ハーバード大学ケネディ行政大学院の大学院生が日本を訪問し、日本を知り、日本の未来の姿を描き出すプロジェクト。それが「Harvard Kennedy School Japan Trek」です。

はじめまして!

ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディ・スクール)の角田梨翔、向川原充、村越幸史、橋本龍一郎と申します。

日本は、ハーバード大学院生の間で最も「訪れたい国」の一つです。世界70か国以上から学生が集まるケネディ・スクールにおいて、日本は経済発展のモデルとして高い注目を集めています。しかしながら、特に留学生の多くを占める発展途上国からの学生を中心に、これまで直接日本に親しむ機会が無かったのが現状です。日本が誇る文化やサービスをほとんど知らない学生も少なくありません

そこで、今年も日本人学生が主催となり、日本を訪問する「Japan Trek 2020」を計画しています。世界の潮流が対立と分離に向かっている今だからこそ、世界各国で次世代のリーダーとなる同窓生に今の日本を知ってもらい、短期的な利害を超えて各国・地域が結びつくためのきっかけ作りに貢献したいと考えています。

日本へのツアーは、他の国と比べて飛行機代や滞在費が高くなるため、特に発展途上国出身の学生にとって参加費用が高いハードルとなっています。このため、皆様に渡航・滞在費用の一部をご支援いただきたいと考えています。Japan Trekを通し、世界中に日本のファン、日本の立場を理解するリーダーを増やしたい。皆様からの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

 昨年11月に開催したJapan Nightの様子:多くの在校生が日本に興味を持っています

 

Japan Trekは、参加者が一方的に日本のことを知るだけの場ではありません。参加者の出身国での経験やケネディ・スクールでの学びを活かし、日本の様々な世代・業界のリーダー達と日本の次の一手を共に議論する場でもあります。

21世紀におけるリーダーシップ像とは、アベノミクスの次の一手は、少子高齢化社会における成長戦略はどうあるべきか、日本の戦後復興はどのように成し遂げられたか、唯一の被爆国である日本から今日の人類は何を学ぶべきか。このような問いかけを通して、日本の未来像を考えます。

ディスカッション・テーマ例:少子高齢化社会における経済・財政運営
「人口が減ってもイノベーションによって成長できるのだという第一号の証拠になることを日本は目指しています。」これは、平成29年6月9日に開催された国際交流会議「アジアの夢」での安部内閣総理大臣のスピーチの一部です。日本は今後、世界に先駆けて、労働力人口の減少、社会保障費の増大、インフラの老朽化といった課題を解決しつつ経済成長を実現しなければなりません。このような状況における国家の舵取りの在り方について考えます。

 

「少子高齢化社会における経済・財政運営」について議論する学生(日本銀行にて)

<過去の参加者の声>
過去の参加者からは、「日本の素晴らしさを世界に伝えていきたい!」との感想が多数寄せられています。
・学問、行政、民間、文化・観光など非常に多面的に日本を学ぶことができた。
・日本の繊細な文化に触れることができてとてもいい経験となった。ケネディスクールで履修したどのクラスよりも日本について知ることができた今回の経験をケネディスクールでも伝えていきたい
・日本の文化や価値観、現在の経済・政治的な問題について学ぶことができた。
・広島訪問の経験は意義深く、平和を目指すとはどういうことか、本当の意味を学んだ気がする


3月15日(日)~21日(土)までの日程で、約20名の学生が日本に訪問することを目指しています。

(訪問先・旅程(案))
以下は現時点でのオーガナイザーの意向です。今後、関係各署との調整を行います。
・3月15日~17日:東京
  安倍晋三内閣総理大臣
  国会議員の方々
  中央省庁
  日本銀行
  日本独自の技術を有するインフラ企業
  海外大学進学を目指す高校生
・3月18日~19日:京都&広島 or 愛知&石川
  <京都&広島>
   日本文化の保護に携わる方々
   広島県庁
   広島平和記念資料館
   原爆被災者
   広島発の先進的な取組を行う方々
  <愛知&石川>
   トヨタ自動車工場見学
   白川郷
   金沢城
   兼六園
・3月20~21日:東京
  
(参考:過去の訪問先例)
訪問者:内閣総理大臣、外務大臣、広島県知事、広島市長、原爆被災者、
    女性リーダー 等
訪問先:日本銀行、東京電力福島第一原子力発電所、広島県庁、広島市、
    トヨタ自動車株式会社、株式会社大林組 等


Japan Trek 報告書 2020をご支援いただいた全ての方へお届けします。

10,000円以上をご支援いただいた方には、報告書に加え、Japan Trek 写真集 2020をお届けします。

50,000円以上をご支援いただいた方には、上記2点に加え、Japan Trek中に開催される東京での懇親会に招待させていただきます。是非、ハーバード大学院生と交流し、共に日本の将来を考える機会にしていただきたいと考えております。 


参加者に対する日本での活動費用の補助に使用させていただきます。 


皆さん、こんにちは。HKS Japan trek 2020オーガナイザー代表の角田 梨翔と申します。

HKS Japan trekは、将来、各国及び国際機関のリーダーとなるケネディ・スクールの学生とともに日本を訪問し、日本について知ってもらうとともに日本の将来像を共に考えることを目的としています。

私自身、ケネディ・スクールにて世界中から集まる多様なバックグラウンドを持つ学生と出会い、世界各国で今起きている課題や地球規模のグローバルな課題について考える中で、日本の課題や魅力についても新たな視点から見つめ直すことができました。そして、世界に誇れる日本の文化や先進国としての日本の課題をケネディ•スクールの学生たちに伝えるとともに、様々な視点を通して日本の将来像について議論したいと考えるようになりました。その思いを叶えるため、志を同じくするオーガナイザーの仲間たちとともに、大学院での研究活動の傍ら、どのように日本を発信するべきか徹底的に議論を重ねながら準備を進めてまいりました。

Japan trekは1週間という短い期間ではありますが、実際に日本各地を訪問し、日本の伝統文化を体験するとともに、日本の政治家、企業の方々等と日本の将来像について意見交換を行います。私たち日本人にとっては当たり前に感じられることであっても、異なるバックグラウンドを持つ参加学生には新鮮に映ることや疑問に感じることもあるでしょう。このような差異を乗り越えて議論を進めることにより、日本の将来についての新たな気づきが得られると考えます。また、この経験は、参加学生にとっても、ニュースや書籍で日本を垣間見る以上の貴重な実経験となり、今後の彼ら彼女らの人生に少なからず影響を与えることになると考えます。

世界の対立と分断が進む今だからこそ、共通体験を通しての一人一人の相互理解を進めることが大切なのではないでしょうか。私たちは、Japan trekが、諸外国と日本の相互理解を促進し、将来に渡る日本と世界との架け橋になることを目指します。

ぜひ、Japan trekの趣旨にご賛同いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

角田 梨翔:2014年から総務省に勤務。G7情報通信大臣会合の開催、インターネット資源管理に係る国際交渉、放送事業者への許認可等に従事。現在、行政官長期在外研究員として、ハーバード・ケネディ•スクール Mater in Public Administration課程にて安全保障政策・外交政策等を研究中。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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