和太鼓志多らは今過去30年で最も危機的状況に立たされています。私たち日本人の伝統文化を発信し続けるために、今こそ皆さんのお力添えをお願いします!

プロジェクト本文


まずはこのページを開いていただいたこと、メンバー・スタッフ一同厚く感謝申し上げます。
私たちは今年で創立32年になるプロの和太鼓演奏集団、志多ら(しだら)と申します。
活動の拠点は愛知県北設楽郡東栄町。人里離れた山奥にある廃校となった小学校校舎を稽古場兼事務所として、総勢20名の演奏メンバーと制作スタッフが大自然に囲まれながら日々稽古と舞台制作に明け暮れております。

私たちの1番の特徴として、地域に根差しとけこみながら音楽を作り出していることが挙げられます。
奥三河東栄町に730年伝わる生きた民俗芸能花祭に魅かれ、村人とかかわりながら暮らすなかで、認められ、支えていただき、今では奥三河ふるさと観光大使としても活動しています。

和太鼓志多ら(しだら)結成20年を節目にNPO法人てほへを応援団の皆さんと立ち上げ、奥三河を元気に、自分たちの力を地域貢献に役立てたいと新たな試みもすすめています。

演奏メンバーは10名。20代30代の若者を中心とした若々しさあふれるプレイヤーたちです。


この度の新型コロナウイルスの感染拡大の防止に伴い、3月、4月、5月に予定しておりました公演イベント、学校公演、音楽指導など合わせて34件の演奏及び指導がすべてキャンセルもしくは延期となりました。

写真からも見ていただけますように、私たちの活動はそのすべてが自粛対象になるものです
もちろんそれは一般のお客様へ向けた演奏活動も含まれることになることは言うまでもありません。
6月以降の演奏活動は依然見通しが立たず、11月までの全国ツアー公演もすでに延期が決定しています

この現状は私たち和太鼓志多ら(しだら)を存続の危機に立たせるには十分すぎるものであります。
しかしながら私たちは多くの方々の支えのおかげで、今日まで組織を維持することができました。
そして今、全国の緊急事態宣言が解除されることでようやく活動を再開できる兆しが見えてきたかに見えました。しかし私たちに突き付けられた現実は厳しいものでした

5月14日現在、全国公立文化施設協会から発表されている劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインによりますと、劇場内における館内各室の着席数の制限が具体的な対策として挙げられています。しかし、会館の使用料など今までと変わらない必要経費の中で入場者数を制限することは、多くの劇団や舞台に関わるイベント業関係者にとって厳しいのが現状です。
こうした中で私たちは活動の再開と同時に大規模な業務の縮小を余儀なくされているのです。

今回私たちはこのクラウドファンディングを通して、こうした舞台芸術業界の業務縮小の現状を少しでも多くの人に知っていただきたく思っております。そして叶うことならその多くの人たちのお力をお貸ししていただきたく思います


新型コロナウイルスの脅威はいまだ未知数であり、医療従事者の方々はもちろんのこと多くの方々が日々命の危険にさらされながら私たちの生活を支えて下さっています。
コロナウイルスに対してはいまだどれだけ警戒してもしすぎるということはありません。
しかしながら、今それに伴い失われつつあるものがあります。それが芸術文化です

”人を結び、いのち奏でて、伝統を舞う。” これは私たちのモットーといえる言葉です。

先人たちが守り培ってきたぬくもりある生きた芸能。それが私たちの町にはあります。

国の重要無形民俗文化財に指定されるこの花祭に住民としてかかわり、継承の一翼を担いながら舞台創作のエネルギーとしています。
生きた文化からパワーをいただき、日々暮らしを営む中から舞台芸術へと結晶させていく。それが私たち志多らの役割であり、アウトプットとしての舞台活動は芸術文化に携わる者にとって生命線です
失われようとしてその活動の大切さに改めて気づいている今、私たちにできることは

”今やれることを全力で取り組むこと”

そして私たちはそこから1つの企てを導き出しました。それが、無観客での舞台演奏です。



2020年2月29日 和太鼓志多ら(しだら) 全国ツアーたすき名古屋公演

それが私たちにとってコロナウイルスの影響を受け中止を決定した初めての舞台公演でした。

中止を決定するも、実は公演日当日私たちは誰もいない会場に足を運んでいました。そして誰もいない会場で2時間にわたる無観客演奏を行い、その様子を撮影・編集した「和太鼓志多ら(しだら) 全国ツアーたすきDVD」を発売することを決定いたしました

今回はその中から私たち和太鼓志多ら(しだら)の楽曲であり今回の無観客公演で演奏した2曲「天地」と「和~二バル」をYoutubeにて先行公開させていただきます。


コロナに負けない熱い想いを抱いた演奏メンバー渾身の演奏を、少しでも多くの方々に観ていただければ幸いでございます。

皆さんからいただいた支援金の合計金額から、リターン品のコストと決済手数料(5%)を差し引いた金額を志多ら(しだら)グループの当面の活動資金として活用させていただきます

主な用途:6月から11月までのメンバー及びスタッフの人件費、稽古場及び事務所の設備維持費・施設管理費、リターン品製造に関わるコスト

止まない雨はないという言葉にもあるように、この状況もいずれは終息の方向に進んでいくでしょう。
しかしながら、このコロナ禍に失われたものを取り戻すのは容易なことではありません。
それは私たちのような文化伝承に携る者でも同じことが言えます。世界はコロナウイルスによる大規模な被害を受け、先の見えない不安と恐怖が蔓延しています。
娯楽としての一面が強く受け取られがちな舞台芸術は、今の時世での優先順位は低く活動すること自体はばかられます。

ですが私たちは人間です。人間の生活は常に文化的でなくてはなりません。
今までがそうであったように、これからも文化は常に私たちのそばにあるのです

いま私たち舞台芸術という文化に携る人々にできることは1を0にしないための継続的な活動です。
失われたものを取り戻すのではなく、失わせない活動に取り組んでいきたい。
感染拡大予防ガイドラインでも示されているように、劇場での業務再開は絶望的です。
今日ここでお会いできたみなさまに少しでもその現状と私たちの想いを知っていただきたく思います。
そして可能であれば、みなさまのご協力をお願い申し上げる次第でございます。
いずれ会場で皆様とお会いできる日が来ることを心よりお待ち申し上げております

本日はご来場誠にありがとうございます。


有限会社志多ら
株式会社鼓のみち
特定非営利活動法人てほへ



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