はじめに・ご挨拶
はじめまして。
家族4人(夫婦、子供2人)、愛猫3匹
・レオ(♂6歳)
・ノア(♀5歳)
・ロイ(♂2歳)
と暮らしている金子と申します。
この子が1番下のロイといいます。
ロイは生まれてすぐ、まだ赤ちゃんの時にゴミ捨て場に捨てられていたところを保護され、縁あってうちに来ました。
穏やかでとても優しい性格の子です。
まもなく3歳を迎えようとしていたこの末っ子猫のロイが致死率ほぼ100%と言われる難病、猫伝染性腹膜炎〈FIP〉を発症してしまいました。
1度は余命宣告を受けましたが、日本ではまだ承認されていない海外製の薬で助かる可能性があることがわかりました。
この小さな命を何としてでも助けたい、皆さま、どうかご協力をお願い出来ないでしょうか。
このプロジェクトで実現したいこと
‟ロイの命を救いたい! ”
ロイの病気である猫伝染性腹膜炎〈FIP〉はほとんどの猫が体内に持っている猫コロナウイルスが何らかのきっかけで突然変異し、悪性のFIPウイルスとなり発症します。
1度発症してしまうとほぼ100%死に至るという非常に恐ろしい病です。
残念ながら、日本ではまだ治療法が確立されていません。
唯一、海外製の薬がFIPの治療に高い効果があると報告されています。
しかし、日本では未承認のため非常に高価で個人の力での治療は経済的にもとても厳しいのが現状です。
皆さまにお力を貸していただき未承認薬による治療をやりとげ、また元気なロイに戻って欲しいです。
そして同じ病気で苦しんでいる猫ちゃんや飼い主さんにFIPは治すことができる病であると希望を持ってもらいたいです。
1日も早くFIPの治療法が確立され、FIPで苦しんでいる猫ちゃんたちが安心して治療を受けられる環境が整うことを強く望みます。
※薬事法により薬の名前は明記できない為、ご了承ください。
プロジェクトをやろうと思った理由
長文ですが、読んでいただけると幸いです。
《FIP発覚までの経緯と治療開始に至るまで》
▼3月末頃
歩くときにややふらついたり、高いところに上るのを失敗して落ちてしまう。
▼4月2日
不安に思い、近所の動物病院を受診。
先生はロイを一目診るなり「何かかなり悪そう・・」と一言だけ発し、血液検査をはじめ、エコー検査などあらゆる検査をしました。
診察時間も長くなり不安は募るばかりでした。
そして診断の結果、腎臓にかなりの炎症が見られ、おそらく腎盂炎だろうとのことで10日分の抗生物質を処方されました。
原因は外からの細菌感染かあるいは自己免疫低下によるものか結果は1週間後に出るとのことでした。
次回の受診は薬を飲み終える10日後の予定でした。
病名もわかり、抗生物質を飲めば良くなると思い安心して帰宅し、その日から投薬が始まりました。
しかし、病状は良くなるどころか日に日に悪化していきました。
ふらつきもひどくなり、それまであった食欲も徐々に落ちていきました。
「薬はしっかり飲ませているのにどうして?」という焦りを感じつつ、投薬を始めてから1週間が経ち、ついにロイが歩かなくなってしまいました。
すぐに病院に電話をして状況を説明したところ、連れてきてくださいとのことでそのまま病院へ向かい診てもらいました。
1週間前より明らかに元気がない診察台の上のロイを見ているのは本当に辛いものでした。
診察が終わり、先生から「四肢の麻痺も出ているし、これまでの検査結果から総合的に判断して猫伝染性腹膜炎〈FIP〉の可能性があります。」といわれました。
猫の飼い主でありながら恥ずかしい話ですが、この時までFIPという病名は聞いたことがありましたが、どのような病気かまでは知りませんでした。
先生から病気についての説明の紙を渡され、1番最初に目に入ってきた言葉は「非常に致死率の高い病気」という文字でした。
それを見てもすぐには理解できませんでした。
ただ、その後先生からFIPには有効な治療法がないこと、発症するとほとんどの子が数日以内に死んでしまう事を聞き、「残り少ない時間をどう過ごすかご家族でよく考えてください」と言われた途端、場もわきまえず、号泣してしまいました。
「大切なロイがいなくなってしまう」ということだけが頭の中をめぐり、その後の先生の話はよく聞こえませんでした。それまで泣くのを必死に我慢していた娘も泣き出してしまい、途方に暮れていたところ、先生から1つの提案をされました。
それは、先の2月に学会でFIPに対して効果がある薬が発表され、もし試してみる気があれば病院を紹介しますとのことでした。ただ非常に高価な治療なので諦めてしまう方も多いと言われました。
ですが、目の前で苦しむロイをみて迷わず紹介してもらうようお願いしました。
