原体験は東南アジアへの想い

こんにちは。ASEAN HOUSE代表の佐々翔太郎と申します。

突然ですが、僕は東南アジアで人生が変わりました。

家庭内の問題や高校野球、大学受験と挫折続きばかりで不貞腐れた僕とは対照的に、お金はないかもしれないけど笑顔で元気に走り回るフィリピンの子ども達は「とにかく前を向いて楽しめばいいんだ!」と励ましてくれました。そのフィリピンの人々に恩返しがしたいと国際協力やソーシャルビジネスに興味が湧き、辿り着いたミャンマーでは教育・進学情報メディア『Live the Dream』を起業。現地の従業員10人を雇用し、メディアをユーザー100万人規模まで創り上げた経験は確かに僕の自信へと変わりました。気がつけば東南アジアそのものが自分自身の生きがい、アイデンティティーになっていました。

家族のように接してくれたミャンマーの家の前の商店の家族

そんな東南アジアに「一生かけて関わり続けよう!」と思う反面、外国に長く住む『日本人』として「日本の未来に貢献したい」という想いも強くなりました。

そこでやはり気になるのが日本で学び、働く外国人事情です。

当時は「日本に行くんだ!」と目を輝かせていたミャンマーで出会った友人と久々に日本で会ってみると、「もう日本になんて行くもんじゃない」と寂しそうにしていました。「日本は良くない国だ!」と悪評を故郷に帰って広げてしまう人もいるそうです。
聞いてみると、日本の職場では『日本語が上手くないから』と言う理由で叱られ、奴隷のように時間外労働ばかりさせられていたようです。そして日本で毎日接していたのはそんな職場の嫌いな上司と母国出身の友達のみ。

日本は少子高齢化により労働力不足が深刻な時代に突入してきました。その人手不足を補うために外国人労働者は必要不可欠。そう、本当は外国人労働者が暮らしやすく、働きやすい環境を今すぐにでも整えて外国人の方々に無理を言ってでもきて頂かなければいけない状況なのです。

しかし、上で述べたような事例は他にもいくつも見受けられ、外国人、特に途上国から出稼ぎに来る単純労働者が働きやすい国・社会ではないことは明白です。何と、年間で失踪してしまう外国人労働者は7,000人(2017年)にも上るそうです。(参照はこちら)

もし、その友人のミャンマー人にとって日本という国が素晴らしい国だと思えていたらどうでしょう?故郷に帰ってからも「日本良かった!行くべきだよ!」って伝えるだろうし、そこから日本に留学する人、働きに出る人、旅行する人がもっと増えるはず。そうやって日本好きな人が増えて、その中から将来的にミャンマーを背負って立つ人が出てきたら、日本とミャンマーを繋ぐ人になってくれると思うんです。

東南アジア人がお金のために日本に来ているのだとしても、その間にせめて良い思い出を創って帰っていける日本であってほしい。ここに課題を感じていました。

問題となる外国人の労働環境
大好きな東南アジアと日本がもっと仲良くなれるために

では、どのようにこの日本の大きな問題を解決していくのか。

私には一つの思い出が蘇りました。それはミャンマーで立ち上げたシェアハウスでの思い出です。そのシェアハウスでは日本人だけでなくミャンマー人と衣食住を共にしていました。

当時の私は起業したばかりで慣れないミャンマーという土地で日々悩みを抱えておりそのストレスも合間って正直ミャンマーに対する印象はあまり良くありませんでした。

しかし、シェアハウスであるミャンマー人と一緒に暮らすことで私のミャンマーに対する印象は一変しました。恋愛の話から人生のことまで朝まで語り明かしたり、一緒に地方へ遊びに出かけたり、食あたりの私を看病してくれたり。彼は本当に優しくて、親身になって私の慣れないミャンマー生活をサポートしてくれました。彼という一人のミャンマー人を通して、ミャンマーという国を見ていたのです。僕にとって彼はミャンマー代表だったんです。

この経験を日本に置き換えると、我々は外国人にとって日本という国の代表として映ります。もし我々が彼ら外国人にとって好ましくない行動をとれば日本の印象は悪くなりますし、僕がミャンマーで出会った彼のような行動をとることができれば日本の印象は良くなります。

プライベートの中でも住まいというのは大きな割合を占めます。その住まいという場所で外国人が日本人と関わる時間を敢えて創出し、少しでも日本人のことを深く知れる機会があれば日本への印象は変わってくるはずです。もしかしたら、一緒に暮らす中で日本人の親友ができるかもしれない。そんな親友に仕事の悩みでも相談できたら、会社も苦しい場所ではなくなっていくかもしれない。

それが我々なりの解決方法です。

ASEAN HOUSEを卒業していく仲間を空港で送り出しました!

