東日本大震災から間もなく9年が経ちます。陸前高田のまちは少しずつ、かつての活気を取り戻していますが、課題は山積みです。当園は創業100余年の老舗企業として、まちのにぎわいを創出するために「人が集える場所」づくりに挑戦します!

プロジェクト本文

はじめまして、神田葡萄園6代目の熊谷晃弘と申します。

岩手県陸前高田市にある米崎町という地域で、葡萄を栽培し、ジュースやワイン作りをおこなっています。

当園の創業は明治38年。

陸前高田市の果樹栽培の歴史は、気仙大工だった初代熊谷福松が、出稼ぎ先から持ち帰った梨の果樹苗を数人の大工たちと共にこの地域に植えたことから始まります。

その後、ぶどうに目をつけた初代が西洋葡萄の苗木を植え、結実したぶどうから果汁や果実酒を作ったのが神田葡萄園の始まりです。

神田葡萄園に私が6代目として就任したのは、平成28年。

家業に入って実際にやってみると、ぶどう作りは、天候に左右されたり害虫や病気への対策に悩まされたり、毎年苦労や不安が絶えない大変な仕事だと気づかされました。

しかし、手をかけた分だけ味や品質に反映されるという点にこの仕事のやりがいを感じています。

美味しいものを作ることにゴールがないという面白さも合わさって、更なる美味しさを求めて日々仕事に励んでいます。


復興が進みつつある現在の陸前高田市では、三陸道の広域開通によってこの地域が観光の通過点になってしまい『交流人口が減少してしまう』のではないかと危惧されています。

また人口減少等による『就農人口の減少』も喫緊の課題です。

地域の人や企業、経済を元気にするためには、当園のような老舗企業が先陣を切って観光コンテンツを盛り上げ、交流人口の拡大に努めなければなりません。

この様な状況から、当園はぶどう畑での収穫体験など市内に滞在してもらうための体験型観光コンテンツの提供を始めました。


神田葡萄園は東日本大震災の際に「旧道の駅高田松原」にあった販売拠点を失ってしまったため、現在は米崎町にあった事務所を販売拠点に改装して営業しています。

しかし、体験型コンテンツの提供に加え新たに始めたワイン製造などによって徐々にお客様の来店が増えてきたため、事務所を販売場としても使用している今のスタイルではお客様の対応が難しくなってきました。

震災をきっかけに当園を知っていただいた県外(関東・関西)のお客様に毎年遠くから足を運んでいただいていたり、その方々の口コミによって団体のお客様による見学やお買い物のご希望をいただいたり、ツアーバスで当園に立ち寄りたいというご希望をいだたくことも増えてきています。



このことから『来訪されたお客様が休憩したり、イベントを楽しんだりするための場所を作ろう』と考え、今回、クラウドファンディングに挑戦します。


上記のスペースを店舗に整備し、ぶどう畑や醸造所の見学、ワインのテイスティングスペースの確保、雑貨等のセレクト品の販売、ゆくゆくは喫茶もショップ内で展開したいと考えています。


*リノベーション後の店舗内観イメージ



このプロジェクトでは、陸前高田市の交流人口の減少と就農人口の減少の課題を解決するために、3つの取り組みをおこないます。




これまで直売所として買い物をするためだけに立ち寄っていただいていたスペースを、買い物だけでなく、ワインを楽しんだり、収穫体験後にゆっくり休憩したりできる空間へとリノベーションします。

他方面の分野(他作物の生産者や漁業者など)とコラボレーションした幅広いイベント、またぶどう畑という素晴らしい空間をツアー事業者の方等に提供する事も可能となり、陸前高田市の観光コンテンツとにぎわいを創出することができると考えています。



子供達に向けて、ぶどうの収穫や苗木植え、醸造場見学などの農業体験イベントを行います。

実際に畑に入って普段は触れることがないぶどうの木に触れたり、目にすることがない醸造の様子を実際に観たりすることにより、ぶどうやワインを身近に感じてもらいます。



このイベントにより就農人口を増加させ、更に次世代のワインの消費者を育て、市内での飲み手とファンの関係を創出することができると考えます。




当園は今後これまで飲料製造に重きを置いてきた経営スタイルから脱却し、ぶどう栽培を核とした付加価値のある農産品(100%果汁やワイン)の生産をメインにした経営スタイルに切り替えていく方針を計画しています。

