はじめに・ご挨拶

はじめまして。

みなさんは、初代筑後国主田中吉政(1548-1609)をご存知でしょうか?

私たちは、「田中吉政史談会」として、2015年から史料調査と研究をしてきました。

なぜ、八女市にそんな会が?

それは、柳川城が本城で、私たちが居る八女市は、支城の筑後国福島城のあった地域なのですが、誰も知らないし、知っていたとしても、つじつまの合わないことばかり…。

筑後地域の各市史でさえも、その俗説に毒されていました。本城の柳川でさえ同じことで、田中家二代で終わった後の大名の事ばかりが中心に語られますし、筑後国の前の領地は、徳川家康の生誕地の岡崎城で、やはりここでも中心になるのは徳川家康さんです。

「関ケ原」の映画では、吉政の姿は省略されていました。何故なら、当史談会ほど調べるのは大変だし、出さずにいて、俗説の方が簡単だからです。

一般の人には、俗説以外の資料は手に入りにくく、先日ある雑誌に頼まれて執筆したのですが、本編として書いておられたプロライターさんの文章には驚くばかりでした。本職のライターさんでさえ、吉政の大昔の俗説に毒された資料を基に書かれていたのです。

それでも、田中吉政が残した功績は、形としてあるのですから、その歴史の底に沈んだ不思議を調べ始めた…と言うわけです。まるで、サスペンス事件の謎を解くように…。



田中吉政は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とともに戦国時代を駆け抜けた武将です。

福岡県国土交通省のホームページ等には福岡県の筑後地区において、干拓や河川の開削、大運河計画等、その土木事業功績を高く評価された武将なのです。

(国土交通省ホームページ)


各地に編纂された資料を見るたびに、俗説に毒されていて、田中吉政個人、家族、そして、周りの武将たちも、いいように書かれてしまって頭をいためることばかりでした。

主な問題は、江戸中期に書かれた「田中興廃記」が発端のようなのですが、次々とその後の書き物で、面白おかしく着色され、今は、若者などには悪く言われるどころか、嫌いでマイナーな武将ランキングインするほどです。

それで、その戦国時代に熱く生きた男たち真実の姿を史料に基づいて、資料集や講演会と伝える活動をしてきました。

それと同時に、史談会会員でもあり、俳優の中村文平の手を借りて、演劇を観せることで伝えることを試みてきました。中村さんは、東京の事務所に在籍していますが、現在は福岡県の郷里に住み、地元に貢献の志を務めています。

史談会の意義を理解して、粗末なかつらでも、不満を言うことなく頑張って頂いております。

中村文平さんのプロフィールです。

俳優 代表作品

2002年 走向共和 (中国中央電視台)

主な出演作品

【舞台】
カシコギ、 仮面の四季、 小栗(横浜ボートシアター)、等

【映画】
力道山 催眠 メッセンジャー 静かなるドン

【テレビ】
柳生十兵衛七番勝負 慶次郎縁側日記3 相棒3 記憶的証明 走向共和 夜逃げ屋本舗 すずらん はぐれ刑事純情派 仮面ライダーアギトの喫茶ラビットのマスター役で出演

【CM】
日本デジタル研究所 等

【プロモーションビデオ】

中島みゆき 一期一会 


このプロジェクトで実現したいこと

田中吉政、石田三成、豊臣秀次等の役者のかつらを、その時代にあった本物の「かつら」にして、より臨場感を観客に体験させ、感動を伝えることで、より豊かに真実に近い歴史を届けたい。

本物の「かつら」を付けて、演技を皆さんに観てもらいたいのです。

そのことで、より多くの人が、吉政公の人物像に触れて、その時代の歴史に興味を持ち、共感し、先人に学び、現在の生き方に足らない部分を補い、特に今の若い世代に、微力ながらも「生きる力」になるよう努めたいのです。


プロジェクトをやろうと思った理由

この活動を始めた当初は、文平さん以外は、全くの素人でした。お芝居教室の生徒に出演してもらって、みんなで衣装やかつらを手作りしていましたが、写真を見てもらえば分かるように、今までの「かつら」は和紙と黒い木綿糸を使っての「かつら」で、かなり貧素で学芸会の有様です。

これでも、努力を重ねた結果です。

実は、最初は、黒いタイツを使って、かつらを造っていました。

文平さんがかぶっている!

髪は黒色のタイツで、おでこは、肌色のタイツを縫い付けているんです。

遠くから見ると、気にならないかもしれませんが、近くから見るとアウトです。(泣)

レンタルも考えたのですが、レンタル料が一人21000円(税別)はその時だけなので、高価な上に、何度も借り続けなければならないので諦めて、手作りに励んだのですが…。

今まで、2月、5月と二回を5年間借りたとしたら、21000円(税別)×5人×10回=1050000円(税別)になり、ほぼ買える金額となります…。

今までは稽古に使っている舞台で公演してきて、必死に手作りしてきたのですが、観客の人からの声に「かつら」の粗末さを指摘され困っています。

昨年からは、生徒が一旦卒業で、東京などからの役者さんに手伝ってもらって、その俳優さんにも、かなり申し訳なく思っています。

出来ることなら、本物の「かつら」で当日気持ちよく演技をしてほしいですし、また、お客さんにも、気にせずにお芝居に魅了されて、心を打たれて、田中吉政、石田三成、豊臣秀次の人物像に触れてほしいと思っています。

