私たちは 「東日本大震災の被災地の子供たちの未来のための力になりたい」と立ち上がったミラノを拠点にする日本人と、日本を愛するイタリア人からなる非営利慈善事業団体『Orto dei Sogni』(オルト・デイ・ソーニ <夢を育む小さな畑> )です。
被災地の子供たちをイタリアへ招き、転地保養をしてもらうプロジェクトを進めています。子供たちの元気を応援し、未来に響く貴重な経験を与えてゆきたい、と活動をしております。

■このプロジェクトで実現したい事について

この「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクトでは、地中海に浮かぶ自然豊かなサルデーニャ島にて1ヶ月の集団サマーステイを行います。子供たちに美味しい空気、キラキラとした太陽のもとで、現地の子供たちと思いっきり遊んでもらいます。
手づくりのおいしい食・豊かな自然・イタリア人の温かさ、新発見に満ちる異なる国籍や文化・価値観の中で、子供らしく過ごしてもらい、心身の元気と地球人としての成長を応援します。
滞在中、大自然に密着した遊びはもちろん、農園での農作業、馬の島ならでわのホースライディングなど、素朴でいて豊かな日常の喜びや知恵に振り返るアクティビティを行います。

ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_1

サルデーニャ島はシチリアに次ぎ地中海で2番目に大きい島。 四国の約1.3倍ほどの大きさです。島までは飛行機でミラノ、ローマから1時間程。

ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_2

島には個性的なビーチがたくさん。現地の子供たちは一日中魚のように水に遊びます。

たった1ヶ月という期間ですが、子供らしく、健康的に過ごせる環境での滞在は、心身の健康を維持するための免疫力、抵抗力がグンとアップするのです。イタリアの多くの家庭やNPO団体の長年の経験によると、チェルノブイリの子供たちの例では、1ヶ月のイタリア滞在からの帰国後、半年から1年は、慢性の放射性障害から解放させることに成功しています。

第1回となる2012年のサマーステイでは、福島の子供たちをターゲットに、15名の招待を目標に掲げて募金活動を開始。イタリアでの受け入れ準備を進めています。

「どうしてイタリア?」

生命の源である「食」の王国
まぶしい太陽と青々とした海、人びとの笑い声と大盛りのスパゲッティ。家族と仲間たちとの時間、自分らしさを大切にし、生活を楽しむことを人生の基盤とするイタリア人。イタリアにはどこか懐かしさを感じさせる人間らしい生活風景が根強く残っています。この背景を象徴するかのように、イタリアは生命の源である「食」の王国、豊かな自然環境を抱える農産国です。私たちは、本質的な生活の豊かさを抱えるイタリアが日本の子供たちの心身の健康にとても有効であると感じています。

地球人としての成長
私たちは、母国日本の震災、原発事件をきっかけに、日本と世界の繋がり、さまざまな価値観の存在を知らされることとなりました。これから健やかな日本の未来を築く主人公である日本の子供たちに、日本から一歩外へ脚を踏み入れ、異なる国籍や文化、価値観と交じりあうという経験は、とても重要なことです。このサマーステイでの経験が、子供たちの視野を広げ、地球人として生きる豊かな人格形成のための肥やしとなることを信じています。

脱原発推進国
イタリアは、1986年に起こったチェルノブイリ原発事故を身近に知る国です。この事故以来、今日に至るまで、多くのイタリアのNPO団体や個人の家庭が、たくさんのチェルノブイリの子供たちを招ねいた転地療養に長年努めて来ました。さらに昨年6月、イタリアは本国原発再開計画を国民投票よって撤回し、「脱原発」推進国を表明。私たちは、そんな背景を持ったイタリアで、この分野で実績ある非営利団体やボランティアと協力体勢をもち、当プロジェクトを進めます。

「プロジェクト詳細」

期間
2012年 7月27日~8月24日

滞在場所
サルディーニャ島 オリスターノ県マルッビウ地区サンタンナ
アルボレア海岸から5km。Sant’ Anna教会の付属宿泊施設
(カリタスオリスターノの協力により無料提供)


目標人数
小学生 15人
ー被災地の子供たちの心身の健康のための活動に尽力する日本のパートナーであるNPO団体と審査を行っての選出
―2012年4月末における収集支援金の状況により子供たちの人数を調整

ステイ中の習慣的アクティビティ
着目点:食育、自然教育、国際交流

ー「畑から自然をいっぱい吸収!」:オルト・アクティビティ
農家の人とともに野菜や果物の作付け、収穫作業を共にし、自ら収穫したものを料理、食べるといった「畑から食卓まで」をみんなと楽しみ、味わいます。

ー「馬と友達になろう!」:ホースライディング
馬術が身体的なハンディや差異の影響を最も受けにくく、子供や障害を持つ人でも支障なく参加でき る特徴と、馬とのきめ細かいふれあいがつくり出す関係性の深さに着目。

ー「イタリアの子供たちと海で遊ぼう」:ビーチプレイ
子供らしく思いっきり大自然に身をまかせた素朴でいて豊かな時間。現地の子供たちと交じり合い、言語や国籍を越えた「遊び」という子供どうしの対話を大切にします。

食事
―デトックス効果、免疫力向上に着目した食材選び
―イタリアの旬の食材を用いたメニュー
ー栄養士によるメニュー監修


ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_3

近くの漁港で水揚げされた魚をグリルして食べよう

ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_4

自分で収穫したトマトをソースにし、石窯でピザを焼こう。自分で作るともっとおいしいよ。

ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_5

海底から取ってきたミネラルたっぷりの泥を体に塗って遊ぶ子供たち

「今回目標支援金額」

372,530円

この金額は、目標招待人数(15人)のうちの2人分の最低参加費です。
私たちは、このプロジェクト実現のため、イタリア現地にて募金活動、企業協賛の呼びかけを行っております。4月末までの募金活動による支援金収集額に応じ、最終的に招待できる人数を決定します。
1人でも多くの子供たちを招けるよう、ぜひとも日本の皆さまにもご協力をお願い申し上げます。
招待人数の決定、子供たちの選出:5月上旬

ーーー参加費用内訳(子供1人分)ーーー

1)福島―東京―成田空港(東北新幹線、NEX利用)
11,640円(往復)

2)成田―ローマーカリアリ空港(飛行機利用)
130,000円(往復)
*飛行機代は、例年平均のディスカウントチケット価格をベースに見積もっております。2012年に発表される運賃により価格が前後することをご了承下さいませ。

3)食費
10 euro/日 X 30日= 300 euro
約31,500円 ( 1euro=105円/20011年12月1日現在為替 以下同)

4)雑費(生活消耗品)
50ユーロ/月
約5,250円

5)アクティビティ費(文具代、文化施設入場料、遠足などによる雑費)
75ユーロ/月
約7,875円

*以上ユーロの円換算額に関しては、為替変動により金額に誤差が発生する可能性があることをご了承下さい。

合計(1人分、上記 1+2+3+4+5):
186,265円

総合計(2人分):
372,530円



皆さまの温かいお心をほんの少し分けて下さい。
メンバー 一同より
ミラノ発「イタリアで福島の子供たちの元気な体と心を育む」プロジェクト_6
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非営利慈善事業団体『Orto dei Sogni』

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