はじめに・ご挨拶

龍野アートプロジェクトは、2011年より播磨の小京都龍野にて、地域に残る古い文化遺産を活用し、すぐれた現代美術を国際的に発信し、地元の方々との交流を促進することを目指して開始し、毎年継続的に活動を続けてきました。

龍野は播磨の小京都とも呼ばれる城下町で、醤油蔵や武家屋敷など古い町並みがそのままに残っています。そうした場所を舞台に、国際的な作家を招聘し、総合的な芸術祭を企画しています。

兵庫県たつの市龍野町 揖保川から旧市街を望む


このプロジェクトで実現したいこと

龍野アートプロジェクトは開始当初よりフランスの作家たちを招いて滞在制作を行うなど、国際的交流や発信を心がけていますが、2013年からは、更にポーランド作家たちのプロジェクトへの参加が開始し、
2014年には、龍野アートプロジェクト2014として、日波(ポーランド)国際芸術祭「流れ」を実現、
2016年には龍野アートプロジェクト2016 時空の共振
2018年には龍野アートプロジェクトinクラクフ龍野アートプロジェクト「混成軌道」
2019年には龍野アートプロジェクト2019日波国際芸術祭「アニマ」を実施し、ポーランドとの交流はますます深まりました。

このご縁からこのたび、作曲家薮田翔一が第32回クラクフ国際作曲家祭への出演が決まりました。
ポーランドの古都クラクフにある、日本美術技術博物館マンガを舞台に世界中から作曲家が集まり、華麗な演奏を繰り広げます。
海を越え、12000km離れたポーランドの地において、ポーランドの映像作家、アレクサンデル・ヤニツキ氏や日本のアニメーション作家、宮嶋龍太郎氏と薮田翔一氏とのコラボレーションを実現し、日本とポーランドの交流を一層深め、優れた創造性を発揮することを目指しています!

クラクフ(ポーランド) 中央広場


プロジェクトをやろうと思った理由

2018年には、龍野だけでなく、ポーランドの古都、クラクフでも龍野アートプロジェクトinクラクフを実現することができました。これまでの蓄積を見せるだけでなく、アレクサンデル・ヤニツキさんと薮田翔一さんのコラボレーションをさらに推し進め、新曲も交えてのコンサートも実施、それを見に来てくださったクラクフ国際作曲家祭のディレクターより、ぜひ薮田さんを国際作曲祭に招きたいと嬉しい申し出が。

一同大いに喜びましたが、招待といっても先方は現地費用のみを負担。交通費までは出ないので、演奏家や作家を含めた渡航について危ぶまれます。2018年には、助成金のおかげで少しずつ補助はありましたが、それでも大半は各自負担となってしまいました。


これまでの活動

龍野アートプロジェクトは2011年より毎年、すぐれた芸術発信・国際交流・地域との交流を目指して龍野の旧市街にて文化遺産を活用した展示を行うと同時に、海外からの作家たちも交えて積極的にワークショップやトークイベントも開催してきました。2014年にはポーランドの映像作家、アレクサンデル・ヤニツキ氏とたつの市出身で日本を代表する若手作曲家の一人、薮田翔一氏とのコラボレーションを開始、以後も継続しています。

龍野アートプロジェクト2014 アレクサンデル・ヤニツキ+薮田翔一 美術と音楽の響演


龍野アートプロジェクト2019 日波国際芸術祭「アニマanima」では、日本とポーランドの国交樹立100周年を祝し、芸術作品において「アニマ(生命・魂)」の源流を探るとともに、両国の同時代的交流に焦点を当て、特にヤニツキ氏や宮嶋氏による映像と薮田氏の音楽のコラボレーションを軸の一つとして、相互の創造的な活動が一層の飛躍を見せる契機となりました。

龍野アートプロジェクト2019 宮嶋龍太郎+薮田翔一 Triple記念コンサート

こうして活動を継続し、2020年は10回目を迎えます。
龍野会場での実施は秋の10日間程度が多いのですが、その準備、打ち合わせや制作、練習、そして実施後の記録誌作成など含めると、ほぼ一年を通じて休みなく活動していることになります。
毎年助成金の申請はゼロからのスタートと、常にぎりぎりの不安を抱えながらも、高い水準の制作実現や国際発信、地元の交流の促進をめざして努力しています。そんな中、ポーランドの古都クラクフで行われる、定評ある国際作曲家祭にたつの市出身の薮田翔一がノミネートされたことは意義深く、国際交流をさらに深め発展させる大きなチャンスととらえています。


資金の使い道

12000km先へと届け、つなげるために

今回のプロジェクトに応援いただいた資金については、日本からクラクフまで移動する交通費や練習会場使用費用として、大切に使わせていただきます。


リターンについて

応援いただいた方へは、ささやかながら私たちと上演芸術を楽しんでいただけるよう企画しています。

★精一杯心を込めたお礼をさせていただきます!


実施スケジュール

2020年1月から3月 スタッフ会議、事前打ち合わせ、個別練習実施

2020年4月より月例会議実施

※4月25日に予定されていたクラクフ国際作曲家祭は、コロナウィルスの影響で10月末に時期が変更となりました。10月末の参加を目指して準備中です(会場:日本美術技術博物館マンガ)

2020年11月 龍野アートプロジェクト2020「木霊」

      帰国記念報告・薮田翔一作曲コンサート実施


最後に

応援いただければ嬉しいです、よろしくお願いします!




※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


参考資料1:作曲家薮田翔一について

現代音楽作曲家(Composer) 1983年8月17日生まれ 兵庫県出身

「短い音の集積」をテーマにした楽曲を数多く発表しており、世界最高峰の音楽コンクールである「ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門」にて日本人初となる1位入賞。その考え抜かれた楽曲の構築美は高く評価され、「ウィーンコンチェルトハウス100周年作曲賞最優秀作品賞」なども受賞している。(薮田翔一オフィシャルサイトより)


参考資料2:演奏家について


参考資料3:クラクフ国際作曲家祭について

第32回クラクフ国際作曲家祭(旧・作曲家国際クラクフ祭)は、ポーランドにおける非常に重要かつ著名な音楽祭である(設立は1988年)。2014年からは、クラクフ市長ヤツェク・マイフロフスキ氏の名義後援のもと実施している。

本作曲家祭の主な目的は、同時代のクラクフの作曲家たちのすぐれた作品を世界音楽の文脈において提示し、推進することである。

本事業は、幅広い現代的な様式に触れる機会を提供することによって現代音楽への関心を増大させることに貢献している。さらにまた、同時代の聴衆の音楽的意識を高め、形作る手助けとなる。

本コンサートはクラクフにて音楽的行事など文化事業を楽しもうとしている多くの旅行者や外国人たちが多数訪れる。前回のプログラムは、ウェブサイトにて確認できる。

  • 2020/03/15 10:22

    新型コロナウイルスによる世界的感染拡大をうけて、ポーランドでも2020年3月15日より外国人のポーランドへの入国が制限されました。劇場やコンサートホールなども閉鎖され、この状況を受けてクラクフの国際作曲家祭の開催時期も、4月から10月末に変更されます。従いまして、ご支援いただきました皆さまへの...

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