はじめに

少しでも自分が望む未来に向けて、日々奮闘している若者たちの他で語られることのない言葉を伝える

はじめまして。2015年にthe future magazineというメディアを立ち上げた冨手公嘉と申します。the future magazineは、「少しでも自分が望む未来に向けて、日々奮闘している若者たちの他で語られることのない言葉を伝えるウェブマガジン』としてインディペンデントな活動を続けてきました。

写真家・音楽家2つの視点が交錯した10日間のドキュメントの模様を写真集に 

1stアルバムを出す以前のDYGLや『Paraiso』をリリースした直後のYogee New Waves、役者として奮闘する柳 俊太郎の等身大の姿を捉えるようなインタビューや写真を掲載してきました。2019年にDIGLE MAGAZINE内に再びドメインを置き、再開した1発目の相澤有紀君とGateballers濱野夏椰のインタビューを経て、この度・写真家相澤有紀の写真集をthe future magazineとコラボで作る運びとなりました。


プロフィール

▲相澤有紀がインド滞在中撮影した、Gateballersのアーティスト写真

L→R 久富奈良(Dr) / 濱野夏椰(Gt,Vo) / 本村拓磨(Ba) / 内村イタル(Gt,Sam/サポートメンバー)


Gateballers

2013年5月に東京にて結成。2014年にVo. 濱野夏椰が小山田壮平(AL ,ex.andymori)らと共にレーベル"Sparkling Records"を設立、 2016年3月にリリースした1stアルバム「Lemon songs」がタワーレコードのプッシュアイテム「タワレコメン」に選出。 アルバムリリースを機に、「FUJI ROCK FESTIVAL'16」や、「ボロフェスタ」など各フェスに出演。2017年、初のワンマンライブを下北沢SHELTERにて開催。7月には濱野夏椰がポカリスウェットとFUJI ROCK FESTIVALのコラボCMにてギターを演奏するなど、活動の幅を広げている。2018年2ndアルバム『「The all」=「Poem」』をリリース。初のレコ発全国ツアーを開催し東京公演として 渋谷O-nestにてワンマンライブを実施。12月にはバンド史上三度目となるワンマンを新代田FEVERにて開催し、同日4曲の歌と3曲のインストゥルメンタルを収録したEP「Thank You Part-time Punks」を配信限定でリリース。ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文主催『APPLE VINEGAR -Music Award- 2019』に『「The all」=「Poem」』がノミネート。 2019年9月より開始される「小山田壮平バンドツアー2019」に濱野夏椰がGt、久富奈良がDsで参加。 Ba.本村拓磨はカネコアヤノBANDに参加中。2019年に9/4 アルバムをリリース予定。

相澤有紀

写真家。90年東京都出身。 主にスナップ、バンドなどのアーティスト写真やライブを撮影。これまでに写真集『SURELY』やZINEを発表。
HP:
https://www.izwyuki.com/

Twitter:
https://twitter.com/izwyuki



プロジェクトをやろうと思った背景
1.PR記事では描き切れないアーティストが感化された瞬間を形にしたい

音楽誌やWEB記事では通常、広告枠でインタビュー記事が制作されていきます。私も普段、編集・ライターとして活動する中で、そのシステムの歯車となることがほとんど。しかし、本当に音楽が生まれる瞬間の心の動きは、アルバムのプロモーションタイミングで語られる言葉だけにとどまりません。

2.写真を読む・聴く感覚を共有したい

生活や旅のどんな瞬間に心が動かされ、何を感じ、言葉を紡ぎ、音楽を創るのか。頭の中を逡巡しながら、制作する渦中にこそものづくりの面白さ、あるいはその作り手そのものの真意があると信じています。the future magazine、あるいは私個人として、既存のプロモーション枠にとらわれずドキュメント的にアーティストの様子を言葉や写真で捉えることを標榜しています。

写真家・音楽家2つの視点が交錯した10日間のドキュメントの模様を写真集に

今回のインドの旅は現在鋭意制作中のGateballersのアルバムが生まれる過程そのものを切り取ったものです。一人の音楽家が日本と異なった価値観と向き合ったときに何を感じとったのか。その最中にあるコンテキストを相澤有紀という、かねてからGateballersのアーティスト写真やMVに協力する作家のフィルターを通じて探ることができると思います。僕は現場でインタビューを通じて彼らのあり方に共鳴し、感動を得ました。

同じようにそうした未知なる出会いを広げてほしい。作家の表現の場として、写真をGateballersの音楽を楽しむように受け取ってほしいと考えたことから、ドキュメンタリーブックという新しいフォーマットに落とし込んで、今作を発表したいと思いました。

現時点で、見本誌まで完成しておりますが、実際に販売して購入希望する人の具体的人数を把握したうえで、集まった資金のなかで、一番いい装丁で印刷し形にしたいと考えております。


写真集の概要


▲表紙


サイズ:B5想定

ページ数:48-52P(内8-12P歌詞・日記・テキストetc.)

