はじめに・ご挨拶
千葉県に住む田代と申します。夫婦、メス猫のラルフ、ミルクと一緒に4人暮らしです。
姉のラルフは2015年11月にNPO法人「キャットガーディアン」から引き取り家族となりました。
現在4歳で元気にのんびりと暮らしています。
そして妹のミルクは、2019年10月に私たち夫婦にとって絶対に忘れることのない、奇跡的な出逢いをして家族となりました。現在生後8ヶ月程ですが、病気の影響もあり、まだまだおチビちゃんです。
その出逢いについては「最後に」に記載します。
甘えん坊のミルク
ラルフとミルクはとっても仲良し(?)です!
友人がラルフとミルクをキャラクター化してくれました!
ミルクの病気とこのプロジェクトで実現したいこと
今年の5月16日、ミルクの心臓に疾患があることが判明しました。
病名は「心房中隔欠損症」
心臓には右心房と左心房があり、通常は間に心房中膜という壁があります。
この壁に生まれつき穴が空いている、または壁が無い状態が心房中隔欠損症です。
心房が分かれていない為、うまく血液循環が出来なくなっていき、心臓がそれを補うために肥大化していく病気です。
ミルクはこのままだと
1歳の誕生日を迎えらません
病気を治すには手術が必要ですが、手術等にかかる費用は200万程度とのこと。
大事な家族の命を守るために、手術をすることにもちろん迷いはありません。
ですが、ポンとすぐ払える額でもなく今後の治療や通院費のことを考えるととても苦しい状態です。
どんなに厳しい状況でも家族を守っていきますが、皆様からの支援でミルクの治療をより満足したものにしたいと思っています。
【ミルクの心臓手術費用のために支援をお願いいたします】
プロジェクトをやろうと思った理由
猫が好きな職場の友人にミルクの病気が発覚したことを打ち明けました。
友人は親身になって聞いてくれて、ミルクのことも私の家計のことも気に掛けてくれました。
翌日友人から、クラウドファンディングで支援を募ってみてはどうかと提案を受けました。
クラウドファンディングについて無知だった私を見兼ねて、友人は知り合いから様々な情報を集めて私達に提案してくれました。
少しでも支援してくださる方がいたら本当に有難いことなので、クラウドファンディングを始めさせていただきます。
資金の使い道
獣医さんからは手術の前日から入院、手術後10日から2週間後退院になるだろうと言われています。
この段階で約200万円ほどかかると言われました。
またその後もしばらくは通院し、経過を診ることになります。
全てこちらの手術と入院費、それ以降の治療費に当てさせていただきます。
リターンについて
リターン品に関しまして、友人たちにミルクとラルフのグッズを作っていただくことになりました。
ミルクとラルフが印刷されたクリアファイルや自由帳、そして二匹のスナップをまとめた写真集を予定しています。
可愛いうちの子達の姿を見ていただければと思います。
実施スケジュール
ミルクはすでに心臓の右側が肥大化しています。このまま肥大化が続くと、血液の流れが真逆になり手術不適合となってしまうそうです。ですが体重もまだ2.7kgしかなく、血管が細いため人工心肺を繋ぐことが難しいかもしれないと言われています。(目安は3kgで大きければ大きいほど良い)そのため今は2種類の薬を飲んでいます。
・利尿作用を高める薬⇨血液の量を減らし心臓への負担を減らす
・血圧を下げる薬⇨心臓への負担を減らす
この薬の効果を1週間毎に確認しています。既に血液逆流の兆候があるので、薬の効果が見られない場合は、なるべく早く手術することになっています。薬の効果があっても手術適合期間は6月一杯ということなので、それまでに手術することとなっています。
最後に
『ミルクとの出逢いについて』
昨年10月20日(日)の深夜、そろそろ寝ようと窓を閉めようとしたとき「ニャー」と か細い声が聞こえました。家の近くには野良猫も多いため、その声かなと思いましたが少し気になり外に出てみました。
「・・・」
外では何も聞こえません。どこかに行ったのかなと思い家に戻りましたが、また窓際から力のない声が聞こえてきました。近くにいるなと確信した私は家の近くを隈なく探しました。すると側溝で雑草の蔦が絡まって動けなくなり衰弱している仔猫を見つけました。ずぶ濡れで、体はやせ細っていました。すぐに家の中へ連れていき、体を乾かし温めてあげましたが、元気はありません。ふやかしたドライフードも食べません。
翌日、動物病院へ連れていき点滴を打ってもらいましたが、獣医さんからは「おそらく厳しいと思います」と言われてしまいました。それでも元気になると信じて、ミルクをスポイトで与えましたが、全て吐き出してしまいます。次第に力もなくなっていき、名前もないこの仔はこの世を静かに旅立ちました。私も妻もこの仔を救ってあげれなかったことを悔やみ、涙が止まりませんでした。
「生まれ変わったら元気な姿でうちにおいでね」そう言って近くの森にお墓を作りました。
それから1週間も立たない、10月25日(金)。この日は大雨が降り家の近くは川の氾濫などが起きていました。お墓が流されていないか心配になり、仕事帰りに見に行くことにしました。
お墓の近くに車を停め降りてみると、私は耳を疑いました。
「ニャー、ニャー」
近くで仔猫の声がします。鳴き声は近くの植え込みの中からです。そっと覗き込んでみると私は鳥肌が立ちました。そこにはあの仔そっくりの仔猫がこっちを見て鳴いていたのです。
手を出すとすぐにすり寄ってきて、こっちをじっと見ながら何度も「ニャー」と言ってきます。何かを伝えようとしているようでした。抱っこすると大人しくなり、すぐにとろけそうな顔をして喉をゴロゴロと鳴らしています。
今度こそ助けてあげなきゃ。そんな気持ちで、すぐに動物病院へ連れていきました。
「この仔は健康状態に問題はありません」それを聞いて妻と安堵しました。そして改めて「絶対助けてあげるからね」とこの仔に誓いました。
帰宅後ミルクを与えると、相当お腹が空いていたようで勢いよく飲みました。あの仔が飲めなかったミルクを美味しそうに飲んでいる姿を見て妻はポロポロと涙を流していました。
お察しかと思いますが、キジトラなのに“ミルク”という名前が付いたのはこれが理由です。
こうしてミルクはうちの家族となり、ラルフと仲良く暮らしています。
今でもあの仔の生まれ変わりなのではないかと私たちは思っています。あの仔の分も長く生きて欲しいと心の底から願っています。
今回このような大変な手術を行いますが、手術成功率等は不明です。同じ手術の例は世界でも1件のみだそうです。しかしミルクは数々の奇跡が重なり今を生きています。
・川の氾濫に巻き込まれなかったこと
・たまたま近くに私が立ち寄ったこと
・ミルクの声が私に届いたこと
・大雨の日だが発見が早かったこと
・去勢手術の相談に行った際、ミルクがあまり大きくなっていないことに気付いてもらえたこと
・獣医さんがX線検査で心臓の肥大化に気づいてくれたこと
・心臓の欠陥に気付くのが早かったこと
こんなに小さな体で受け止めるにはとても過酷な手術ですが、皆さまもミルクの無事を祈り、力になっていただければと思います。
今回の支援募集方式はAll-in方式とさせていただきました。
(目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。)
皆様からの暖かい支援をよろしくお願いいたします。
Instagram:ralph.milk
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