2020年に国立アイヌ民族博物館が誕生する多文化共生のまち白老町の片隅で、アイヌのルーツを持ちながらコミュニティカフェを営む田村直美と、森林ガイド担当として東京からやってきた地域おこし協力隊の手塚日南人がたまたま出逢い、自然な流れから生まれた曲たちをCD作品に仕上げてコミュニティ活性化につなげます。

プロジェクト本文


はじめに・ご挨拶
手塚日南人
1995年6月12日神奈川県横浜市生まれの年男24歳。幼き頃より自然や音楽に囲まれた生活に憧れていつしか故郷の東京を離れ北海道白老町へ移住。地域おこし協力隊森林ガイド担当としてアイヌ民族博物館の裏に位置するポロト自然休養林で地域活性化に向けた森林利活用に取り組む傍ら、東京にいた頃から続けてきた音楽活動を通じて、白老町の魅力発信や関係人口創出に挑戦しています。このCDづくりを通して、地元の人やアイヌの教えを一緒に学ぶ仲間との繋がりを増やせたらと思っています。


田村直美

生まれも育ちも社台、同じく年女48才の『ミナパチセ』店主。白老町の片隅社台の地でコミュニティカフェ『ミナパチセ』を始めて3年目になる。自身がもつ《アイヌ民族の血》これまでの様々な経験から『誰もが集まれる場』を作りたい、ふるさと白老やアイヌ文化を発信したいという想いを持ち続けています。この度は発信のひとつとして『アイヌ語』を交えた詞をメロディにのせ歌にすることができました。これからもわくわくしながら《調和》と《融合》そして、共に居ることのできる『場』を作り、笑顔の輪が広がる活動をしていきます。



このプロジェクトで実現したいこと


音楽作品づくりを通して地域を繋ぎ、白老の町や自然の魅力を届けます。
地域の魅力はなんと言っても『人』
今回はアイヌのルーツを持ち、いじめやDV、胃ガンなど様々な試練を乗り越えて夢であったコミュニティカフェを始めた『田村直美』さんの愛あるメッセージを唄にしました。素晴らしい言語『アイヌ語』を身近に感じてもらえるようなCD 作品、『白老』の素晴らしい風景を取り入れたプロモーションビデオを個性あふれる白老町の仲間たち、そして、ご支援くださる皆さまと一緒に制作します。





プロジェクトをやろうと思った理由

《民族共生象徴空間 ウポポイ》と呼ばれる先住民族アイヌを主題とする『日本初の国立博物館』が白老町に開設されます。来たる2020年に向けて地域改善や観光振興に取り組み大きな動きをみせる『白老町』。これからますます様々な文化が交わる場となり『多文化共生』を目指しています。ほかの地域同様人口の減少、高齢化が進む現状をマイナスからプラスに転換させるべく個性あふれる仲間が集まり、つながりが増えてきました。何か地域を盛り上げるためにできることはないかと日々試行錯誤していく過程で自分が心からやりたいと思ったのが『音楽を通じたコミュニティづくり』でした。
コミュニティづくりには『音楽』と『笑い』そして『宗教』というみっつの要素が肝心と言われています。その中でも音楽は言語も時空間も超えて私達の記憶の中に刻まれていく強烈なエネルギーだと思っていて、どうにかして『音楽のエネルギー』を白老町の皆さんの中から生み出したいと願うようになりました。ふだんは自然休養林の利活用が仕事の目的なのですが、そのためにはまず町が盛り上がり森に対して感謝できるような経済的・社会的な余裕が必要なのではと感じたのが一番大きな理由です。そんな時、ミナパチセという素敵なカフェの店主直美さんと出逢いました。そこから色んなタイミングが合い、自然な流れでアイヌ語と日本語が交じりあう歌詞を唄にしていくプロジェクトがスタートしました。最初に出来上がった唄が『白老町観光プロモーション』に採用された事がきっかけで、その後も楽曲がぽんぽんと出来上がりCD 作品にしようという流れに。結果として『白老町とアイヌ』の魅力を世界へ届けるための『コミュニティプロジェクト』になりました。

