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2/19(日)に千葉幕張メッセで行われるワンフェスで展示・実演を行います。
スキャナを試されたい方はお好きなフィギュアなどをご持参ください。
卓番は4ホールの「h」付近の3D-GAN様のブースのあたりです。
確実にいるのは午後2時~午後5時くらいです。
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1. この3Dスキャナを使ってできること

フィギュアなどを高精度で3Dスキャン。データをVRなどに最適化してエクスポートできます。

それを付属の簡単マニュアルの通りにすれば、フリーで利用できるソフトなどで簡単に動きをつけてPCスマフォで表示したりスマホVRなどの各種VRで表示できます。

スマホやVRでの利用例

 

さらにKinectV2(約2万円)と$20のプラグインを使えばリアルタイムで体で動かすこともできます。右下の小さい画面は開発者が体を動かしている様子です。

※AdobeのCloudを使うとスキャンデータに簡単に関節を入れられますが、特定のポーズをとらせないといけないので可動フィギュアでないと利用できません。あと比較的シンプルな形状でないと動かないのでマントや長いスカートなどがあると動きません。
非可動フィギュアなどにも簡単に関節をいれられる機能は年内をめどに開発してアップデートでご提供する予定です。

 

2. 家庭用では圧倒的なスキャン性能

独自開発の画像解析アルゴリズムでレーザーを精密認識し、他社の家庭用の3Dスキャナに比べ圧倒的な性能を誇ります。
他社との精度比較は次の3章にあります。

以下の結果は手修正はしていません。

・30cm弱の大きめのフィギュア

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・30cm弱のフィギュア

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・15cmほどの小さめのフィギュア

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・10cmほどの小型フィギュア

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・30cm弱のブロンズ像 

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・15cmくらいの仏像

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・6.5cmくらいのちっちゃな仏像(一方向の結果)

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・4cmくらいの恐竜(一方向からの結果)

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・20cm弱のスプレー缶(形状が単純すぎるので四角い台に乗せてスキャンしました)

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ここまでの結果はターンテーブルで一周スキャンしたものをRepair機能で穴埋めして一回スムージングをかけたものです。一部Repairしてないものもあります。
複数回合成機能もありますが使わなくてもここまでスキャンできます。
以降はターンテーブルを使わず一方向のみでスキャンしています。

・500円玉(平成十四年)

・鍵

・開発者の手(部屋を暗くして、手を動かさないようにしてスキャン。改良してもっときれいになったら入れ替えます)

以下は他社の3Dスキャナでは塗装などしないとほぼ不可能なものです。

・鏡面加工されたマグカップ(部屋を暗くしてやりました。)

・充電電池が入っていた透明な商品パッケージ(部屋を暗くしてやりました。まだ実用的な段階ではなくプログラムのアップデートで実用的な水準を目指します)

 

自動でソリッドに修正してそのまま3Dプリントすることもできます。

ぜひ他社の3Dスキャナのサンプル結果画像と比較してみてください。
暗い色のサンプルがない、複雑な入り組んだ構造のサンプルがない、結果を色付きでしか見せない、小さい画像でしか見せないなどは大抵できない・品質が悪いのをごまかしているからです

 

2-2. スキャン結果サンプルデータダウンロード

一周スキャン+自動Repairしたものです。

・ブロンズ像その1

実物の大きい画像はこちら

STLデータはこちら

・ブロンズ像その2

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・ガネーシャ像

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3. 他社製品などとの精度比較

・各社ハンディタイプとの比較

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高さ30cmほどのミロのヴィーナス像です。
本製品ポンタスキャナデスクトップが目や唇、おへそなど細部まで最も忠実にスキャンできているのがわかります。

 

・業務用据え置き型3Dスキャナ上位機種との比較

 大きい画像はこちら

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業務用据え置き型の上位機種より劣りますのでご注意ください。
しかし、現行のポンタスキャナデスクトップの分解能が2倍になる800万画素以上の交換用カメラと取り付け部品を将来販売する計画があります。
現在カメラを調査しています。

 

4. 内部構造など

カメラ: Logicool製フルHDカメラC615採用

マイコン: 秋月電子PICマイコン使用

5mw赤色ラインレーザー使用

実際のスキャン時はもっとゆっくり動きます。
一秒間に約30回の画像撮影を一方向につき2000回弱行うので時間は2000/30=60秒程度かかります。
カメラの解像度も約2000ピクセルなので
スキャンエリアが高さ30cmの場合、分解能は約30cm/2000=150ミクロンです。
それをターンテーブルを回転しながら計9方向から行います。
データ合成なども含め、スキャン結果の表示まで約15分ほどかかります。

