◉日本のポピュラー音楽の継承・発展を目指して70余年

一般社団法人日本ポピュラー音楽協会(JPMA)は、時代を越えて愛され続けるポピュラー音楽の継承・発展を目的とする音楽芸術振興団体で、前身を含めると70年以上の歴史を有します。
日本最古のジャズ・フェス『サマージャズ(これまでに51回開催)』や、ビッグバンドの祭典『ビッグバンド・フェスティバル(これまでに21回開催)』をはじめ、様々なジャンルのコンサートを主催しております。

▼《一般社団法人 日本ポピュラー音楽協会(JPMA)》ホームページ
http://www.jpma-jazz.or.jp


◉日本で最も長い歴史を持つ《サマージャズ 》

1969年に日比谷野外音楽堂で第1回公演を開催し、以降途切れることなく51年間続く《サマージャズ》。この半世紀以上の間に、日本を代表するレジェンドから新進気鋭のジャズメンまで、延べ2,000名以上のミュージシャンが華麗なステージを繰り広げてきました。全国の熱いジャズ・ファンの皆様からご支持をいただき、夏の風物詩として親しまれております。

第51回、第50回公演のチラシ。ジャズ以外のアーティストも招聘し話題となった。


◉2020年9月6日に《第52回サマージャズ 》開催を計画。しかし、大きな障害が...

今年も、9月6日(日)に第52回公演の開催を計画しておりますが、開催にあたって新型コロナウイルスの影響により大きな障害が待ち受けています。

(1)入場者数の制限
(2)チケット買い控え
(3)感染対策を講じるための経費増大

これまで《サマージャズ》では1,300名ほどの入場者数を見込んで予算計画を立て運営して参りました。つまり1,300名のお客様をお迎えできれば「収支トントン」という計算です。
上記(1)と(2)の要素から、最大入場者数を850名(文京シビックホールのキャパシティの約半数)と想定し、あらゆるコスト削減策も踏まえ試算したところ、300万円以上の赤字が発生する見込みとなってしまいました。


《第52回サマージャズ 》開催概要
【日時】2020年9月6日(日)15:00開場/16:00開演
【会場】文京シビックホール 大ホール
【出演者】[特別ゲスト]Six Unlimited(東儀秀樹、古澤 巖、塩谷 哲、小沼ようすけ、大儀見 元、井上陽介)、今田 勝(p)、寺井尚子(vln)、LEN(p/vo)、ジェニファー(vo)、川島ケイジ(vo)、片岡雄三(tb)プロデュースによるスペシャル・ビッグバンド、森口博子(MC/vo)、ほか

6人のマエストロによる奇跡のユニット「Six Unlimited」や、片岡雄三プロデュースの新ビッグバンドお披露目も目玉!▼《第52回 サマージャズ 》公演詳細ページ
http://www.jpma-jazz.or.jp/concert/2009/200906_1.html


◉負のスパイラルを断ち切るために

大きなホールでコンサートを開催するには、アーティストへの出演料、舞台、照明、音響、スタッフ人件費、会場費、リハーサル実施費用、広告宣伝費、著作権使用料など、トータル1,000万円を超える経費が必要となります。リスクを背負って大変な思いをしてコンサートを制作しても、利益を出せない企画も数知れず。コンサート会場で関係者同士顔を合わせれば「何でこんな儲からない仕事を職業にしちゃったんだろうね?(笑)」というのが合言葉のようです。それでもやめられないのは、やはり関係者全員が音楽に対して「熱いもの」を抱き続けているからではないでしょうか。
新型コロナウイルスは、ライブ・エンターテインメント産業に大きな打撃を与え続けています。JPMAでも、4月、6月、8月に公演を予定しておりましたが、残念ながら中止または延期となりました。「公演中止」の判断を下すのは簡単ですが、そのために回るはずだったお金も回らなくなり、結果として産業を停滞させ、自分で自分の首を締めるような負のスパイラルに陥っています。
「今年のサマージャズ、開催すれば300万円以上の赤字確定...」
しかし、JPMAではこの赤字リスクを承知してでも、9月6日に第52回公演を開催する覚悟を固め、負のスパイラルを断ち切る第一歩にしたいと考えるに至りました。
そして、この赤字を少しでも抑えるために、心苦しくもクラウドファンディングという場で皆様のお力をお借りする決断をいたしました。
この伝統あるジャズ・イベントを存続させるために、どうかご支援をお願いいたします。


◉資金の使い道

皆様からご提供いただきましたご支援は、《第52回サマージャズ 》開催にあたり生じる見込みである負債(およそ300万円)の解消に充てさせていただき、もし余剰が生まれた場合には2021年以降の《サマージャズ 》の運営に役立てさせていただきます。
※資金の使い道には、クラウドファンディング手数料も含まれます。