ここまでのストーリー

「一緒に作りましょう」この一言で歌作りが始まる。
東京からやって来たぼくと地元でコミュニティカフェを始めたアイヌのルーツをもつ店主。環境も世代もまったく接点がない二人が出逢い導かれるように歌作りに流れていく。
ぼく、手塚日南人は東京育ち。世界で活躍している父の背中を見ていつしか視点は世界へ向かっていた。世界を知るために環境問題などを学び行動していく中でも葛藤が続き大学受験の時期に家出。この家出が今後自分の未來へつながる時間となる。3日間何も食べず「生きること」を考えた。そして出た答えが「続けられることをやろう。」ぼくにとってそれは「音楽と言語」だった。早稲田大学を合格し、スペインへ留学した時、音楽を通じてコミュニケーションがとれることに氣づく。
そして、「食」の大切さを感じた時に自然農法の方と出逢いがあり、そこで「アイヌ」というワードと出逢う。その流れはまだ続く。東京のアイヌ料理店「ハルコロ」に行く機会ができ、そこで店主からアイヌ民族の話を聞く機会を得る。今まで日本以外の民族のことは関心があり知っていたが,日本にも素晴らしい民族がいること初めて知り衝撃を受けた。
その後、森で行われたワークに参加し「音楽で人と人をつなぐビジョン」が見え、そのタイミングで「アイヌ博物館の奥にある森を活用する人材を探している」という話がきてその場で「行きます!」と返事。舞台は白老へ。

北海道の太平洋側にある白老は2020年にアイヌ国立博物館を開設するため大きく動いていた。そんな中、白老町の入り口にある社台でコミュニティカフェを始めた店主がいた。アイヌのルーツをもち、DV、離婚、ガンなど様々な経験を経てアイヌ文化の発信と誰もが集まれる「場」を作りたいと言う想いで始めたコミュニティカフェ「ミナパ チセ」(アイヌ語でみんなで笑う家と言う意味)があった。そこで白老町地域おこし協力隊の方がイベントを行い、その時に同じく白老町地域おこし協力隊で赴任していたぼくを誘っていただき初めてミナパチセへ。白老へ赴任してからは森林ガイドの研修が続いていた。森のことを知るために歌よりガイドに専念しようと思っていた。森の勉強に費やす日々の中、休日は白老町を知るために歩いた。音楽から離れた生活を送っていた中で出逢ったミナパチセ。入った時に思った不思議な感覚「いつか、ここで歌いたい」だった。

ここのコミュニティにふれていくうちに自分が本当にやりたい事に氣づいていく。
そして、音楽活動がまた動き始める大きなきっかけが。8月中頃、ミナパチセで仲間とバーベキューをやるとお誘いを受けた。仕事を終えてから向かい車を降りた時に右手にギターを持っていた。食後、ギターを弾き始めた時に仲間からでた言の葉「日南人くん、白老の歌作ってよ!」「ミナパの歌作ったら?」
歌を作る…森林ガイドをしっかりできるようになるまではと心の片隅に置いておいた想い。「歌を作っていいのか…」

一方、ミナパ店主は「ミナパの歌ができたらうれしいな」と秘かに思っていた。
仲間とメッセージのやりとりをしている中で「日南人くんがミナパの歌を作るって言ってましたよ」と聞き驚く。
それから間もなく、手塚日南人にミナパチセのイベント「ミナパ祭」のライブに出てくれないかと出演交渉のメッセージを送った。店主は1回目に出演していたテロワールミュージシャンの中田雅史さんと手塚日南人をつなぎたい想いが漠然とあった。その話が一通り終わった時に「どうしよう…ミナパの歌のこと聴いてみようかな…」散々迷ったあげく送信ボタンを押す。ミュージシャンに歌作ってなんて恐れ多く失礼だったかもと後悔していた時に返信が届く。

