はじめに・劇団物語研究所よりご挨拶

はじめまして、プロジェクトページをご覧いただき誠にありがとうございます。

劇団物語研究所 代表 久木田かな子と申します。

物語研究所は2017年に道玄坂ヒミツキチラボから生まれた、【観客参加型演劇】を作っている劇団です。


近頃の演劇業界では、普通の座って物語を観るだけという形ではなく、お客様が物語に参加することによって作品が完成する【参加型演劇】という形が流行っています。

その中でも主流となっているのが、お客様の投票によってエンディングが分岐する【投票型演劇】というものです。

確かに分岐するということで、ゲーム的な面白みが増え、普段演劇にハードルがあるように感じてしまっている人が来やすくなるというのはあると思います。

しかし、その一方で、

「私の一票が悪い方向に働いてしまった…」という罪悪感を生んでしまったり
「リピーターの人に振り回されてなにもできなかった…」という不満を生んでしまったり

必ずしも全員が楽しめるものにすることは難しい、さらには演劇というものから更に人を遠ざけるのもにもなりかねないと私は考えました。

そこで
「全員が物語の登場人物の一人として楽しめる参加型演劇を作りたい」
という思いから立ち上げたのが「劇団物語研究所」です。


お客様が何か行動を起こすことによって物語が動くが、どういう行動をしたいのか、何をしたらいいのか、しっかりと演者でサポートをすることにより、難しく考えなくてよく、失敗もなく、バッドエンドもない、誰も罪悪感を背負わない空間の中、お客様と演者で大きな物語を一つのゴールへと導いていく。

まるで小さいころにやった、ただただ楽しかったごっこ遊びの延長線。

これが物語研究所がお送りする【参加型演劇】のコンセプトです。


立ち上げ以来たくさんのお客様、もとい〈登場人物〉の方々とともに物語を紡いでまいりました。

例えば
学校の教室でHRの時間に転校生とクラスメイトとして雑談をしたり
王子として姫への貢物をあらゆる所へキャラクターと共に探しに行ったり
アイドルオーディションの参加者として色々な審査を受けたり…

劇場に足を運んだその瞬間から、物語が始まっており、
お客様ではなく、登場人物としてその世界に招かれる。

最初から没入できる作りは、実際の演者との距離、また物語世界との距離の近さから、お客様から
【マイナス距離演劇】
と呼ばれ、親しんでいただいております。


2018年春に行った第2回公演にて劇団化を発表、その約1年半後の2019年11月には劇団化後初の公演「〇〇ステップ」を大好評の中、無事に終演することが出来ました。

参加した皆様からの好評のお声を沢山いただく中、

投票型でない、観劇が苦手な方にも楽しんで頂ける演劇体験をより多くの方に届けたい。
もっとたくさんの方と物語を紡ぐことで【参加型演劇】の可能性を探っていきたい。

そのような思いを持ち、現在も活動を続けております。

第一回公演「リモートビギンズ」



〇このプロジェクトで実現したいこと


端的に言いますと「全国ツアーの実現」です。


初めのあいさつの中でも述べさせていただいた通り、これまで以上に物語研究所の作る【参加型演劇】を多くの人に届けたい、また、よりたくさんの方とともに物語を紡ぐことによって新たな可能性を探っていきたい、そう考えながら、現在活動しております。


そのために、今一番行いたいことが「全国ツアー」です。


もともと公演を行うたびに、全国各地から多くのお客様が足を運んでくださっていました。
しかし、そう簡単には来れないという方がいることも事実です。
公演の度に「来てほしい!」「体験したい!」というお声もたくさんいただきました。

全国を回ることにより、皆さまの声に応えたい。

また、観劇が苦手な方でも楽しんでいただける演劇体験の存在や、投票やエンディング分岐がない【参加型演劇】というものを、まだ知らない全国の方々にももっと広めたい。

それらを実現することが出来れば、きっとこれは劇団をまた今一歩大きくするステップになる。
そう確信しております。


今回は2018年東京で公演を行い、大好評で終演いたしましたコンテンツ

「プロセニアム酒場へようこそ」

その作品を、2020年夏、大阪を皮切りに、全国ツアーとして各地で開催したいと考えております。


(プロセニアム酒場へようこそより、クエストに挑戦する参加者)


