”働く”をデザインする・・・??

「~あなたのオフィスに足りないものは、日本の地域にある~」というサブタイトルとともに地域素材を使って”働く”をデザインするという今回のテーマ。このプロジェクトは、オフィス家具メーカーのITOKIとFAAVOがコラボしての共同企画という新しい試み。 ”働く”をデザインするってどういうことだろう?・・・というところからスタートしたこのチャレンジは、コーディネーター役の地元信組さんやデザイナーさんとの作戦会議を経てひとつのコンセプトを捻り出しました。

オフィスライフに「ぬくもり」を、働く人に「笑顔」を!

社内での企画会議や営業先でのプレゼン、窓口での接客や外出先での打ち合わせなど、様々な人と関わり合いながら仕事をするオフィスでの毎日。忙しい中にあっても心には余裕を持って相手と接したい、、、誰もがそんな思いを持っているのではないでしょうか。 社内外を問わずコミュニケーションが大切な仕事環境においては、相手との会話がはずんだり、場が和んだりすることでオフィス全体が明るく活気ある空間に生まれ変わります。そのきっかけづくりにつながるアイテムを”木”という素材でつくりたいと考えました。 美しい木目を見て心が安らいだり、優しい風合いを手で触って「ぬくもり」を感じたり、、、木が本来持っている特長をうまく活かし、毎日身につけるものをつくることで、オフィスライフに「ぬくもり」を与え、働く人に「笑顔」を届けたい! そんな想いからアイデアを絞り込みました。

木でつくるネクタイ!?・・・「NOKUTIE(ノクタイ)」

オフィスシーンで毎日身につけるアイテムにはいくつかありますが、今回はネクタイをつくろうということになりました。もちろん、木でつくるわけですから大丈夫かな―、、、と正直ちょっと心配もしましたが、そこはいつものように「これは面白そうだ!」という直感で決めました(笑) 商品名の「NOKUTIE(ノクタイ)」は、”のくたい”という飛騨の方言で「温かい」という意味の言葉とネクタイを語呂あわせしてネーミングしました。木のぬくもりで働く人のココロも温めたい、という想いを込めています。

飛騨高山から世界に発信する新しい伝統工芸プロダクト!

▲イメージデザインと試作品 あらためましてこんにちは、飛騨高山の木工房「nokutare(ノクターレ)」の塩谷です。 私どもの工房ではユーザーの方からご依頼いただいたオーダーの家具や、自社で企画・製作・販売までおこなっているクラフト小物など、地元木材を使った木工製品をつくっています。とくにクラフト小物に関しては、木工と飛騨の伝統工芸を組合わせた新しいカタチのプロダクトで世界に向けたチャレンジを目指しています。 「nokutare」の語源は、”のくたい”(飛騨の方言で『温かい』という意味)と、”インヴェンターレ”(イタリア語で『創り出すの意味』)を組合わせた造語でして、「ぬくもりを創り出す」がブランドコンセプトです。 古くから家具産地で有名なこの地域は豊富な木材と「飛騨の匠」と呼ばれる技術に支えられ、さまざまな木製品がつくられてきました。城下町としての文化が残る飛騨高山は「一位一刀彫」「飛騨春慶」など「木」に関わる伝統工芸が今でも受継がれています。しかしながらその担い手は、時代の変遷と共に減少傾向にあり、特に若い職人が育っていない現況です。 江戸時代から約400年続く独自の文化を次世代に受け継ぐためには、新しい切り口で産業を盛り上げることが必要だと考えています。今回は新しいスタイルの伝統工芸を創り出し、世界に発信するための開発資金の一部をFAAVOで募集したいと思っています。

伝統工芸の新しいスタイルを!

従来の伝統工芸品の流通過程は、 職人(つくり手)→卸業者(問屋)→小売店→エンドユーザー(つかい手) ニーズが多種多様化してきた現代においては、ユーザーからの様々な声をフィードバックしきれてないのが現状です。結果として、求められているものとつくっているものにギャップが出てきており、あまり必要とされていない商品までつくっているといったことも、、、おのずと売れなくなる結末にもなりかねません。 そこで、 職人(つくり手)→エンドユーザー(つかい手) というシンプルな流れが構築できたらと、、、。これなら、ユーザーからの声がよりフレキシブルに、よりスピーディーにフィードバックできるのではないでしょうか。こういった視点から、クラウドファンディングの特長でもあるインターネットでの情報の受発信機能を最大限に活用し、伝統工芸の新しいスタイルをつくりたいと考えています。 ▲COLORS Real Wood Case for iPhone6(飛騨春慶タイプ)

飛騨の伝統工芸を次世代に受け継ごう!

