こんにちは、若桜(わかさ)鉄道の山田和昭です。
私は公募社長として鳥取に来て2年になります。若桜鉄道の沿線はかつては農林業で栄えていましたが、今や過疎高齢化が進み鉄道の経営は大変苦しいのです。若桜鉄道は沿線の方々に支えられて生き残っています。そのため、若桜鉄道も地域が元気になるお役に立とうと頑張っています。
さて、私の後ろに銀色の車両があります。今回、この車両を使い地域とライダーとメーカーと鉄道が協力し合い、過疎化が進む沿線を全国に発信して賑わいを作ろうとプロジェクトが生まれました。それが、「隼ラッピング列車プロジェクト」。
今回は私が会長を務める「若桜鉄道ラッピング列車パレード&軽トラ市実行委員会」が実施いたします。
ライダーの聖地、隼駅
写真の通り、隼駅は小さな田舎の駅です。昭和5年に作られたままの木造で、周囲には田畑が広がりのどかで何も無い駅なのです。そこに駅と同じ名前のバイク「隼」のライダーが訪問した事から物語は始まります。地元の方が「遠くから良く来たなあ」とライダー達を歓迎しもてなしたのです。
これに感激したライダーが隼駅まつりを開くようになりました。暖かい人々、のどかな駅、風が気持ち良い自然豊かな谷。隼駅まつりはどんどん大きくなり、全国から1500人以上のライダーが集まり語り合うようになったのです。こうして隼駅はライダーの聖地となったのです。
【日本初!】列車に大型バイクのラッピング
隼駅まつりは年に1日のみ。そこで、若桜鉄道の列車にバイク「隼」をラッピングして季節を通してライダーに来てもらおうという構想が生まれました。列車のラッピングは多々あります。
しかし、列車に乗り物の「大型バイク」がラッピングされるのは日本初。これはメーカさんの協力で実現できました。本来ラッピングは広告なので人が多い所に出すものですが、若桜鉄道沿線は人が少ない。それなのに、メーカーさんが協力したのは隼駅に多くのライダーが思いを寄せているからなのです。
ラッピング列車を起爆剤にしよう!
ラッピング列車を見に多くのライダーに来てもらうため、運行開始日の3月20日に大きなイベントを開催し全国に発信します。まず、【日本初】大型バイクとラッピング列車の並走パレードを行います。
午前10時20分から「隼駅」でテープカットの後、八東(はっとう)駅までパレード。さらに、同日は午前10時から午後2時まで「若桜道の駅」では軽トラ市やジビエフェスタ、ラッピング列車との大記念撮影大会、 午後7時から「若桜駅前広場」で3Dプロジェクション・マッピング SL投影も開催され、盛りだくさんの一日となります。このラッピング列車を起爆剤に過疎高齢化が進む沿線に賑わいを作るのです。
地域 × ライダー × メーカー × 鉄道 奇跡のコラボ
若桜鉄道は社員18人の小さな会社なので大きなプロジェクトができません。そこで 自治体、商工会、観光協会、住民団体、因幡郵便局長会など31団体と協力して「若桜鉄道ラッピング列車パレード&軽トラ市実行委員会」を結成し、このプロジェクトを進めています。
もちろんライダーもボランティアで参加しますし、メーカーさんも鉄道も参加する、他に例の無い奇跡のコラボが生まれたのです。
【日本初!】バイクと列車の並走パレード
線路と道路が近い隼駅ー八東駅間5.5kmの区間を、バイク20台と列車が並走するパレードを行いますが、列車とバイクが並走するなんて、なかなかできる事ではありません。
隼ラッピング列車プロジェクトは、多数報道されました
1月30日に「隼ラッピング列車プロジェクト」を発表したところ、多数のマスコミが集まり報道されました。
毎日新聞 読売新聞 carview! レスポンス 日本海新聞 日本海新聞(2) 鉄道ホビダス 月刊オートバイ Web Mr. Bike(2月2日)
NHK、TSK(山陰中央テレビ)、日本海テレビ、東海道新幹線の電光掲示ニュースなどで放映
しかし・・・・
ボランティアだけでは解決できないのが、事故防止のための警備費用や広報費用なのです。過疎高齢化が進む地域から募金を集めるのも負担をかけてしまいます。そこで全国の皆様よりご支援をお願いしたいのです。
