もうCGでは驚かなくなった今、映画前史にタイムスリップして、最新技術をも凌駕する未だかつて無い映画を作る! 面白いタイムパラドックス(時間の逆説)だと思いませんか?

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

映画監督・映像作家・クリエイターの二階健と申します。数あるプロジェクトの中からご覧頂き有難うございます!私は映画、テレビドラマ、MV等を中心に、写真集やイベントの演出などで、特異な作品を世に送り出してきました。

========二階 健(にかいけん)映画「Soundtrack」(SUGIZO、柴咲コウ主演)スペイン国際ファンタスティック映画祭にて最優秀脚本賞&最優秀撮影監督賞受賞(ティム・バートン賞賛)、松竹全国公開「下弦の月~ラスト・クォーター」(矢沢あい原作・栗山千明、成宮寛貴主演)、世界的絵本 G・バンサン原作「アンジュール」世界初オフィシャルアニメーション化(音楽・坂本龍一)、AAA主演ドラマ「未来世紀シェイクスピア」総合演出、他にL'Arc~en~Ciel、HYDE、VAMPS、Halloween Junky Orchestra、PlasticTree、SUGIZO(LUNA SEA・X-Japan)、真矢(LUNA SEA)、Shinya(Dir en gray)などのMV、新宿マルイのハロウィン・イベント 総合演出、書苑新社よりアート作品集「Dead Hours Museum」(ブラザーズ・クエイ賞賛)他7册を刊行。※詳しい作品歴はwikipediaをご参照ください。https://ja.wikipedia.org/wiki/二階健 


映画「Soundtrack」、「下弦の月」

Halloween Junky Orchestra(HYDE,DAIGO,土屋アンナ他)美術・衣装デザイン・監督

AAA「未来世紀シェイクスピア」、演技者「REDRUM」

新聞・雑誌・ムック本掲載面

HYDE,VAMPS,TETSU(L'Arc~en~Ciel)MVを監督

新宿マルイのハロウィンイベント総合演出

手作りした森の撮影スタジオ「Forest Fantasy Factory」

今や誰もが映画監督になれる時代。しかし、私のように様々なジャンルの映像を手がけて来た経験を通じて、本当のプロとしての映像表現を行える人は一握りです。だからこそ、この時代に一石を投じる活動を行いたいと考えました。

プロジェクトをやろうと思った理由

私が映像表現に関わる中、進化を遂げてあらゆる表現を可能にする映像技術にある種のジレンマを感じていました。それは「最新の技術が最も早く古くなっていく」ということでした。そんな時、私が出会ったのが『ファンタスマゴリー Fantasmagorie(仏語)Phantasmagoria(英語)』です。これは18世紀末、ベルギー人のロベルトソンがパリで行ったマジック・ランタン(幻灯機)を用いた「動く絵」のゴーストショーです。ゴーストといってもイラストで描かれた美しいガラス絵で、仕掛けを動かすことで、とても愛らしい動きをします。この「動く絵(moving picture)」が、後の映画を指す語となりました。つまり、この「ファンタスマゴリー」がファンタジー映画の原点なのです。

手書きによるガラス製のスライド絵

映画の原点「moving picture」可動式スライド

「ファンタスマゴリー」は暗い会場でスモークを焚き、雨風や雷鳴の音、不気味な笑い声といった効果音に合わせて、スクリーンに複数のマジック・ランタン(幻灯機)を用いて次々とゴーストを出現させました。車のついた移動式の幻灯機「ファンタスコープ」を前進・後退させることで、ゴーストの大きさを変化させ、スクリーンだけでなく、煙に幻灯を映しゆらゆらとした黒猫を浮かせたり、天井に手で持った幻灯機を用いて魔女をビュンビュン飛ばしたりもしました。まさにイリュージョン!! 