小さなシェアハウスから、世界平和を実現したい!

外国人と日本人が関わる場所はシェアハウスに留まる必要はないと考えています。外国人には寧ろ、日頃外国人(特に東南アジア人)と接したことのない日本人こそ接してみて、日本の、地域の暖かさを知って欲しい。逆に日頃外国人に接したことのない日本の地域の人々にも、外国人労働者の方々の心からの優しさに触れて見て欲しい。そんな出逢いの機会をより多く創り出すために、2号店・3号店と東京以外の地域にもどんどん展開していきたいし、入居者以外の人も巻き込んだイベントも沢山開催し地域社会の集まりには入居者の外国人を積極的に連れ出していきたい。

小さなシェアハウスから、徐々に友好の輪を地域にまで広げ、相互理解の連鎖を創っていきたい。我々だけで創り出せる機会は限られているかもしれないけれど、その連鎖が世界中で起きれば世界は平和になっていくはず!東南アジアから日本に来ている方々は将来の東南アジア各国を背負って立つトップパーソンばかり。少なくともそんな方々が日本を好きになってくれれば日本と東南アジアの友好の架け橋は完成します。

東南アジアと日本の架け橋へ。

東南アジア人と地域を巻き込んだイベント

企業への社宅提供で継続的な収益性を担保

2019年4月よりスタートした特定技能外国人制度。特に地方の人材が足りない中小企業で必要とされる制度だと言われており、今後この制度と既存の技能実習制度が合間って更に外国人労働者は増えていくと思われます。

そこで問題になるのが、外国人労働者に企業でどう長く楽しく働いてもらうか。プライベートが充実していないと、仕事がいくら面白くても母国に帰ってしまいます。

先ほども述べたようにプライベートの大きな割合を占めるのは住まい。
外国人を新しく雇い始めた企業は①どのように外国人のために保証人を立てて住居を用意すれば良いか②外国人にとって住みやすい環境とはどんな環境か、などの不明点も多いと思いますしそこまでの工数も足りていないかもしれません。

そこの役割を東南アジアの経験があり年齢も近い我々ならその知見を活かしてASEAN HOUSEを企業に社宅として提供できます。(例えば「インドネシア人の方がいらっしゃる場合には日常生活でお祈りの時間と場所を設けたり、あと食事もハラルに配慮する」といった具合。)
住居に限らず例えば以下など、外国人へのサポート業務全般を提供する事ができます。これら外国人労働者の生活環境創りを支えるサービスにより結果的に企業の外国人労働者の勤務継続率は上昇していきます。
①日本人と交流する場所を提供することでより楽しい生活を送ってもらうためのレクリエーション
②外国人労働者が気持ちよく働けるためのカウンセリングサービス
③仕事で使える日本語講座
④携帯や電気水道などの契約代行

外国人労働者が気持ちよく働ける環境創り

新規で外国人を雇用し始める企業でなくても、既存で外国人を雇っている企業の社宅にASEAN HOUSEの地域と外国人労働者の融合を促すノウハウを提供し、企業での低い勤務継続率という負を解決していく事が可能です。

実際に地方自治体や地方の企業様とも具体的な話を進めさせて頂いており、需要も感じております。(ASEAN HOUSEを社宅として使いたい、社宅にノウハウを導入したいなどご要望あればご連絡頂ければと思います。30万円のASEAN HOUSEを社宅としてしちゃってくださいプランも是非ご覧になって下さい。)
背景には、地方では外国人材の採用サービスは多くのプレイヤーが存在するものの、採用後のサポートサービスは足りていない現状があるそうです。

外国人労働者から高い家賃を頂戴することは難しいですが、そのような需要のある企業様から外国人採用後のサポートサービスとして費用を頂くことで企業としての継続性を担保していきたいと考えております。

to B(企業向け)にも賃貸し事業のグロースを狙う
1号店概要

場所:東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線『中野坂上駅』徒歩3分(中野坂上駅は新宿まで電車で4分の好立地)
家賃:¥35,000〜
おすすめポイント:①東南アジアに関する人材・情報が集まる②生きた日本語/英語に触れられる③アクセス◎
その他:男女混合 / 東南アジア以外の外国人も入居可 / 社宅として利用可 / WiFi含む家具家電完備 / 保証人不要
※東南アジア人も日本人も絶賛入居者募集中です。

