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社会問題と向き合う人のクラウドファンディング

視覚障がい者のヨットレース。10年ぶり世界大会遠征を普及活動につなげたい

現在の支援総額
307,000円
パトロン数
30人
timer24時間以内に
2
人からの支援がありましたclose
募集終了まで残り
39日

現在12%/ 目標金額2,500,000円

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2019/09/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。

失った視力の代わりに五感を駆使して操船するヨットレース。10年ぶりの世界大会遠征を機に普及活動に弾みをつけたいと考えています。国内の視覚障害者数は約30万人。光を失っても新たな目標を見いだせることを知ってほしい。また、視覚情報を他の能力で補えるスポーツを見てもらうことで、雇用環境向上につなげたい。

<はじめに・ご挨拶>

こんにちは。チーム「ALBA」です。視覚障がい者のヨットレース「ブラインドセーリング」の全日本選手権で勝利し、キングストン世界大会の出場資格を得ました。しかし、障がい者の雇用環境は決して恵まれたものではありません。仕事を休み、多額の費用負担をしてまで遠征すべきなのか議論を重ねました。過去10年、日本は海外の世界大会に参加していないのが現状です。

その結果、私たちの所属する特定非営利活動法人「日本視覚障害者セーリング協会」(JBSA)のサポートを受け、「無理をしても出場しよう」と決断しました。資金を募る上で2つの理由からクラウドファンディングを選びました。ひとつは多くの方に呼びかける過程で、視力を失い絶望している方に「仲間と共に世界を目指せるスポーツがある」と知ってもらえること。もうひとつは、健常者やビジネスに関わる方々に「視力を補う能力を発揮できる環境は作れる」と伝えられることです。

<ブラインドセーリングってどんなスポーツ?>

ブラインドセーリングは、視覚障がい者と晴眼者(目が見える人)が役割を分担してヨットを操船するスポーツです。速く走らせるためには、風の向きや潮の流れ、ほかの船の位置などの情報を把握して、舵を切り、帆(セール)の位置を調整する必要があります。情報は船に乗っている晴眼者から口頭で伝えられ、視覚障がい者は頬に当たる風や波音など五感をフルに使って闘います。動画は私たちアルバの練習風景です。激しく揺れるヨットの上でバランスを取りながら舵や帆の調整をしている様子がごらん頂けます。

<出場選手の顔ぶれ>

アルバのメンバー自己紹介とご挨拶です。


菊池真実:ヘルムスパーソン(舵とり):八丈島で海に囲まれて育つ。2018年に視覚障がい者として初めて日付変更線を越えるセーリングを成功させたヨットウーマン。現在の視野は20%程度。自然光の下ではほとんど視力がない。笑い上戸だが、レース中の冷静な判断に定評あり。

内村千文:メイントリマー(大きな帆をコントロール):視力を失った後、2007年にヨットと出会った。舵取りとしての経験は豊富だが、今回はこれまでと違ったポジションでの出場となるため猛特訓中。

秋山淳:スキッパー(視覚情報をメンバーに伝え、指示を出す):晴眼者:ヨット歴58年。学生時代にヨット仲間だった先輩が失明したのをきっかけにブラインドセーリングの存在を知り、その先輩と共に参加。国内での普及活動に携わっている。

村瀬敏彦:ジブトリマー(ヨット前方の小さな帆をコントロール):晴眼者:ヨット歴15年。ブラインドセーリングへの参戦は今年から。視覚情報を上回るコミュニケーション力を問われるスポーツとして挑戦。風や潮を理論的に分析して語る熱いヨットマン。

*内村はこれまでのメンバーの1人が遠征を断念したことから、急遽チームに加わりました。全く新しいポジションで特訓中です。


チームの活動記録:https://www.facebook.com/TeamALBA.J/

チームのホームページ:https://blindsailingj.wixsite.com/teamalba


<キングストン世界大会>

ブラインドセーリングの世界大会は、9月1日から8日までカナダのキングストンで行なわれます。天候状況を見ながら毎日数レースをこなし、総合得点を競います。12ー20レースが行われる見込みで体力勝負でもあります。

日本は、97年イギリス大会を含め過去5大会で銅メダルを獲得しています。世界のレベルは着実に上がっていますが、今回、過去最高だった銅メダル以上を目指します

上段は今年3月、湘南レース出場時の写真。下段は全日本選手権。微風下のコントロールは非常に難しい。

<世界大会を目指す理由>

2019年4月、ブラインドセーリングの仲間である岩本光弘さんが、世界初の太平洋横断を成功させました。その軌跡は決して楽ではなく、視力を失うことに絶望し、命を断とうとした過去を赤裸々に語っています。ブラインドセーリングをする人の中には同じような思いを抱え、生きる意味を探す過程でヨットと出会った方が少なからずいます。見えなくても闘える。練習を積んで上達する喜びを分かち合える。こんな機会があることを知ってもらいたいと考えています。

