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▼映画『籠の鳥』製作へのご支援・ご協力をお願いします。

CAMPFIREをご覧の皆様、はじめまして。
当ページに足を運んでいただきありがとうございます。

映画『籠の鳥』企画/監督の赤羽芳昭です。

現代社会を潤滑に安全に安心して送るため、人は「本音」と「建前」を使い分けて生活し、人間関係を出来るだけキレイに構築しています。しかし、人の感情の奥底にある「嗜好」「我欲」といった本能が、その人本来の姿であることも事実です。例えば人が人を好きになる時、そこには様々な打算的、社会的な思惑もあるかもしれませんが、心の底から相手を「求める」時には、その異性の「匂い」「フェロモン」に惹かれます。「動物的本能による嗜好」においてその感情は決定的なものになり、その欲求は何よりも強く、誰にも妨げられないものになっていきます。「楽しい」「気持ちいい」「幸せだ」という感情の根本にある「動物的本能」。


近松門左衛門・作「冥途の飛脚」は、遊郭で働く女に恋い焦がれた主人公が、横領した金で彼女を足抜けさせ、二人で逃避行するお話です。社会のルールを守り、理性を持って行動していても、「惚れてしまった」主人公が盲目的に反社会的な行動をとることは逆に自然なことに思えます。とはいえほとんどの場合、現実的にはその行為や希望は成就することなく終わってしまうのですが、そこに「社会」と「動物的本能」の折り合いの難しさと切なさがあります。


この作品では、あくまで普通の日常を送る(送ろうとしている)主人公に潜む本能を「家族」という枠の中から炙り出し、あらためて人間が持つ強さ、脆弱さ、傲慢さ、動物的欲求を露呈させていきます。しかし現代社会という枠(籠の中)から、もし本能のままにはみ出した時、その先にどんな悲劇が生まれてしまうのか?「本能をもつ人間」を極力リアルに描き出し、そこにある種の希望(本能のままに生きてみたい)をみいだした作品づくりを目指します。そして作品を観た方々(普段「本音と建前」で日々を送る方々)への生きる糧、カタルシスを感じさせる映画を目指します。
本作『籠の鳥』を完成させるために、キャストの皆様をはじめ、多くの方からいろいろな形でご協力いただけることになりました。ですが、製作に踏み切るにはまだまだ資金が不足しているのが現状です。是非ご支援・ご協力をお願い致します!

 

▼主演は『虚飾集団廻天百眼』の看板女優、紅日毬子!


「普段私が演じてる役柄とはまるで違う普通の主婦の役だと伺って正直大変驚きました。でも芯の部分である「女」を演じることにおいては普段の表現と重なる部分であり、とても楽しみに思っています。自分の劇団が製作したもの以外でも映像での主演は初めてでして、撮影では未知のことがたくさんあると思いますが、今はただただ意気込んでおります!そして、完成した作品を観るのが今からとても楽しみです。」(紅日毬子 談)

紅日毬子(あかひまりこ)
虚飾集団廻天百眼の俳優。
【艶かしき無邪気、踊る座敷童子】の異名を持つ。
童女の姿と鈴の声で、アングラの申し子としての呼び声高い廻天百眼の看板女優。
代表作品:『少女椿』みどり役、『冥婚ゲシュタルト』ヤエコ役、『屍のパレード』手毬役など。 大きな眼と濡羽色のおかっぱ頭がトレードマーク。

虚飾集団 廻天百眼(きょしょくしゅうだん かいてんひゃくめ)
http://www.kaitenhyakume.com


その他、メインキャストとして2004年に映画「スイングガールズ」で脚光を浴び、現在はシンガーソングライターとして活動している豊島由佳梨、Vシネマや声優、舞台演出、ライターなどにも挑戦し、活動の幅を広げている舞台女優、田口千尋の出演も決定しています。

豊島由佳梨(とよしまゆかり)
2004年に映画「スウィングガールズ」(ドラム・田中直美役)で脚光を浴びる。
太鼓の代わりに樽を木槌で叩く郷土芸能『知床いぶき樽』を経験。
北海道大の郷土芸能祭にてグランプリを受賞。
女優としても活動しつつ、シンガーソングライターとして活動中。

「最初にお話をいただいた時「とても嫌われる役」だと聞かされました。でも「人間の心の奥底に潜む嫌な部分」を演じることはとても意味のある挑戦なのではないかと、逆にとてもやりたい!と感じました。私を含めてですけど、人は「自分は幸せなのか?不幸なのか?」と考えることがあると思います。きっと誰もがみな《籠の鳥》で、強くなりたい、幸せになりたい、自由になりたいと日々踠き苦しんで生きているのです。今回この役を通して、多く《籠の中にいる鳥たち》が前向きに希望を持って、元気になってもらえたらなと思っています。」(豊島由佳梨 談)

 


