1.はじめに

 はじめまして。お肌が敏感な方向けの自然派化粧品のお店「ハナリマ」の高玉浩子と申します。

 お肌のケアエステのほか素材にこだわった自然派化粧品の販売をしています。

 

 私自身がワセリンしか顔につけられないようなひどい肌荒れを経験し、手作り石鹸をきっかけに少しずつ改善していったことから、品質の良い商品を追求して手づくり石鹸やオリジナル化粧品作りをはじめました。

 

 そんな私がクラウドファンディングに挑戦するそのプロジェクトコンセプトは・・・

 

 いわき産の自然素材を使って「いわきオリーブプロジェクト」を応援する石けんをつくりたい!

 

 私の原点でもある手づくり石鹸で、地元いわきの環境づくりにがんばるオリーブプロジェクトさんを応援できたら、と思っています。

 

▲私のコンセプトは・・・ ~オリーブの森✖オーガニックソープ~

 

2.今回のプロジェクト

 手づくり石鹸の主役は、いわき産のオリーブの葉。

 

 地元で取り組んでいるこれまでにない挑戦があることを知りました。そのプロジェクトとは、『日本最北限で栽培するいわきオリーブプロジェクト』。

 

 オリーブ栽培といえば地中海沿岸のイタリア、スペインを思い浮かべます。国内では瀬戸内海の小豆島(香川県)が有名です。

 

 そのオリーブの栽培をいわきで!

 

 栽培地を訪ねてみると、たくさんの葉を繁らせた若木が並ぶオリーブの林が広がっていました。風にそよぐオリーブの葉を見て、その綺麗な葉を使って商品を作ってみたいと思い立ちました。

 

 『日本北限の地で栽培するオリーブの葉を使った手づくり石鹸』をみなさんに届けたい、そんなプロジェクトです。

▲オリーブの葉の中には、こんな幸せを呼ぶものも・・・

 

3.いわきオリーブプロジェクトとは

『いわきの耕作放棄地をすべてオリーブの森にしたいんです』

 

 NPOいわきオリーブプロジェクト理事長の松崎康弘さんから、いわきオリーブプロジェクトについていろいろ教えていただきました。

 オリーブ栽培の日本の北限は埼玉県と言われています*。それでも、かつてヨーロッパで暮らした経験のある松崎さんは『スペインの空に似ている』いわきの青空に思いを馳せて、平成22年に500本のオリーブの木を植樹しました。

 *---宮城県石巻市で試験栽培が始まっています。

 

  ▲オリーブの森の誕生は2020年を予定しています

 

東日本大震災直後の一時中断をはさんで事業は7年目に入り、現在はいわき市内45カ所で4,500本に増えたオリーブの木々が実をつけ始めました。昨年10月には収穫したオリーブの実から約30ℓのオリーブオイルを作ることに成功しました。

 

▲いわきで初抽出された貴重なオリーブオイルです!

 

 4年後の2020年にはいわきにオリーブの森をつくる計画です。

  松崎さんの夢は2つ。1つは『協力者が自宅で育てたオリーブの木を森に戻し、自分の木がある森として、愛着の持てる場所にすること』

  そしてもう1つは『いわきのオリーブの葉で、東京五輪のメダリストの冠を作ること』です。

 

▲いわきサンシャインマラソン大会で配られた冠です 

 

4.いわきオリーブの現状

 オリーブ栽培の管理をするNPOいわきオリーブプロジェクト理事の木田源泰さんに話を聞きました。

 

『いわきに数多くある耕作放棄地を利用できないかと考えました。日本全体でもあまり栽培が進んでいないうえに、生育までの作業量が少ないオリーブなら可能だと思って始めました。試行錯誤を繰り返しながらいわき市でも栽培ができることを証明することができました』

 

  オリーブの木はこまめに剪定をする必要があります。葉1枚1枚に太陽の光と風を通して健康な樹に育てるためです。オリーブの葉には実をもしのぐ有効成分が含まれるため切り落とされた枝についた葉を使って商品を開発するようになりました。

