はじめまして。北本市観光協会の岡野高志と申します。この度は私達のプロジェクトに興味をお持ちいただき、本当にありがとうございます。

 

私たちは「北本の雑木林を活かした移動式ピザ釜をつくる」プロジェクトに挑戦します。ぜひ最後までお読みいただき応援のほどよろしくお願いいたします!

 

【目次】

1.プロジェクトの概要 

2.プロジェクトへの思い 

3.プロジェクトの詳細 

4.リターンのご紹介 

5.起案者について 

6.その他

 

 

1.「北本のこと そして雑木林のこと」

北本市は埼玉県のほぼ中央に位置し、人口7万人弱の小さなまちです。春は日本五大桜の一つ「石戸蒲ザクラ」に代表される様々な桜や、四季折々の自然が美しいまちです。また、大正時代からトマト栽培が盛んな地域で、現在では北本市の特産品として、生トマトはもちろん、北本トマトカレーなど様々な形で親しまれています。

 

▲日本五大桜「石戸蒲ザクラ」

 

▲市内のトマト直売所

 

また、都心から電車で45分ほどの都市近郊ながら豊かな緑地が残り、市の中央を縦断するJR高崎線沿線をはじめとした市街地にも貴重な雑木林が残っている、都心から最も近い自然豊かなまちのひとつでもあります。

 

市街地の雑木林は、個人所有の民地ながら公園のように開放されている場所も多く、市民の憩いの林となっています。

これらの雑木林は約20年前より、市民団体である「NPO法人北本雑木林の会」(以下雑木林の会)により保全・活用の活動が行われています。

 

▲市街地に残る雑木林

 

「雑木林」について説明しますと、雑木林とは広葉樹を中心に人工的につくられた林です。かつての雑木林は「ヤマ」と呼ばれ、クヌギやコナラを燃料薪やシイタケの菌床として活用し、落ち葉は肥料として畑作に利用するなど、里山の生活と切っても切れない関係でした。昔話に出てくる『おじいさんは「ヤマ」へ柴刈りに、おばあさんは川へ…』の「ヤマ」は雑木林を指しているのです。

 

現在では昔のような利用がされなくなったため、荒れ放題となってしまった林を、雑木林の会が管理を行い、市民緑地として地域の人に開放されています。

 

▲雑木林は子どもたちにとって格好の遊び場です

 

減少を続ける北本の雑木林

しかし、近年の更なる都市化の波や、市街地の大部分の雑木林が、私有地だということもあり、残念ながら北本の市街地にある雑木林は、面積や数を減らし続けています

 

そこで、北本市観光協会では雑木林を北本の大切な資源として改めて着目し、保全・活用のきっかけとなる活動を行っています。

その一環として、毎年3月には雑木林をメイン会場に、おいしい食べ物とクラフト作品によるマルシェや、ワークショップのイベント「北本 春の森めぐり」を雑木林の会と協力して開催しています。

 

本年は3月26日・27日(土・日)開催予定ですが、開催に向け私たちは【雑木林の間伐材を燃料に、北本特産のトマトを使ったピザを焼く「ピザ釜」つくり】に挑戦します!

 

 

 

▲イベント「北本 春の森めぐり」

 

雑木林でおいしいものをみんなで食べる

「北本 春の森めぐり」は北本市内を中心に、制作活動を行うクラフト作家さんや、カフェ店などが雑木林を舞台に、2日間だけ特別なお店を開くイベントです。企画・会場つくりからイベントの運営まで、雑木林の会や市民ボランティアの方たちと協力しながら行います。

 

来た人は雑木林の中で、ゆったりとコーヒーを飲んだり、おしゃべりしたり、焚き火にあたったりしてすごします。なかでも、北本野菜のグリルや、枝に巻きつけた焚き火のパン焼きなど、やはりおいしいものは大人気です。

 

▲子どもに大人気の枝巻きパン

 