田口千尋(たぐちちひろ)
長崎県出身。数々のバー公演や小劇場にて舞台女優として活動する一方、Vシネマや声優、舞台演出、ライターなども挑戦し、活動の幅を広げている。

主な出演作品はLOVE&ROCK「雨音」ガラ劇「矛盾」主演、映画「私の奴隷になりなさい」「ほんとにあったリアル都市伝説」など。

「今回の企画(脚本)をいただいた時に、絶対にこの役、そしてこの作品をやりたい!と思いました。私の演じるミカは、ただただ誰かに愛されたいだけの純粋で素直な女の子です。彼女のような<承認欲求>はきっと誰もが心の何処かに持っているのではないでしょうか。痛々しい程の愛への飢えを【イマドキの女子高生】というフィルターを通して伝えられたらと思います。そして、大胆な濡れ場!鳥籠をぶち破って演じたいです。」(田口千尋 談)

緊迫感のある本編で出演者たちがどんな表情を見せるのか、是非楽しみにしていただけるとうれしいです。

 

 

▼脚本は演劇ユニット【sekai record】主宰の前田有貴さん!音楽監督はプログレッシブユニット【Neo-Zonk】のキーボーディスト大沼あいさんが参加!

 

前田有貴(まえだゆき) 

早稲田大学第一文学部、お茶の水女子大学人間文化研究科を卒業。早稲田大学在学中に劇団口遊階級にて演劇活動を開始する。同時に“アクターズクリニック”にて、映像演技を故 塩屋俊氏に師事。2008年大学卒業後は、アクターズクリニックの演技講師と塩屋氏のアシスタントを兼任しながら、俳優として活動。さらに、2009 年からは劇作家・演出家としても活動を開始。2012 年には、自身による演劇ユニット【sekai record】を旗揚げして作・演出を担当し、演者だけにとどまらないアグレッシブな活動を展開している。

 

 

 

 

 

 

大沼あい(おおぬまあい)

ツインキーボードプログレッシブユニット【Neo-Zonk】のメンバー。2015年に1stアルバム「LUMINOUS」を発表。その独特な音楽性が近年注目され、作曲、アレンジ、レコーディング、サポートなど、多方面で活躍中。

 

 

▼ストーリー

都希子は東京近郊の団地で夫の仁司、義理の姉の冬美と三人で暮らしている。幼いころから孤独に育った都希子の夢は、温かい家族を作ること。しかし、生まれつき足の悪い冬美は、溺愛する弟・仁司の妻である都希子が生理的に好きになれず、仁司はちょっとしたことで都希子に冷たくあたる。多少の苦労は仕方がないと、都希子はいつしか感情を押し殺し、事を荒立てずに、日常を過ごしていた。唯一の心のよりどころは、ペットのインコだった。

ある日、トイレのドアが壊れて冬美が怪我を負う。仁司は都希子の不注意と猛烈に激怒するが、都希子はひたすら謝り続けることしかできないでいた。

翌日、修理業者として琢弥が訪れる。汚い風貌で黙々と作業をする琢弥に、どこか親近感を覚え少しずつ惹かれていく都希子。都希子同様孤独に育った琢弥は、全くと言っていいほど人を信じない性格で、彼に惹かれている女子高生のミカを利用して、中年男から金を巻き上げて稼いだりもしている。ミカは琢弥の肉体や匂いでつながっていたいと切望し、会うたびに琢弥と肉体関係を続けていた。

ある日、冬美は都希子が大事に飼っていたいたインコを「逃げた」と嘘をつき処分してしまう。薄々冬美の嘘に気づいたとき、都希子の中で何かが変わり始めていた。都希子の気持ちを利用するかのように、関係を迫る琢弥。やがて都希子は琢弥を受け入れ、平穏を装った冷たい日常に光が差したかのように幸せを感じ始める。

しかし、実はすべて冬美の策略だった。都希子を排除したい冬美は、琢弥が修理に訪れた時、都希子の目を盗んで琢弥に接触し、体を抱かせ、都希子を誘惑するよう金を渡して依頼していたのだった。ただの仕事だと思って引き受けた琢弥だったが、何度も都希子と関係を重ねるうちに、心の中で都希子への感情が変化していく・・・。

 


▼支援金の使い道

皆様にご支援頂きました資金は、映画の撮影費として大切に使用させていただきます(撮影・録音・照明機材費、美術費、衣装メイク費、ロケーション費、など)

目標金額を超えたご支援が集まった場合には、撮影後の編集にかかる費用(ポストプロダクション費)や、劇場公開のための宣伝、配給の費用に充てたいと考えております!資金が集まりましたら2017年4月末から撮影に入り、2018年春に完成させる予定で進めます。