◉ご支援の方法とリターンについて

ご支援の方法は、大きく分けて下記の4種類を設定いたしました。
(1)支援グッズ(トートバッグ)の販売
(2)公演チケット+支援グッズ(トートバッグ)の販売
(3)特別な体験
(4)スポンサー募集

チケット(S席1枚)の一般販売価格は6,900円(税込)ですが、これに支援グッズをセットし、リターンとして設定させていただきました。

【付記事項】
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


支援グッズ(JPMAオリジナル・トートバッグ)の紹介

JPMAオリジナル、キャンバス生地のトートバッグ。丈夫な素材で、普段使いにも適しています。
レジ袋の有料化に伴い、手軽なエコバッグとしてもぜひご利用ください。
【仕様】
・素材…コットン
・カラー…白(生成り色)および、青(ターコイズブルー)の2色
・本体サイズ…横345×縦355×マチ100(mm)
・持ち手サイズ…幅25×長さ560(mm)
・売価:1,500円(税込)


◉実施スケジュール

2020年7月10日〜:プロジェクト開始、公演情報公開
2020年7月17日〜:チケット一般発売開始
2020年8月23日:プロジェクト締め切り
2020年8月24日〜:チケットの発送
2020年9月6日:公演開催


◉「ジャズ」という素晴らしい音楽文化を若い世代に伝えたい

日本における「ジャズ」は、戦後のキャバレーやダンスホールにおけるビッグバンドの隆盛を経て、昭和の歌謡曲ブームではジャズ・ミュージシャンたちは日々凄まじい数のレコーディングをこなし、ラジオやテレビの歌番組でも光り輝くまさにスターでした。しかし、音楽の多様化、デジタル化に伴って今ではビッグバンドの活躍の場も減少し、コンサート自体が希少なものとなってしまいました。そのような時流においても、《サマージャズ 》は昔を懐かしむシニア世代にはもちろん、若い世代にもジャズの素晴らしさを伝えられる価値あるイベントとして多くのファンに支持されて参りました。《サマージャズ 》の伝統を途絶えさせることなく、さらに2021年、2022年...その先も継続していくためにも、今は皆様のサポートが必要です。この度の窮状をお汲み取りいただき、ご協力のほどを何卒宜しくお願い申し上げます。

《第51回サマージャズ》より
山下 伶(Ch.Harm)、寺井尚子(vln)、井上陽介(b)、秋田慎治(p)、江藤良人(d)


♪応援メッセージ

瀬川昌久(音楽評論家/日本ポピュラー音楽協会代表理事・会長)

毎年夏を中心に日本の各地で様々な「ジャズ・フェスティバル」が盛大に開催されていますが、その源流とも言える存在がこの《サマージャズ》です。50余年という長い歴史の中で、常にジャズ界の“大御所”から新進気鋭の若手まで最高のミュージシャンの方々にご出演いただきながら、このコンサートは育って参りました。最近ではジャズだけでなく様々な音楽ジャンル出身のミュージシャン達とのコラボレーションも盛んに取り入れて、更なる進化を続けています。一昨年、第50回という節目を迎え、そして新しい令和時代に突入し、サマージャズも次の50年に向けて歩みだしました。引き続き、あらゆる英知を結集し日本のジャズ界を盛り上げて参りますので、ご支援をどうか宜しくお願い申し上げます。


今田 勝(ジャズ・ピアニスト/日本ポピュラー音楽協会理事)※サマージャズに過去51回出演

1968年、日本のジャズ文化の発展のために、ミュージシャン、評論家、全国のライブハウスの人達が結束して「日本ジャズ協会」を結成しました。翌1969年、第1回《サマージャズ・フェスティバル》を日比谷野外音楽堂で開催し大成功を収め、世界的にも注目されるフェスティバルになりました。現在は、日本ポピュラー音楽協会が主催を引き継ぎ、今年で52回目の開催になります。私はおかげさまで第1回から休まず全公演に連続出演させていただいており、毎回楽しく演奏しています。今年のサマージャズも豪華なゲストと一緒に趣向を凝らしたステージをお届けいたします。ジャズの灯を絶やさないために、ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。


白石 信(スティール・ギター奏者/日本ハワイアン音楽協会常務理事/早稲田大学ナレオ稲門会会長/日本ポピュラー音楽協会監事)

日本ポピュラー音楽協会では、ジャズを筆頭にハワイアン、カントリー、シャンソン、POPSなど様々なポピュラー音楽のコンサートを主催してきました。私が関わっているハワイアン・ミュージックの分野でも毎年盛大なコンサートを企画しており、今年も8月31日に《ハワイアン〜あの日あの頃 vol.9》の開催を予定しておりましたが、大変残念なことにコロナの影響で開催を断念いたしました。《サマージャズ》に関しても開催の是非について検討を重ねて参りましたが、50年以上続く伝統を守り抜きたいという一心で開催を決定いたしました。このイベントの意義をさらに多くの方に知っていただいて、伝統存続のためにご支援いただければ幸いです。


