新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、4月から島根県在住の方のみご予約を受け付けていました。しかし、感染拡大で県内でも感染者が出た為、休業を余儀なくされました。八方塞がりの大ピンチです。クラウドファンディング初心者ですが、まだ1年も経っていない宿をどうしても守りたいです。皆様の協力をお願い致します。

はじめに・ご挨拶

当宿のページをご覧頂き、誠にありがとうございます。はじめまして、竹下伸輔（タケシタシンスケ）と申します。

昨年のオープン準備の時の写真です。

昨年、国宝・縁結びの神として有名な「出雲大社」のある、出雲市駅前に古民家宿 shitsu をオープンしました。

約築80年前に建てられた町家をリノベーションした、古民家宿 shitsuの外観です。

観光業が中心の出雲市ですが、最近では過疎化の影響が強く、若い人たちが離れっていってしまっている為、昔は賑わっていた駅前も空き家が増え、閑散として来ています。

幼少期には賑わっていた、出雲市駅前の風景。

高瀬川に枝垂れ柳は出雲市民の原風景。大梶七兵衛が作った灌漑用水路は、今でも語り継がれてます。

そんな中で、生まれ育った出雲市を盛り上げたいという想いから、家主である石川さんにご協力頂き、約築80年の町家の風情を残しつつ、モダンにリノベーションした古民家宿の運営を、私と妻・私の両親と家族経営で行なっております。

昨年の7月22日からスタートし、お陰様で徐々にですがお客様も増えて来ていました。

新型コロナウイルスが出て来るまでは。

はじめは、すぐに収束するだろうと思っていました。それが、徐々に全国に広がっていき、気が付けば感染者の出ていない都道府県は、岩手県・鳥取県・島根県だけになってしまいました。

その為キャンセルが相次ぎ、県外の方に来て頂くこともできない状況になってしまい、県内に新型コロナウイルスが広がらない為、また、連日の報道で気疲れしている島根県の方の気分転換になればと、島根県在住の方のみ特別価格で予約を受け付けていました。

去る4月9日に島根県でも感染者が…というニュースが出てしまい、島根県の方にも「気分転換にご宿泊ください。」とも言えない状況になりました。絶体絶命のピンチです。

しかし、このまま何もしない訳にもいきません。新型コロナウイルスは必ず収束します。

その時までの家族との生活や、古民家宿 shitsu の継続的な維持を守っていかなければなりません。なんとしてでも続けたいです。皆様にご支援頂けることを、心よりお願い申し上げます。

また、はじめにも述べましたが、出雲市は観光業を中心とした街です。観光に来て頂かないと、どんどん街が衰退していきます。

リターンは宿泊券をご用意しておりますので、今はまだ旅行に行ける様な状態ではありませんが、収束したのちに沢山の人達に出雲に来て頂き、島根県の観光業を盛り上げるためのPRになればと思っております。何卒、ご協力お願い致します。

私たちの地域のご紹介

民藝の街

出西窯の屋根は、島根の伝統的な石州瓦。

島根県では、伝統的な民藝のうつわを作る陶工が沢山あります。中でも人気なのが出西窯です。出西ブルーと言われる藍色の釉薬が特徴で、民陶の中でもスマートなうつわが多く洋食にも合います。

上段右の大皿の様な、藍色の釉薬が出西ブルーの特徴です。

出西窯の周りには、LE COHON D’OR（ベーカリー）とBshop（アパレルショップ）が隣接していて、ここの地域を「出西くらしのVILLAGE」と言い、県内外からの観光客が沢山来る人気の観光スポットです。

Bshopでは、出西窯とコラボレーションした商品が並びます。

日本酒の街

島根県は米の産地としても有名で、地元独自の佐香錦という酒米を作っています。伝統的な酒造りを守り続ける酒造が多く、宿の近くには「旭日酒造」「板倉酒造」「出雲富士」といった造り酒屋があります。

旭日酒造が創る十旭日の純米酒は、日本海の海の幸に合う地酒です。

板倉酒造の天穏の純米酒は、曽祖父の時代から我が家で愛された地酒です。

出雲富士も伝統的な造り酒屋であり、ユニークな季節の果実酒はお土産にお勧めです。

マニアックな全国の日本酒ファンが集まる街としても有名です。ご宿泊の際は是非晩酌にお召し上がりください。

古民家宿 shitsuについて

当宿は民泊ではなく、旅館業法に基づいた一棟貸の簡易宿泊施設になります。受付を設けておらず、セルフチェックイン・チェックアウトなので、完全なプライベート空間になります。

広めなダイニングキッチンもあり、暮らす様に旅をして頂き今までにない自由度の高い旅行を提案させていただいております。

s h i t s u に宿泊頂いたお客様が作って下さった動画です。

当宿の運営は、花を生けるのが好きな父と母が清掃を担当してます。私は広告宣伝を、妻が宿泊前や宿泊時のメッセージ対応をしています。私たち夫婦は、大阪に在住し別の仕事もしているので（そっちの仕事もかなり影響を受けております）、月に一度出雲に帰って大掃除をしています。

私は３人兄弟の末っ子ですが、出雲に両親を残して兄弟は全員都会に出ていきました。しかし、両親も少しづつ年齢を重ねていくにつれて、いつか誰かが地元に帰らないといけない、しかし仕事があるのか。と思い立って、はじめたのも理由の一つです。

兄達や家族の後押しもあり、なんだか今までにないぐらい家族が一致団結して、みんな宿のことを大切に考えてくれています。

しかし、新型コロナウイルスの猛威は想像を超える勢いで深刻になり、このままでは宿を維持することも難しい状況で、こんな理不尽なことがと、何処にぶつけていいかわからない怒りと恐怖で、毎日頭を悩ませています。

プロジェクトを立ち上げた背景

このプロジェクトを立ち上げた背景は、新型コロナウイルスの猛威にさらされ、宿の運営が維持できなくなることを、皆様にご支援頂きたく思い立ち上げました。正直なところ、もうこれしか方法がないと思っております。4月・5月の予約はほぼキャンセルになり、この先の状態を予測することができません。以前の様な穏やかな日々に戻った時の、未来の宿泊券としてご協力いただければ幸いです。

また、出雲市には私たち家族と同じ様に、旅館業で今大変な状態になっている方も沢山いらっしゃいます。このプロジェクトを成功することが出来ましたら、同じ様に悩んでいる方たちにも情報の共有をして、地元の観光業に少しでも恩返しができればと思っております。