▼ご挨拶

はじめまして。左利きカードゲーム「さうすぽおう」ゲームデザイン担当のこやしゅん(左利き)です。
本プロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます。


突然ですがあなたは、身の回りの左利きを何人挙げられるでしょうか?

平均ではおよそ、10人に1人が左利きと言われています。
すぐに何人か思い浮かんだ方は、左利きの王さうすぽおうの素質があるかもしれませんね。

それでは、あなたはその人達が左利きであると、どのようにして知ったでしょうか?

大抵の場合は、箸を持つ手や腕時計をつけている腕が、周りと違っていることから気づいたのではないでしょうか。このような自他共に感じる違和感は、左利きを構成する重要なアイデンティティの一つと言えます。 

多くの左利きにとってこの違和感は、不便や疎外感といった切なさに繋がっています。
左利きは、不便であっても仕方のないことだからとスープバーのおたまを慣れない右手で持ち、疎外感を覚えたとしても「お箸を持つ方が右」という説明を受け入れるしかないのです。

こうした左利き達の人知れぬ切なさは、左利き用道具やユニバーサルデザインの普及などによって多少軽減することはできます。ですが右利きが人口の9割を占める以上、根本的に解消することはできません。
左利きはこの切なさを、死ぬまで味わい続けることでしょう。いや、もし天国や地獄も右利きファーストな世界だったら、永遠に逃れられないかもしれません。

そんな左利きの切なさを消し去ることができないのなら、その切なさに「カードゲームとして楽しめる」という価値を付けて、ポジティブに向き合えるようになりたい。さうすぽおうは、そうした想いのもと制作されました。


▼このゲームの魅力

「さうすぽおう」の魅力は、左利きを徹底的にフィーチャーしていることにあります。なんと48種類もの左利きエピソードをまんべんなく集めてカード化しているのです!

飲食店で座る位置」といった日常的に遭遇するものから、「竹とんぼを初めて回した時に逆回転させて急降下してしまった」といったような、左利き自身も忘れているであろう些細な悲哀も収録。

また、ただの「左利きあるある」をまとめるだけでは味気ないので、「歴史上の左利きは、こんなことに頭を抱えていたかもしれない」「フィクションの世界で左利きは、こんな経験をするかもしれない」といった、空想のトンデモな左利きエピソードもいくつか混ぜてみました。左利きの侍や宇宙飛行士、更にはデ●ノートを手にした左利きなど、現実離れした左利きの切なさもお楽しみいただければ幸いです。


▼このゲームの概要

・プレイ人数:3〜5人
・プレイ時間:15分
・対象年齢:10歳〜

コンポーネント
・エピソードカード:48枚
・テーマカード:1枚(第2版では左手を型どった、木製の豪華版にする予定です!
・説明書:1枚


さうすぽおうのルールはとてもシンプルです!

① 親がそのラウンドの勝利条件を決める(最大の数字or最小の数字を出したプレイヤーが勝利)
② 全プレイヤーが1〜4のカードを1枚伏せて出す
③ 伏せたカードを一斉に表にして、勝者を決める

これを繰り返すだけ!ラウンドに勝利して手札を減らしていき、最終的に手札を0枚にしたプレイヤーが、このゲームの勝者「さうすぽおう」となります。ですが最強の数字を出しても、他のプレイヤーと数字が被ってしまった場合は、そのカードは無効になってしまうので注意が必要です。またカードの中には、勝利条件を反転させたり場のカードを1枚ずつずらしたりなど特殊効果を持つものもあり、先の読めない展開が繰り広げられます。

そして何より気を付けなればならないのは、このゲームをプレイしている最中、あなたは生粋の左利きとしてふるまわなければならないということです。もしゲーム中に右手でカードを出したり引いたりしてしまった場合、ペナルティとしてカードを1枚手札に追加することになります!
簡単なように思えますが、右利きが実際にプレイしてみると、つい癖で右手を使ってしまうプレイヤーが続出してしまいます!自分が気をつけるのはもちろんのこと、ライバルをけん制するためにも、怪しい手付きのプレイヤーがいないか目を光らせましょう!