幸い、県内に一軒だけFIPの協力医院があったのですが、そちらは残念ながらFIPの薬の在庫がなく、発注はしているが新型コロナウイルスの影響で予定通り入ってくるかわからないとのことで在庫のある他県の病院を紹介していただき、最短の4月13日に予約をしました。
しかし、翌日に体調が急変してしまい、顔も体も全く動かず、呼吸も弱くなってきているような状況だったため、これ以上待てず無理を承知で夜間にみてもらうことになりました。
診断結果はFIPドライとウェットの混合タイプの末期でした。
今回の事でFIPのことについて色々調べていたので、麻痺症状が出ている場合は末期に入っているというのはわかってはいたのですが、いざ先生の口からはっきり言われるとやはりショックでした。
確定診断の結果は1週間後になりますが、FIPは非常に進行が速いのでそれを待てる状態ではなく、確率が極めて高いと思われるFIPと仮定し治療を開始することになりました。
ロイの場合、末期ということで体重に対する2倍の投与量となり(4月10現在、2.6㎏)、開始時は100㎎約2640円(税込)の薬を500㎎/日飲ませることになりました。体重が100g増えて2.7㎏になったらさらに50㎎増やし550㎎になります。体重が増えるごとに薬の量も増やしていきます。
体重2.6㎏の場合:1日あたり500㎎投与で約13,200円(税込)になります。
体重2.7㎏の場合:1日あたり550㎎投与で約14,520円(税込)になります。
体重2.9㎏の場合:1日あたり600㎎投与で約15,840円(税込)になります。
体重3.1㎏の場合:1日あたり650mg投与で約17,160円(税込)になります。
それを84日間連続投与します。
薬代だけでも少なくとも125万円以上かかることになります。
先生からは今のロイの状態だと薬の効果がある可能性は約30%と言われましたが、ロイを今の苦しそうな状態から救い出したという一心で治療開始をしました。
その日のうちに病院で1回目の投薬をし、1週間分の薬を処方してもらい帰宅しました。
その時の明細書です。
長時間の移動や病院での診察でロイもかなり疲れてしまったようで朝までぐったりしていました。
あまりにも弱々しくて見ていて辛かったです。
翌朝を迎え、全く動けなかったロイが自分の力で起き上がっていたのです。
思わず目を疑ってしまいました。
薬の効果をものすごい感じました。たった1日でこれだけの効果があることに
とても驚き、感動しました。
この薬の力とロイの生命力を信じてロイと一緒に頑張っていこうと強く思いました。
ですが、そのためにはとても高額な治療費が必要になります。
この先の治療費のことを考えると不安でたまりません。
目の前で必死に生きようとしているロイを絶対に助けたいという思いから何か出来ることはないか模索していたところ、このクラウドファンディングの存在を知り、今回このプロジェクトを立ち上げた次第です。
※金額はFIPにかかる治療代から我が家で工面出来たお金を差し引き、掲載手数料などを加味して設定させていただきました。
急遽の立ち上げのため、右も左もわからない状態ですが、ロイが初めてうちにやってきた6月25日をプロジェクトの募集終了日とし、ロイの明るい未来の為に頑張っていこうと思います。
資金の使い道
頂いた支援金はすべてロイの治療費にあてさせていただきます。
実際に掛かった費用については、その都度お知らせします。
万が一にも、不幸により治療を途中で中止するような場合には、余剰金はすべて「CAMPFIRE」で【猫伝染性腹膜炎〈FIP〉】の治療費支援を待っている方々への支援を考えております。
リターンについて
心を込めたお礼の手紙またはお礼のメールを送付させていただきます。
またロイの画像やポストカード、ロイの写真入りオリジナルグッズなどを送らせて頂こうと思います。
今はまだロイの病状が予断を許さない状況なので、お礼の品はロイが元気になってから送らせていただこうと考えております。
家族で話し合って心を込めたお礼を出来ればと思っております。
お礼の内容については追加があり次第報告させていただきます。
下の画像は一例になります。
赤ちゃんの頃のロイです。
実施スケジュール
2020年4月10日 未承認薬の投薬開始1日目。
2020年4月17日 未承認薬を14日分処方してもらいました。
次回、5月4日に再診予定。
その後、経過が良ければ1ヶ月ごとに通院し、経過を確認。
84日連続投薬終了後(7月2日予定)、3ヵ月間の経過観察。
再発が無ければ、無事治療終了となります。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここでロイのことを少し紹介させていただきます。