そこで今回のクラウドファンディングで行う販売所のリノベーションを機会とし、これまでのイメージを脱却した『新しい神田葡萄園』としてスタートします。




当園を訪れた方、関わっていただいたからたくさんの応援、感謝のメッセージを頂いています。

「また神田葡萄園のワインを飲みたい」、「晃弘さんのぶどう栽培にかける想いをたくさんの方に伝えたい」、「震災を乗り越えて前向きにワインづくりを続ける姿勢に自分も頑張りたいと思った」、「頑張って美味しいものを作り続けてください」などなど身に余る想いで大切に受け止めています。

応援してくれるたくさんの方々のためにもこのプロジェクトを実施し成功させたいと決心しました。


・解体、新規工事費          約125万円

・内装、塗装、サイン工事       約72万円

・電気、設備工事           約32万円

・植栽剪定工事            約11万円

・設計費               約44万円

・CAMPFIRE掲載手数料・決算手数料  約50万円

みなさまのご期待に沿えるよう頑張ります。


支援してくれた方へのリターン品として

・「マスカットサイダー」や「リアスワイン」など当園の看板商品

*ワインは通常販売の予定がないパトロン限定のワイン(白辛口) です!

・ショップリニューアルを記念したガーデンパーティーのペア招待券

・オリジナルパトロンTシャツ

・当園の100%ジュース、ジャム

などを準備します。

また支援してくれた方全員にサンクスレターを送らせていただきます。


2020年2月下旬~3月上旬  リターン品発送

2020年4月上旬~     リノベーション工事開始

2020年4月末       リノベーション工事完了予定

2020年5月連休      リニューアルお披露目ガーデンパーティ開催


創業から116年目を迎える2020年に新しい神田葡萄園として生まれ変わるための大きなチャレンジです。

今この土地で思うのは震災の町としてではなく、魅力的なものが集まる町として純粋にこの町に惹かれてここを訪れてほしい。当園はその一助に少しでもなれればという思いでおります。

そしてワイン文化をこの三陸に根付かせる事、葡萄という果樹に慣れ親しんでもらう事、そして次世代へ継承していく事。そのために皆様のご支援をいただければ幸いです。


このチャレンジが達成し、当園に人が集いワインやジュースを交わし笑顔が溢れ、子供達がぶどう畑を駆け回り「楽しかったね」と帰っていただく。そんな葡萄園にするために。

皆様のご支援よろしくお願いいたします!


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


酒税法第9条 に基づく酒類製造免許番号 大船渡調第4003号



このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。

※復興庁クラウドファンディング支援事業についてご相談やお問い合わせ、取材のお申込みなどがありましたら、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。


  • 2020/02/25 17:25

    いよいよクラウドファンディングも今週までとなりました。毎日多くのお電話やお問い合わせをいただいています。本当に毎日感謝しながらクラウドファンディングを進めております。支援者も150人を超え金額も大台の200万を超えました。引き続き皆様のご支援よろしくお願いいたします!さて、リターン内容にも記載...

  • 2020/02/21 17:39

    工事を前に事務所の引越しが完了しました。すぐ隣にプレハブを設置し工事終了までの間そこで事務作業やお買い物のお客様の対応をさせていただきます。ご不便をおかけしますが完成を楽しみに少しだけ手狭な直売所で接客させていただきます。さぁ、残るところあと8日。まだまだラストスパートがんばってまいります!是...

  • 2020/02/10 19:31

    クラウドファンディングも残るところ20日を切りました。ただいま74人のパトロン様に支援いただき感謝いたします。今回のリターン品にはオリジナルTシャツをお付けしますが、デザインがあがりました!リアスワインのエチケットをモチーフにTシャツ用にアレンジしています。このデザインはリニューアル後のショッ...

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