▼応援コメント

公演の映像制作で赤羽監督にはいつもお世話になってます。
こだわりも美学も実績もあり、どん欲でアグレッシブ……なんて言うとギラギラしてそうなのに、なぜか自然体で物腰やわらかい。
そのやわらかいままに「一回完成したんだけど、どうも良くないのでイチから編集し直しました」なんてさらっと言ったりする。
意識せず息をするかのように映像を作り続けてるそんな監督。ああ、だから自然体なのか。

ここのところ会うたび、いい脚本になった、キャスティングがうまくいったと、
楽しそうに話す監督の姿に代表作の誕生を確信してます。
早く観たい!(外野は身勝手なものです)

Sky Theater PROJECT
劇団主宰 四方田直樹

▼映画概要

・出演:紅日毬子、豊島由佳梨、田口千尋 他
・監督:赤羽芳昭(プロジェクトD)
・脚本:前田有貴(sekai record)
・音楽監督:大沼あい(Neo-Zonk)
・撮影開始:2017年4月~(予定)
・完成披露試写会:2018年夏(予定)
・想定尺:90~120分
・協力:株式会社ルースプロモーション
・映画『籠の鳥』公式ツイッター:https://twitter.com/kagonotori2017
・完成後の展開:国際映画祭への出品、劇場公開等

 


▼監督・赤羽より皆様へ。

私は子供の頃、とても内気で引っ込み思案な性格でした。そんな自分が本当に嫌いで、友達と接触するときにはそんな性格を見られたくなくて、必死に隠していたような、そんな子供でした。当時から人間関係についてはやたらと敏感で、当たり障りなく、ただニコニコヘラヘラと笑っていれば争いは起きないんだと、毎日をやり過ごしていました。

大人になり、自分の子供の頃と似ているなと感じる人に大勢出会いました。いわゆる事なかれ主義者というもので、何かトラブルがあると「自分には関係ない」「どうでもいいんじゃない」さらには「すいませんすいません」と悪くもないの挨拶がわりに謝ったり、「まあまあまあ」とヘラヘラしてみせたりといった解決方法をとってしまう人たち。私もついやってしまう瞬間があり、ふと自己嫌悪に陥って落ち込んだりします。

でも、果たしてそれは(悪)なのでしょうか?社会生活を潤滑に生きていくにはどうしても相手に合わせる必要(悪)もあります。お世辞や誉め殺し、ヨイショ、接待など、おそらく日本人の大半はこの<手法>を上手に使って、毎日を生きています。私も普段自我を通すなんてことはほんのわずかで、いつも周りを見渡し、上司や部下、取引先や外注先といったたくさんの人たちが皆トラブルなく、平和に日々を過ごせていくことが何よりも大事だと、無意識に感じて行動を起こしてしまいがちです。

そんな時、思います。思いっきりワーッと絶叫して、銃や刀で(笑)周り全部をぶち壊し、そんな人間関係をすべてリセットして新しい世界に生きて、我が儘放題に生きてみたいと・・・でも現実にはそうはいきませんね(笑)。

でもそうはいっても、人の感情は生き物だと思うんです。ものすごく人を好きになったり、逆に嫌いになったりすると、我を忘れたり、その人の匂いや雰囲気さえ気になり出します。好きになるとどんなに嫌な性格でも愛おしくなり、嫌いだと何も悪いことしてないのにいじめたくなる。そんな本能はおそらく社会生活には一番向いてなくて、そこを押し殺してみんな「理性」という自らが作った法律で自主規制します。この歯止めがきかなくなったとき人は犯罪者になり下がってしまう。でも、とても不謹慎を承知で申し上げれば、それってその罪人にとってはものすごく「人間らしい」ことをしたのかもしれないと思うのです。もちろん、犯罪は良くないことです。決して犯罪に手を染めてはいけない。でも、人間には誰でもそうなり得る「本能」がある。「血の通った人間」とよく言いますが、人間というのはなんとも不可思議な生き物です。

あらためて「人間の本能」に向き合ってみたい、現代社会で生息している人は「人間」なんだ!そう思ってこの作品を発案いたしました。本能をありのままに描くには、暴力や性的描写は避けて通れないとは思っていましたが、脚本の前田さんが想像をはるかに超える表現でお話を書いてくれました。この残酷で過激な話を誰が演じてるのかという心配はありましたが、素晴らしい女優さんたちが名乗りをあげてくださいました。今回当初から参加、協力してくれている3人の女優、紅日毬子、豊島由佳梨、田口千尋は、皆「くせ者」です。芝居という作られた世界に生息しながら、「人間の本能」を感じずにはいられない強烈な匂いを発しています。彼女たちとなら、かつてないほどの本音とイヤラシさに満ちた人間を描けると確信しております。そしてこの作品をご覧いただいて、色々な部分で共感いただき楽しんで頂けたらとても幸せです。だからどうしても制作にこぎつけたいと、出演者共々願ってやみません。

何卒、皆様のご支援・ご協力をお願い致します!

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