2017年6月25日、捨て猫だったロイが我が家にやってきました。
先住猫のレオ(♂6歳)、ノア(♀5歳)に続いて、 我が家で迎える3匹目の猫です。
性格はとても穏やかで優しい男の子です。
先住猫達との相性が不安でしたが、驚くほどすぐにロイを受け入れ、
わが子のように可愛がってくれました。
小さい頃の様子です。
家族みんなの宝物ロイをどうしても助けたいです。1度は余命宣告を受け、諦めなければならないのかと絶望の淵にいましたが、助かる可能性がある治療薬の存在を知り、たった1回の投薬で劇的な変化を見せてくれたこの小さな命をつなぎとめたいです。
どうか皆さまのお力を貸してください。よろしくお願いします。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る活動報告⑲
2020/09/27 17:00こんにちは、金子です。定期検診に行ってきたのでご報告させて頂きます。8月30日 休薬後4週目の結果9月27日 休薬後8週目の結果相変わらずA/G比の上昇はありませんでした。腎数値が4週目の時と比べると今回はだいぶ上がってしまいました。原因としては腎臓が悪化したと言うよりは体重の増加に寄るものだろうとのことでした。4週目から8週目にかけてなんと500gも増えていたので先生も苦笑い(^_^;対処法はやはりなるべく腎臓用の療法食を食べさせるしかないようです。腎臓フードはあまり好きじゃなくて食べないのでしっかり食べて欲しくてつい好きなフードをあげてしまうのですが、、と話したら、どちらかと言うともうぽっちゃり猫さんなので少しずつ切り替えて行きましょうと言われてしまいました( ̄▽ ̄;)5キロくらいまで体重を増やそうと思っていましたが、すでにぽっちゃりらしいです( ´•̥ ̫ •̥` )今日からまた腎臓フードを少しずつ混ぜてあげることにしました。2回分の明細です。次回の診察は11月です!経口薬投薬中は2週間ごとに、注射に切り替えてからは毎日、そして休薬してからまた2週間おきに通院していましたが、ついに4週ごとの通院になりました⸜(*ˊᵕˋ*)⸝決して数値が良くなった訳ではありませんが、体調が安定している証拠なので嬉しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )次回の診察までに腎数値の改善を目指して食事のケアをしっかりやっていこうと思います!いつもロイを応援して下さってありがとうございます!ロイは末期からの治療で数値の改善も見られないため寛解まではまだまだ遠い道のりになりますが、これからも見守っていただけると嬉しいです。日々の様子はTwitterとInstagramに載せています。https://mobile.twitter.com/forRoy3https://www.instagram.com/kane.risaお時間あればご覧いただけると幸いです。時節柄、皆様もご自愛くださいませ(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) もっと見る
活動報告⑱
2020/08/21 15:00皆様こんにちは!金子です。8月16日(日)にロイをFIPから救う2回目のプロジェクトが終了致しました。ご報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません(>_<)2回目のプロジェクトでは389名の方から121万8500円のご支援をしていただきまして無事目標金額を達成することが出来ました( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )本当にありがとうございます!1回目のプロジェクトと合わせると延べ1094名もの方がロイを応援してくださったことにただただ驚き感動しています( ;∀;)ご支援してくださった方、SNSなどで拡散してくださった方、1回目のプロジェクトからずっと応援してくださっている方、2回目のプロジェクトでロイのことを知り応援してくださった方、全ての皆様に心より感謝申し上げます。本当に本当にありがとうございます!!続いて8月16日の定期検診についてのご報告です。前回がこちらです。前回と比べると白血球数が半減しました。血小板の数値も基準値を下回っています。血球の項目は全てしばらく正常値を維持していたのでやはり休薬が原因かもしれません。尿素窒素(BUN)とクレアチニンについては共に前回値より下がりました。そして今回のA/G比がA:2.5、G:5.8なので0.43でした。また総蛋白(TP)が8を超えてしまいました。今回も腎臓のケアをしながら引き続き経過を観ることになりました。