 

▲ いわきオリーブプロジェクトの木田源泰さんはとっても熱い人でした

 

5.オリーブの葉

 オリーブの葉には効能も十分期待できる成分が含まれています。

 

 地中海沿岸諸国では古くからオリーブの葉を薬として用いていました。最も身近なのが、オリーブ茶。葉を煎じてお茶にして飲むのが一般的で、健康維持や沈静作用などの効果があるといわれています。かつてはマラリアの治療薬や解熱剤としてオリーブの葉の粉末が使用されていました。

 

 加えて、オリーブの葉には果実よりもはるかに多くのポリフェノールが含まれています。葉のエキスに含まれるポリフェノール群は、赤ワインの2.2倍、緑茶の3.3倍です(国民生活センター調べ)。ポリフェノールは、コラーゲンの生成を補助する働きやシミの原因となるメラニンの生成を抑えるなどアンチエイジング(細胞の老化)にも有効とされています。

 

▲オリーブの葉は、とっても優れた効能があります

 

6.私を救ってくれた手づくり石鹸

 私が手づくり石鹸に出会ったきっかけは、私の子供の頃からの肌荒れに遡ります。

 

 小さい頃から肌が弱かった私は成人しても変わらぬ悩みを持ち続けていました。出産時にはホルモンバランスからさらに荒れてしまい、人前に出るのが怖くなってしまうほどでした。

 市販の肌ケア製品を使っても改善されなかった私は、ワセリンを塗るしか方法がありませんでした。私が調べた結果、肌荒れの原因の70%は洗顔料やクレンジングだと分かりました。

 そして試したのが、手づくり石鹸でした。

 グリセリン(保湿剤)が豊富な手づくり石鹸は、私の以前の肌を取り戻してくれました。

 素顔を普通に見せられる生活は、手づくり石鹸のおかげです。同じような悩みを持つ人たちに手づくり石鹸を伝えていきたいと思っています。

 

私が今の仕事を選んだのは、私を助けてくれた手づくり石鹸への恩返しでもあるのです。

 

7.手づくり石鹸の世界

 フランスのマルセイユ石鹸、イスラエルのガミラシークレットなど、世界には有名な手づくり石鹸があります。

 

 手づくり石鹸が、市販の石鹸ともっとも違うところ。それは『製造期間』です。

ガミラシークレットに至っては、完成までに6カ月をかけます。 

 

 泡立ちがあまり良くないのも大量生産品と違うところですが、素材の良さを引き出すためにおこなうブレンドと長期間におよぶ自然乾燥時間がもたらす品質の違いは必ず体感できるはずです。

 

▲手づくり石鹸にはたくさんの種類があります!

 

8.手づくり石鹸の製造工程

 私が今回使う製法は、“コールドプロセス製法"です。

 

 良質なオイルと苛性ソーダを合わせて自然発生させた熱によって鹸化(けんか)が進むように、一般的には4週間から6週間程熟成させて作る方法です。

 

 石鹸づくりの中でも、製造工程が最も長く、大変経済効率の悪い方法ですが、出来上がった石鹸には保湿成分のグリセリンや過剰油脂がたくさん含まれていることから、肌に優しく安全な石鹸を作ることができます。

 

▲コールドプロセス製法はオイルと苛性ソーダの温度を合わすところから

 

9.「オリーブ葉石鹸」の完成イメージ

 今回作る手づくり石鹸は、オリーブの葉から抽出されたエキスをブレンドする初の試みです。 

 ハーブティー(オリーブ葉のパウダーを混ぜる)とインフィーズ(粗挽きのオリーブ葉を練り込む)の2パターンを試します。

 

 ハンドメイドにつき、完成品の模様は1個1個異なるかも知れません(笑)

 

 ブレンドから抽出で1~2ケ月、自然乾燥に1ケ月以上かかりますが、北海道の契約工場で妥協せずに取り組みます。

 責任をもって品質の良い手づくり石鹸を作ることをお約束します。

 

