羊の里!70頭の羊で川本町をもっと元気にしたい!
FAAVOをご覧のみなさま、はじめまして。 中国地方のほぼ真ん中、川本町で地域活性化に取組むNPO法人明るい農村かわもとの福代(ふくしろ)です。 私が住む三原地区は、かつては農家さんが乳牛を飼って酪農を営んでいた小さな高原地帯です。 酪農は衰退しかけ、乳牛を見かけることは少なくなりました。 しかし・・・今は羊たちの姿を見ることができるのですよ! 家畜を愛した住民が、いつのころから飼いはじめた羊が、いまは、なんと3軒の農家で約70頭になりました! この貴重な地域資源の羊をもっと増やして、養羊を地域産業として広めていくためのきっかけづくりが今回のプロジェクトの狙いです。
羊飼育は生活基盤になるんです!若手の羊飼い【羊男子】をどんどん増やしたい!
昔から飼育されていた羊。 地元では、羊毛製品を作るグループ「ダ・カーポ」さんが、地元のわずかな羊毛を使って魅力的な作品を作り出しています。地元のみならず、全国各地で販売をしており、非常に高い評価を得ております! ▲羊毛を使用したおしゃれな製品 定期的に羊毛の刈り込み作業を行っており、町中の人が集まってその作業を楽しみに見学しています! 川本町では既にイベントとして認知されており、羊への愛着と感謝を持ちながら生活の一部として 存在している事が、非常に大きな文化となりつつあります! ▲羊毛を刈り込んでいる写真 また、もっと羊を地域資源として活用したいと、初めてお肉にして羊カレーを提供する小さなカフェ「明るい農村」を作りました。1年間で約30kgの羊肉を使いました。 今では、地元住民のお気に入りのカフェとして運営できるまでに成長しています。 ▲カフェの看板 ▲カフェ内観 ▲人気の羊肉カレー
羊毛と羊肉の生産が地域産業になれば働く機会をもっと提供出来る!
しかし、肝心の羊を飼育する農家さんも高齢化は免れず、このままでは羊が増えても、羊を育てる人がいなくなってしまう…。 そんな時、「羊飼いになることが夢だ」と我が町に移住を決意した東海林君(羊男子1号)が現れ、羊飼い見習いとして移住し、1軒の農家の羊のお世話を始めました。 羊飼いの夢を応援したい! ●しかし、依然として、川本には羊の飼育専門家がいなくて、生まれた子の死亡率が高く、大きく育てる技術もなく、羊の未来は霧の中。そこへ現れたのが、北海道の羊牧場で4年間修業を積んだ羊専門家の青年(羊男子2号)。 「種畜となるオス・メスの新しい血統の羊を購入して、羊男子の受け入れ環境を整える」これが、今回達成したい私たちの目標です。
羊の潜在力を開花させよう
●羊の魅力(潜在能力)を開花させよう 【羊毛の魅力】 ①羊毛は芸術的な創作活動 ②羊毛製品はウォームビズなど環境活動などに繋がる 【羊肉の魅力】 耕作放棄地や果樹園の厄介者の草を食べるため、 ③農家の労働力軽減 ④美しい田園風景を作ってくれます。 羊肉の生産が増えると⑤羊肉を使った特産品開発ができるようになるのです。 ●いま在る資源を活用して産業振興を 今居る羊と、羊の農家の受入体制など人的ネットワークを最大限に活用して、羊飼いの青年を中心に①~⑤の取組を進めて外貨獲得ができる産業として繫げていきます。 ●技術者を受け入れ、趣味から産業へ 羊男子2号は、北海道にある日本でも数少ない羊専門の牧場で4年間、しっかり技術を身に着け、牧場ができる場所を探していたのです。 私たちは、羊男子2号の受け入れ環境を整え、羊男子達とともに羊で未来を拓こうと受け入れ準備を進めています。
地域の次世代育成はを羊から
●地域の後継者を育てる 過疎が進む田舎まちで一番憂うことは何か。それは「地域のストックが失われていく」ことです。 例えば、花づくり、野菜づくりなどの農業の達人、お寿司や煮しめなど郷土料理の達人、地域の歴史の語り部など、その人が居なくなったら地域の記憶も一緒に失ってしまうのです。 いま、手を打てばまだ間に合う。羊の後継者を迎えることで、地域資源に目を向け、地域の財産、技術を担う次世代育成を問う契機として未来に繫げたいのです。
スケジュール
2013/10 羊男子2号 引越し 牧場準備 2014/ 3 牧場完成、羊購入
集まった支援の用途とその内訳
羊つがい 15万円 輸送費 5万円 ノベルティー及び発送料5万円 合計:30万円
最後に
まちづくりの主役は住民。 思い切って風を吹き込める「よそ者」と、地元を守って来られた「じげもん」、都会から帰ってきた「Uターン者」が、力を合わせ動き始めた私たちのまちづくり。 みなさまのあたたかいご支援を何卒よろしくお願い致します。
起案者情報
【団体名】NPO法人明るい農村かわもと (団体は現在解約手続き中)
【起案代表】無津呂(福代)美保 (Tel : 090-4651-8358)