「一緒に作りましょう」

店主にとっては衝撃的なことでしたが、当の本人手塚日南人は特別何も考えず送ったらしい。

そして、導かれるように歌作りが始まった。
「一緒に作る…素人のわたしでもいいのだろうか」店主の頭の中は混乱していた。楽器を弾けないから作曲は難しいかな。だとしたら…店主はかねてから「アイヌ語」を交えた詞を書いて歌にしたいと思っていた。アイヌ語に氣軽にふれられるのは「歌」だと。一緒に作りましょうと言われた翌日の夜。布団に入りミナパで出逢った人たちの顔を思い浮かべていたら詞が降りてきた。「今日もチュㇷ゚が昇る みんなの笑顔をのせて…」おどろくほどすらすらと言の葉たちが降りる不思議な感覚だった。
数日後、ぼくはイベントのためミナパチセを訪れる。「遅れました、まだやってますか?」キョトンとした店主。「日南人くん、イベントは1か月後です」
フライングでした…。「今朝、メロディが降りてきて…」と伝えると「実はわたしもが詞できてます」と。メモ書きなので清書してから渡すつもりだという店主に「メモ書きでもいいから見せてください」とお願いし、詞を読みました。
ミナパチセの小上がりでコーヒーを飲みながらその日のうちにできた曲。それが「ミナパ チセ ~みんなで笑う家~」(この時、題名はまだ決まっていなかった)

9月1日㈰に白老で「おきらくチセ」というイベントがあり、ライブ依頼があった。森の歌のお兄さんとして関わらせていただいた。
2日前にできた「ミナパチセ ~みんなで笑う家~」を初披露。

そして、ミナパ祭に参加、同じくライブで参加していた中田雅史さんと出逢ったことで閉じていた音楽の扉が開いた。

その後、「ミナパチセ ~みんなで笑う家~」が白老の観光PRプロモーションビデオに採用され本格的にレコーディングすることに。
音楽で白老を元氣にする夢に近づいた瞬間だった。
プロモーションビデオに使われることになったときは、音楽で白老を発信する役割を担えるというとても光栄な気持ちと、アイヌ語の歌詞がしっかり伝わるように気を引き締めようという責任感や使命感のようなものの二つの感情が一気に出てきた。プロモーションビデオ発表の時、実際に町内関係者300名くらいを目の前に歌う緊張の中、東京にいたときの自分が思い描いていた夢が思わぬ形で叶っていくような不思議な気持ちだった。
その後、1曲のオリジナル曲と4曲のコラボ曲ができ、全6曲のCD製作へと流れていく。音楽でつながった方、関係者の方、応援してくださった方、たくさんの「手」で創りあげた歌になったことは奇跡…。
それぞれの曲の紹介、レコーディングの時のこと、町の方々との交流については今後ブログにて紹介させていただきます。


田村直美:ミナパチセHP
手塚日南人:ガイアレコードHP




資金の使い道

集まった資金は、CD音源制作費、CDプレス代、プロモーション映像制作費、ZINE印刷費、今後の活動に向けたホームページ制作費、Tシャツ製作費に充てられます。

CD音源制作費:約45万円
CDプレス代:約17万円
絵葉書代:3万円
プロモーション映像制作費:約7万円
ZINE印刷費:約6万円
ホームページ制作費:約3万円 

Tシャツ代:約2.5万円        (+手数料+消費税)

合計100万円

(尚、プロジェクト達成目標金額を超えた金額や、制作したCDによる別売上は森林保全コミュニティPoEMの活動費に充てられ、使用用途は公開いたします)



