▶はじめに・ご挨拶

ご覧いただきありがとうございます。
去年の11月にプロジェクトを達成させていただいた
愛知県名古屋市で保護活動を行っている
Anima Rescue SHIROCUROと申します。

↓前回のプロジェクトはこちら↓
【手術費・治療費のお願い】真菌と細菌に冒されても戦い続ける猫を救いたい!


▶プロジェクト立ち上げに至るまでの経緯 

【2020年5月7日(木)の夜】

朝、鼻腔の洗浄で病院に行っていた。
夜、しっこの仕方がおかしいと思った。
膀胱炎かも、明日の朝一病院へ行くと決めた。


【5月8日(金)】

何回もおしっこポーズをするけど少ししか出ない。
おしっこが長時間溜まっていては良くないと思い、
わたしは圧迫排尿が出来ないので朝一病院へ。
自分で股間を舐めて手入れする際に菌が
入り込んだようだと
抗生物質を投薬してもらい帰宅。
エコーで確認したら膀胱にうっすら何かが。
でも尿道とは関係のないところにあったので皮下点滴。
鼻腔もずっと地味に調子が悪かったので菌の培養検査。
抗生物質の注射もしてもらって
明日から抗生物質の服用開始。
保護したのが去年8月。9ヶ月経ちますが、
11月の術後に1ヶ月程下痢をしながらも元気でした。
鼻腔以外で調子が悪かったのはそれだけだったので
なんでこんなことになってしまったのだろうと。
どうか抗生物質が効きますように。


【5月9日(土)】

まだ普段通り出ない。
少しづつ、少しづつ出る。
長い時間つくぼっている。
何度も、何度も。
見ていてかわいそうになる。
抗生物質の服用が朝から始まったので様子見。
薬にも効果が現れるまでの時間が必要だと思って。
病院からは何も変化がなければ月曜まで様子見で、と。


【5月10日(日)】

抗生物質服用2日目。
まだちゃんと出ない様子。
実はわたしも一度膀胱炎に
なったことがある。
痛くてたまらなかった。
このこは痛そうな感じはない。

でもやっぱりきちんと排尿出来ていないのは
良くないのでは、と思い病院へ電話。
圧迫排尿だけでもしてもらいに
行こうかと相談したが
「少しでも出ているなら様子見で」とのこと。


そうか。そんなものなのか。
30年は猫と暮らしているけど、
今まで膀胱炎になった猫がいない。
だから比較が出来ない。
良いことなんだけど、
そもそも大病をした猫がいないから
こういうとき、ものさしがなくて困る。


滲み出したような排尿だからお尻周りが
ビショビショになるので濡らしたタオルで拭く。
気持ち悪いもんね。不衛生は良くないし。


夜22時ごろ
またおしりがビショビショになっているのでは
と思って拭いたら血がついた。


びっくりした。
それから大量の血尿が。

食事はする。
水も飲む。
血尿も出す。
このこは効かない抗生物質があるし、
今までの治療経緯をきちんと
伝えられるかも自信がない。
やっぱり今までのことを
きちんと知ってもらっている
主治医に診てもらったほうが良いと判断。
一晩中起きて寄り添う。


【5月11日(月)】

血尿を何度も出すので
拭くけど血は取れない。
だからおしりが血で染まって
真っ赤の状態で朝一病院へ。
主治医はひと目見て
「どうしたの?!」と。
経緯を話し、処置するからと待合室へ。
長い時間かかってるなーと
思いながら待っていたら呼ばれ、
「覚悟して」と主治医。
え?なにを?!一瞬で気が動転した。

エコーで見たら結石が尿道で詰まっている。
素人のわたしでもわかる程はっきり写っていた。
どれだけやってもカテーテルが入らない。
血液検査をしたら腎不全を起こしている。


手術をして取る他ないが、
腎不全を起こしているので
麻酔が解毒されず命を落とす可能性が高い。
でも、手術をしなければ尿毒症で死ぬ。
どうする、今決めて、と。


いずれにしても死ぬのなら
やるべきことをやりたい。
息も絶え絶えの猫じゃない。
このこなら乗り切れるはず。
だから手術をお願いした。
緊急入院。明日手術。


腎臓の数値が安全値になるようにこのあと
すぐから手術に備えて処置をする、と。
まだ若いからたぶん下がる、大丈夫だと思うと。


「何卒、よろしくおねがいします」
それを言うのが精一杯だった。
駅までの帰り道、
ひとり歩きながら泣けてきた。
どうして、どうして?
このこ鼻腔も大変だったのに
どうしてそんなに試練が襲ってくる?


