新型コロナで料理人の夢を終わらせない!コワーキングスペース内に飲食店営業許可付きレンタルキッチンを作りたい

こんにちは、コワーキングスペースBreath(ブレス)のオーナー本多夏帆です。私たちは東京都武蔵野市、JR三鷹駅北口にあるお店で、オープンから1年半ほどが経ちました。

コワーキングスペースとは、テレワーカーやフリーランスの方々のためのオフィス空間です。

Breathは「赤ちゃんから使えるコワーキング」として託児サービスがあったり、小学生から1人で勉強しに来る子がいたり…

「みんなのリビング」という独自のスタイルで、地元密着の施設運営を行ってきました。

オーナーの本多夏帆です、ページをご覧いただきありがとうございます!


こんなときだからこそ挑戦することにしました

この度、そんな多世代型のコワーキングスペースBreathに、新たにレンタルキッチンをつくるプロジェクトを始めることにしました。お店の一部を飲食店として使えるようにして、曜日などで、日によっていろんなお店が出店できるしくみです。


この感染症の渦中「なんで今そんなリスクを取るの?」と思われるかもしれません。しかし、誰かがまずリスクを取らないと前に進めない、私たちはそう考えています。


少ない固定費で「ひとまずの移転」という新しい選択肢を!

そして「独立」という新たなスタートを!


そんな飲食事業者を支える場所として、レンタルキッチンをつくることにしました。


皆さまが大変なときにお願いをするのは心苦しいですが、未来のまちづくりのため、改装費や備品の購入費をご支援いただきたく、クラウドファンディングに挑戦をします。

明るい未来のために、想いに共感していただけたらとても嬉しいです。


当時何もないところから始まったBreathコワーキングスペース企画


きっかけは店のオーナー同士の会話から

「今月の家賃、どうしよう…」

この感染症の影響下で、私たち事業者にとって苦しいのは、売上があがらないのに固定費が出続けることです。

特に飲食や小売など、店舗型で営業してきたところは大打撃を受けています。

そしてさらに恐ろしいのは、この状況がいつまで続くのか分からないこと。

先行き不透明なのは事業者にとって計算ができず、このままずるずるいってしまうのでは…と不安ばかり募ります。


吉祥寺や三鷹の飲食店オーナーと「これからどうする?」とメッセージを送る毎日。


なんとか一緒に生きる道はないか。考えた末に「うちにキッチンをつくり、店をがっちゃんこする!」というアイデアが出てきました。

そうか、共に倒れるくらいなら、共存共栄の道を歩きたい!

「シェア飲食店」 これが、このプロジェクトのはじまりです。


キッチンをつくる予定のラウンジ外観


実際、コワーキングスペースBreathを創るときも、大きなチャレンジでした。

保育園はいっぱい。ほんの少しの時間で良いから、赤ちゃんを見てくれるワークスペースがあったらな…

これは1歳の子どもを抱えるフリーランスであった、私自身の強い想いでした。

そんなママパパの願いを叶えるために「赤ちゃんみまもりサービス」のあるコワーキングスペースを立ち上げたのです。

今でこそテレワークの時代に突入しましたが、当時三鷹では「コワーキングって何?」と言われる日々。

それでも「ここがあって本当に助かりました!!」と喜んでくれるママやパパが来てくれて、挑戦して良かったと実感しています。



地域で活動することへの想い

Breathはいつも目の前の「困った」に応えてきました。

コワーキングスペースは一般的に大人が仕事をしに来る場所です。ですが、あるママから「小4から学童がなくなるので子どもの居場所がない」と言われ、小4から利用できるようにしました。

また、子育ての相談会や働き方を考えるイベントなど、多岐に渡る企画を実施。毎月マルシェを開いて地域のお店やさんにも多数参加をいただいてきました。

子どもから大人まで学び、働き、楽しめる場所を目指しています。

そんな身近な「あったらいいな」に応えるのは、地域で働くうえでの使命と思っています。

だからこそコワーキングスペースという「地域の空間」を今こそフルに活用したい。Breathがこれまで培ってきた柔軟性を発揮するときと強く感じています。


こあがりスペースでのイベントの様子


Breathレンタルキッチンの3つの役割

1 飲食店の移転場所

感染症の影響と言われる閉店が目立つようになってきました。

固定費が出続けるのを少しでも抑えるために、これまでの店を離れ、一時的にBreathでお店を営業。この事態が落ち着いたらまた自分で店を持つも良し、Breathを続けるも良し。

