▼はじめにご挨拶

 当会の発足のきっかけは、代表である水谷 勝が、テストコースでの体験走行のイベントの際に、参加者の友人で見学をしていた方に、「後ろ乗ってみる?」と声を掛け、走行した際に、動かない筈の足が、コーナーを曲がる度に、足に力が入っている事を感じた。もしかしたら、リハビリの一環になるのでは?という思いが広がり、障害者の方にも『風』を感じてもらいたい。その中でも、普段は車椅子で生活を送っていたり、杖での生活、盲目の方等、バイクに憧れていても、夢叶わぬ人たちが沢山います。
  そのような方に『バイクの風』の素晴らしさを最も知り尽くしたプロライダーの現役・OB達が協力し、「タンデムラン」という形で夢を現実に変えていきたい。そして、その方々の周りの方にも、バイクの素晴らしさを共有して頂きたい。この活動は、『風の会』の原点であり中核をなします。

 この活動も16年目となります。16年前と状況が変わり、二輪駐車場問題などがきっかけで、バイク業界は国内での販売状況は芳しくありません。当初は二輪関係団体からもご支援を頂戴しておりましたが、二輪車の販売不振から現金でのご支援を頂戴するのが難しくなっております。

 現在、皆様からのご支援や、現物支給でのご支援以外の部分は、すべて水谷勝の個人的な負担で運営しております。

 ご賛同いただけましたら幸いです。

▼このプロジェクトで実現したいこと

 風の会は、障がいをお持ちの方を鈴鹿サーキットへおいで頂き、鈴鹿8時間耐久ロードレースへ参戦していたライダー・現役のライダーらが、専用のベルトで固定して、障がいをお持ちの方と鈴鹿サーキット本コースをタンデムランを行うイベント『風を感じて…』を開催しています。

 大勢のボランティアの方々が参加して、乗車のお手伝いなどを行って頂いております。愛知県の愛知黎明高校は、このボランティア活動が単位と認定されており学校からも評価が高く、またウェルカムイベントでは、群舞を披露して頂いております。

 この活動を通して高校生の中には、将来は介護の世界に進もう!、障がい者の方とメル友になった。など、毎年様々なエピソードが生まれています。

 このような場を、安全に運営できるように、設備の充実を図っていきたいと考えおります。

▼これまでの活動

 鈴鹿サーキット様、日本二輪車普及安全協会様、国内4メーカー様などをはじめ、多くのご支援・ご協力を頂戴し2001年から開催して、今年で16年目となります。

 参加頂いた障がい者の中には、残念ながら病気によってご逝去された方もいらっしゃいます。その中で、毎年参加頂いている団体の方から、「亡くなるときに、ライダーからサインを頂いたTシャツを大事そうに抱えて亡くなった」というお話をお聞きしたり、「来年も参加できるように、明日からまたリハビリを頑張ります」ということをお聞きすると、参加ライダー一同、胸が熱くなる思いでいっぱいです。

 今後とも、この活動が継続できるように、ご支援をお願いいたします。

▼資金の使い道

 老朽化したテントの補修や、追加購入、ウェルカムイベント時の音響機材の購入など

▼リターンについて

 10,000円のご支援で、風の会 Tシャツを送付させていただきます。

▼最後に

 風の会は、当日のボランティアの募集も行っております。往年の名ライダー・現役の8耐ライダーに会うチャンスでもあります。現在30名の障がい者の方を乗車させていますが、1チーム5名程度の人員が必要です。障がい者の方の負担を軽減するためにも、ボランティアの人数は150名程度必要ですが、現状100名強となっております。

 8耐観戦のついででも構いません。駐車場の関係上、なるべくバイクか、乗用車の場合は複数人でお越しいただければと思います。

 近隣の高校や大学のボランティア部などの参加も大歓迎です。

 障がい者の方も、鈴鹿サーキットまでお越しいただくという条件はありますが、参加費は無料ですので、興味のある方は是非ともご参加ください。

 いずれも、風の会ホームページ( http://kazenokai.org )や水谷勝Facebookにてご案内いたします。

 

皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

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