 

付属の三脚で本体の高さ・角度を変えて複数回スキャンすることでカメラ・レーザーの死角による欠けを補うことができます。
市販の三脚も利用できます。

 

5. 超強力な間引き機能 

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独自開発の超強力な間引きアルゴリズムでスキャンデータをこのように最大でポリゴンの数を数えられそうなレベルまで間引くことができます。
上図のようにテクスチャ表示すれば大きく変わらないので、この機能でスマホHoloLensなどグラフィック機能の非力な機器でもスムーズな表示ができます。
他社のソフトでは大きく間引くと大抵形が崩れます。



股の間がつながったのはスカートの下がカメラの死角で欠けたところを自動Repairが埋めたためです。下の方からもスキャンして合成するときれいに取れます。
指の間がつながり気味なのは今後改良していきます。

ポリゴンが分かりやすいようにカクカク表示しています。実際にPCやVRなどで使用する際はもっとなめらかに表示されます。

※この機能はリリース後1~2か月程度遅れてプログラムアップデートでのご提供となる可能性があります。

 

6. 応用事例

分解能が高いのでここまで巨大化して3Dプリントしても形状がくっきり出ます。
等身大フィギュアの作成などにも使えると思います。

 

7. 操作方法

フィギュアなどをターンテーブルに乗せてプログラムのStartボタンを押すとスキャン結果が表示されるまで自動です。
約15分ほどかかります。

 

8. 動作環境&スペック

必要なPC

OS: Windows7以降

CPU: Corei5-1.5Ghz以上程度の性能(スピードがあれば古いCPUでも大丈夫です)

メモリ: 4GB以上

USB2.0ポートを二つ使用、バスパワー動作します。ポートに余裕がない場合はUSBHubをご用意ください。
ドライバ不要で動作します。

スキャン可能な大きさ: 高さ数cm程度から30cm程度まで、幅20cm程度まで

分解能: 高さ30cm程度に設定すると約150ミクロン。
高さ15cm程度に設定すると約75ミクロン。
高さ8cm程度に設定すると約40ミクロン。

スキャンエリアの大きさを変更する際はカメラの取り付け位置を変更しレーザーモジュール先端のレンズを回してフォーカスを変更してからキャリブレーションを行います。
キャリブレーションはターンテーブルにキャリブレーションボードを乗せてメニューからキャリブレーションを実行すると自動で行われます。

サポートされる出力ファイル形式: OBJ, STL

 

9. 集まった資金の使い道について

製造のための3Dプリンタの購入費用や電子部品などをまとまって購入するための費用、組み立てのアルバイトの依頼費用などに充てさせていただきます。

 

10. 注意事項

3Dプリンタで製造しますので市販の製品に比べ見た目が少し雑なところがあります。スキャン精度は全く問題ありません。

万一たくさんご出資いただいた場合は先着順に順次制作してお届けしますのでご到着まで遅れる可能性があります。
部品の調達の都合などで万一の場合出荷が遅れる可能性があります。

デザインや画面などは変更になる可能性があります。
使用している部品などは同等品に変更の可能性があります。

 

11. リターンや補償などについて

お届けから一か月の間に故障などがありました場合は無償にて修理または簡単に交換可能な部品は発送させていただきます。
それ以後は有償にて修理または必要な部品をお送りします。
使用している部品のうち国内の通販サイトなどで購入可能なものにつきましてはサイトや型番をお知らせしますので直接ご購入することもできます。例えばカメラ、三脚、ボールベアリング、USBケーブル、ネジナット類などです。マイコンは秋月電子で購入できますがプログラムの書き込みキットを使用してプログラムを書き込まないと使えません。

ご出資いただいた方には3Dプリンタで製造する部品のSTLデータもお送りします。
3Dプリンタをお持ちの方はそのまま同じ部品を色違いでプリントしたり、改造してプリントしたりするのにご使用いただけます。あるいはいくつかの会社で有料の3Dプリントサービスを行っているところもあります。

将来改良用の部品などができた場合はかなり特別なものを除き、原則STLデータを無償でお送りします。
例えばカメラを横向きに取り付けてスキャンエリアを横長にして使う部品などを予定しています。
有償でこちらで3Dプリントしてお送りすることもできます。

ソフトウェアにつきましては原則無期限で改良してアップデートをお送りします。

  • 2017/02/20 06:02

    ワンフェスでの展示・実演は無事に終了いたしました。見に来ていただいた皆様大変ありがとうございました!

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