近隣からの移転であれば、これまでのお客さんにも来てもらいやすいです。

もし遠くからの出店であっても、コワーキングスペースの会員さんや他の曜日のお店の常連さんなど、ここから地域の縁を繋げていきやすいというメリットがあります。


2 シェフの独立場所

実際、料理人である私の友人も、今月で解雇されたそうです。すぐに話をして、こんなことやるから来て!と伝えました。

今後も感染症の影響で、雇用を維持できない飲食店は増えるでしょう。その中で独立の道へ進む後押しをしたいと思います。

また、これまで店舗を持たずイベントなどで料理をしていたというシェフが、柔軟にお店を出すこともできます。そんな店舗型/無店舗型のバランスを取ったような営業スタイルが可能に。副業でという方も大歓迎です。


3 地域の方々の学び・楽しむ場所

そして、キッチンがあるということは地域の「食」を支えるだけでなく、学びや楽しみにも繋がります。

例えば料理教室やコミュニティ食堂の開催など、集まるきっかけを作れます。

これまで多世代向けのコワーキングスペースとして運営してきたので、よりその繋がりが地域に広がると考えています。


ラウンジスペースでのイベントの様子


出店のしくみ

なるべく固定費を小さくし、一緒に営業することで売上のインセンティブをもらう。シンプルなしくみで飲食業の存続を支えます。

1日2回転で1枠3,000円+売上の30%

週に1回お店をやるとしたら、固定費1.2万円(4回/月)で始めることができます。もし週に複数回お店をやってもらえる場合には、割引もする予定です。

*5/27料金体系とルールを修正!

■固定費を撤廃し、売り上げの30%のみとしました!
(売り上げが5000円以下の場合に限り、1500円のランニングコストをいただきます)

■Breathの会員価格をメニューに反映していただく(フード1割引、ドリンク3割引)

※時間帯については9-15時、15-21時を原則としつつ朝と夜の時間外利用もできるように調整中です。
※レンタルで単発のイベントを行うなどについては、別途レンタル料金メニューを準備します。


このしくみを話すと、「今はとにかく赤が出なければやる!未来のために!」という力強い言葉をシェフからもらいました。

コワーキングスペースという空間を活かし、広告費や人件費などもあまり負担をかけずに、小さく始められることもポイントです。また、レンタルキッチンの定期利用法人は、登記サービスを半額で利用できるようにします。

Breathは全力で事業者の方のサポートを行います。


参加予定の飲食店の方々!(まだまだ募集中!)

早くもBreathキッチンを利用する!と手を挙げてくれた方たちをご紹介します。もう今から楽しみでなりません。


CHILL LABO TOKYO
オーナー 麻生芳明さん

吉祥寺で日本酒バーを営むよっしーさん。

「家賃きついよね、どうしよう⁉」とメッセージしたのが今回の企画の始まり。お店がっちゃんこ作戦の発案者です!

今は日本酒のテイクアウト・宅配に力を入れています。

期間限定でBreathキッチンを利用予定!しっぽり日本酒を飲みながら仕事できるコワーキングスペース…至高です…。帰りたくなくなっちゃいますね。

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Vie.Verdura
オーナー/フードデザイナー 市川みどりさん

これまで副業でケータリングサービスに力を入れて来たシェフみどりさん。これを機に独立の道へ!

「あらゆる生命を愛情でデザインする」

命をいただくならおいしく、美しく。せっかくの命だからおいしさにこだわりたい。食材の命を最大限に輝かせたい。

そんな素敵な理念を掲げて、お料理に取り組んでいます。 

コワーキングスペースBreathをオープンするときのパーティーでも、「Breath」をイメージした素晴らしいお祝い料理をふるまってくれました。

Breathでしばらくはテイクアウトを、その後はがっつりキッチン利用予定!

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シェフ 泉山光太郎さん

2年半に渡って欧州、中近東、アフリカ、アジアを旅した際に、スペインで出会った人や文化に惹かれ料理の道へ。 

帰国後、都内のさまざまなスペイン料理店で修行。その後スペインへ渡り、バスクの[Alameda]、[Atari Gastroteka]で学ぶ。

2016年、東京吉祥寺に[PEP spanish bar]をオープン。(株)マザーズのスペイン料理部門統括シェフを経て、現在はフリーランスで活動を開始。

ちょうどお店を出そうと思っていた矢先にこの事態。Breathでお店を開くだけでなく、子ども向けの料理教室やパパコミュニティイベントなど企画予定!

スイーツもたくさん作れるそうで、仕事の合間についつい食べてしまいそう。とっても楽しみです。


レンタルキッチン利用者、まだまだ募集中です。 飲食業で大変な思いをしている知り合いや友人がいたら、「こんなのあるよ」と教えてもらえると嬉しいです。 SNSなどでシェアしていただけると大変助かります。

資金の使い道

今回はラウンジの一部に新しくキッチンを設けるため、配管から整備をし直す必要があります。

また、利用初月は固定費を半額とするキャンペーンを行います。移転の方は移転費用などもかかると思うので、初月の経費削減は重要な支援です。

●工事見積金額:約120万円
●備品購入金額:約50万円
●許認可取得費用:約3万円
+
●初月固定費半額とする支援金
(上記の残額がある限りのキャンペーンとして実施、なくなり次第終了)

クラウドファンディングが集まれば集まるほど、飲食事業者を助けることができます。


図面(もう走り出しています!)