数日前から食欲不振と下痢の症状があった為3種類の薬が追加されました。体調の悪化がなければ再び2週間後に検診に行きます。こちらが明細です。最後にお礼の品についての重要なお知らせです。7月よりお礼の品の準備をしておりますが、画像の編集などがなかなか上手くいかず思うように進んでおりません( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )休薬期間に入りロイの体調が思わしくない日も増えた為作成に手を付けられない日も増えています。当初は8月の発送を予定しておりましたが、大変心苦しいのですが9月に延長させて頂きたく思います。何卒ご理解の程よろしくお願いします。長らくお待たせすることとなり申し訳ありません( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。今後も日々のロイの様子はTwitterやInstagramでさせていただきますので引き続き見守って頂けると幸いです。活動報告も検診などの際に定期的に更新させていただきます。https://mobile.twitter.com/forRoy3https://www.instagram.com/kane.risa もっと見る
活動報告⑰
2020/08/06 12:00こんにちは!皆様いつもたくさんの応援本当にありがとうございます!こちらのプロジェクトも残すところあと10日となりました。現在までに286名もの方にご支援いただき感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございます!!引き続き見守っていただけると大変嬉しいです(⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)本日は8月2日の検査結果のご報告になります。この日は血液検査と久しぶりにエコー検査もしました。こちらが血液検査の結果です。前回値と比べると、BUN(尿素窒素)とクレアチニンが大幅に上がってました…。 BUN : 37.3 ▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸ 43.2(➚)クレアチニン : 2.28 ▸▸▸▸▸▸ 2.50(➚)腎臓の数値に関しては、注射薬に変えてから自宅での点滴を怖がるようになってしまい、先生と相談して点滴の回数を減らしていたことが影響してしまったのかもしれません…。今回からまた元の回数に戻すことになりました。そして、TP(総蛋白) : 8.6 ▸▸▸▸▸▸▸▸▸ 7.9 (➘)AL(アルブミン) : 2.6 ▸▸▸▸▸▸ 2.5(➘)GL(グロブリン) : 6.0 ▸▸▸▸▸▸ 5.4(➘)A/G比 : 0.43 ▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸▸ 0.46(➚)こちらは全体的に前回より良い結果となり少しほっとしました。エコー検査のほうは腎臓の変形は相変わらずでしたが、他の臓器は全て問題ないとの事で良かったです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )今後のことについてですが、ロイは4月10日よりFIPの治療薬による投薬を114日間1日も休まず続けてきました。この薬はとても濃度が高く強い薬の為、本来長期間の投薬の仕様になっていないようでこれ以上投薬を続けることが出来ないそうです。A/G比が低いままの状態で休薬せざるを得ないことに不安な気持ちも大きいですが、腎臓の薬やサプリメントや点滴などで今のまま症状を抑えられるようしっかりケアしていきたいと思います。前回の活動報告で明細を載せるのを忘れてしまったので今回一緒に載せさせていただきます。こちらは注射薬の購入明細3回分です。治療費に付きましては後日改めてまとめたものをご報告させていただきます。今日で休薬してから5日が経ちました。日によって寝てばかりの日もありますが、発熱などもなく投薬中と変わらずに過ごしています(⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)このまま自己の免疫で症状を抑えられるよう願っています。寛解まではまだまだ先は長いですが、これから先もロイと一緒に過ごせるよう頑張っていきます!まもなくクラウドファンディングも終了となりますが、あと少しロイにお力を貸していただけると大変嬉しいです。どうかお願いいたします(o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ ) もっと見る
コメント
もっと見る