いつもは話しながら馬車を引いて帰る道、
今日、馬車はない。
あのこは入院してしまった。
生きた心地がしなかった。


でも、かけるしかないのだ。


【5月12日(火)】


入院2日目 王子のようす。
入院中の様子を動画とメッセージで伝えてくれる
サービスがあるので申込みました。
(動画は音が出ます)


手術の内容を聞きに朝一病院へ。


昨日あれから膀胱に穿刺して尿を抜いたそう。
絵の下の数字が抜いた量。合計200ml。
昨日エコーで見たときより更に石が増えて
尿道に行列を作っている。(絵を参照)


8日に見たエコーのぼんやりした影は
出来たばっかりの結晶で、
それがいきむことで崩れて
一気に尿道に詰まったのだろうと。
まだ1歳にもならないのに
こんなにひどい状態は珍しい、らしい。
またか。


手術は尿道形成術と膀胱結石摘出。


尿道形成術は尿道を開き、
カテーテルを入れた状態を
保って拡張をする。
1日で出来るわけではないので
10日ほどの入院が必要。
拡張したら石や尿は
排出されやすくなるが、
外部から菌が入りやすくもなるため、
膀胱炎にかかりやすくなる場合があると。
あとは膀胱内に溜まった結石を
開腹手術で摘出する。


どうか、目を覚ましてと
祈りながら手術同意書にサイン。
これは
死んでも異議申し立てしません、
という書類。
命をあずける書類。


夕方に無事、
目を覚まし手術も完了したと電話が。
すんごいうれしかった。

全身麻酔をかけた際の弛緩で尿道が緩み、
カテーテルが入ったらしく
膀胱に石を全部押し込んで膀胱から摘出手術を。
尿道形成術は行わず
尿道そのままの状態で温存できた。
ただ、
思いの外膀胱内が炎症を起こしており
内膜がビロビロの状態だった、と。


【5月15日(金)

膀胱が腫れているので継続的治療が必要とのこと。


鼻腔で調べた培養検査の結果がでたようで
「耐性菌が出た」と。
尿からもでているとのこと。
膀胱の炎症が耐性菌なら
逆に治療法が確立するけど
そうじゃなかなったら
どうしてここまで
ひどい状態が続くのかわからないと。


【5月16日(土)】

自分でカテーテルを取ってしまったそう。
様子を見るが排尿が難しければ再度カテーテルを
設置します、とのこと。


【5月17日(日)】

調子は落ち着いているが血尿が続いている。
カテーテル排尿は続いているが元気は良好。
動画にどうしてもモザイクがうまくかけられ
ないので写真で。


【5月18日(月)】

手術代と入院費の一部を支払いに病院へ。

見舞いもしました。
いつもわたしの顔を見たら「キャー」と鳴いて
くれるのに反応なし。
下の写真は元気そうに写ってますが、
わたしが行ったときは寝起きだそうで
ぐったり横になったままチラッと見ただけ。
不安が募る。


エコーを毎日して状況を確認しているそう。
写真をたくさん見せてもらったうちの1枚。

少しずつ尿が黄色くなってきていると。
膀胱の腫れはあり。
粘膜が引いてきているので改善はしている。
もう少し時間はかかる、とのこと。


【5月19日(火)】

王子、1歳の誕生日。
カテーテルをまた取ってしまったよう。
あえて付けずに自己排尿が出来るかどうかチェックする
とのこと。膀胱の状態は変わらず悪い。


【5月20日(水)】

自分で排尿が出来てきている。
治療を継続します、とのこと。



【5月21日(木)】

膀胱のスペースが出来てきたそう。
いい兆候です。
自己排尿が出来なかったのですが
少しづつ出来たみたいです。


長くなりましたが
発症してから1回目までの経過です。
自己排尿が出来るようになったと
確認されたので5月24日に退院しました。



帰ってきましたがおしっこが出にくく、
様子がおかしい。
出したくていきむけどほんの少ししか出ない。



5月24日に退院をして数日を家で過ごすも27日に急変。
自己排尿が出来ていない状況と診断されて緊急入院。
膀胱内に影があったので当日に2度目の手術。



入院11日間を経て6月6日に退院しました。
5月7日から手術、入退院を繰り返す怒涛の日々でした。

退院後はおしっこの量も回数も
改善の兆候がみられます。
ただ、
下記の「資金の使いみち」でも
少し触れましたが
6月9日、
エコー検査で膀胱内に影が確認されました。
5月27日に摘出した壊死した組織が再び
蓄積している疑いがあるそうです。
病理検査で「慢性膀胱炎」との診断でしたが
短期間で3回目の蓄積。
理由がわからないそうです。
元々1日おきに通院していましたので
エコー検査を毎回行って確認します。
自宅での観察も必須です。


