はじめに・ご挨拶

はじめまして。特定非営利活動法人YNF代表理事の江﨑太郎と申します。私たちは平成29年7月九州北部豪雨を受けて設立した災害支援団体で、特に生活再建支援に力を入れている団体です。

現在では、災害支援団体の数はたくさんありますが、私たちが得意とする生活再建支援に特化した団体は全国でもあまりありません。

災害は発災直後だけが注目され、短期での活動で終わってしまうことがほとんどですが、被災者に「寄り添う支援」を実現していくためには中長期での活動が必要になります。

私たちの地元の九州では、熊本地震以降、毎年災害が発生しており、昨年発生した西日本豪雨では、これまでの経験を役立てたいと思い、愛媛県でも活動を行いました。

しかし、上記の様に私たちの被災者とともに歩んでいく、「寄り添う支援」は、中長期に渡る時間が必要です。九州北部豪雨で大きな被害を受けた朝倉市での活動や西日本豪雨の被災地である大洲市での活動は、現在も継続しています。

こうした中、YNFの事務所から車で1時間程度のところにある佐賀県大町町でも被害が発生しており、私たちの仲間の実家も被災しています。立て続けに起こる災害に、私たちの小さな力にも限界がありますが、九州北部豪雨や西日本豪雨の支援活動と並行しながらの厳しい状況ではありますが、みなさまにあたたかいご支援をいただければと思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

これまでの活動でもいつも大きな力を発揮してくれる仲間の実家が被災したり、別の仲間の友人が被災したり、関係性のある大町町。

 

被害状況

人口およそ6,000人ほどの小さな町ですが、これまでにない多量の雨と排水不良によりほぼ全域が浸水しました。被災した家の多くが床上浸水し危険な状態にある家も少なくありません。

また地域内にある鉄工所の油槽が複数浸水し、大量の油が流出しました。油は浸水している街中に流れ込んでいるほか河川にも流れ出しています。流れ出した油は地域の家々や家財具にも付着しており、水が引いても油の洗浄などの作業が必要になるため、被害の片付けはこれからとても大変になることが予想されます。道路なども、油が付着したところを車で走ればスリップしかねません。

床上浸水が多数

鉄工所から流れ出した油


今後の活動予定

私たちYNFは、大町町の被災住宅の片付け作業を開始します。とはいえまだ発災して間もないため、被災住民をはじめ、あらゆる機関が混乱を抱えている可能性もあります。現地の行政機関等と相談しつつ、物資の仕分けなど今大町町で必要とされている活動を柔軟に、全力で行っていきたいと思います。被災地の状況やどのようなニーズに支援を行っていくかなど、詳細は活動報告にてご報告していきたいと思います。

また、同時に被災者の方が初めに行う手続きのモレを防ぐための説明会なども様子を見ながら行っていく予定です。

私たちの活動は小さな力かもしれませんが、ぜひ皆さまのお力を貸していただき、佐賀県大町町でも地域や被災者に「寄り添う支援」を行っていきたいと思っていますので、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。


これまでの活動

【平成29年7月九州北部豪雨】

①在宅被災世帯実態把握調査
 期間:平成29年8~9月
 場所:福岡県朝倉市
②あさくら在宅世帯見守りプロジェクト  
 期間:平成29年10月~平成30年1月  
 場所:福岡県朝倉市
③個別相談支援事業  
 期間:平成30年1月~現在  
 場所:福岡県朝倉市

【平成30年7月豪雨(西日本豪雨)】

①西陵校区臨時災害ボランティアセンター設置及び運営事業 (西陵校区自治協議会、福岡市社会福祉協議会、西区社会福祉協議会等と協働で運営) 
 期間:平成30年7月  
 場所:福岡市西区
②福岡県下 浸水範囲調査
 期間:平成30年7月  
 場所:福岡県飯塚市、久留米市
③愛媛県 初動時現地調査及び地元支援団体への支援事業(物資提供、団体間コーディネート、地元団体向け研修等)  
 期間:平成30年7月 ~ 平成31年3月
 場所:愛媛県全域
④愛媛県大洲市 住まいの相談窓口事業(主催:(特活)YNF 共催:大洲市、大洲市社会福祉協議会)
 期間:平成31年4月~
 場所:愛媛県大洲市各地


資金の使い道

交通費、物資、人件費など災害支援活動に関わる諸経費


リターンについて

①5,000円 お礼メール

②10,000円 お礼メール&活動報告書

③30,000円 お礼メール&活動報告書&YNF防災プログラム資料


実施スケジュール

2019年8月~9月 ボランティアセンターの運営サポート

         現地での生活再建講座の開催

        その他


最後に

片づけ作業だけでは、被災者の生活は元通りになりません。

一人ひとりの生活背景に応じた、提案やサポートこそが被災者から求められる支援だと考えています。

また、作業系のボランティア活動を並行して行うことで、相乗効果を狙う、新たな取り組みも行います。

今回の私たちのプロジェクトを通じて、災害支援の質を一歩前に推し進めたいと考えています。


募集方式
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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