集1冊

【新規追加! 8500円コース/限定30名】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集1冊
○ 10月14日(祝)/東大寺ミュージアムでのライブペインティングイベントのチケット

【1万円コース】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集2冊
○ 葉書サイズ作品5枚(印刷、既存)

【新規追加! オススメ★3万円コース/限定15名】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集3冊
☆ 小林勇輝が詩書画を教える「言葉の結晶」教室参加チケット2回分

【新規追加! 3万9000円コース/限定10名】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集3冊
○ 書き下ろし命名書1枚(墨字か朱字を選択可能)

5万円コース/限定5個】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(PDF、メール)
○ 作品集5冊
○ 作品を使用したお名刺作成 100枚(※作品集に掲載されいる4種類の作品の中からお選びいただけます)

【10万円コース/限定1個3コース】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(手書き、郵送)
○ 作品集10冊
☆ 印刷した作品を額装したもの1点(作品はリターンのコースからお選びいただけます/額付きで300mm × 600mmを予定)

【20万円コース/限定1個3コース】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(手書き、郵送)
○ 作品集10冊
☆ 作品の原画1点(作品はリターンのコースからお選びいただけます)

▷「想い出はあらわれて すみ渡る元の気にかえる」/黒曜コース 約250mm × 330mm
▷「森羅万象の声を聞く」/森羅万象コース 約300mm × 300mm
▷「生キトシ生ケルモノガ 幸セデ在リマスヨウニ」/千のいのりコース 約450mm × 450mm


小林によるライブペイントの様子


【50万円コース/限定1個】
○ 小林勇輝が墨書した感謝のお手紙(手書き、郵送)
○ 作品集10冊
☆ 三位一体作品「かぜうま」の原画1枚

▷「風の世中(せなか)へ跨がって」/かぜうま  約1060mm × 1360mm


◇◇◇ 実施スケジュール ◇◇◇

8月収録作品・リターン作品の制作
8月10日   プロジェクト終了
8月20日   製本        
8月27日〜9月1日   個展「言葉の結晶展」(佐賀県・高伝寺前村岡屋ギャラリー)
8月末     リターンの発送(※原画につきましては、9月に後送とさせていただく場合がございます)
9月1日    書店・Amazon等で発売
10月 5日〜6日 小林勇輝展&ライブペイント(@滋賀県・アートインナガハマ)
10月11日〜16日  個展「言葉の結晶展」(@奈良県・東大寺ミュージアム)
10月14日  ライブペイント(@奈良県・東大寺ミュージアム)


◇◇◇ 最後に ◇◇◇

令和という新しい時代に、初めての作品集を、新しくできた出版社ハガツサブックスの第一刊目の書籍として発表させていただけることとなりました。

新しい時代は古い時代があったからこそあります。
この作品集はどれだけ文明が進歩しても変わらないもの、連綿と続いてきている「命」をテーマに書かれています。

命は「心」と「魂」と「体」の三位一体でできているそうですが、私にとって作品も命そのものです。
「詩」と「書」と「形」が三位一体となるまで何百枚と書き続けることで一瞬の命の輝きを表現します。

詩がわからなくても、書がわからなくても、絵がわからなくても心配ありません。
あなたが生きている限り、あなたの命と共鳴する作品がきっとあります。
ハートがじわりと熱くなり生きる力が湧いてくるのを感じていただけると思います。

日本は「言霊の幸ふ国」と言って、言葉の霊力が幸福をもたらす国と言われていますが、生きものたちや自然といつも共にあった日本の思想と新しい時代とが融合して形となるのがこの作品集です。

変革の時代と言われる今こそ、世界に届けたい作品たちです。

ハガツサとは垣根を越えて奇跡を起こすという意味を持っていますが、この作品集を手にとってくださる方のところから、世界が明るくなり、ひとつでも多くの笑顔が生まれることを願ってやみません。

皆様のお力添えでひとりでも多くの方にお届けできますよう、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

小林勇輝

  • 2019/08/11 02:42

    パトロンの皆さま閲覧して下さった皆さま ご支援をいただいたり、シェアしていただいたり、時間を割いて出版への想いを読んでくださったり、影ながら応援くださったり、気にかけてくださったりした方々、本当に有難うございます。 そんな方々がいらっしゃって、応援してくださったお陰さまで、作品ひとつひとつが生...

  • 2019/08/11 02:27

    パトロンの皆さま小林勇輝さんの初作品集『いのちなみうち』の発行を目指したクラウドファインディングが無事終了しました。Hagazzusa Books スタッフ一同より、改めて感謝を申し上げます。リターンの発送は、予定どおり行わせていただきます。一部のパトロンさまには、確認のためご連絡させていただ...

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