リターンについて

A. サンクスレター 1000円〜 直筆メッセージ入り/無しのオリジナル絵葉書1枚ずつがセットで届きます。
B. サンクスレター+CD 3000円〜 Aと6曲入りオリジナルCDが届きます
C. サンクスレター+CD+ZINE 5000円〜 Bに加えて制作過程の写真が詰まったZINEが届きます。
D. サンクスレター+CD +コーヒーチケット+オリジナルTシャツ 7000円〜 Bに加えてミナパチセで使えるコーヒーチケットと、アイヌ紋様の入ったミナパチセのオリジナルTシャツが届きます。
E. サンクスレター+CD+森の恵みチケット 1万5000円〜 Bに加えて、ポロト自然休養林で樹液と鹿肉を使った焚火料理体験やガイドウォーク、スマートモデューロ宿泊体験を最大3名様に提供いたします。
F. サンクスレター+CD+ZINE +PV出演権 3万円〜 C に加えて、手話を使ったプロモーションビデオに出演する事ができます。
G. サンクスレター+CD+ZINE +作曲チケット 5万円〜 Cに加えて、手塚日南人があなたの詩に歌を載せます。
H. サンクスレター+CD+ZINE +公演依頼チケット 10万円〜 C に加えて、手塚日南人があなたの元へ歌いにいきます。(交通費は別途相談)


作品に関しては、営利目的であっても著作者のクレジットを掲載する場合はご利用可能です。
また、作品をリミックスし、改変する際にも、当作品のものと同じ国際ライセンスで提供される場合はどのような二次的著作物も営利利用可能です。


実施スケジュール
9月1日 CD制作開始
9月15日 白老チェプ祭にて演奏、手話を使ったPV制作開始
10月14日 リリースパーティ、商品発送開始

12月 手話PV完成お披露目!




最後に

共存共生の町、白老町で誕生した歌たちをたくさん方の心に届けたい…。
白老町をアイヌ文化を知っていただくためにアイヌ語と日本語の言の葉に想いをのせます。
~ ヤイレラㇷ゚ 歌に託して自分の想いを届ける ~

作曲・歌 手塚日南人の想い
歌詞を見た時、自由に時間を忘れて感性が研ぎ澄まされていく感じがしました。アイヌ語と日本語を混ぜて作られた詩。。。カムイ、つまりアイヌの精霊たちが一緒にいる感覚を自分の体が求めていたのか、詩の言葉の力なのか、すっかり歌の世界感に入り込んでしまったのです。太陽というよりも、もっと身近な存在として傍にいる温かい生き物が確かに僕らを元気づけているような感覚。風というよりも、優しい声の人が背中を押してくれているような感覚。周りの人やカムイみんなが支えてくれている感覚。これらの感覚はきっとアイヌ語の言霊のお陰なんだなと思いながら、そこにメロディを下ろしていきました。歌の部分はお店でほぼすべて出来上がってしまって、帰ってからギターを持って弾き始めたら、とてもスムーズにコードもつけられた。まさにカムイがささやいているかのような曲になってしまったな、と最後は思いました。この曲が皆さんの心の中で、どんな風に育っていくかが楽しみです。

作詞 田村直美の想い
ミナパはみんなで、大勢でという意味のアイヌ語で、チセは家です。
チセは「白老」誰もが帰って来られる家、違いを認め合い尊重し共に生きることができる。その家「白老」でみんなが笑っている…。
そして、朝・昼・夜と何げなく流れていく日常の時間はたくさんのカムイに守られていること、たくさんの愛であふれていることを感じて氣づいてほしいという祈りを込めています。
「独りじゃない、ひとつなんだ」誰もが口ずさめるメロディにのせてくださった日南人くん、音楽の想いを思い出させてくれた出逢いに心からイヤイライケレ。
あなたの町、あなたの国が「ミナパ チセ」になりますように…。

ミナパチセのプロモーションビデオでは手話を交えています。
日本の三大言語「日本語・アイヌ語・手話」素敵な言の葉たちをぜひご覧ください。




<※All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/11/05 04:00

    こんにちは、手塚日南人です。 連絡が随分と遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。 10月31日、ようやく今回のクラウドファンディングで制作させていただいた300枚のオリジナルCDが手元に届きました。急いで家に帰り、手にとったCDの感動をいち早く皆さんと共有したいとおもったら、郵送よりも...

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