片岡雄三(ジャズ・トロンボーン奏者/日本ポピュラー音楽協会理事)

今回の新型コロナウイルス蔓延による影響は様々な業界に大きなダメージを与えています。音楽業界へのダメージも言うまでもありません。感染拡大は一旦は落ち着いたものの、第二波の脅威や、with コロナ時代における行動制限など、様々な懸念がある中で夏を迎えようとしています。
夏と言えば...古くから全国各地で様々なジャズ・フェスティバルが華々しく開催されて、何処も彼処も賑やかなジャズで活気溢れた夏を迎えていますが、2020年の夏は全国的にジャズ・フェスティバルの開催が危ぶまれています。
日本ポピュラー音楽協会が主催する《サマージャズ》も例外ではありません。
このフェスティバルは1969年に開催されてから今年で52回目を迎えますが、50年以上の歴史を持つジャズ・フェスティバルは類い稀なことです。その間、出演ミュージシャンも大御所から新進気鋭の若手まで幅広く、デキシーランド・ジャズ、スウィング・ジャズ、ビバップ、モダン・ジャズ等、様々なスタイルのバンドが出演し、華やかに開催されてきましたが、そんな《第52回サマージャズ》も開催の危機に直面しております。
今年のサマージャズも豪華な出演者を迎え、趣向を凝らしたステージを企画しております。この素晴らしい音楽文化が途絶えることのないよう、皆様方の温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


原 信夫(テナー・サックス奏者/「原信夫とシャープス&フラッツ」リーダー)

日比谷野外音楽堂からスタートした《サマージャズ》には「シャープス&フラッツ」として、1969年の第1回目の公演から、バンド解散の2010年まで、毎年レギュラーバンドのように出演させていただきました。昭和時代のサマージャズは、ジョージ川口、松本英彦をはじめ、当時の日本のジャズ界をリードするミュージシャン達がこぞって出演し、野音から会場を音響の良い日比谷公会堂に変更したところ毎年超満員になる花形コンサートとして人気を博しました。平成時代には、様々な趣向を凝らして一層バラエティ豊かな内容になっていき、このフェスでしか味わえない変わらぬ人気を保っていました。シャープス&フラッツを解散してから10年が経ちますが、サマージャズの動向には毎回注目しており、今年はどんなミュージシャンが登場するのか?と期待していた矢先にこのコロナ騒動です。これだけの規模のコンサートを毎年維持開催するのは並々ならぬ苦労があると思います。この伝統あるコンサートは日本のジャズの源流です。どうかコロナに負けないで頑張って欲しいと強く願っております。半世紀以上も続くサマージャズが今年も無事に開催できるよう、皆様からの熱い!熱い!!ご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


北村英治(ジャズ・クラリネット奏者)※サマージャズに過去50回出演

ミュージシャンが楽しみながら演奏し、お客様がジャズを満喫、お客様の拍手がミュージシャンにパワーを返し、客席とステージが幸せなパワーで満たされる。皆が幸せを受け取れるサマージャズだから51年続きました。
この幸せなイベントを継続してきた大勢の功労者が、今年は苦しんでいます。
苦しんでいる功労者のお仕事を書いてみます。
コンサートの企画、宣伝、チケット販売、お客様のご案内、音響・照明・大道具のスタッフ、総合ディレクター、楽屋係、連絡係、お客様の安全管理や介護、終了後の片付け、などなど…。陰の仕事はコンサート開始の1年前から終了後まで続き、当日は食事も摂れない忙しさで、バックステージを走り回っています。
「新型コロナウィルス感染症流行」と言う自然災害を真っ向から受けている大勢の功労者を助けて下さい。「温かい心のこもったお金」を下さい <(_ _)>


寺井尚子(ジャズ・ヴァイオリン奏者)

日比谷からはじまった《サマージャズ》に最初に出演させていただいたのはもう20年近く前のことだと記憶しております。それ以来ずっとレギュラーメンバーのように出演させていただいております。サマージャズでは、毎回異色のアーティストと共演させていただいており、普段の活動の中では巡り合うことのできないような皆さんとのコラボが緊張感を生み、私自身も毎年楽しみにしている夏のイベントの一つになっています。
今年はお休みになってしまうのではと心配していましたが、《サマージャズ》を心待ちにしてくださっている熱烈なジャズファンの皆様のためにも開催するという力強い方針を伺い、大変心強く思っています。こんな時こそ、私たちの心を潤してくれるのは「生の音楽」です。そう実感していただけるようなステージをお見せしたいと思っております。開催に際しては様々な困難が伴うと伺っています。ぜひ皆様からのご支援をお願いできれば幸いです。

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