一方、障がい者雇用の現状もプロジェクトに踏み切った背景のひとつです。厚生労働省は18年4月に障がい者の法定雇用率を引き上げ、従業員45.5人以上の企業に2.2%の雇用を義務づけました。しかし、19年4月の発表によると、法定雇用率を達成した企業の割合は半数に満たない45.9%でした。体力的に厳しい夜間の低収入の仕事にしか就けなかったり、就職することすらままならない仲間もいるのが現状です。視力を失っても、周囲で起きていることを瞬時に理解して対応するヨット競技は、視力以外の能力が障がいを補えると知ってもらうきっかけになると期待をしています。

*太平洋横断を成功させた岩本さんから、ALBAへのメッセージ
船の上では視覚障がい者と晴眼者が命を預けあう究極の共生社会が実現しています。ブラインドセーリングをもっと知って頂くために世界の舞台で頑張ってきてください。そして、多くのセーリング仲間と和を広めてきてください」

岩本光弘さんは今年4月、視覚障がい者として世界初の太平洋横断に成功しました。
<日本視覚障害者セーリング協会 (JBSA)>

 日本視覚障害者セーリング協会(JBSA)は、関東地区では三浦半島にあるシーボニアマリーナ、東京都江東区にある夢の島マリーナで、静岡・愛知地区では浜名湖を拠点に、月に2日から4日程度活動をしています。視覚障害者と晴眼者が組んでヨットを走らせる練習をしたり、沖に出て持参したお弁当を食べたり。月に一度は千葉県まで足を延ばすクルージングを楽しむこともあります。

JBSAでは、新たにセーリングを始めたい方を積極的に迎え、セーリング技術の向上と親睦のための講習会を行うと同時に、国内外レースへの積極参加を勧めることで、光を失う絶望から希望へ向かうきっかけ作りを目指しています。

今年5月の全日本選手権

<障がい者セーリングの効果>

ヨットは身体やメンタルの障がいに改善効果があるスポーツとして海外では広く取り組みが進んでいます。問題行動のある子供たちを対象にした検証では、不登校の子供が授業に出席するようになったり、授業への集中力が増したという学術的論文もあります。イギリスでは医療分野でのセーリング利用も行われています。私たちは障がい者セーリングの体験会でも普及活動のお手伝いをしています。体験会で子供たちやご両親たちが見せてくれる笑顔は、活動の原動力となっています。

障がい者セーリング体験会。定期的に都内で開催。

<チーム名に込めた思い>

ALBA はイタリア語で「夜明け」の意味です。この先色々な世界へチームとして羽ばたいていきたいという気持ち。苦難の人生に希望の光を与えてくれたブラインドセーリングを通して、みんなで前に進んでいけたなら、という思いで命名しました。 

<資金の使い道>

チームの遠征費用:出場登録費用、キングストン(カナダ)往復運賃、現地での練習日含めた11日間の滞在費、保険費用、現地でのメディカルチェック、視力測定によるクラス分けにかかる費用など。

支援金はJBSAの「世界大会用」の勘定で管理をし、チーム遠征費用が圧縮できた場合には、今後の普及活動に充当します。

<リターンについて>

5000円以上:御礼メール
1万5000円以上:御礼メールと大会現地からの報告メール
3万円以上:ALBAとJBSAのロゴが入ったキーホルダー
5万円以上:ALBAチームユニフォーム(ポロシャツ)
10万円以上:ブラインドセーリング体験
30万円以上:お名前(個人、法人)を、JBSAホームページでクレジットさせていただくほか、企業名もしくは企業ロゴをチームメンバーが手に持って撮影します。(社会貢献活動の紹介としてお使いいただけることを想定)
30万円以上:法人企業様のダイバーシティ研修の場として、ブラインドセーリング体験をご提供。10人までの社員の方を対象に、視覚や身体の障害を持つメンバーとの対話。

<最後に>

障がい者スポーツの遠征費用捻出が厳しいのは私たちだけではないことは十分に承知しています。それでも、今回は皆様に支えられて出たいと強く願っています。

世界大会では可能な限り多くの人と交流して世界の状況を学んできます。そして、帰国後には緑内障などから中途失明される方々により積極的な機会を提供を目指すと共に、視覚障がい者が持つ能力を、健常者や事業主の方に知ってもらう手段を海外の例に習い実践して参ります。今回、支援者へのリターンとして設定した企業研修としてのブラインドセーリング体験も検証して形にしていきたい考えています。

※募集方式

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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