観客は恐怖のあまり騒ぎだし、警官が出動し、ロベルトソンはゴーストが本物でない事を証言させられる程でした。この事で気付いたのは、現代の映像技術がはるか昔においてきた、見る側に創造させること。つまり、余白によって生み出されていた想像力や、本来人間が持っていた闇や火に対する恐れの感覚を取り戻すことが、どんな技術をも凌駕するという事でした。今の映画はCGに頼りすぎており、暗闇で空想する楽しみよりも、最新技術を受け取るだけの作品が多くなって来たように感じます。

そこであるストーリーが浮かびます。現代人が「ファンタスマゴリー 」を上演していた時代(18世紀末)にタイムスリップして、当時の技術を使って映画を作るということでした。面白いタイムパラドックス(時間の逆説)だと思いませんか?つまり物語の軸を作り、一枚一枚の独立していたスライド絵を、アニメーション作品のように、一つの映画(60分以内)としてまとめ上げて、この先の未来へと受け継いで行くのです。

参考映像(海外の研究者たちが、実際に動かしているところを御覧いただけます)

①Lanterna Magica: A Pageant of Illusions


②Phantasmagoria : The Dark Side of the Light


このプロジェクトで実現したいこと

映画前史にタイムスリップして、CGをも凌駕する”手動の臨場感”で現代の映像作品を作る。それと同時に、文化遺産とも言える当時の技術を再興し「ファンタスマゴリー」を後世に継承して行く。完成した作品は2021年度のフランスとベルギーの短編映画祭をターゲット(ナント三大陸国際映画祭、アヌシー・アニメーション映画祭、ブリュッセル・アニメーション映画祭など)に出品予定です。


あらすじ

ある冬の夜、ヒューマノイド「01」は黒猫に誘われ、1798年1月3日にタイムスリップする。修道院の扉の隙間から、葬儀服を着た男が幻灯機に火を灯すのが見える。激しい雷鳴の音と共に、男(ロベルトソン)の口上が始まる!「ようこそ!0と1の狭間へ!!」目の前で繰り広げられるゴーストショー「ファンタスマゴリー」の世界!それは未だかつて観たことのない驚異の世界だった!!

※パリでロケを行い、ミステリアスでファンタジックな映像に仕上げる予定です。

カメラマンはベルギー人の撮影監督マニュエル・ダコッセを起用予定(映画「エヴォリューション」の圧倒的映像美が評価され 、サン・セバスチャン国際映画祭・最優秀撮影監督賞、 ストックホルム国際映画祭・最優秀撮影監督賞、 ナント・国際 SF 映画祭・最優秀撮影監督賞を受賞した、いま世界から注目を浴びている撮影監督)。

↑ マニュエルとの打ち合わせ風景(Parisにて)

ベルギーで生まれたロベルトソンの「ファンタスマゴリー」を、ベルギー人の天才マニュエルダコッセが撮影する。これは更に面白そうだと思いませんか? 資金調達前ではありますが、ロケハンやリサーチも少しずつ始めております!


実現までの行程

正式には3月から準備を開始します。まずフランスとベルギーの骨董商を通じて、幻灯機(マジックランタン)と、18世紀に作られた「ファンタスマゴリー」のスライドを15点ほど仕入れます。その渡仏の際に、人物シーンのロケハン、現地キャストのキャスティング、衣装サイズの採寸などを4月までに行います。その後は京都のスタジオにて、スライドの構造研究、幻灯機を改造し電気で使用できるようにしたり、スライドのガラス絵を修復、加筆する作業、ストーリーボード(絵コンテ)の作成、人物シーンの衣装や小道具の制作など、順次撮影のための多岐にわたる作業を6月までに進めて行き、7月頃に撮影、8月中に完成を目指します。