▲伝統工芸「一位一刀彫(いちいいっとうぼり)」 飛騨高山には江戸時代から約400年以上続く伝統工芸「一位一刀彫」「飛騨春慶」があります。同じ飛騨地域にはさらに、鎌倉時代から約800年続く「山中和紙」という手漉き和紙もあります。最盛期には多くの職人たちが生業としていたこの地場産業も、時代の変遷と共にその担い手が減少しつつある昨今。急激なライフスタイルの変化に順応できず、ユーザーニーズに合わなくなりつつある旧来の伝統工芸品はすでに売れない状況を招いており、このまま行けば若い後継者が途絶え、飛騨高山独自の産業文化が失われてしまいます。 ▲伝統工芸「山中和紙(さんちゅうわし)」 この風向きを変えるには先人の教えに改めて学びつつ、現代のライフスタイルに合った新しい価値を創り出すことが必要であり、自らのチャレンジで新たな風を巻き起こして地域を元気にするきっかけをつくりたいと考えています。 ▲伝統工芸「飛騨春慶(ひだしゅんけい)」

郷土に夢と誇りを持ち、新しい時代を築こう!

▲飛騨新伝統工芸「nokutare(ノクターレ)」 売れる商品とは、、、 それはおそらくユーザーの動向に注視した上で、そのライフスタイルに合った新しい価値を身にまとった商品。今の世の中で必要とされている「コト」に対して、「モノ」を通じて豊かさを提供することだとも言い変えられます。商品が売れることで仕事が増え、後継者も増えれば地場産業が活気づき、経済も盛り上がりをみせるだろうと思います。飛騨高山の地でしか成り得ない産業を構築することは、若い人たちが地元に定着する選択肢の一つになると考えられます。グローバルな現代においては、自分たちが創り出した独自の「文化」がコミュニケーションツールとなり、常に世界中と繋がっていられる。豊かな自然と人情味あふれる人たちが住むこの町を今後も守り受け継いでゆくためには、郷土に夢と誇りを持ち、自分たちがおこすアクションで新しい時代の飛騨高山を築くことだと強く思っています。

スケジュール

■商品開発:6~7月 ■初回本生産:8月 ■リリース準備:9月 ■発売開始:10月 ※リターン品の内容によって時期は異なります。(8月~10月予定)

資金使途詳細

開発費      :110,000円 販促費      :70,000円 支援お返し    :65,000円 諸経費      :55,000円 合計       :300,000円

大好きな故郷に、恩返しがしたい!

飛騨高山で生まれ、育ち、いろんな方々のお世話になりながら今日の私があります。人としてまだまだ未熟な部分ばかりですが、大好きな故郷のために、ノクターレにしかできないカタチで恩返ししていきたいと考えています。みなさまのご支援、どうぞ宜しくお願い致します!

起案者情報

【団体名】nokutare(ノクターレ) 【代表者】塩谷 英雄 【HP】www.nokutare.jp 【facebook】www.facebook.com/nokutare

  • 2015/06/12 22:44

    ファンディング最終日の本日、残すところあと2時間を切ったところですが、「NOKUTIE」プロジェクトはおかげさまで目標金額を達成することができました。 ご支援いただいた多くの方々、ご声援くださったみなさん、そしてFAAVO関係者の皆さま、誠にありがとうございました。 いよいよ「NO...

  • 2015/06/11 21:37

    みなさん、ノクターレに力を貸してください! 宜しくお願い致します。

  • 2015/06/10 20:28

    みなさん、こんばんは。ノクターレです。 今日の飛騨高山は、とても気持ちの良い青空が広がる好天でした、、、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 さて今日は、CBCラジオのレポーターの方がおみえになりました。毎日夕方放送のCBCラジオ「丹野みどりのよりどりっ!」という番組。その中で17時頃...