林のなかでゆったりしていると本当に気持ちがよく、そこで食べるご飯はとてもおいしく感じます。皆さん本当に満足そうな顔をしているのが印象的でした。

そこで私たちは思いました。「おいしいもの」と「雑木林」をさらに結び付けられないか。そこにひとりでも多くの人が、活動に興味をもってくれるきっかけがあるのかもしれないと。

 

「北本の雑木林を燃料としたピザ釜で、北本特産のトマトをつかったピザを味わう」プロジェクトの始まりです

 

▲ピザ釜完成イメージです

 

でもなんでいきなりピザ釜なの…?と思ったスマホ(もしくはパソコン)の前のあなた。その理由はもう少し読んでみて下さい。

 

観光協会では2月に1回、北本の観光について市民の皆さんと考えるワークショップ「北本の観光のこと考えちゃわナイト」を行っています。皆で3月のイベントの内容などを話し合うワークショップですが、このプロジェクトはそこで話し合われたアイデアです。

 

そのワークショップは「北本 春の森めぐり」に携わっているスタッフ(比較的世代の若い人が多い)が中心となっていて、このプロジェクトをぜひやろうと一致団結しました。

 

▲前回イベントで大好評だった北本野菜のグリル

 

シンプルで直感的なこと

それは簡単に言うと、「楽しそう」「おもしろそう」というシンプルで直感的なことが、雑木林への興味や関心につながるきっかけになるのかもしれないという、思いがあったからです。

 

具体的に言うと、3月の雑木林のイベントでは次の点を大切にしようと、皆で考えていました。まず一つ目は多くの人と(おいしいものを食べるなど)一緒に共感できること。二つ目は雑木林の中だからこそ出来ること。3つ目は北本の魅力がつまったもの。4つ目は(これが難しい)雑木林の木や葉を利用・活用すること。

ここから「北本の雑木林を燃料としたピザ釜で、北本特産のトマトのピザを味わう」プロジェクトとなりました。

 

 

3月は調度、北本特産のトマトが採れ始める時期です。採れたてトマトをピザにするなんておいしくないわけがありません。

また、ピザ釜を作るにあたり、一般の方や支援者の方も参加できるワークショップ形式で制作を行います。もちろん作る現場は北本の雑木林です。ぜひこちらのプロジェクトをご覧のあなたもご参加下さい!

 

しかも私たちは、移動式のピザ釜をつくります。なぜ移動式かというと、北本の雑木林はいくつかの林に分かれています。各林にはなんとなく役割が決められており、音楽会をやるならこの雑木林だな!とか、子どもが遊ぶならこの林!などといった感じです。その為、季節や使う人によってピザ釜が活躍できる場所が違ってくるのです。

 

また、移動式ということで、雑木林でピザを食べるスペシャルな体験を、他のイベントなどでも多くの方に少しでも味わってもらうことが出来ると思っています。

週末にバーベキューの代わりに、雑木林でピザパーティーが普通に行われている風景なんて、想像しただけで笑顔になりそうです。

 

雑木林の間伐材を燃料として使い、ピザ釜自体が広告塔となって、活動への共感の輪を広げていきたいと考えています。

2.雑木林を守りたい

 

ここから私のこのプロジェクトに対する思いを書きますが、ちょっとドキュメント調になります(熱い思いからです)。

 

林を管理している雑木林の会は、基本ボランティアの市民団体ですので、皆さん雑木林が好きで活動に参加しています。毎週にわたり雑木林の下草刈りや自然観察会などオープンなイベントを行っていますが、常々の悩みは参加者が中々増えないことです。

特に若い世代のメンバーが少なく、基本65歳オーバーのシニア(だけどばりばり元気)な人たちが活動の中心です。

 

▲雑木林の会 日々精力的に活動しています

 

20年以上も活動していると多少のメンバーの入れ違いはあっても、もう気の知れた部活のような雰囲気(もちろんいい意味で)を醸し出していますが、ある日ふとメンバーの古参がぽつりと言いました。

「北本の雑木林を守っているのはおれたちだが、おれたちがいなくなったら北本の雑木林はどうなってしまうんだろか…。」

 

 

雑木林という自然と日常の中でふれあえる場所。そしてそれを守り育てるコミュニティ。地域にとって大切なことがどちらもあるのに中々その輪が広がっていかない。

 