その過程は御参加頂いた方々限定のSNSにて公開して行きます。

作品完成後には、18世紀の雰囲気を持たせた会場で、特殊な完成上映会を行ったり、DVDにして皆さんにご覧頂きます。ゆくゆくは今回作成させて頂く幻灯機やスライドを活用して、実際にライブでスクリーンに「動く絵(moving picture)」を投影し、音楽も生演奏した「Fantasmagorie」の再現イベントにも発展させ、「ファンタスマゴリー」を後世に継承して行きたいと考えています。

三連式マジックランタン資金の使い道

企画実現に必要な京都のスタジオ作りと映画制作のうち、クラウドファンディングの支援金は映画制作にのみ充てます。京都にこだわって発信する理由に関しては、最後の項目でお読み頂きますが、スタジオ作りに関する費用や映画完成後の「ファンタスマゴリー」継承活動に関しては、自費(銀行からの借り入れや貯金)で工面致します。全ての企画実現におよそ1200万円ほど必要なのですが、あとの500万円がどうしても足りないので、今回クラウドファイティングで集めたいと思っています。

内訳(概算)

●18世紀末に実際に使われていたスライド15枚と三連式幻灯機に約150万円、その渡仏のための交通費やロケハン時の滞在費に約50万円 ●移動式幻灯機「Fantascope」の製作と三連式幻灯機を電気で使用できるように改造する費用に約50万円、●実写シーンの衣装、美術、小道具に約50万円 ●キャストやスタッフのギャランティーとして約80万円 ●撮影機材リース、ロケ雑費(消耗品や食費など)約40万円 ●ガラス絵や背景画などの修復費とそのイラストレーターの人件費に約30万円 ●編集費やパッケージングに約50万円 

移動式マジックランタン「Fantascope」

リターンについて

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。ただし集まった金額によって、作品尺やクオリティーに差が生じることをご了承ください。詳細はリターンの欄でご確認ください。


最後に

なぜ京都なのか

京都は私の故郷である前に、日本映画原点の地です。京都と「ファンタスマゴリー」が最初に上映されたパリは姉妹都市であり、多くの共通点があることは有名です。映画の生みの親リュミエール兄弟が、シネマトグラフを発明したのが1895年。その2年後に日本で初めての映写実験が行われたのが、京都にあった「立誠シネマ」です。2017年8月に惜しまれつつ閉館しましたが、クラウドファンドが成功して、出町柳に「出町座」として、その精神を受け継いでいます。また、映画人発掘プロジェクト「シネマカレッジ京都」では脚本作り、配給宣伝に関するワークショップも展開されており、「せっかく根付いた映画文化を存続させたい」と頑張っておられます。他にも京都には日本で一番幻灯機を収蔵している「京都おもちゃ映画ミュージアム」http://toyfilm-museum.jp という博物館もあり、映画誕生にまつわる光学玩具、映像機材、映像関連資料の収集と展示や、映画フィルムの発掘と復元、アニメや映画製作のワークショップなど映像芸術文化に親しむ様々な活動を展開しています。他にも京都には時代映画発祥の地「東映太秦映画村」もあり、まさしく日本映画の歴史が詰まった土地であり、「ファンタスマゴリー」のプロジェクトを行うにあたって最適な場所と言えるのです。

それではご一緒に、映画前史にタイムスリップし、文化遺産「ファンタスマゴリー」を後世に継承して行きましょう! かいつまんで言うと未だ見たことのない映画を共に作りましょう!

どうぞ応援よろしくお願いします!
  • 2020/01/16 17:56

    さらに具体的なスケジュールや、資金の使用用途の内訳を書きました。前回よりイメージして頂きやすくなったかと思います!もし不明点などありましたら、メールを頂けばお答え致します。よろしくお願いします!

  • 2020/01/15 22:01

    早いもので残り期間も短くなりました!ご支援頂いた方にありがとうございます。このページを観て頂いた方にありがとうございます。ご検討頂いている方にありがとうございます。ご支援頂く方に安心して頂けるよう更に具体的な見積もりなどを掲載して行こうと思っています。ときどき覗いてみてくださいね。よろしくお願...

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