破綻覚悟で臨みます!
美術家のやなぎみわ氏絶賛・激オシ!AAF戯曲賞最終候補5作品!
相模原事件2020年1月初公判予定。

以下はフルカワトシマサ氏の文章を制作担当の齋藤秀雄が登録代行しております。

はじめに・ご挨拶

はじめまして、フルカワトシマサといいます。
今年の8月、還暦を迎えました。60歳になってしまいました!
ボクの父は60歳で、市バスにはねられて死にました。祖父は60歳で、中央市場の2階から落ちて死にました。しかし、ボクは、まだ、こうして生き残っているわけでありますが、その60年間は、決して順風満帆ではありませんでした。最大の危機は、5年前、20年間経営していた「クライン文庫」という古本屋が、破綻して自己破産してしまった時でした。事実、ボクは社会的には、一度、死んでしまったわけです。その後、食い扶持を求めて、職業訓練校に通います。その訓練校で、介護福祉士実務者研修という資格を得ましたが、そんな資格より、その学校に集まってきた面々に度肝を抜かれたというか、衝撃を受けたというか、どえらい人々の集まりで、つまり、社会的にドロップアウトした人々、世間から排除された人々、いわゆる「ヤクタタズ!」どもの巣窟だったわけです。半年間の訓練でしたが、毎日がとてもスリリングで、楽しかったし、学校嫌いのボクでも、どことなく馴染んでいける、同化できる場所だったわけです。今回の作品の原点は、ここにあったと考えます。
職業訓練校を無事?修了した後、左足首の大手術をする羽目になりました。というのも、実は、ボクは‘85~‘95の10年間程アートパフォーマンス活動をしており、その代表作が、「Walking Step」という作品でした。一時間足踏みを続けるというたわいもない行為をモチーフにした一見、何でもない作品なのですが、案外評判がよく、結果、その作品を持って3か月間のヨーロッパ公演にも招聘されました。帰国後、「クライン文庫」を始めるわけですが、その「クライン文庫」も、前述のように2015年に閉店、その後、クライン文庫の個人的借金を返済するため、深夜や早朝にがんばって掃除のアルバイトをしましたが、無理が祟ったのか、20年前のパフォーマンス(結構過激な行為を伴っていた)による足首への負担のせいなのか、ボクは、歩けなくなり手術を受ける事になりました。手術は、4時間半におよびましたが、運よく成功に終わり、10日間の入院を経て、退院、半年間の自宅療養を余儀なくされました。そんな折に、あの「相模原障害者殺傷事件」が起こったのです。かつての「オウム事件」の時のような衝撃が、胸中に走りました。そして、ボクは「ヤクタタズ!」を書き始めました。自宅療養後、勤めはじめた聴覚障害施設での経験も、交えて驚異的なスピードで、物語は進んでいき、何者かに取り憑かれたようにセリフが浮かんできたことを覚えています。しかし、この作品をどのように終わらせるのか、ラストをいかに持っていくかについては、苦悩が続き、書き始めから一年半かかって、ようやく昨年の7月にケリをつけ、ダメ元の覚悟で、AAF戯曲賞に応募しました。

舞台表現は、往年のパフォーマンス経験からイメージできるのですが、本格的戯曲作品は、初挑戦なので不安を持ったままの応募でした。しかし、結果は、運よく最終5作品にノミネートされ、公開審査会の席上、2作品の頂上対決、巌流島の戦いまで持ち込めました。結果、残念ながら大賞は逃しましたが、5時間半に渡る5人の審査員の討論は、身心ともども疲れ切ってしまったけれど、とても、興味深く貴重な経験でした。そして、その最終審査会の席上の発言、審査委員の一人であった(やなぎみわさん)の一言「この作品は、戯曲賞なんてあてにしないで、作家自らが公演するべきである。ただし、破綻するでしょうけど、うふふ…。」が、印象的であり、その言葉に触発され、みなぎる反発心を持って現在に至るわけです。


今年の3月、二度目の破綻覚悟で、「ヤクタタズ!」公演実現のためのプロジェクトを立ち上げました

プロジェクトメンバーは、「Walking Step」以来の盟友である舞台監督の塚本修さん、今回、初めての出会いである元VOGAの制作担当の齋藤秀雄さんの三匹のおっさん‘ズです。また、旧知の「遊劇体」のキタモトマサヤさん、今回のプロジェクトで出会った「N2」の杉本奈月さんと「空の驛舎」の中村ケンシさんに各パートの演出担当していただいております。