プロジェクトは続きます
ライダーを心から歓迎する地は多くはありません。若桜鉄道の沿線は自然や懐かしい風景が広がるツーリングスポットでもあります。このラッピング列車が全国のライダーにとって心の拠り所となり、気持良い風を感じられるこの谷にツーリングに来てもらいたいのです。ライダーが食事や宿泊をすれば地域の経済が潤いますし、若桜鉄道の記念切符を買ってもらえれば若桜鉄道も存続する事ができます。
若桜鉄道ラッピング列車パレード&軽トラ市実行委員会とは
平成28年3月20日(日)に予定されている若桜鉄道隼ラッピング列車のお披露目イベント(隼駅)、走行パレード(隼駅―八東駅間)、軽トラ市(若桜駅前)の実施にあたり、運営主体である若桜鉄道株式会社に協力し、このイベントが八頭若桜谷の沿線を挙げて円滑に成功するように支援することを目的として結成されました。
主な構成団体
若桜鉄道株式会社【運行主体】、一般財団法人若桜町観光開発事業団、若桜駅を元気にする会、八東駅を中心に活動守る会、安部駅を守る会、隼駅を守る会、隼駅を守る会安全委員会(ライダーの会)、因幡船岡駅の活性化を考える会、八頭町商工会、若桜町商工会、八頭町観光協会、若桜町観光協会、JA八東支店、JA若桜支店、八頭町役場企画課【式典班長】、若桜町役場ふるさと創生課、八頭町役場産業観光課【パレード班長】、若桜町役場産業観光課【軽トラ市班長】、因幡郵便局長会、鳥取県地域振興部交通政策課、鳥取県元気づくり総本部東部振興監(東部振興課)、鳥取・因幡観光ネットワーク協議会、鳥取情報文化研究所、国道河川事務所 道路管理第一課、鳥取県警郡家警察署【オブザーバー】
銀行振り込みについて
銀行振り込みをご希望の場合はメールかFAXでご住所、ご氏名、電話番号、メールアドレス、選択される支援メニューを連絡先までお送りください。折り返し、振り込み口座をお知らせいたします。
ご連絡・お問合せ先
若桜鉄道ラッピング列車パレード&軽トラ市実行委員会(若桜鉄道株式会社内)
電話 0858-82-0919 (担当:山田)
FAX 0858-82-0045
E-mail wakatetu@infosakyu.ne.jp
(メールの場合、タイトルに FAAVOと入れていただけると助かります)
最新の活動報告
もっと見るイベントは無事終了いたしました
2016/03/25 17:123月20日、イベントは無事盛況に終了いたしました。 隼ラッピング列車パレード 沿線 2000人パレードに参加したバイク隼 15台ジビエフェスタ、軽トラ市 3000人来場ジビエフェスタ、軽トラ市に立ち寄ったバイク250台 集まったライダーさん、沿線で応援をいただいた皆様、軽トラ市で美味しい物を売っている皆様、笑顔が溢れる1日となりました。 おかげさまで多数の報道があり、北海から沖縄まで隼と沿線地区を発信することができました。 掲載記事の一覧はこちらよりご覧いただけます。 あらためて、ご参加・ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。 残念ながら募金は目標額に達成いたしませんでしたが、応援のお気持ちをお寄せいただいた皆様に、力及ばずお詫び申し上げるとともに感謝申し上げます。 もっと見る
ライダー聖地にゲストハウス オープンに向け準備
2016/02/25 21:36隼で、ライダーが気軽に宿泊できるゲストハウスの整備計画が進められています。隼ラッピング列車イベントで人気が出て、ラピッドスタートになると良いですね 隼駅にいらっしゃたら、ぜひ皆様も8823を応援してくださいね! 日本海新聞の記事を見る もっと見る
400いいね!ありがとうございます!!
2016/02/23 21:51本日、若桜鉄道のfacebookページでこのプロジェクトをご紹介したところ、半日で400を超えるいいね!をこのプロジェクトにいただきました。お金のご支援も有難いですし、まだまだ知られていない若桜鉄道沿線を発信していく必要があるので、広めていただける事もとても有難いです。ありがとうございます! もっと見る