詳しい経過は下記のブログにも書いています。



▶プロジェクトをやろうと思った理由

正直、ご協力を賜ることを悩みましたが
手術と入院費が高額になって、
尚且今後も鼻腔・尿道路の治療を
継続して行わなければならないことを考えると
ご協力のお願いをする他ありませんでした。
また、免疫力の低さから何の病気にかかるかも
予測が立たないことを知りました。
お願いばかりして申し訳ないのですが
再び皆さまにお力を貸していただこうと
プロジェクトを立ち上げました。

▶これまでの活動

これより以前については前回のプロジェクト
にも書いていますのでよろしければ
ご覧ください。

【2018年8月 保護活動開始】

・愛玩動物飼養管理士2級 取得

・名古屋市なごやかキャットサポーター

・飼い主がいない猫への不妊/去勢手術実施や啓蒙、
飼育相談・支援・救助・保護・譲渡・預かり。
(TNR:10頭/保護:18頭/譲渡:10頭/預かり:1頭)

・飼育放棄・不適切な飼育の相談やレスキューも
全国規模で協力団体とつながって活動しています。
(沖縄・千葉・埼玉・静岡・香川・大阪・東京など)

・保護団体や個人の広報、活動コンサルティング

・活動をはじめようと思ったきっかけは
↓にも詳しく書きました。
https://note.com/shirocuro2018/n/ndb10edefd01d


▶資金の使い道

----【内訳】 ------------------------------
◆目標金額 900,000円◆
→手術・治療費合計 712,528円
→CAMPFIRE手数料 168,300円
合計:880,828円 / 差引:19,172円
---------------------------------------------
差引金額については6月9日現在で
再び膀胱内に前回溜まったような影が
確認されており、エコー検査による確認が
毎回必要なので通院・検査費など、
このこの治療に関する費用に
使わせてください。



◆5月11日~14日までの入院費と手術代
→289,119円


◆5月14日~5月24日までの入院費
→247,869円


◆5月27日 診察代 9,007円


◆5月27日~6月6日までの手術と入院費
→160,405円


◆6月9日 診察代 6,128円


【合計】 712,528円

▶リターンについて

お礼の品についてはリターン項目をご参照ください。
3,000円以上の方はメールにてお渡し致しますので
メールアドレスのご記入を支援フォームにて
お願い致します。

・リターンでお送りする写真はSNSでは公表しない
プライベートショットをお送りします。

・オリジナルデザインCalendarはデータでのお渡し
となります。半年で1枚のデザインにします。


携帯電話アドレスの場合、セキュリティ上届かない
場合があります(前回そうでした)が
送らせていただいたことはメッセージでお伝えします
ので届かない場合はお返事お願い致します。


▶実施スケジュール


・5月11日~5月24日 入院治療

→5月11日 緊急入院

→5月12日 膀胱結石摘出手術と鼻腔洗浄


・5月27日~6月6日 入院治療 

→5月27日 緊急入院
      膀胱結石摘出手術
      尿道路形成手術(尿道拡張)



▶最後に

大変長くなってしまいました。
最後までご覧いただいてありがとうございます。
王子の愛称でかわいがっていただいているこの猫を
去年の8月21日に顔がパンパンに腫れた状態で保護しました。

アスペルギルスというカビの菌に鼻腔内を蝕まれ、
MRSA(黄色ブドウ球菌)という耐性を持った細菌にまで
冒された状態でした。
この状態になってまで生きていることが奇跡だと。
一生洗浄を続けなければならないとはいえ
厳しい中を生き延びた強い生命力の持ち主です。

今回も命の危険が高かった手術を無事乗り越えました。
慢性膀胱炎で手術を2度してもまだ膀胱内に影が写り
再発も懸念されてはいますが
まだまだこれからも生きて欲しい。
彼が生きる応援を一緒にお願いできませんか。


▶SNS

・Twitter:https://twitter.com/SHIROCURO2018/
(リアルタイムに一番近いです)

・Ameblo:https://ameblo.jp/shirocuro2018/
(詳しく書いてあります)

・note:https://note.com/shirocuro2018
(はじめたばかりです)

・Instagram:https://www.instagram.com/shirocuro2018/
(更新頻度低いです)


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も計画を実行し、

リターンをお届けします。


  • 2022/02/20 19:01

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/05/19 20:55

    ご無沙汰しております。実は!今日は王子の誕生日。2歳になりました!2019年の今日、産まれました。↑この写真は保護の2週間ほど前右がお母さん、奥が兄弟です。お母さんは現地のボランティアさんに不妊化をお願いしました。今も元気にしています。↓最近のお母さん模様がそっくりでしょ。↓うしろ向いてるのが...

  • 2021/01/01 00:34

    皆さま、こんばんは。年の瀬ギリギリになってしまい、申し訳ありません。メールで22時頃アップの予定とお伝えしましたが領収証の撮影が出来ておらずこんな時間になってしまいました。室内灯での撮影になってしまい、見ずらいかも知れません。ご不明な点はお手数ですがお問い合わせお願いします。メールでもコメント...

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