これまでの活動

・東南アジア人と日本人が一緒に暮らすシェアハウス『ASEAN HOUSE』1号店を中野坂上にオープン。8人入居。
・東南アジア人と日本人MIXのイベントを計9回開催、累計350人以上集客。
・SNSでは外国人が日本で暮らす上で必要となる情報をシェア。FBは1,200人Like
・外国人(主に東南アジア人)コミュニティの構築。1,000人以上のネットワーク網を構築

資金の使い道

・入居者の更なる呼び込みに向けたプロモーション
・1号店の修繕
・2号店オープン費用(物件賃貸初期費用・家具類など)
・企業向け外国人サポートサービスの開発(外国人労働者のリテンション率向上に向けたカウンセリングサービス・研修プログラム制作・継続的なレクリエーション創出・仕事で使える日本語講座開講・携帯や電気水道などの契約代行・生活サポート等)
・クラウドファンディング手数料

実施スケジュール

2020年7月26日 クラウドファンディング終了
2020年9月    クラウドファンディングのリターン送付
2020年11月   ASEAN HOUSE2号店オープン(場所は未定)
2021年1月    企業向け外国人サポートサービスの開始
2023年     全国10店舗展開・FC化

最後に

新型コロナウイルスの影響で、入国制限がかかりフライトもほとんどキャンセル。旅行に行けずストレスを抱えている人も多いかと思います。

その一方で、日本で働くことを夢見ていた外国人の方々、そしてそのお給料を心待ちにしていた故郷の家族も相当悔しい思いをしているはずです。一生懸命勉強をし、お金を貯めてようやく掴んだ日本で働くチャンスが一度に失われたのです。

実は我々もこのコロナ禍で大変な思いをしてきました。
東南アジア人が一度に来日する初めての4月を楽しみに昨年12月から着々と外国人が住みやすい環境を整えてきました。一時は諦めかけた入居者募集も何とか成功し、『東南アジア人:日本人=1:1』を達成しかけたその頃、新型コロナウイルスが猛威を振るいました。東南アジア人の入居はほとんどがキャンセルになってしまいました。

このように、コロナ禍で国境は閉ざされ世界は分断されかけています。

しかし、我々は信じています。『またいつか、世界が繋がる日は必ず来る』と。
コロナウイルスにはグローバリゼーションは止められない。世界が繋がって行くのは止められない。対面でしか伝えられない、得られないモノが必ずある。

その時が訪れるまでに今できることに一生懸命取り組みたい。

夢を持って働きに来てくれた東南アジアの方々が本当の日本人を深く知るきっかけとなる場所を創るために。どうかご支援のほどよろしくお願い致します!


<団体概要>
団体名:ASEAN HOUSE
代表者:佐々翔太郎
事業内容:シェアハウス運営、イベント運営、外国人労働者サポート業務
メールアドレス:aseanhousejapan@gmail.com
電話番号:090-4756-7803
URL:https://aseanhousejapan.com/

<代表プロフィール:佐々翔太郎>
ASEAN HOUSE 代表/Live the Dream Co., Ltd. 創業者/株式会社リクルート
中央大学法学部2019年卒業。大学1年で初めて訪れた海外・フィリピンで大きな感銘を受ける。その後は世界30カ国をバックパッカーとして回り、大学4年次には文科省奨学金プログラム『トビタテ留学JAPAN』を用いてNPO法人『e-Education』の現地責任者でミャンマーに駐在。映像教育を広める傍ら国内初のキャリア・進学メディア"Live the Dream Co., Ltd."を現地の若者と共に起業し、ユーザー100万人の規模まで成長させ資金調達に成功。現在は更にビッグな起業家になるために、株式会社リクルートに就職し『じゃらん』の広告営業を担当する傍、『外国人が暮らしやすい社会を創る』ために"ASEAN HOUSE"を設立。Huffpostなどメディア多数掲載。座右の銘は「失敗しても当たり前。成功したら男前。」
▼"ASEAN HOUSE"紹介記事▼
https://asenavi.com/archives/20301
▼過去事業"Live the Dream"紹介記事▼
https://www.huffingtonpost.jp/abroaders/live-the-dream_a_23354172/

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