参加度合いという点で、とても評価を頂いたこの作品を用いいることにより、全国の皆様に【物語研究所でしかできない演劇体験】をより濃密にお届けしたいと思っています。


全国各地を回ることにより、

一人でも多くの〈登場人物〉の方とお会いし、

少しでも(演劇っていいな)と思ってもらうこと。

それが我々物語研究所が実現したいことです。



〇プロジェクトをやろうと思った理由

来る2020年。
今までも、一年に一回ペースで公演を続けてきたため、今回も次の一手をずっと考えておりました。


来年は夏季に開催されます、4年に一度の世界的な体育祭が東京にて開催される影響で

地方の方が東京にいらっしゃるには、いつもより宿泊費・交通費ともにかなり高騰するという見込みが出ています。

いつも劇団を愛してくれている皆様には、もっと他の楽しいことにお金を使っていただきたい。
期間限定で高額にかかる遠征費にお金を使っていただくのは申し訳ない。

また、そのせいで来れずに悔しい思いをしてほしくない。

ならば今こそ、我々がその恩をお返しする番なのではないか。
兼ねてから頂いている「地方にも公演に来てほしい!」というお声に応えるべきなのではないか。


いつも時間やお金を沢山使って会いに来てくださっている遠方の皆様に、
この夏は逆に私たちから会いにいきたい。

それに
(まだ気になっているけど、どんな場所かわからないがゆえに遠征に踏み出せない…)
という方にももっと気軽に参加し、知っていただける機会を作りたい。


また2021年春には第4回本公演も控えております。

まずは、物語研究所がお送りする【参加型演劇】とはどのようなものなのか、広く知っていただき、
劇団史上最大規模、最強布陣でお送りする第4回公演を、より多くの人に楽しんで頂きたいという思いもあります。


そこで、劇団の次のステップとして、「全国ツアー」をしようと決断いたしました。


しかし、まだ旗揚げしたてなこともあり、予算が潤沢ではなく、演者を連れて全国を回ることはさすがに厳しいのが現状です。
ですが声に応え、より多くの方々に物語体験をお届けするためには、できる限り全国各地、様々なところを回りたい、というよりも、回ることが必要だと感じております。

そこで、今回は皆さまのお力を少しでもお借り出来ないかと思い、プロジェクトを立ち上げました。


もし少しでも面白そうだな、応援したいなと感じ、お力をお貸し頂ければ、心の底から嬉しく思うとともに、頂いたお気持ちの分は、しっかりと全国各地の皆様に、最高の物語体験を届けさせていただきます。




これまでの活動

2017年6月12日 道玄坂ヒミツキチラボにて、ラボプロジェクトの一つとして体験型演劇を旗揚げ

「リモート・ビギンズ」を公演 180名動員



2018年3月 TOKYO MYSTERY CIRCUS ラボ小ホールにて「月唱トロイメライ」を公演

 劇団化を発表


2018年8月 乗客参加型バスツアー ぼくらのたからさがし~全力おとなの8月32日~を開催

2019年7月 ミニ公演 プロセニアム酒場へようこそ を開催  


2019年11月 劇団化して初めての公演 ○○ステップを公演 300名動員


〇資金の使い道

出演者の移動交通費および宿泊費、各公演の出演ギャランティ

稽古場代

公演場所代

公演準備資金

余剰分に関しましてはストレッチゴールとして福岡、仙台での公演を増やしたいと思っております。

※もし、それでも更に余剰が出た場合、および公演での純利益は次回本公演への準備資金に充てさせていただきます。


〇リターンについて

全国公演だからこそ出来るグッズや特典、更には今まで要望があった中、作れなかったグッズをご用意しております。


実施スケジュール

8月1,2日 大阪 福島 KOUKAスタジオにて1日二公演予定(2日のみアフターパーティー開催)


★60万達成で7月26日 福岡 天神周辺にて (天神周辺にて1日2公演およびアフターイベント開催)
※達成しました!!ありがとうございます!!※


★100万達成で仙台公演 仙台周辺にて(8月10日 2公演およびアフターイベント開催予定)



最後に

まだまだ小劇場の中でも物語研究所は出来立てで知られていないうえに、

投票型でもエンディング分岐型でもない参加型演劇というのも、かなり珍しい形式だと思います


しかし、

自分の責任で物語を悪い方向にしてしまう不安感から参加型が苦手である

観劇中は身動きが取れず、堅苦しいという苦手意識や敷居の高さを感じている

それらを全て払拭する物語研究所流の【楽しい物語体験】を全国に届けられたらそれほど嬉しいことはありません。

どうかお力添えを頂けましたら幸いです。


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本プロジェクトは大阪公演に関しましてはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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