はじめに・ご挨拶
私たちは、原宿宵宮神輿実行委員会と申します。東京原宿にあります青山熊野神社の氏子である神宮前地区の3町会(原宿一丁目・二丁目・三丁目)の有志が集まり、構成されている組織です。
写真の左から、副会長 福住尚将(原宿三丁目)・会長 高橋圭(原宿一丁目)・副会長 杉山伸(原宿二丁目)。このメンバーが中心となり、運営をしております。
なぜ原宿でお神輿なのか?
原宿を御神輿が渡御することなど信じられないと思いますが、青山熊野神社のお神輿渡御は記録に残っている限り、戦前から脈々と続いているのです。
しかし近年は住民も少なくなり、祭禮に参加をする人たちも少なくなりました。一方で原宿は、最先端のファッションや文化の発信地として世界的に知られているため、店舗や企業がとても多い地域ですが、原宿で働く方や遊びに来る方がお祭りに参加することが少ないのです。
このプロジェクトを企画している30代〜50代のメンバーは、祖父母の代から原宿に在住しており、原宿を渡御するお神輿が、人が多すぎて担げないほど隆盛を誇った時期を経験しています。
私たちは、祭礼の伝統は守りつつ現代の原宿や世代にあった祭りのあり方を再考し、より在住在勤の方々が特別なものではなく、安心して参加可能な神輿渡御、そして「たくさんの人々の目に触れる」という状況を生かし、原宿でお神輿というレアなシュチュエーションを維持してゆきたいと考えております。
一部の人たちだけのお神輿ではない!
神輿の渡御と聞くと、「男だけのもの」「怖そう」「ケンカ」など、ネガティブなワードが巷に広がっています。しかし、本来は地域の鎮守である氏神様を奉るためのもの。そこに「イキった」ことなど全く必要がないのです。日本中どこにでもあるお祭りですが、一部の人たちだけのように見えてしまうその現状を変えたいと考えております。
わざわざ誰かの知り合いを頼らないと担げないものなのでしょうか?わざわざ高価な祭り装束を纏わないと担げないものなのでしょうか?暗黙のルールばかりに縛られている祭りって本当に楽しいのでしょうか?
神輿を担ぐことに素人もプロも関係ありません、ましてやプロなどいないのです。あなたが楽しく過ごせる、そんな機会になるようにお祭りをアップデートし運営することが私たちの目的です。
これまでの活動
原宿では、1980年代後半まで夕方から夜にかけて宵宮神輿が竹下通りや明治通りを渡御していました。しかしながらバブルの崩壊による人口減やライフスタイルの変化によって、宵宮神輿は中止を余儀なくされました。約30年の時を経て2015年、各町会の有志が集まり原宿の宵宮神輿復活に向けて協議を開始し、関係各所の協力を仰ぎ、ようやく大きな規模での渡御にたどり着くことができました。
実施スケジュール
令和元年9月28日土曜日、午後4時に青山熊野神社(東京都渋谷区神宮前2ー22ー2)でお祓いを受け、午後4時30分から渡御開始です。
お神輿2.0を目指して
原宿宵宮神輿実行委員会は、残すべく伝統や、守るべく社会的ルールはそのまま引き継ぎますが、「お神輿とはこういうもの」「こうでなければならない」などという歪んだ解釈のもとで存在しているルールは不要であると考えています。例えば、神輿の担ぎ屋や同好会と言われている団体など特定の方々のみが楽しむための環境は必要ないと考えています。
それよりも原宿というおしゃれで新しいことに溢れている素晴らしい街に暮らす人、働く人、訪れる人、それぞれがそれぞれの立場で楽しむための機会をこれから作り上げます。なおかつ宣伝広告や担ぎ棒の場所を企業に販売するなど、この時代や原宿という場所の価値を最大限に生かし、更なる新たな取り組みのための原資をクラウドファウンディングにて広く募りたいと思います。
皆様の応援をお待ちしております。
※当プロジェクトにて使用している写真は、原宿宵宮神輿実行委員会が撮影し、権利も当団体に帰属しております。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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