昔から、「フルカワは、アホやから!」の声援通り、今回のプロジェクトも体当たりで臨みます。
また、無茶します。無一文の還暦のおっさんの挑戦です。どうか、皆さん、「フルカワのアホ!」(内心とても嬉しい。)の掛け声とともに、幾ばくかのご支援をお願いします。
また、クラウドファンディングのページをご覧いただいた皆さん、心から感謝します。もし、よろしければ、このプロジェクトをご友人始め、知人の方やご家族、ご親戚の方にご紹介下さい。多くの方々に戯曲「ヤクタタズ!」の存在を知ってもらう事が、ボクが、一番望んでいることです。よろしくお願いします。

このプロジェクトで実現したいこと

「ヤクタタズ!」Project制作委員会は相模原障害者施設殺傷事件を題材とした、フルカワトシマサ'sのオリジナル作品「ヤクタタズ!」のリーディングならびに演劇公演を手話などのコミュニケーション保障を付加し、ノンバリア公演として実現することを目的としております。また、合わせて映画の上映やノンバリアをテーマにしたトークショーも開催する予定。加えて、本公演は、各パートの特色を生かす為、実験的に公演ごと複数の演出家の起用を試みてゆきます。

「ヤクタタズ!」Project 1st Stage   
(第一弾) 第一幕第一場「路上にて」リーディング公演 

日時:2019年10月22日(祝・火)17:30〜
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)
演出:キタモトマサヤ(遊劇体)
併催企画:講演「聴こえないことって?聴導犬って?」
「特定非営利活動法人MAMIE(マミー)」
http://mamie.jp/about.html
アフタートーク テーマ:「手話言語と演劇について」ゲスト:中村隆明さん

(第二弾) 第一幕第二場「ゲーム」リーディング公演
日時:2020年2月1日(土)
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)
演出:杉本奈月(N2)
併催企画:映画上映+解説(樅山智子さん)
「記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証」
http://mimajo.net/
アフタートーク テーマ:「LGBTQ+のQって何?」ゲスト:樅山智子さん

(第三弾) 第二幕第一場「アサイラム」リーディング公演
日時:2020年3月21日(土)
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)
演出:中村ケンシ(空の驛舎)
併催企画:ドキュメンタリー映画上演
「生きるのに理由はいるの?『津久井やまゆり園事件』」
https://peraichi.com/landing_pages/view/tsukuizyoeisyusai
・ルーフトップインタビュー記事
https://rooftop.cc/interview/190513141848.php
「ヤクタタズ!」ダイアローグ(フルカワトシマサ's+各演出家+ゲスト:広瀬泰弘さん)
テーマ:「相模原障害者施設殺傷事件と『ヤクタタズ!』という作品」

本公演は、ノンバリア演劇をめざしております。
本公演は、NPO法人TA-net(シアター・アクセシビリティ・ネットワーク)の協力の上、運営される予定です。

プロジェクトをやろうと思った理由

冒頭にありますように、このプロジェクトは、やなぎみわさんの叱咤激励の一言から、始まりました。しかし、それは、ひとつのキッカケに過ぎないのではないかと思います。このプロジェクトが伝えようとしていることは「ヤクタタズ!」という言葉の持つ秘められた暴力性です。それは、日本の土壌に巣食っている事なかれ主義から来る排除の論理であり、現実にはイジメや差別、格差、貧困などの問題として、社会的弱者をより虐げるという現象として現れています。
だからいま、ボクたちは、津久井やまゆり園で起きてしまった事件の真相を読み取り、世間の記憶の片隅に追いやられる前に、もう一度、その本質(見て見ぬふりや臭い物に蓋をするなどの日本特有の空気といわれる目に見えない暴力)に真摯に向き合わなければならないと実感しています。

各公演に各テーマに沿った併催イベントとトークショー(下記参照)を行いますので、ゲストの方を交えて、会場の皆さんと一緒に考える場所になれば幸いです。どうぞ、ご支援お願いいたします。

(第一弾)アフタートーク テーマ:「手話言語と演劇について」ゲスト:中村隆明さん
(第二弾)アフタートーク テーマ:「LGBTQ+のQって何?」ゲスト:樅山智子さん
(第三弾)ダイアローグ 参加者:フルカワトシマサ's+各演出家+ゲスト:広瀬泰弘さん
     テーマ:「相模原障害者施設殺傷事件と『ヤクタタズ!』という作品」