▲オリーブの葉手づくり石鹸の完成予定イメージです

 

10.目標支援金とその用途

 ご支援いただきたい金額は、250,000円です。

 

 使い道の内訳は、

 ・いわき産オリーブの葉の購入費用 50,000円

 ・オーガニックソープ製造費用 150,000円

 ・リワード費用の一部 50,000円

 

 皆さまからのご支援のお使い道の詳細は、レポートでも報告させていただきます。素敵な商品を完成させるため、皆様からのご支援は大切に使わせていただきますので応援をよろしくお願いします。

 

11.今回プロジェクトのスケジュール

 このプロジェクトは、今年収穫されるいわき産オリーブの葉を購入するところからスタートします。

 

▲オリーブの葉は、粗挽き用とパウダー用を購入します

 

 手づくり石鹸の製作は、北海道の契約工場で行います。ブレンドから自然乾燥による熟成で2~3ヶ月かかります。試作品を検品してから本格的な製造に入るのは11月ごろになります。

 

 そのため、手づくり石鹸を選んでいただいた支援者さまには、リワード品のお届けは来年2月末を予定しています。それ以外の支援者の皆さまには、リワード品を12月頃にお届けする予定です。

 

12.ご用意するリワード

 支援者の皆さんにご用意したリワード品は、今回のオリーブの葉の手づくり石鹸の他に、いわき産オリーブを使った加工品(オリーブ麺など)やお店で提供している自然派手づくり石鹸。また、いわき産オリーブで調理する特別ランチコースのご提供も用意しました。

 

 この機会に『日本最北限で栽培されたオリーブ』をもっと知ってほしい。そして、いわきをオリーブの一大生産地にしたい。そんな思いをリワード品に込めました。

 

13.最後に  

 今回のプロジェクトのゴールは、いわきのオリーブの葉で作った手づくり石鹸で、ひとりでも多くの女性に喜んでもらうことです。

 そうした女性が増えるために、いわきにオリーブの森を広げていければよいと思います。

 

  最後に、『オリーブ』繋がりでいただいたご縁を一つご紹介します。

 

 市内にある社会福祉法人愛篤福祉会では、障害福祉サービス事業所『工房阿列布(こうぼうおりーぶ)』を運営しています。工房阿列布では石鹸『おりいぶ人』を作っています。この『おりいぶ人』、福島県の『うつくしまエコ・リサイクル製品』に認定されています。ちなみに、『おりいぶ人』は地球にやさしい原材料リサイクルの粉せっけんです。

 

▲工房阿里布の石鹸工場です

 

 今回のプロジェクトから生まれる手づくり石鹸が、将来的にはいわきで作れたら素敵だなぁ・・・そんな期待を抱かずにはいられません。

 

 

 多くの皆様のご支援をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

 

▲皆さま、よろしくお願いしします!

 

★ハナリマ→http://hanalima.me/blog/index.html

★ハナリマfecebook→https://www.facebook.com/hanalima.iwaki/

★いわきオリーブプロジェクト→http://iwaki-olive.com/

 

  • 2017/01/12 17:11

      ご支援いただきましたオリーブリーフソープが   12月末に完成しましたので、ご報告致します。   多くの方にご協力いただきまして商品化出来   ました事を心より感謝申し上げます。   年末の12月29日に商品が到着しましたので、   オリーブ石鹸をリワード品として選ば...

  • 2016/12/08 15:02

    リワード品のお届けに関してのご連絡です。   本日、リワード品にオリーブ苗を選択   されていた方の配送準備が完了しました。   オリーブプロジェクトさんに良い苗を   手配していただき、玄関に飾っても   とっても素敵です。   苗は数日中にオリーブプロジェクトさん ...

  • 2016/11/25 12:41

      リワード品の発送に関してのご連絡です。   発送の予定は12月とお知らせしておりました   が、準備が整っている品物から、ご報告書と   御礼のお手紙を添えて今週末より順次発送   致します。   尚、オリーブ葉の石鹸の完成は乾燥の具合に   もよりますので、しば...