通常ルール説明書(ゲームマーケット2019春版から一部修正を加えてあります)



またさうすぽおうは上記の通常ルールに加えて、場に出ているカードの内容を親がジェスチャーで表現して、他のプレイヤーが早い者勝ちでそのカードを取り合うという、かるた風新ルール「さうすぽおうじ」で遊ぶこともできます!
「文房具系」や「食事系」など、しぐさが被りがちなエピソードのわずかな違いを即座に見分けて、左利きへの観察力も高めましょう!

新ルール説明書(内容は一部変更される場合があります)



▼遊んでいただいた方々の声

さうすぽおうは今年5月のゲームマーケット2019春にて第1版を販売し、たくさんの方々に遊んでいただきました。

お陰様でさうすぽおうは、100部を無事完売することができました。ご購入いただいた皆様、誠にありがとうございました!

以下、ツイッターでの感想です。



また我々が驚いたのは、左利きだけでなく右利きからも多数ご購入いただいたことです。
左利きの友人や家族のために購入された方や、スマホアプリのUIデザイナー、中には右手を骨折したため左手を使っている方など、様々な理由で左利きの世界に興味を持った右利きの方々がいらっしゃいました。

さうすぽおうは左利きがテーマのゲームではありますが、右利きや両利きの方も楽しくわかりやすく遊べるよう引き続きブラッシュアップしていく予定です!


▼資金の使い道

・ゲームの印刷代

・テストプレイ会(試遊会)の会場費・運営費

などに割り当てます。


▼リターンについて


①お礼の手紙、左利きエピソードカード1枚、12月頃開催予定のさうすぽおう左利きイベントの招待状をお届けします。
 ◆支援額:1,000円



②「さうすぽおう」本体を1個お届けします。
 ◆支援額:2,000円



【早割】先着10名様まで!「さうすぽおう」本体を1個お届けします。
 ◆支援額:1,500円



④「さうすぽおう」本体1個と、「あなたの左利きエピソード」をもとにした世界に1つだけの特製エピソードカード1枚をお届けします。
※ヒアリングのため、メールにてご連絡差し上げます。
 ◆支援額:10,000円



⑤左利きカードゲーム「さうすぽおう」1個を製作者が直接お届けして、「さうすぽおう」含むボードゲーム数点を出張ファシリテーションします。(交通費別)
※ヒアリングのため、メールにてご連絡差し上げます。
 ◆支援額:13,000円



⑥お礼の手紙、「さうすぽおう」本体を1個をお届けします。
 さうすぽおう説明書の協賛枠に、「頼れる左腕」としてお名前を掲載させていただきます。
 ※ご支援時に掲載ご希望のお名前を備考欄にご記入ください
 ◆支援額:30,000円



▼最後に

ゲームマーケット2019春では、本当にたくさんの左利きが遊びに来てくれました。彼らはゲームの試遊中、カードを1枚1枚眺めては「あー!これわかる!」「これほんと嫌だよね〜」と何度も頷きながら、私自身も気付かなかった左利きエピソードを笑顔で教えてくれました。

「ハンデ」と呼ぶにはあまりにも些細な、しかし確かに存在し続ける左利きの不便さや疎外感。そんな人知れず彼らが抱えている切なさが、さうすぽおうというゲームを介して共感や笑顔に生まれ変わる瞬間こそが、私が一番見たかったものでした。

ゲームマーケットではビッグサイトに足を運んでいただいた方にしかさうすぽおうをお渡しすることができず、遠方の方から「買いたかった」と嘆かれる声が多数届きました。その無念を晴らすべく、今回のクラウドファンディングを通じて、より多くの左利きの切なさを笑いに変える事ができればと思っています。そのためにたくさんの方に興味を持っていただき、ご支援いただけると幸いです!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/11/20 21:11

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2019/10/31 23:52

    お久しぶりです!さうすぽおう製作者のこやしゅんです。10/30に流通経済大学の小沢ゼミにて、さうすぽおうの特別講義を行わさせていただきました!左:F君(アシスタント) 右:こやしゅん(筆者)前半の講義では私個人の活動内容を紹介したのち、後半では学生や先生を交えて「さうすぽおう」と新ルール「さう...

  • 2019/09/30 22:07

    パトロンの皆様へお世話になっております。さうすぽおうクラウドファンディング投稿者のこやしゅんです。今回はお届け予定のリターンについて、 お詫びとお知らせがあります。ご支援いただいた皆様にリターンを10月中にお届けする予定だったのですが、カードを発注している印刷所が繁忙期により 、11月頃のお届...

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