これまでの活動

フルカワトシマサ(元クライン文庫店主)プロフィール
1994~2015年:クライン文庫経営(20年間の営業を持って、2015年に破綻)
2019年:   戯曲「ヤクタタズ!」-AAF戯曲賞最終候補5作品ノミネート-
〇個人作品
1986~1990年:ART NOISE LIMITED WORK 1~9
       [旧摩耶観光ホテル/東京・テレプシコール/京都・西部講堂他]
1992~1993年:Walking Step 1~7[大阪/京都/東京/ドイツ/オランダ/フランス/スペイン]
       【平成4・5年度 文化庁芸術文化振興基金助成金・
        大阪市舞台芸術活動振興助成金対象作品】
〇コラボレーション作品
1994年:レオナルド・ダ・ヴィンチの憂鬱 [伊丹・AI・HALL]
     【平成6年度 文化庁芸術文化振興基金助成金対象作品】
1994~1997年:Walking Steps Ⅰ~Ⅲ
       [大阪市中央公会堂/扇町ミュージアムスクエア/AI・HALL]
       【平成6・7年度 文化庁芸術文化振興基金助成金・
        大阪市舞台芸術活動振興助成金対象作品】
〇企画・運営(GENOM/I.A.C.)
1992~1997年:「アートアーキテクチャーⅠ~Ⅳ」
       [神戸・旧摩耶観光ホテル/大阪・扇町ミュージアムスクエア/京都・西部講堂]

資金の使い道

ノンバリア演劇の為の実験的試みと各公演の制作費として運用させていただきます。


リターンについて

特典1:「ヤクタタズ!」Revision 限定500部 書き下ろし上演オリジナルテキスト[A5判冊子160ページ 頒価1300円](ご希望の方には、キャスト1名のサイン付です。お申し込み時にご指定下さい。)

特典2:リーディング公演無料鑑賞フリーパス
(ご支援いただいた本人以外の方の鑑賞もできます。遠方の方は、ご友人をご招待下さい。
詳細は、後日、メールにてお知らせいたします。)

支援金額2,500円の場合:

3公演共通フリーパス1枚(3公演の内のいずれか1回を、無料でご覧になれます。)

支援金額5,000円の場合:
3公演共通フリーパス3枚(第一弾・第二弾・第三弾 いずれも無料でご覧になれます。
また、1公演に3名でいらしていただいても大丈夫です。)
(通常料金7,500円を割引価格で、ご覧になれます。2,500円お得です。)

実施スケジュール

「ヤクタタズ!」Project 1st Stage   
・第一弾
日時:2019年10月22日(祝・火)17:30〜
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)
第一幕第一場「路上にて」リーディング公演 演出:キタモトマサヤ(遊劇体)
併催企画:講演「聴こえないことって?聴導犬って?」by「特定非営利活動法人MAMIE(マミー)
アフタートーク テーマ:「手話言語と演劇について」ゲスト:中村隆明さん

・第二弾
日時:2020年2月1日(土)
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)
第一幕第二場「ゲーム」リーディング公演 演出:杉本奈月(N2)
併催企画:映画上映+解説(樅山智子さん)「記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証
アフタートーク テーマ:「LGBTQ+のQって何?」ゲスト:樅山智子さん
(追って、詳細は掲載させていただく予定です。)

・第三弾
日時:2020年3月21日(土)
会場:ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪市・天満橋)

第二幕第一場「アサイラム」リーディング公演 演出:中村ケンシ(空の驛舎)
併催企画:ドキュメンタリー映画上演 「生きるのに理由はいるの?『津久井やまゆり園事件』
「ヤクタタズ!」ダイアローグ(フルカワトシマサ's+各演出家+広瀬泰弘さん)
テーマ:「相模原障害者施設殺傷事件と『ヤクタタズ!』という作品」
(追って、詳細は掲載させていただく予定です。)

本公演は、ノンバリア演劇をめざしております。


最後に

実は、第一弾チラシに掲載したキャッチコピー
「障害者は、生きている意味がないと、彼は云った。」の発言の言質は取れませんでした。しかし、ネット上では、次のようなサイトがありました。
生きづらさを抱えるあなたに~障害者殺傷事件が投げかけたもの~NHK クローズアップ現代No.38692016年9月29日(木)放送
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3869/1.html

容疑者が口にした「障害者は生きている意味がない」などという趣旨の言葉は、人権を否定する発言であることは間違いありません。(上記サイトより引用)

また、別のサイトには、以下のような内容が、確認できます。

まず最初に神戸金史記者はこう尋ねました。
「あなたは『意思疎通ができない人』のことを
 心失者と呼んでいますが、具体的にどういう人を指して言っているのですか」
「名前と年齢と住所を言えない人です」
「事件の当日は真夜中でみんな寝ていたでしょう。どうやって心失者かどうかを見分けたのですか」
「起こしました。おはようございますと答えられた人は刺していません」

「NEWS23」スタッフノートより引用
https://note.mu/news23/n/n8c8b762fe6e2

つまり、植松聖被告が、殺害したのは、障害者ではなく、彼のいう「心失者」だったのです。
つまり、殺人動機は、他者とのコミュニケーション不全だったのです。
来年、2020年1月8日に「相模原障害者殺傷事件」の初公判が予定されています。
この機会に、もう一度、戯曲「ヤクタタズ!」という作品を通して、再考できる場が提供できれば幸いです。

皆様のご協力よろしくお願いいたします。


以上 フルカワトシマサ拝

<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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