資金の使い道

・写真集の印刷費
・リターンアイテムのデザイン費、製造費、発送費
・9末の都内展示用写真出力準備費
・クラウドファンディング手数料やその他諸経費


リターンについて

本ドキュメンタリーブック内に掲載された写真の限定Tシャツ。更にこちらの作品の展示のレセプションパーティー(都内某所)で披露される限定アコースティックライブの招待券、写真家・相澤有紀が撮影する記念ポートレート。the future magazine冨手が執り行うインタビューやアイデアを形にするZINEをパトロンだけのために製作いたします。



▲刺繍入り背面プリントTシャツ(サンプルL)

▲フロント転写プリントTシャツ(サンプルL)

これまでの活動

1月

インドから帰国後、「なにかしらの形に残したい」という言葉とともに、すぐに作品をみせてもらうことになりました。こちらもその作品が素晴らしく、記事として残すべきだとおもい、Gateballers濱野夏椰と相澤有紀の対談を実施しました。

その後、未掲載の膨大なフイルム写真を誌面にしようという話でまとまり、写真セレクトに移りました。

3月

古くからの友人である田中堅大氏をデザイナーに加え、デザイン作業に移りました。何度かの構成チェックをはさみ全48Pのおおよその設計図が完成しました。


▲タイトルが決まり、手書きで文字をテストしているところ。

▲4月の終わり、見本誌を一部擦り終えてチェックをしているところ。

プロジェクト実施スケジュール

8月末プロジェクト終了とともに印刷会社(山田写真製版所)に展開

9月中旬 印刷完了

9月末 随時発送

9月下旬〜10月 展示予定 

※全パトロンへのZINE郵送後、後日書店への展開も想定しております。

推薦文

路地でゴミを広げてついばむ牛、カモメの群れ、舗装されたコンクリートの上にぽつんと立つキジ、賑やかなマーケット、ぎゅうぎゅう詰めの夜行列車を待つ人々。相澤さんの写真は、異国を旅するGateballersの姿と、インドで暮らす生き物の営みをフラットに映す。水は汚く、発熱と下痢で意識は朦朧とし、それがぐちゃぐちゃにまざっていく。時間も場所も溶け合ってしまったようなGateballersの音楽は、もしかしたらそんな瞬間に生まれているのではないか。重要な痕跡が記された写真集だと思います。(小林翔/Quick Japan)

濱野夏椰率いるGateballersと相澤くんがインドに旅に出た話は聞いていた。土産話で散々笑わされた。本作を見て思うことは本当に相澤くんはレンズを通してバンドメンバーや現地の人、空や地面壁etc...。滲み出る寂しさや優しさや普段無意識に隠して生きているものを、そっとそこに居ないかのように写真を撮る。Gateballersという日本のバンドがインドで見た人や色や音をトモダチという真横の目線から切り抜き、撮りためた貴重な一冊。(下津光史/踊ってばかりの国)


最後に

人は人を選ぶ。インドも人を選ぶ。相澤くんのレンズは人を選ばないからインドに選ばれたのかもね。ワンマンライブの打ち上げ旅行なんてふざけた旅を一緒に冒険にしてくれてありがとう。相澤君とGateballers の距離感だから撮れた写真ばかりです。このドキュメンタリーブックがうまく行ったら次はそのノリで世界一周したいです。是非みなさんも5人の 通過儀礼を一緒に体験してください。よろしくお願いします。

(濱野夏椰/Gateballers)

去年の夏。夏椰から、インドへ行くんだ、相澤くんもおいでよと一言告げられる。 彼らが海の外で何を見て何を思うのか、それがどうしても気になった僕は飛行機に乗った。 滞在中、僕には言語化できない様々な感覚に溺れながら、Gateballersというフィルター越しにインドを眺めた。帰国後。冨手さんと堅大の手が加わり、やっと答え合わせができました。一人でも多くの方にご支援いただき、そして皆さんと“言語化できない感覚”を共感できたらと思います。よろしくお願いします。 (相澤有紀/写真家)

Gateballersという稀有なサイケデリックバンドの今と新しいアルバム制作に移るまでの貴重な瞬間、そして相澤有紀という作家の揺れ動く心情のドキュメントが焼き付けられています。彼らの音楽ファンのみならず、海の向こう側を知らない青年が初の海外の旅の経験を経て、世界の在り方の一端を知ろうとする。そのプロセスを写真から感じ取ってもらえると思います。ぜひ、写真集の制作資金の調達にご協力いただけると嬉しいです。(冨手公嘉/the future magazine)

クレジット

田中堅大

1993年、東京都生まれ。グラフィック/エディトリアルデザイナー。音楽を取り巻く環境への批評zine『jingle』を企画/編集/デザインや、相澤有紀の写真集『SURELY』のデザインを担当する。その他にも、ギタリスト/音楽家としても活動。サウンドインスタレーション、ファッション/ダンス/映像への音楽提供など、音楽を中心に多岐に渡る活動を展開している。

HP:

https://kentatanaka.cargo.site/

Twitter:

https://twitter.com/kntnk62

冨手公嘉

1988年、埼玉県生まれ。2015年 the future magazineを創刊すると同時に独立。以来、紙・WEBの編集・執筆及び、イベント主催を行う。過去にYogee New Waves『Sunset Town e.p. vinyl+YOGZINE』のディレクションなど。

HP:

http://hiroyoshitomite.net/


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