マンゴーとバナナとパイナップルを足して3で割った味のする果物を堪能していただきたい

 

 

こんにちは!突然ですが、「ポポー」という果物をご存じですか?ポポーは、マンゴーとバナナとパイナップルを足して3で割ったような強い甘い香りがする果物。「森のカスタードクリーム」との別名があるほど濃厚な歯触りが特徴です。熟すのが早く収穫時期も限られているため市場にあまり出回りません。そのため、「幻の果物」とも言われています。

 

▲自生しているポポーの実 私たちの住む、島根県美郷町比之宮地域には、ポポ―が自生しています。

 

私たちポポー4次元化プロジェクト実行委員会は、こんな不思議な味のするポポ―を沢山の人に食べてもらいたい!ポポ―を通じて300人の私たちの小さな村を知ってもらいたい!さらには、クラウドファンディングでの成功を通して、集楽に新しい風を吹き込みたい、そんな思いを形にするために集まった比之宮集楽の住民です。 生ではお届けできませんので、ジェラートに加工してポポ―を楽しんでもらい、ちょっとだけでも私たちの村を知っていただこうと、このプロジェクトを立ち上げました。

 

ポポ―を通して、美郷町を知ってもらいたい

 

 

ポポ―は明治期に日本に渡った北米原産の果物。当集楽にも自給用に多くの家庭で育てられてきましたが、戦後、食の選択肢が増え、持ち主が木の面倒を見なくなったのでいつの間にか実をつけなくなり忘れ去られてきた果物です。

 

そんなポポ―が「発見」されたのが去年の平均年齢61歳の女子会。「ポポーがようけなったけぇ食べて」と、集楽のゆるキャラ的存在である緑さんが持ってき ました。「何かなこれは」「あがぁなんがあったいねぇ。うちのばあさんが(姑)がよう食べよったが見んようになったなぁ」集楽住民にさえ忘れられたり嫌われたりしていたという実態が浮かび上がりました。 「これ、アイスクリームにしたらいけるかも」と誰かが一声。

 

次の日には地元のアイスクリーム屋さんに直行してポポ―ジェラートを作ったところ、村で大好評! ポポー嫌いの地元住民、西嶋さんがポポー4次元化プロジェクトの会長をやってやろう、といわせるほどの味でした。 これは比之宮集楽の未来のために生かさなければ勿体ない。すぐに実行委員会を立ち上げ、ポポーを商品化していずれは地域ビジネスに発展させる作戦をみんなで練り始めました。

 

 

ポポ―は田舎の一瞬のきらめきを伝えるツール

 

 

田舎に住んでいると、都会には無い、豊かさを伝えることの難しさを痛感します。朝露で光る蜘蛛の巣を見上げる瞬間だったり、自分で作ったさつまいもの天ぷらをほりっと噛む瞬間だったり、満天の星空を見ながら縁側でビールを飲んだり。

 

田舎の豊かさは、自然の変化によってもたらされる一瞬のきらめき的性質を持つために、「いつでもどこでも何時でも」同じクオリティを求める消費者には伝わりにくいと感じています。けれども、こんな田舎の一瞬のきらめきを市場で価値のあるものにしなければ、集楽は生き残れません。

 

私たちは、ポポーがそのメッセンジャーとしての役割を果たすと考えます。収穫時期が短く、熟すのが早い、という特性を持つポポ―をジェラートに加工することで、言ってみれば「時」を止めることで、みなさんに集楽に興味を持っていただけるのではないか。 ポポーを通して少しでも比之宮集楽を知ってほしい。そして一瞬の豊かさを味わいに足を運んでいただくきっかけになればと思っています。

 

 

クラウドファンディングの成功は、集楽に新しい風を巻き起こします

 

皆様のご支援によって、足元に転がっている田舎の資源が形になります。そのことは、ポポ―の商品化以上の価値があると思っています。 比之宮集楽の人々は、手塩にかけた農産物に市場がつける値段を飲み込み、既存のチャネルで売るしか選択肢がありませんでした。

 

ところが、今回、 「忘れられていた」ポポーが 「顔の見えない」人々の「共感」によって 市場に価値化できる というプロセスを経験することは、集楽の暮らしをなんとか守っていこうとする住民にどれだけ勇気を与えることでしょうか。 クラウドファンディングという手法は、高齢化率52%、インターネット普及率30%以下の比之宮集楽の多くの住民にとって未知の世界です。半信半疑ながらも、やってみようや!というチャレンジ精神旺盛な村人の気質は、感じていただけると思います。

 

 

里山の暮らしを、果敢に守ろうとする比之宮集楽のチャレンジに力を貸してください。そしてこれをきっかけに、遊びにいらしてみてください。

 

 

スケジュール

 

2013/9-10 ポポーの収穫、ジェラート加工

2013/11  試食会開催

2013/12-03 商品化に向けて最終検討

2014/4   ポポージェラート販売開始

 

支援金の用途

ポポ―の加工費用とパッケージ製作費

 

最後に

ポポ―をまずは食べていただきたい! 田舎のきらめきをポポ―に乗せてお届けしたい! クラウドファンディングを成功させて、集楽のさらなるステップアップにつなげたい! みなさまのあたたかいご支援を何卒よろしくお願い致します。

 

 

起案者情報

【団体名】ポポ―4次元化プロジェクト実行委員会 【代表者】西嶋二郎 【HP】http://www11.ocn.ne.jp/~hinomiya/

  • 2013/12/01 19:38

    ポポー4次元化プロジェクト、皆様のおかげ様でどんどこ進めております! ありがとうございます!

  • 2013/11/25 00:04

    ご志縁をいただいた皆様、 比之宮のことを心に留めてくださっていた皆様、 本当にありがとうございます!!! オンラインでの寄付以外でも、現金で直接ご志縁いただいた方もいらっしゃいました。 力不足の部分もありましたが、多くの方に支えられ目標金額の120%を達成することが出来まし...

  • 2013/11/24 00:23

    ポポープロジェクト、皆様のおかげで達成致しました!!本当にありがとうございます。もう一息、頑張りたいと思います! 地域のお姉様方にも試食してもらってます。