田中吉政と石田三成との感動的な関係も、世に伝えたい。

田中吉政と豊臣秀次との感動的な関係も、世に伝えたい。

そして、田中吉政と徳川家康との感動的な関係も、世に伝えたい。

皆さんに、俗説ではなく真実を知って欲しいのです。

今後も、頑張って活動は続けていく覚悟ですから、より良い形で活動していきたいと思います。

これまでの活動

最初にこの演劇を通して、田中氏の時代の真実を伝えることを始めたのは、2015年2月22日に柳川市の料亭で、2月18日の田中吉政ご命日法要後の公演でした。

その後、同3月に八女福島文平座の舞台にて公演、5月に八女伝統工芸館で、調べた歴史データをパネル等で展示紹介した時代展時の中で演劇公演をし、2019年まで毎年恒例として行ってきました。


各市町村の「まちゼミ」などに駆り出され、ほぼボランティアで出張公演もありました。

この下の写真の二人がかぶっているかつらは、イベント等に使われるビニールのかつらです。

イベントなどで使われるビニールのかつらは、手軽でお安いのですが、手作りの物と等しく、残念な感じです。

コスプレやハロウィンに使う怪物のマスクと同じ素材です。

女性軍は髪は伸ばし、着物は、値段や、素材をいろいろ工夫して、それらしく整えましたが、これもまた武将のかつらが…、残念。


資金の使い道

締め切りが来て、希望額が集まらなくて、1人分のかつら代約220000円だとしたら、まず文平さんの「時代劇かつら」に当てさせて頂きます。

下の映像、かわいそうなかつらと交換です。

甲冑も衣装も手作りなのですが、これは、引けを取りませんし、文平さんの演技は、舞台俳優として叩き上げの実力です。



1330000円達成して、手数料を払えた後、武将たち、石田三成、豊臣秀次、徳川家康等5人分の時代劇かつらの購入に使わせて頂きます。

武将1人220000円(税込み)×5人=1100000円(税込み)

1100000(かつら代)+38200(福岡市への交通費、完成品送料等の諸経費)+261800プロジェクト手数料(総額の17%+税)

 =総合計1400000円(税込み)になります。


リターンについて

1. 3000円 田中吉政史談会Facebookやブログ等に、ご協力頂いたとしてお名前を掲示させて頂きます。

2. 5000円 田中吉政Facebookやブログ等に、ご協力頂いたとしてお名前を掲示させて頂き、令和2年度の田中吉政史談会の優待会員者として、講演会や催事等のご案内をさせて頂きます。

3. 10000円 田中吉政Facebookやブログ等に、ご協力頂いたとしてお名前を掲示させて頂き、令和2年度の田中吉政史談会の優待会員者として講演会や催事等のご案内をさせて頂きます。さらに、田中吉政資料集「初代筑後国主田中吉政お慕い申し上げそうろうゆえ」一冊送らせていただきます。


田中吉政史談会出版


3. 30000円以上の方 田中吉政Facebookやブログ等に、ご協力頂いたとしてお名前を掲示させて頂き、令和2年度の田中吉政史談会の優待会員者として講演会や催事等のご案内をさせて頂きます。

さらに、田中吉政資料集「初代筑後国主田中吉政お慕い申し上げそうろうゆえ」一冊、初代筑後国主田中吉政自伝小説第一部未萌の湖「田兵」一冊送らせていただきます。

田中吉政史談会出版


実施スケジュール

2020年3月15日締め切りです。

長野かつらhttp://www.n-katura.com/atama.htmさんに連絡、総額で、買える人数分のかつらをサイズ合わせをします。注文して一か月ほどで5人分は完成するそうです。

もし、締め切りまでに、かつらを作る金額にならなかった場合は、その後のかつらの資金にプールさせて頂き、次期を待ちます。(泣)

あるいは、会場がホールなどにより見栄えを考え、その金額により、レンタルに充てるかもしれません。

締め切り後の最初の演劇は、5月半ばに公演する予定があります。

そして、順次、公演していきます。

どうか、役者が演じる田中吉政、石田三成、豊臣秀次、徳川家康、豊臣秀吉、井伊直政のファンの方、戦国武将のファンの方、そうでない方、みなさん、本物のかつらで全力で演じられるよう、ご支援下さい。

2020年は、初代筑後国終焉400年事業として、スケジュールを検討しています。

さらに、そのかつらを使って、田中吉政のふるさと滋賀県や城主だった岡崎市、関係のある京都や滋賀県、京都伏見、鳥取市、地方にも、中央でも、飛び出して、舞台に立てたら素敵です。

そして、協力して頂く皆さんとともに、全国の人たちと感動を分かち合いましょう。

その時はもう、「あのかつらは…」と、言わせません。

でも、「あのかつらは、僕、私が、支援したもの!」と言ってください。

皆さん、宜しくお願いします。


最後に

<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/01/31 18:24

    ポスターが出来ました。チラシと共に、いろんなところへ配布しています。

  • 2020/01/22 16:14

    福岡市春吉の長野かつらさんに、八女市から高速道路で1時間かけて、かつら合わせに行きました。作るも、レンタルも、とにかく合わせておかないと間に合いません。せめて文平さんのかつらを造りたいです。石田三成も、せっかく良いシーンが脚本にあるので、ビニールのかつらは避けたいですね。

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