「ピザ釜をつくってピザを楽しむ!」そんなシンプルなこと。だけどそんな同じ楽しみを多くの人と共有すること。

 

このプロジェクトがきっかけとなり、より多くの方に北本の雑木林に「来て」「楽しんで」私達の活動に「参加して」もらうことが出来れば、これからの子どもたちにも、この大切な北本の宝物を残すことが出来るのではないかと思います。

その第1歩としてこのプロジェクトにチャレンジしていきたいと思っています。

 

3.プロジェクトの詳細

【活動スケジュール】

平成28年2月 図面作成、ご支援の募集

平成28年3月 ピザ釜作成

平成28年3月26日・27日 「北本 春の森めぐり」にてお披露目

その後 雑木林を中心に北本市の魅力を伝えるため、イベントなどで活用します。

 

【支援の内訳】

37万円 ピザ釜制作費

10万円 リターン費用

8万円 クラウドファンディング手数料

4.リターンのご紹介

お返しには3月の「北本春の森めぐり」を満喫できるスペシャルな体験や、焼きたてピザをご用意しました。ぜひ北本の雑木林を楽しんでくださいね。

3,000円から10,000円までのお返しで、3月開催の「北本春の森めぐり」に来られない方には、北本市のご当地グルメ「北本トマトカレー」のレトルトカレーやカレールゥなどをお送り致します。

 

北本トマトカレーは、横須賀市で行われた「全国ご当地カレーグランプリ」で優勝に輝くなど、北本トマトのうまみたっぷり、大変人気のご当地カレーです。レトルトはグランプリ優勝の味を、忠実に再現したカレーとなっており、ルゥは北本トマトカレー専用に開発した、トマトたっぷりのカレールゥです。ぜひお楽しみ下さい。

5.起案者について

【NPO法人 北本市観光協会】

住所:埼玉県北本市西高尾1-249

電話:048-591-1473

メール:info@machikan.com

WEB:http://www.machikan.com/

Facebook:https://www.facebook.com/machikan

Twitter:https://twitter.com/kitamo_to_urism

担当:岡野高志

6.その他

【銀行振り込みをご希望の方】

銀行振込でのご支援方法をご希望される方は、担当者にて個別対応致します。下記アドレスまでメールにてご連絡ください。折り返し手順についてご案内させていただきます。

Mail【info@machikan.com】

※1 ご連絡頂く際は、件名に"【FAAVOピザ釜製作】銀行振込について"と入れて下さい。また、本文中には下記情報を必ずご明記下さいますようお願い致します▼

【必須記載事項】

・お名前

・ご住所(リターン品送り先)

・電話番号

・メールアドレス

・ご支援金額

・ご希望プラン

※2 振り込み手数料につきましてはご負担頂きます。ご注意下さいませ。

※3 頂いた支援金に関しては、期間内に目標金額に達しなかった場合、責任を持ってお返しいたします。

 

  • 2016/05/11 19:33

    ご無沙汰しております。北本市観光協会の岡野です。 遂にピザ窯のレンタル開始しました!大変遅れてしまいすいませんでした… ご利用は観光協会のWEBサイトからご確認下さい。 http://www.machikan.com/pizzarent/   また、ご報告が遅れてしまいましたが、先日...

  • 2016/03/03 16:44

    ご報告が遅れてしまいましたが、このたび多くの方の応援やご支援を頂戴し、何とかプロジェクトが達成することができました。皆様本当にありがとうございました。 北本のまちづくり活動で知り合い、この度お声をおかけした方をはじめ、プロジェクトに共感して下さった遠方の方など、本当に多くの方にご支援を頂きま...

  • 2016/02/23 09:18

    この度は大変多くの方のご支援のおかげで、残り1週間を残し目標金額の55万円を達成することができました! あらためてご支援して頂いた方はもちろん、周知にご協力頂いた多くの方や、応援して頂いた方皆様に感謝いたします。ありがとうございます! 目標金額以上のご支援につきましては、今後ピザ釜の利用な...