実施スケジュール

5月に工事を行い、設備や許可取得などの準備を行います。準備が出来次第にはなりますが、6月からレンタルを開始する予定です。

スピードが勝負と考えているため、クラウドファンディングと同時になりますが事業は先に進めます。

もちろん感染症の影響が落ち着くまでは、テイクアウト中心の稼働となりますし、休業要請などについても注視をしていきます。


また、そもそもこの状況で、コワーキングスペース自体をなぜ開け続けるの?という疑問もあると思います。私たちも当初からずいぶん悩んできました。

一方で、うちのコワーキングスペースを利用する方は、会社に行かずにリモートワークに取り組んでいる方々です。かなり早い段階からリモートに切り替えて、移動を控えている。うちが閉めればまた会社に行かなければならない。

これでは本末転倒だと考え、できる対策をフルに講じてオープンしています(対策についてのご案内ページ)。現在は近隣市区からの受け入れのみ行っている状態です。

今後も情勢に合わせて対応していきます。


現在は席数を写真の半分にして営業しています


最後に、ぜひ一緒に飲食店を支えてください!

今は暗いトンネルの中、そんな気分の方が多いと思います。

街を見渡せば、お気に入りのお店がなくなってしまったり、いつか行こうと思っていたあの店が突然閉めると発表したり…


誰しもが今、必死に生きています。


今がどんなにつらくても、いつかは出口にたどり着きますし、出口を待たなくても上に横にと穴を開ければ、目の前に光が差しこみます。


皆で力を合わせて知恵を絞り、少しでも明るい未来を描きたい

Breathはそんな想いで「あったらいいな」をかたちにすべく、今日も前向きにできることをやっていきます。


それぞれに大変なときとは思いますが、どうかご協力をよろしくお願いいたします。そしてどうか、身体を大事にしてください。

感染症が収束したあと、日によっていろんな種類の料理を楽しめるお店があったら、きっと楽しいです。

ここで繋がることができた皆さんと、笑って会えますように。



クラウドファンディングがはじめての方へ

この企画は、CAMPFIREというサービスを利用したものです。 CAMPFIREは、2011年創業の国内最大のクラウドファンディングサイトなので安心してご利用ください。 

「リターン」を決めたら、「このリターンを選択する」ボタンを押して確認画面にお進みください。

会員登録をせずにご支援いただくことも可能です。 クレジットカードだけでなく、銀行振込やコンビニ払いにも対応しています。

※すべてのリターンで「上乗せ支援」が設定可能です。 ご都合が許す場合には、ご支援いただけますと幸いです。


【店舗情報】

コワーキングスペースBreath

180-0006 東京都武蔵野市中町1-24-8
TEL:0422-90-5847
MAIL:cw@office-breath.com
営業時間9-21時(18時半で早仕舞いの日あり)

 

【補足】

今回のプロジェクトは、コワーキングスペースBreathの運営会社である株式会社Office Breathの事業であり、武蔵野市議会議員本多夏帆の議員活動ではありません。政治資金規正法における寄付行為にはあたりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【修正】

リターンのコワーキングユーザー向け10,000円の記載に「期限がないので」とありますが、2021年6月末が期限となりました。お詫びして訂正いたします。

<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/07/09 00:00

    こんばんは、コワーキングスペースBreathです。なかなか落ち着かない日々ですが、皆さまお元気でしょうか?キッチンBreathはスタートしてからあっという間に1ヶ月が過ぎ、少しずつ認知度も高まってきて、ふらっとランチやお茶をしに入ってきてくださる方が増えてきました。とても嬉しくありがたいことで...

  • 2020/05/29 21:53

    こんばんは、コワーキングスペースBreathの本多です。残すところクラウドファンディングもこの土曜日で終わり、あと1日というところまでやってきました。今日までに88名もの方々にご支援いただき(末広がり!)、感謝の気持ちでいっぱいです。写真は出来立てほやほやのカウンターでケーキを試食する私、ちょ...

  • 2020/05/26 21:18

    こんばんは、コワーキングスペースBreathです。70名以上の方にご支援いただき、本当に感謝感激です。ありがとうございます。今日シェフの方々とも打ち合わせをさせていただき、Breathの料金体系も固まったことから、しばらくの間は当初の設計よりも値下げ!することになりました。クラウドファンディン...

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